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コラム

二世帯住宅で失敗しないための間取り例と予算計画について

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二世帯住宅を建てる際は、長期的な視点で間取りを計画することが非常に重要です。

この記事では、二世帯住宅で失敗しないためのポイントと、予算別の間取り例を専門的な視点から詳しく解説します。

二世帯住宅の定義とは? 3つのタイプがある

「二世帯住宅」とは、明確な定義こそありませんが、一般的には親世帯と子世帯が同居することを前提に設計またはリフォームされた住宅を指します。

まずは、二世帯住宅のメリット・デメリットと、主な3つのタイプについて見ていきましょう。

二世帯住宅のメリット・デメリット

経経済的メリット

二世帯住宅は、親世帯が所有する土地に子世帯がローンを組んで家を建てるケースが多くあります。

この場合、子世帯は土地購入費用を負担する必要がなくなり、親世帯も少ない自己資金で住宅を建てることができるため、経済的な負担が大幅に軽減されます。

さらに、建物のメンテナンス費用や光熱費などのランニングコストも共有できるため、経済的メリリットが大きいのが特徴です。

生活協力のメリット

二世帯住宅では、どちらかの世帯が不在のときでも、日常的な家事や防犯面でのサポートを互いに依頼することができます。

特に子世帯に子供がいる場合、親世帯に子育てサポート(例えば一時的な預かりや教育支援など)をお願いすることが可能です。

また、親世帯の介護が必要になった際にも、すぐにサポートできる環境が整っているため、生活協力の面でのメリットは非常に大きいと言えます。

二世帯住宅のデメリット

一方で、二世帯住宅では世代間での生活習慣や価値観の違いからくるデメリットも存在します。

食事の時間、入浴や就寝の時間、訪問客の受け入れ方など、ライフスタイルや考え方の違いが原因で家族間にトラブルが生じるケースが少なくありません。

そのため、プライバシーの確保や生活リズムの違いを考慮した間取り設計が求められます。

二世帯住宅の3つのタイプ

二世帯住宅は大きく分けて以下の3つのタイプに分類され、それぞれのタイプによってメリットとデメリットが異なります。

完全同居型

完全同居型は、各世帯の寝室以外の空間を二世帯で共用するタイプの住宅です。

玄関、廊下、階段、キッチン、浴室、トイレ、リビングなど、すべての生活空間を共用します。

このタイプは共有部分が多いため、価値観や生活時間帯が合わない場合、住みづらさを感じることがあります。コスト面では非常に経済的ですが、プライバシーが保ちにくいというデメリットがあります。

部分共用型

部分共用型は、玄関を共用しつつ、1階は親世帯、2階は子世帯といったように部分的に住空間を共有するタイプです。

例えば、居住空間だけを独立させたり、キッチンやリビングのみを共用するなど、完全同居型と完全分離型の中間に位置します。

このタイプは一定のプライバシーを確保しながらも、経済的なメリットを享受できるため、多くの二世帯住宅で採用されています。

完全分離型

完全分離型は、玄関を2つ設置し、内部の設備も各世帯ごとに完全に分けたタイプの住宅です。

居住スペースが完全に分離されているため、お互いのプライバシーがしっかりと守られますが、建設コストが高くなる傾向があります。

また、ランニングコストの共有が難しいため、経済的なメリットは薄くなります。

次のセクションでは、これら3つのタイプについての具体的な間取り例と、各タイプの詳細なメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

完全同居型の間取りとメリット・デメリット

完全同居型の二世帯住宅は、玄関や水回りなどの設備をすべて共有し、寝室以外の空間を共用するタイプの住宅です。

この形式は建築費用を抑えられる反面、プライバシーの確保が難しいため、間取り設計に細心の注意を払う必要があります。

以下では、具体的な間取り例をもとに、完全同居型のメリット・デメリットについて詳しく解説します。

複数の間取り例やハウスメーカーの提案を比較検討し、最適な設計を選択することをおすすめします。

ポータルサイト「LIFULL HOME’S」やカタログを活用すれば、予算に合ったプランを探すことができます。

間取り例:完全同居型の実例

※セキスイハイムより画像引用

仕様例(セキスイハイム)

  • 延べ床面積:168.28㎡(50.9坪)
  • 家族構成:夫婦、子ども1人、両親の計5人家族
  • 設計特徴
    • 4帖の広々とした玄関
    • 水回りに広い室内干しスペースを確保
    • 脱衣室と洗面所が扉で仕切られた設計
    • LDKに面した多目的和室
    • 2階の子供部屋は将来の間仕切り対応が可能

特徴的な工夫

  1. 玄関と階段の配置
    • 玄関と階段を近接させることで、子世帯が親世帯に気兼ねなく出入りできる設計。
  2. 親世帯の寝室位置
    • 親世帯の寝室をLDKや浴室などの共有部分から離し、プライバシーを確保。
  3. 多用途和室の設置
    • 親世帯のプライベート空間でありながら、客間や家族共用スペースとしても活用可能。
  4. 子世帯の将来性への対応
    • 子供部屋を間仕切り可能な設計にし、家族構成の変化に柔軟に対応。

メリット

1. 経済的メリット

  • 玄関や水回りなどの設備を共有するため、建築費用が抑えられる。
  • 光熱費や修繕費が1戸分で済むため、ランニングコストも削減可能。
  • 将来的に一世帯になった場合でも、そのまま利用できる設計。

2. 家族間のコミュニケーションが深まる

  • 完全同居型では家族が同じ空間を共有するため、自然と交流が増える。
  • 体調の変化や緊急事態にすぐ気づけるため、特に高齢者や小さな子供のいる家庭で安心感が得られる。

3. 生活協力のしやすさ

  • 家事の分担や子育て、介護などで世帯間のサポートがしやすい。
  • 家族全体での助け合いがしやすい環境。

デメリット

1. プライバシーの確保が難しい

  • 設備や空間を共有するため、完全なプライベート空間を確保するのは困難。
  • 生活習慣の違いがストレスの原因になることも。

2. 生活音や利用時間帯の摩擦

  • キッチンや浴室の使用時間帯が重なることで、ストレスが生じる可能性がある。
  • 夜間の話し声や足音などが、親世帯・子世帯双方に負担となる場合も。

3. 光熱費や家事分担のトラブル

  • 光熱費の負担割合や家事の分担を明確にしない場合、世帯間のトラブルに発展するリスクがある。

完全同居型を成功させるポイント

  1. 間取り設計の工夫
    • 親世帯と子世帯の動線を分ける。
    • プライバシーを確保できる位置に寝室を配置する。
    • 家族全体の使い勝手を考慮しつつ、個々の生活スタイルに合わせた設計を心掛ける。
  2. 同居ルールの設定
    • 家事分担や光熱費の負担割合、生活音への配慮など、世帯間で明確なルールをあらかじめ設定する。
  3. 事前の情報収集
    • 複数の間取り例やハウスメーカーの提案を比較検討し、最適な設計を選択する。
    • ポータルサイトやカタログを活用して、予算に合ったプランを探す。

部分共用型の間取りとメリット・デメリット

部分共用型の二世帯住宅は、玄関やキッチンなどの設備を一部共有し、その他の設備を独立させる設計が特徴です。

共有部分をどこにするか自由に選べるため、二世帯それぞれのニーズや生活スタイルに合わせた柔軟な間取り設計が可能です。

以下では具体的な間取り例をもとに、メリットとデメリットについて詳しく解説します。

間取り例:部分共用型の実例

※ダイワハウスより画像引用

仕様例(ダイワハウス)

  • 延べ床面積:178.35㎡(53.95坪)
  • 家族構成:夫婦、子供2人、両親(計6人)
  • 設計特徴
    • 玄関を共有、居住空間を完全独立
    • シューズクロークを2WAY仕様で利用可能
    • 水回りは1階と2階にそれぞれ独立設置
    • 廊下やホールの共用スペースを最小限に設計

特徴的な工夫

  1. 玄関の共有と効率的設計
    • 二世帯が共用できる広めの玄関収納を設置。
    • シューズクロークを廊下への抜け道としても利用できる2WAY設計で、動線を効率化。
  2. 水回りの完全独立
    • 1階と2階にそれぞれ水回りを配置し、生活の独立性を確保。
  3. 限られた面積の有効活用
    • 廊下やホールなどの共有スペースを最小限にすることで、限られた床面積を有効に活用し、居住空間を広げる工夫が施されています。

メリット

1. 間取りの自由度

  • 共有する設備を選べるため、二世帯のライフスタイルや希望に合わせた設計が可能。
  • 玄関だけ共有し、居住空間を独立させることで、プライバシーを確保しつつ適度な交流を保てます。

2. コミュニケーションの確保

  • 完全分離型に比べ、顔を合わせる機会が多いため、家族間のコミュニケーションがとりやすい。
  • 特に子育て世帯や高齢の親世帯との交流を大切にしたい場合に適しています。

3. 建築コストの抑制

  • 完全分離型と比べて、共有部分を設けることで建築面積を抑えられ、コスト削減につながります。

デメリット

1. 共有スペースにおける課題

  • 共有部分の清掃や使い方のルールをあらかじめ決めておかないと、ストレスやトラブルの原因になります。
  • 特に玄関や廊下などの使い方について、細かな配慮が必要です。

2. プライバシーの不完全さ

  • 共有部分があるため、完全分離型に比べてプライバシーがやや制限されます。
  • 生活音や時間帯の違いによる干渉が起こる可能性があります。

3. 建築コストとのバランス

  • 共有部分が少なければプライバシーは確保されますが、設備を独立させることで建築コストが上昇します。
  • 各設備を共有するか独立させるかは、生活スタイルや予算を十分に考慮して決定する必要があります。

部分共用型を成功させるポイント

  1. 共有部分の明確化
    • どの設備を共有し、どこを独立させるかを世帯間でしっかり話し合い、ライフスタイルに合った設計を選択する。
  2. 同居ルールの設定
    • 共有スペースの使い方や清掃の分担など、事前に取り決めを行い、トラブルを防ぐ。
  3. 適切な動線設計
    • 共有スペースの動線が交差しないよう工夫し、ストレスのない設計を目指す。
  4. 将来を見据えた設計
    • 世帯構成の変化や生活スタイルの変化に対応できるよう、柔軟な設計を検討する。

完全分離型の間取りとメリット・デメリット

完全分離型の二世帯住宅は、玄関やキッチン、水回りなどすべての設備を各世帯が独立して持ち、それぞれの住空間を完全に分ける設計が特徴です。

この形式には、1階と2階で分離する階層型や、隣接する棟で分けるメゾネット式など、いくつかのバリエーションがあります。

間取り例:完全分離型の実例

※セキスイハイムより画像引用

仕様例(セキスイハイム)

  • 延べ床面積:193.13㎡(58.42坪)
  • 家族構成:夫婦、長女夫婦、孫1人(計5人)
  • 設計特徴
    • 上下階で分離された住空間
    • 各階に豊富な収納スペースを確保
    • 客間のみ共有可能な工夫
    • 玄関を別方向の面に配置し、独立性を強調

特徴的な工夫

  1. 共有可能な客間の設計
    • 完全分離型でありながら、1階にある客間は両世帯が共用できる設計。
    • 客間に通じる廊下を専用スペースから分離し、どちらの世帯からもアクセス可能に。
  2. 玄関の独立配置
    • 各世帯の玄関を建物の異なる面に配置することで、プライバシーをさらに向上。
    • 世帯ごとの独立性を確保しつつ、建物全体の美観を損なわない工夫。
  3. 収納スペースの充実
    • 上下階それぞれに豊富な収納を確保し、住みやすさを向上。
    • スペースを有効活用した設計が光る。

メリット

1. プライバシーの完全確保

  • 完全分離型の最大の魅力は、世帯ごとに独立した住空間があるため、互いのプライバシーをしっかり守れる点。
  • 生活リズムやライフスタイルが異なる世帯同士でも干渉せず、気兼ねなく生活可能。

2. 気遣いが不要

  • キッチンや浴室などの水回りを共有しないため、利用方法や時間帯について気を遣う必要がない。
  • 自由なライフスタイルを維持しながら共存できる。

3. 多様なメリット

  • 光熱費の把握:世帯ごとに光熱費を分けられるため、費用負担が明確になる。
  • 賃貸利用:将来、片方の住空間を賃貸物件として運用可能。
  • 設計の自由度:各世帯の要望に合わせて間取りを自由に設計できる。

4. ゲストの受け入れが自由

  • 玄関が別々であるため、世帯ごとに訪問者を気兼ねなく招待可能。
  • 家族間のライフスタイルの違いを気にすることなく、独立性を保てる。

デメリット

1. 高い建築コスト

  • 完全分離型は設備や空間が事実上2棟分必要なため、建築費用が高額になる。
  • 水回り、玄関、廊下、リビングなどをそれぞれに設置するため、費用負担は二世帯住宅の中で最も高い傾向に。

2. 敷地面積の確保が必要

  • 建築面積が大きくなるため、広い土地が必要。
  • 都市部などで敷地が限られる場合には、計画に制約が出る可能性がある。

3. 世帯間のつながりが希薄になる可能性

  • 生活空間が完全に分離されているため、家族間の交流が減少し、疎遠になる場合がある。
  • 特に子育てや高齢者介護を目的とした同居の場合、助け合いが薄れがち。

完全分離型を成功させるポイント

  1. 建築費用のバランスを考慮
    • 必要な設備を精査し、不要な部分を削減することでコストを調整する。
    • ハウスメーカーの複数プランを比較し、コストパフォーマンスの良い設計を選ぶ。
  2. 敷地選びを慎重に
    • 完全分離型に適した広さの土地を確保する。
    • 立地や周辺環境も考慮し、将来の活用を視野に入れた選定を行う。
  3. 交流スペースの設置
    • 必要に応じて、世帯間で交流できるスペースを設ける。
    • 例えば庭やバルコニーなど、自然に顔を合わせる機会を作る工夫が有効。
  4. 将来的な賃貸利用を視野に入れる
    • 賃貸物件としても利用できるよう、独立性を高めた設計にする。
    • 賃貸用として適応可能な間取りや設備を備えることで資産価値を向上。

二世帯住宅の予算相場別の間取り例と補助金情報

二世帯住宅を建てる際の予算相場や間取り例について詳しく解説します。

二世帯住宅は一般的な単世帯住宅に比べて面積が広く、建築費用も高くなる傾向がありますが、選ぶ間取りタイプや共有設備の工夫によってコストを調整することが可能です。

また、利用できる補助金制度を活用することで、負担を軽減する方法もあります。

二世帯住宅の予算相場

調査によると、単世帯住宅と二世帯住宅の平均データは以下の通りです。

住宅タイプ延床面積(平均)建築費用(平均)
単世帯住宅43坪(141.9㎡)2,625万円
二世帯住宅57坪(188.1㎡)3,566万円

※SUUMOより画像引用

また、建築費用は以下の順に増加します: 完全同居型 < 部分共用型 < 完全分離型


完全同居型に比べ、部分共用型は約500万円ほど高く、完全分離型は約800万円ほど高くなっています。

玄関や廊下、水回りなど、各設備を完全に分離すれば、二つの世帯は互いに何も気兼ねなく生活することができます。

ただ、親世帯と子世帯の別空間や別設備が増えれば、それに伴い建築費用も当然に高くなっていきます。

分離したい設備や共用できる設備について世帯間でしっかり話し合い、互いのニーズを明確にすることが建築費用を抑えるコツといえるでしょう。

以下では、予算別に実際の間取り例を紹介します。

2000万円台の間取り例

※SUUMOより画像引用
本体価格2,000万円~2,499万円(参考)
延べ床面積166.14m2(50.2坪)
家族構成5人
依頼先住宅情報館

特徴的な間取り

  • 左右分離のメゾネット構造:親世帯と子世帯が建物の左右で完全に分離。
  • 玄関の分離とシューズインクロークの共有:両世帯の玄関を別々に設けつつ、シューズインクロークを共有し、行き来可能に。
  • 効率的な家事動線
    • 親世帯:LDKに隣接して収納を配置。
    • 子世帯:キッチンから浴室、リビング階段までの横移動を効率化。
  • 2階のバルコニーで連携:バルコニーで両世帯が接続可能。

注意点

  • スペースの無駄:メゾネットタイプは階段や廊下がそれぞれ必要になるため、建築面積が増加。

3000万円台の間取り例

※SUUMOより画像引用
本体価格3,000万円~3,499万円(参考)
延べ床面積140.60m2(42.5坪)
家族構成3人
依頼先コタエルハウス

特徴的な間取り

  • 玄関と浴室を共用:建築コストを抑えるため、玄関と浴室を共有。
  • 親世帯の回遊動線:1階の寝室が廊下とリビング両方からアクセス可能な設計。
  • 子世帯の収納充実:2階に大型ウォークインクローゼットを配置。

注意点

  • 生活音の問題玄関や浴室の共用により、生活時間帯が異なると音がストレスになる可能性。

4000万円台の間取り例

※SUUMOより画像引用
本体価格4,000万円~(参考)
延べ床面積146.74m2(44.3坪)
家族構成5人
依頼先兼六土地建物

特徴的な間取り

  • 外階段で分離:2階の玄関に外階段でアクセスし、室内のスペースを有効活用。
  • LDKの広さを確保:廊下や玄関ホールを最小限に抑え、広々としたLDKを実現。
  • 将来の賃貸利用を想定:2階部分を賃貸として活用可能な設計。

注意点

  • 敷地条件の制約:外階段を設置するため、建設場所や敷地条件に制限がある。

ローコストの二世帯住宅を建てるコツ

  1. 完全同居型を選ぶ
    • 最もコストを抑えやすい。
    • 設備や空間を共有する割合を増やす。
  2. 部分共用型で調整
    • 共有設備を増やすことで建築費を抑えつつ、プライバシーも確保。
  3. ローコストハウスメーカーを活用
    • おすすめメーカー
      • タマホーム、アイダ設計、アイフルホーム、レオハウス、センチュリーホームなど。
  4. 補助金や助成制度を活用
    • 地域型住宅グリーン化事業やすまい給付金を検討。

通常のローコストハウスと同じ価格帯で建てるのは難しいですが、こだわるポイントを少なくすれば、予算を抑えて建てることも可能です。

※ローコスト住宅に関しては「ローコスト住宅で人気のハウスメーカーは?」の記事で特集しているので、気になる人は参考にしてください。

補助金情報

国土交通省の採択を受けたグループが建てる、省エネルギー性や耐久性などに優れた新築・中古の木造住宅に対して補助金が交付される制度です。

補助の対象となるのは以下のような木造住宅・建築物で、住宅の種類によって補助金の額も変わります。

1. 地域型住宅グリーン化事業

  • 対象:省エネ性や耐久性に優れた木造住宅。
  • 補助金額
    • 長期優良住宅:110万円
    • 高度省エネ型:70万円
    • ゼロ・エネルギー住宅:140万円
    • 省エネ改修住宅:50万円
    • 優良建築物型:1万円 /㎡
  • 注意完全分離型は補助対象外になる場合がある。

※国土交通省より画像引用

※各項目は令和3年度の内容であり、令和4年度の実施については未定
※一定の要件を満たした場合は上記補助金に加算額が加わる可能性あり

2. すまい給付金

すまい給付金は、消費税率引上げによる住宅取得者の負担をかなりの程度緩和するために創設した制度です。

この制度の実施期間は平成26年4月から令和3年12月まででしたが、一部については、令和4年12月まで延長されました。

  • 対象
    • 消費税率10%適用の住宅。
    • 床面積50㎡以上。
    • 収入要件を満たす(年収775万円以下)。
  • 給付額:10万~50万円。

ただしこの制度の実施延長の対象となるのは、注文住宅の新築請負契約を令和2年10月1日から令和3年9月30日までに締結した人となります。

※この期間以降に請負契約を締結した人は対象外となります。

3. 自治体の住宅補助

  • 各自治体の独自制度を確認し、補助金を活用。

二世帯住宅へのよくある質問と詳しい解説

二世帯住宅を検討する際には、建築費用や生活費の負担、登記方法など、さまざまな疑問が生じます。

以下では、よくある質問に専門的な視点から回答し、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

Q1: 二世帯住宅の建築費用はどちらが負担するの?

理想と実際のギャップ
アンケート調査では、親世帯・子世帯ともに「同等に負担」するのが理想という意見が最多でした。

しかし、実際には親世帯が建築費を多く負担しているケースが多く見られます。

  • 親世帯が100%負担:親世帯側の回答で44.0%、子世帯側で37.9%。
  • 背景:親世帯が所有する土地に家を建てるケースが多く、土地費用を親世帯が負担しているため。
※出所:不動産ジャパン 不動産トピックス「住宅購入検討者の約6割が「二世帯住宅に興味あり」、資金の分担割合は理想と実態にギャップ」

このことから、建築費用の負担について、理想は各世帯が建築費を半分ずつ出し合うことですが、実際には親世帯のほうが負担割合が高くなっていることが分かります。

親世帯、子世帯それぞれの世帯年収や資産状況によっても資金負担の割合はケースバイケースとなります。

各世帯同士で事前にしっかり話し合って決めるようにしましょう。

※セキスイハイムより画像引用

ポイント
建築費の負担割合は各世帯の年収や資産状況によって異なります。どちらかが過度に負担することを避けるためにも、事前に話し合いをし、契約書などで明確にしておくと良いでしょう。

Q2: 日々の生活費はどのように分担するべき?

生活費の分担方法
生活費の分担については、住宅タイプによって異なります。

  1. 完全分離型:光熱費や食費などを明確に分けやすい。
  2. 完全同居型・部分共用型:共用部分が多い分、負担割合を決めるのが難しい。

調査結果
注文住宅に住む同居家族を対象にした調査では、以下の結果が示されています:

  • 「食費も電気代も分担」する家庭の満足度が高い

※住環境研究所より画像引用

ポイント
生活費の負担割合も建築費と同様に事前に話し合い、明確にルール化しておくことが大切です。また、支出管理のために家計簿アプリなどを利用すると便利です。

Q3: 二世帯住宅の名義はどうなるの?

二世帯住宅の名義は、登記方法によって異なります。主な登記方法は以下の3つです。

  • 1人の名義で二世帯住宅の所有権を登記する「単独登記」
  • 親と子など、複数名義で所有権を登記する「共有登記」
  • 完全分離型の二世帯住宅の場合で、それぞれの世帯主が単独でその世帯の所有権を登記する「区分登記」

1. 単独登記

  • 特徴:1人の名義で所有権を登記。
  • メリット:簡単で手続きが少ない。
  • デメリット:名義人以外が出資している場合、相続時にトラブルになる可能性がある。

2. 共有登記

  • 特徴:出資比率に応じて共有持分を設定。
  • メリット:出資割合が明確になるため公平性が保たれる。
  • デメリット:共有者が増えると、売却や相続時の手続きが複雑になる。

3. 区分登記

  • 特徴:完全分離型の二世帯住宅で、それぞれの住戸を独立した所有権として登記。
  • メリット:光熱費や固定資産税が独立し、賃貸利用も可能。
  • デメリット
    • 節税への影響:「小規模宅地の特例」が適用されない可能性。
    • 相続時の負担増:特例が使えず、高額な相続税を支払うリスク。

ポイント
登記方法は、将来的な相続や税負担を見据えて選択することが重要です。不動産や税務の専門家と相談し、最適な方法を決めましょう。

まとめ

二世帯住宅を建てる際には、建築費や生活費の負担割合、登記方法などを事前に明確にすることが重要です。以下のポイントを押さえましょう:

  1. 建築費の負担
    • 各世帯の資産状況に応じて公平に分担。
    • 契約書などで取り決めを文書化。
  2. 生活費の分担
    • 光熱費や食費は明確に分けるか、割合を決めておく。
    • 家計管理ツールを活用。
  3. 登記方法の選択
    • 単独登記、共有登記、区分登記の中から家庭の状況に適した方法を選ぶ。
    • 将来の相続や節税の影響も考慮。
  4. 事前の準備と話し合い
    • 家族全員で遠慮なく意見を出し合い、共通の認識を持つ。
    • カタログや間取り図を参考にしながら、希望や条件を整理。

二世帯住宅は、親世帯と子世帯の双方が快適に生活できるよう配慮された設計が重要です。事前の計画をしっかり立てることで、家族の絆を深めながら快適な暮らしを実現できるでしょう。

後悔しないための3階建て住宅のポイントを解説!価格、間取り、高さ規制まで

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3階建て住宅の建築を検討している方向けに、価格相場や間取りの例、高さに関する規制まで丁寧に説明します。

そのため、後悔しない家づくりのためには以下を意識するが大切です。

  • 実績豊富な業者の選定
    3階建て住宅の設計・建築経験が豊富な住宅会社を選んで安心です。
  • 土地選びは建築業者と一緒に
    土地にはさまざまな規制があり、それを考慮しないと希望する家を建てられないことも。

3階建て住宅に関わる制限・制限を理解しよう

土地や建物には、法律や地域ルールによるさまざまな規制があります。

特に重要なのが建ぺい率、容積率、そして高いことに関する制限です。それぞれを詳しく見ていきましょう。

建ぺい率や容積率について

それぞれの土地には「建ぺい率」と「容積率」という規定があります。

この2つはマイホームを建てるのであれば、ぜひ覚えておいて欲しい項目なので、しっかり理解しておきましょう。

建ぺい率とは?

出典:SUUMO「建蔽率(建ぺい率)」「容積率」ってなに?

建ぺい率は、土地面積に対する建築居住(建物の1階部分の水平投影面積)の割合を表します。

建築面積のことを建坪(たてつぼ)とも言いますが、建物を真上から見たときの水平投影面積が建築面積となります。

わかりやすく説明するなら、1階部分の床面積とほぼ同等の数値になると思ってください。

ただし軒が長く張り出している家、大きなバルコニーがある家などは建物から1m以上張り出している部分を建築面積に含めることになります。

出典:オスカーホーム「新築計画で知っておくと良いこと」
  • 具体例:100㎡の土地での建ぺい率が50%の場合、建物の建築面積の上限は50㎡となります。
  • ポイント:軒が1m以上張り出している場合や大きなバルコニーがある場合、その部分も建築に含まれるため注意が必要です。

建ぺい率は、土地が書く用途地域によって異なります。

住宅系第1種低層住居専用地域30%・40%・50%・60%
第2種低層住居専用地域
第1種中高層住居専用地域
第2種中高層住居専用地域
第1種住居地域50%・60%・80%
第2種住居地域
商業系商業地域80%
近隣商業地域60%・80%
工業系工業地域50%・60%
準工業地域50%・60%・80%
工業専用地域30%・40%・50%・60%・70%
用途地域の指定がない区域無指定30%・40%・50%・60%・70%

このように同じ用途地域であっても、それぞれの場所などによって建ぺい率は違ってくるので注意してください。

同じ50坪の土地を購入しても、建ぺい率が50%と80%では建てることができる家の大きさが全然違ってくることを理解していると、土地探しも違ってくるはずです。

また、防火地域や角地などの条件によって火建ぺい率が10%~20%緩和されることがあります。

容積率とは?

容積率は、土地面積に対する建物の延べ床(すべての階の床面積の合計)の割合を伺います。

  • 具体例:容積率100%の場合、100㎡の土地に建てられる延べ床面積は100㎡までです。例えば1階40㎡、2階30㎡、3階30㎡という適当で建てられます。

ただし、容積率の計算には以下のような緩和条件があります。

  • 地下室(延床居住の3分の1以下)
  • ガレージ(延床居住の5分の1以下)

また、敷地が手前の道路の幅員が狭い場合、容積率が減少することがあります。 例えば、道路幅が4mで容積率200%の土地の場合、適用される容積率は160%までとなります。

専門的な話になるのでここまで理解する必要はありませんが、計算式だけ載せると下記のようになります。

4m(道路幅)×0.4(法廷乗数)×100=160%

詳しく知りたい人は住宅会社に尋ねてみましょう。

家の高さに関する制限

3階建て住宅を建てる際は、絶対高さ制限道路斜線制限北側斜線制限の3つの対策に注意が必要です。

絶対高さ制限

  • 適用エリア:第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域など
  • 内容:建物の高さは10m以内(一部地域で12mまで)
  • ポイント:3階建ての住宅でも、多くの場合10m以内に収まる設計が可能です。

道路斜線制限

  • 目的:道路に面する建物が通風や想定しないように制限する
  • 内容:敷地前面の道路幅や用途地域によって高さの制限が決まります。
  • 適用距離:一般的に20~25m以内。
出典:確認申請ナビ「道路斜線制限を図解でわかりやすく解説」

北側斜線制限

  • 目的:北側隣地を考えるための制限
  • 適用エリア:第二種低層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域など
  • 緩和条件:北側に道路がある場合や高低差がある場合は制限が緩和されます。

後悔しないための準備と相談

規制や制限についての詳細な内容は専門的で複雑です。 そのため、住宅会社や設計士と初期段階から相談することが重要です。

また、土地探しの段階から規制を考慮すれば、理想の家開発がスムーズに進みます。

3階建ての住宅は、空間を有効活用できる魅力的な選択肢ですが、その分注意が必要な点も多いです。

経験豊富な住宅会社とともに計画を進めて、納得のいく住まいを実現しましょう。

3階建て住宅の坪単価とは?

3階建て住宅を建てる際の坪単価やコストを考える方法について、分かりやすく解説します。

平屋や2階建てと比べてどれくらいの費用差があるのか​​、また建築コストを重視したいポイントも詳しく見ていきましょう。

住宅タイプ坪単価(目安)
平屋55万円
2階建て50万円
3階建て60万円

なぜなら3階建てでは構造計算が必須になるためです。

以下に比較例を示します。

ポイント

  • 平屋の坪数が高い理由
    平屋は1階部分に必要な基礎や屋根の面積が大きいため、坪単価が割高になります。
  • 3階建てがさらに高い理由
    3階建ては構造計算が必須であり、これが価格の上昇につながっています。多くの工務店では構造計算を外部の設計事務所に依頼するため、その分のコストがかかるです。

3階建ての住宅の費用はどれくらい高くなりますか?

3階建ての住宅は、2階建てと比較して20~30%程度の費用が高くなる場合があります。

もちろん、実際の坪単価は地域や依頼する住宅会社によって異なりますが、以下の要素が費用増加しますの主な理由です。

  1. 構造計算のコスト
    高層化するほど安全性を確保するための設計が複雑になります。
  2. 材料費の増加
    高さを支える強度の高い構造材が必要になります。
  3. 地盤改良費
    土地にかかる負担が増えるため、地盤強化の費用がかかります。
※ハウスメーカーの坪単価はそれぞれ異なります。おおまかな目安は「ハウスメーカーの坪単価ランキング」の記事でまとめています。

地盤改良費に注意!

出典:Sakura Styke「地盤改良工事が必要な場合とは?」

平屋や2階建てに比べて建物が重くなる分、地盤にかかる負担が増します。

地盤改良の方法と費用

  • 表層改良:地盤表面を強化する方法。比較的安価で、30万~50万円程度。
  • 柱状改良:柱状の地盤改良材を埋め込む方法。70万~150万円程度。
  • 杭打ち工法:深い地盤まで杭を打ち込む方法。費用は高額で、100万円~数百万円になることも。

対策: 地盤調査をしっかり行い、地盤が安定している土地を選ぶことが、費用を重視するポイントです。

建築費を考えるための工夫

3階建て住宅の建築費用を少しでも心がけるためには、以下のポイントを意識しましょう。

1. 「総二階」の設計を選ぶ

2.屋根材を見直す

出典:クイック屋根工事「すべての屋根材料の種類を徹底比較!」

屋根材には様々な種類がありますが、素材によって費用が大きく変わります。

例えば上記の4種類であれば、「スレート<金属系<セメント系<粘土系(日本瓦)」の順番で高額になります。

  • スレート系:安価ですが耐久性が低い。メンテナンス費が高い。
  • 金属系:軽量で耐久性があるが、やや高価。
  • セメント系: 重く耐久性が高いが、コストはさらに高い。
  • 日本瓦(粘土系): 最も高価で軽いが、耐久性は抜群です。

注意点:初期費用を抑えたいから安価な素材を選ぶと、将来的には費用が高額になる可能性があります。

3.長期的な視点で選ぶ

外壁や屋根の素材を含め、「初期費用」と「長期メンテナンス費用」を生涯にわたり選択することが重要です。会社と相談し、ライフプランに合ったバランスの取れた設計を目指しましょう。

ハウスメーカー別3階建て住宅の間取り例

次は実際にハウスメーカーの3階建て住宅について、間取り例を使いながらポイントを解説します。

それぞれの間の例や商品の特徴を参考にして、理想の住まいづくりの参考にしてください。

3階建て住宅の間取り探しのポイント

  • カタログをたくさん見る
    3階建て住宅は間取りのパターンが多様です。理想のプランに近い間取りを探すためには、多くのカタログを比較することが重要です。サイトポータル「LIFULL HOME’S」などで無料カタログを入手できます。
  • 金額シミュレーターを活用する
    家族構成や予算、予定地に合わせた間取りを簡単にイメージできるツールを活用してみましょう。

三井ホーム – クレセール

  • 延床面積:128.28㎡(38.80坪)
    • 1F:42.94㎡(12.98坪)
    • 2F:42.86㎡(12.96坪)
    • 3F:42.48㎡(12.85坪)

出典:三井ホーム

特徴

  • 木造構造で木の温もりを感じられる住宅。
  • 間取りの特徴
    • 2階にリビングを配置し、1階は夫婦の主寝室、3階は子ども部屋という分離型のレイアウト。
    • 隣家との距離を確保するため、北側に駐車スペースを配置。
    • 天井が勾配にならないように工夫された3階の設計。

→三井ホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

ヘーベルハウス(旭化成ホームズ) – FREX3

  • 延床面積:148.16㎡(44.8坪)
    • 1F:46.80㎡
    • 2F:57.01㎡
    • 3階:44.35㎡

出典:ヘーベルハウス

特徴

  • 重鉄制震・システムラーメン構造を採用し、狭い地でも自由な間取りを実現。
  • 間取りの特徴
    • 2階リビングに大きなバルコニーを設置し、開放感を演出。
    • 3階ベランダや屋上をアウトドア空間に活用。
    • 家族でバーベキューや星空観察が楽しめる設計。

→ヘーベルハウスの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

トヨタホーム – エスパシオEF3

  • 延床面積:151.89㎡
    • 1F:53.13㎡
    • 2F:49.13㎡
    • 3階:49.63㎡

出典:トヨタホーム

特徴

  • 鉄骨構造で高い耐震性を実現。
  • 敷地が狭い都心部に最適。
  • 間取りの特徴
    • 親宛と子宛の完全分離型二世帯住宅
    • 1階は親専用、2・3階は子専用でプライバシーを確​​保。
    • お子様専用の洗面室が狭い点が課題で、当面向上のための工夫が必要です。
※二世帯住宅に関する内容は、「二世帯住宅の間取り例と予算計画」で詳しくまとめています。検討している方は参考にしてもらえばと思います。

→トヨタホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

一条工務店 – 一条の3階建て

  • 延床面積:40.14坪

出典:一条工務店

特徴

  • 高気密・高断熱で1階から3階まで均一な温度を超える性能。
  • 全棟耐震等級3で安心の耐震性。
  • 間取りの特徴
    • 2階リビングに大きな吹き抜けを配置し、開放的な空間を演出。
    • 25坪の狭地でもゆったりとした室内空間を確保。

→一条工務店の間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

積水ハウス – ピエナ

  • 延床面積:170.80㎡(51.6坪)
出典:積水ハウス

特徴

  • 重量鉄骨構造で、柱の位置を自由に設定可能なフレキシブルβシステムを採用。
  • 間取りの特徴
    • 1階に広々とした大空間のLDKを配置。
    • 中庭を見渡せる大きな窓が魅力。
    • 1~3階に吹き抜けを設け、想定と開放感を両立。
    • 進歩の収納がやや不足している点が課題の部屋。

→積水ハウスの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

タマホーム – 木望の家

  • 延床面積:158.15㎡(47.84坪)
    • 1F:61.27㎡(18.53坪)
    • 2F:62.93㎡(19.03坪)
    • 3F:33.95㎡(10.26坪)

出典:タマホーム

特徴

  • ローコスト住宅でコストを抑えたい人におすすめ。
  • 狭地や店舗併用住宅にも対応可能。
  • 間取りの特徴
    • 完全独立型の二世帯住宅。
    • 親宛が1階、子宛が2・3階というプライバシーを重視した設計。
    • 延床面積ではなく施工床面積で坪単価を計算するため、費用計算時の注意が必要です。

※二世帯住宅に関する内容は、「二世帯住宅の間取り例と予算計画」で詳しくまとめています。検討している方は参考にしてもらえばと思います。

こちらの3階建ては延床面積47.8坪なのですが、タマホームでは施工床面積で坪単価を算出する社風なので、施工面積54.8坪となります。

そのため、もしこの物件の坪単価が45万円とするなら、普通は「45万×47.8坪=約2,150万円」となりますが、施工面積ベースだと「45万×54.8坪=約2,466万円」という計算になるので、注意が必要です。

→タマホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

3階建て住宅のメリット・デメリットを丁寧に解説

3階建て住宅は、狭い土地を有効活用できる点で注目されていますが、その近くで落とされがちなデメリットも存在します。

ここでは、3階建て住宅の良い点と悪い点をわかりやすく紹介します。

狭い土地を有効活用できる

  • 狭小地に最適
    3階建て住宅は土地面積が小さくても、建物全体の延床面積を広く確保できます。 特に土地価格が高い都心部では、コストを抑えながら家を建てられる点が大きなメリットです。
  • 具体例
    25坪の土地に建ぺい率50%が適用される場合、1階の床面積は12坪が限界ですが、3階建てなら延床面積を36坪に増やせます。 (30~32坪が一般的)と比べてもゆとりのある広さです。

日当たりや眺めが良い

  • 3階部分をリビングやバスルームにすれば、周囲の建物に遮られず、検討や景観を助かります。 特に、2階建て以下の住宅が多いエリアでは、これが大きな魅力となります。
  • 間取りの工夫
    2階リビングや3階バスルームを取り入れることで、開放感のある住まいを実現できます。

階段移動が多く、老後に負担がかかる

  • 3階建てでは2つの階段が必要となり、1階から3階までの移動が多くなります。若いうちは気にならなくても、年齢を重ねると負担になる可能性があります。
  • 家庭用エレベーター
    一部の家庭ではエレベーターを設置する場合もありますが、設置費用や維持費がかかるため、あまり一般的ではありません。

生活動線を工夫する必要がある

  • 3階にバルコニーを設置する場合、1階で洗濯をして3階まで運ぶ手間がかかります。毎日の家事を考えると、この動線が大きな負担になる可能性があります。

ビルトインガレージのコスト増

  • ビルトインガレージの特徴
    1階を駐車スペースとして利用するビルトインガレージは、敷地を効率的に活用できる一方で、建築コストが高くなる傾向があります。建築費に影響します。
  • 工夫が必要
    ビルトインガレージを検討している場合、専門的な知識を持つ住宅会社(例:トヨタホーム)に相談すると、最適なプランを提案してもらえます。

出典:トヨタホーム

売却時に不利な場合がある

3階建て住宅は、

  • 日当たりや眺望が良い
  • 土地は狭いが駅近などの好立地に建っている
  • 各フロアの面積は少し狭いが、建物の延床面積は広い
  • フロアごとに役割が分けられている

このように良いことが多いので、中古住宅でも人気が高いと思われがちですが、実は中古住宅市場において3階建て住宅は「売れづらい」「売れにくい」物件と言われています。

その理由として以下のような点が挙げられます。

  • 階段が多いので老後が心配
  • 掃除が大変
  • 耐震性に不安がある
  • 施主のこだわりが強い間取りが多い
  • メンテナンス費用が高い

市場で高く売りたい場合、購入希望者が不安を思いやすいポイントについて、詳細に説明できるよう準備することが重要です。

3階建て住宅に関するよくある質問

3階建て住宅について、よく寄せられる質問とその答えをわかりやすくまとめました。

Q1. 3階建て住宅だと固定資産税が高くなるって本当?

ちなみに、耐火構造の3階建て住宅は2階建てよりも軽減が長いため、結果的に税額がお得になる可能性があります。

  • 固定資産税の軽減対策
    • 2階建て住宅(一般的な木造住宅):新築から3年間、建物の税額が2分の1に軽減されます。
    • 3階建て住宅(耐火構造の場合):新築から5年間税額が2分の1に軽減されます。
    • 長期優良住宅の場合、さらに2年間延長され、計7年間軽減措置を受けられます。

Q2. 3階建てを建てる際に隣人の許可は必要ですか?

基本的には個人の許可当初は必要ありません。 建築基準法や斜線制限などの法律を守っている限り、隣地所有者からの許可は不要です。

  • 推奨の対応: 工事前に挨拶をして「法律を遵守しており、日当たりや日照に影響はない」ことを簡単に伝えて良いでしょう。

Q3. 3階建てだとWi-Fiが届きにくいですか?

Wi-Fiの電波は縦方向に弱い電波性質があるため、1階に設置したルーターのが2階・3階には届きにくい場合があります。

  • 解決策
    • 中継機を設置:2階の階段付近にコンセント型の中継機を設置することで、家全体に電波を渡せることができます。
    • 費用:中継機の価格は3,000円~5,000円程度。簡単に設置でき、簡単に解決できます。

Q4. 第一種低層住居専用地域に3階建ては建てられる?

規制は厳しいが建築は可能です。

第二の低層居住専用地域は、高さや建ぺい率、容積率に厳しい制限があるため、対応できない住宅会社も存在します。会社に相談すれば、規制を守った上で3階建てを建てることができます。

  • 注意点
    • 使用地域の高さ制限(10mまたは12m)を守る必要があります。
    • 斜線制限や日影規制に配慮した設計が必要です。
  • アドバイス: 規格住宅を扱う会社では対応できない場合がありますが、自由設計が可能なハウスメーカーなら建築できるケースが多いので、複数の会社にご相談してみましょう。

まとめ

3階建て住宅を建てる際には、メリットと注意点を十分に理解した上で計画を立てることが大切です。

土地選びがカギ

  • 土地の容積率が重要
    • 例:30坪の土地でも容積率が80%なら延床面積は24坪までですが、容積率200%なら60坪の建物が可能です。
    • 同じ土地面積でも容積率で建てられる家の規模が大きく異なるため、土地選びは慎重に行いましょう。

住宅会社選びも重要

  • 住宅会社(ハウスメーカー)は、土地の規制や建築プランに精通したパートナーとなります。信頼できる会社を見つけるために、カタログを取り寄せて比較検討するのがおすすめです。

役立つツール

  • カタログ:ポータルサイト「LIFULL HOME’S」などで無料入手可能。
  • 金額シミュレータ:予定地や当面の数量を入力するだけで建築コストを簡単に試算できます。

3階建ての住宅は、土地を効率的に活用できる上、設計や規制への対応が重要です。

住宅会社としっかり相談しながら、理想の住まいを実現しましょう。

規格住宅でおすすめのハウスメーカーは?コストを抑えて家を建てるための方法

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「少しでも安く注文住宅を建てたい」と考えている方には、コストパフォーマンスが高い「規格住宅」を検討することをおすすめします。

規格住宅とは?

規格住宅とは、あらかじめ用意された設計やプランの中から間取りや内装を選んで建てる住宅のことです。
「すべてを自由に設計する注文住宅(フルオーダー)」と比較すると選択の自由度は限定されますが、その分コストが抑えられるのが特徴です。

この記事では、規格住宅の特徴、メリット・デメリット、よくある間取り例、そして超格安で家を建てるコツについて解説します。

規格住宅とは?なぜ安いのか

「間取りを自由に決められないのに注文住宅なの?」と疑問に思うかもしれませんが、大きく分類すると注文住宅の一種になります。

※間取りを自分たちで自由に決めることができる住宅は「自由設計の注文住宅」という分類になります。

出典:【イエテラスの新築コラム】規格住宅を知ろう!

積水ハウスやタマホームのようなハウスメーカーだと「セミオーダーの注文住宅」になり、建築設計事務所などに依頼して建てる家が「フルオーダーの注文住宅」となります。

なぜ規格住宅は安く建てられるのか?

規格住宅が低コストで建てられる理由は主に以下の2つです。

  1. 規格化によるコスト削減
  2. 人件費の削減

1. 規格化によるコスト削減

規格住宅はデザインや間取りを標準化し、材料や設備を一括で大量発注することでコストを削減しています。
具体例:

  • 木材や建材のサイズを統一。
  • キッチン、トイレなどの設備を同一商品で揃えることで仕入れ価格を低減。

2. 人件費の削減

間取りや仕様があらかじめ決められているため、設計や打ち合わせにかかる時間が短縮されます。これにより工期が一般的な注文住宅の約2/3に短縮され、職人の人件費を削減できます。

例えば、職人の1日あたりの人件費を12,000円とすると、工期が60日短縮できれば、1人あたり約66万円のコストが削減可能です。職人3人分で計算すると200万円近く節約できます。

規格住宅と注文住宅の違い

規格住宅は注文住宅の中でも特に価格を抑えたカテゴリに位置します。

以下に、主な住宅の種類ごとの違いをまとめました。

家の種類価格間取り自由度工事期間
規格住宅低い低い2~4ヵ月
セミオーダー中~高い4~6ヵ月
フルオーダー高い高い6~8ヵ月
建売住宅低いなし完成済

間取りの自由度が低い規格住宅ですが、選べる間取りやデザインの選択肢が広がっており、現在では 100~300種類程度の間取り が用意されていることもあります。

また、壁紙やフローリング、外観、屋根の形状などもカスタマイズ可能な場合があります。

※各社の最新の坪単価は、「ハウスメーカーの坪単価ランキング」の記事でまとめています。オーダー住宅も気になる人は、あわせてチェックしてみてください。

規格住宅とローコスト住宅の違い

「ローコスト住宅」という言葉は、一般的に坪単価が安い住宅を指します。

一方、規格住宅は間取りや内装の選択肢が規定された注文住宅の一種です。

ローコスト住宅の目安:坪単価50万円未満。ただし、ウッドショックや人件費高騰の影響で、現在の基準は徐々に引き上げられています。

※ローコスト住宅の詳細は「ローコスト住宅で人気のハウスメーカーは?」で特集しています。家づくりで失敗したくない人は、参考にしてみてください。

規格住宅の坪単価相場

※規格住宅は安さを重視した家なので、商品によっては700万円台の超低価格な家もありますが、ここまで安いのは20坪~25坪くらいの平屋などごく一部です。

規格住宅といってもある程度価格の幅はあり、坪単価30万円くらいの安い家もあれば、タマホームなどのローコスト住宅と同額程度で坪単価50万円を超える家もあります。

規格住宅は低価格ながら一定の自由度を持つため、予算内で理想の家づくりを実現する有力な選択肢です。

予算が許すのであれば、規格住宅よりもオーダー住宅の方が自由度が高いのは確かなので、どちらにするか迷っている場合は、自分の予算に合わせて色々な会社のカタログを見比べてみることをおすすめします。

規格住宅であっても、自分の好みに合う間取りが選べるならOKだと思いますし、逆に値段が高いオーダー住宅であっても、自分の予算内に収まるのであれば問題はないはずです。

気になるハウスメーカーや工務店のカタログを比較することで、予算内で最適な選択肢を見つけることができます。

カタログには間取り例や施工事例、コスト削減のポイントが詳しく記載されています。

ポータルサイト「LIFULL HOME’S」などを活用すれば、複数のカタログを一括で取り寄せることができ、効率的に情報収集が可能です。

人気の規格住宅メーカーと特徴・主力商品例

規格住宅は低コストで家を建てられる一方で、品質やデザインの選択肢が充実しており、多くの家庭にとって魅力的な選択肢です。


ここでは、規格住宅を展開する人気のハウスメーカーと、各社の主力商品の間取り例や特徴を詳しく解説します。

アイフルホーム

アイフルホームは、リーズナブルな価格と選択肢の多さで知られる規格住宅の代表格です。

特に「ISME」や「i-Prime7」などが人気商品として挙げられます。

主力商品と特徴

  • ISME:ファミリー向けのシンプルな規格住宅で、南玄関設計が標準。展示場で確認可能。
  • i-Prime7:インターネット限定商品。全て自分で選択して進めるセルフプラン型。
  • 五世代:多世帯向けの大型規格住宅。

商品詳細

商品名プラン数価格帯
ISME351,300万円~
i-Prime710700万円台~
  • ISME詳細例
    • 建物本体価格:1,375万円(税込)
    • 延床面積:92.00㎡(29.52坪)
    • 構造:二階建て
    • 間取り:3LDK

規格住宅「ISME」

メリット

  • 初心者向け:営業スタッフのサポートが充実。
  • 展示場でモデルハウスを体感可能。

注意点

  • インターネット商品(i-Prime7)はサポートが少ないため、知識が必要。


公式サイトはこちら

ジブンハウス

ジブンハウスは、スマートフォンを活用して間取りやデザインを自由にカスタマイズできる、新しい形式の規格住宅です。

主力商品と特徴

  • スマートカスタム:専用アプリを使い、家族で仕様を選びながら楽しく設計可能。
  • 設計のたびに価格が更新され、予算管理が簡単。

商品詳細

商品名プラン数価格帯
ジブンハウス2302301,168万円~
  • ジブンハウス詳細例
    • 建物本体価格:1,199万円(税込)
    • 延床面積:92.74㎡(28.05坪)
    • 構造:二階建て
    • 間取り:3LDK

78A SCANDIA

メリット

  • スマホ操作でどこからでも簡単に家づくり。
  • 透明性の高い予算管理。

注意点

  • スマホ操作が苦手な人には不向き。

公式サイトはこちら

ゼロキューブ

ゼロキューブは、日本全国で展開されるシンプルなキューブ型デザインが特徴の規格住宅です。

主力商品と特徴

  • ZERO-CUBE:基本モデルをカスタマイズして「+α」で部屋や設備を追加。
  • シンプルながらもスタイリッシュなデザイン。

商品詳細

商品名プラン数価格帯
ZERO-CUBE5+α1,168万円~
  • ZERO-CUBE詳細例
    • 建物本体価格:1,100万円(税込)※価格は代理店によって異なります。
    • 延床面積:98.53㎡(29.80坪)
    • 構造:二階建て
    • 間取り:3LDK

ZERO-CUBE

メリット

  • 提携工務店が全国にあり、どこでも建築可能。
  • 追加オプションで柔軟な設計。

公式サイトはこちら

カーサキューブ

カーサキューブは、窓を極力減らしたシンプルモダンなデザインと高性能な塗り壁を特徴とする規格住宅です。

主力商品と特徴

  • 通風と採光に特化した設計。天窓で自然光を取り入れつつプライバシーを確保。
  • 塗り壁を採用することで高級感とメンテナンスコスト低減を実現。

商品詳細

商品名プラン数価格帯
CASA-CUBE 14+α1,512万円~
  • CASA-CUBE詳細例
    • 建物本体価格:1,512万円(税込)※価格は代理店によって異なります。
    • 延床面積:105.98㎡(32坪)
    • 構造:二階建て
    • 間取り:3LDK

カーサキューブ

メリット

  • 高品質な塗り壁でメンテナンス費用を削減。
  • 無駄のない効率的な設計。

公式サイトはこちら

ダイワハウス(ライフジェニック)

ダイワハウスの「ライフジェニック」は、大手メーカーによるオンライン専用の規格住宅です。

主力商品と特徴

  • 用意された質問に答えるだけで、最適な間取りやデザインを提案。
  • 組み合わせが多彩で、自分好みの家をインターネット上で簡単に設計可能。

商品詳細

商品名プラン数価格帯
ライフジェニック2225種類1,978万円~
  • ライフジェニック詳細例
    • 建物本体価格:1,978万円(税込)
    • 延床面積:108.86㎡
    • 構造:二階建て
    • 間取り:3LDK

ライフジェニック

メリット

  • 大手メーカーならではの安心感。
  • デザイン・間取りの選択肢が豊富。

公式サイトはこちら

規格住宅の選び方のポイント

  1. サポート体制を確認する
    初心者は営業担当がサポートしてくれるメーカーを選ぶと安心。
  2. 価格と仕様のバランスを考慮
    塗り壁など長期的にコストを抑えられる仕様が魅力。
  3. デザインの好みを反映
    スマートカスタムやライフジェニックのようなデジタルツールを活用して、細かい部分まで自分好みに設計。

規格住宅は、コストを抑えつつ高品質な住宅を建てたい方にとって有力な選択肢です。

それぞれのメーカーが持つ特長をしっかりと把握し、自分たちのライフスタイルや予算に最適なプランを選びましょう。

規格住宅でよくある間取り例と選び方のポイント

規格住宅の間取りは、住宅のプロが設計したパターンをベースにしており、多くの場合「無難で使いやすい」設計となっています。

しかし、コスト削減のために収納不足や動線の不便さが生じることもあり、間取り選びは慎重に行う必要があります。

以下では、一般的な規格住宅の間取り例を坪数別に詳しく解説します。

30坪の一般的な間取り例

ZERO-CUBE FREAK’S

商品名:ZERO-CUBE FREAK’S

  • 延床面積:98.53㎡(29.80坪)
  • 間取り:3LDK
  • 各床面積:1F: 52.99㎡(16.03坪) 2F: 45.54㎡(13.77坪)
  • 特徴:1階にLDKと水回り、2階に主寝室と子ども部屋2つを配置。

間取りの特徴と注意点

  • 1階の収納が少ない:玄関脇のシューズクロークや階段下以外の収納スペースが少ないため、使い勝手に不便を感じる場合があります。
  • 2階のトイレやウォークインクローゼットがない:利便性の観点から、これらのスペースを追加するオプションを検討しても良いでしょう。

おすすめの改善策

  • シューズクロークをキッチン収納(パントリー)に変更。
  • 2階にトイレや収納スペースを追加する場合は、事前に相談を。

35坪の一般的な間取り例

COZY

商品名:COZY

  • 延床面積:117.59㎡(35.58坪)
  • 各床面積:57.97㎡(17.54坪)  2F: 59.62㎡(18.04坪)
  • 間取り:3LDK+フリースペース

間取りの特徴と注意点

  • 1階:LDKに加え、リビング横のフリースペースが特徴。和室や洋室に変更可能。
  • 2階:フリースペースを設けることで、部屋としての利用や吹き抜けへの変更が可能。

ポイント

  • 和室に段差を設けることで、下部を収納スペースとして活用。
  • 吹き抜けを採用する場合は、断熱性能や冷暖房効率を事前に確認。

40坪の一般的な間取り例

商品名:CASA-CUBE 4×5

  • 延床面積:132.48㎡(40.07坪)
  • 販売価格:1,880万円(税別)
  • 間取り:4LDK+フリースペース

間取りの特徴と注意点

  • 1階:LDKが広く、21.5帖を確保。ファミリークローゼットも設置されており収納面では利便性が高い。
  • 2階:広い面積があるにもかかわらずトイレがなく、各部屋の収納も少ない点が気になります。

改善案

  • 2階にトイレを増設。
  • ファミリークローゼットを小さくして各部屋の収納を拡充。

テレワーク部屋がある間取り

ダイワハウス Lifegenic

商品名:ダイワハウス Lifegenic

  • 延床面積:116.82㎡(35.33坪)
  • 各床面積:1F:60.78㎡ 2F:56.04㎡
  • 間取り:3LDK+畳スペース+テレワークスペース

間取りの特徴と注意点

  • 1階と2階にそれぞれ個室タイプのテレワークスペースを設置。家族の生活音や視線を気にせず仕事に集中できる設計。
  • 2階のワークスペースがウォークインクローゼットのスペースを兼ねているため、収納不足が懸念される。

改善案

  • ワークスペースを2階のファミリークローゼット部分に移動し、居室の収納を確保。

ビルトインガレージがある間取り

ZERO-CUBE +GARAGE

商品名:ZERO-CUBE +GARAGE

  • 延床面積:121.72㎡(36.82坪)
  • 各床面積:1F : 76.18㎡(23.04坪) 2F : 45.54㎡(13.78坪)
  • 本体価格:1,000万円+ガレージ400万円の合計1,400万円(税別)
  • 間取り:3LDK+ガレージ+バルコニー

特徴と注意点

  • ガレージの上部をスカイバルコニーとして活用でき、趣味やアウトドアリビングとしての利用が可能。
  • ガレージを取り入れる分、1階の居住スペースが削られる点に注意。

平屋の間取り例

ZERO-CUBE +GARAGE

商品名:BinO MONICA

  • 延床面積:77.42㎡(23.41坪)
  • 間取り:3LDK

特徴と注意点

  • 廊下スペースが少ないため、居住面積を有効活用可能。
  • 土間リビングのデザインは好みが分かれるため、フローリングへの変更が可能か確認。
  • 主寝室隣のトイレの防音性能や、狭めの洗面スペースの実用性を確認する必要あり。

3階建ての間取り

ZERO-CUBE +INNER GARAGE

商品例:ZERO-CUBE +INNER GARAGE

  • 延床面積:151.52㎡(45.81坪)
  • 各床面積:1F : 52.99㎡(16.02坪) / 2F : 52.99㎡(16.02坪)3F : 45.5㎡(13.77坪)
  • 間取り:4LDK+インナーガレージ

特徴と注意点

  • 土地の狭さをカバーする設計で、ガレージを内蔵。
  • 2階のLDKが水回りと隣接しており、生活動線がスムーズ。
  • 収納がやや少なく、オプション追加が必要になる可能性あり。

間取り選びのコツと注意点

  1. 収納を重視
    規格住宅では収納スペースが不足しがち。必要に応じて、ウォークインクローゼットやシューズクロークを追加。
  2. 生活動線を確認
    キッチンと洗面室の距離や、家事動線を考慮した配置になっているかをチェック。
  3. テレワークスペースの確保
    リモートワークが増えているため、個室のワークスペースを検討。
  4. 間取り変更の可能性を確認
    一般的に間取り変更は難しいとされていますが、住宅会社によっては柔軟に対応してくれる場合もあります。具体的な要望を伝え、見積もりや変更費用を確認しましょう。
  5. 実際の施工例を確認
    モデルハウスや建築済み物件を訪問し、実際の間取りや広さを体感することが重要です。

規格住宅はコストを抑えつつ効率的な設計が魅力ですが、細かな不便さが生じることもあります。

間取り図だけでは分からない部分を確認し、自分のライフスタイルに合った選択をしましょう。

規格住宅でも間取りの変更が可能な場合がある

一般的に「規格住宅=間取りの変更ができない」と考えられがちです。

実際、多くの住宅会社では「規格住宅は設計が決まっているため、間取り変更は難しい」という回答をすることが多いです。

住宅会社によっては、規格住宅でも一定の範囲内で間取りの変更に対応してくれる場合があります。これは、施主の要望に柔軟に応えるための特別対応として行われることがあります。

間取り変更の具体例

以下は、実際に規格住宅で対応可能だった間取り変更の例です。

  1. LDK横の和室を洋室に変更
    • 畳スペースをフローリングに変更することで、現代的な使い勝手の良い空間に。
  2. 2階にトイレを増設
    • 生活動線の利便性を高めるため、2階にトイレを追加。
  3. 玄関横にシューズクロークを設置
    • 収納力を増やし、玄関周りをすっきりとさせる工夫。
  4. 主寝室にウォークインクローゼットを設置
    • 洋服や荷物をまとめて収納できるスペースを確保。
  5. 窓の数や位置を調整
    • 採光や通風を考慮して窓を増やしたり配置を変更。
  6. 子ども部屋を1つの広い部屋に統合
    • 将来の用途変更を見越して壁を取り払い、広い空間に。

規格住宅は、基本的に決められた間取りをベースにした住宅ですが、一部の住宅会社では柔軟に間取り変更に対応してくれるケースがあります。

特に、使い勝手を向上させるための小規模な変更であれば、相談次第で実現可能です。

ただし、変更には追加費用が発生することがあるため、総額がオーダー住宅と大きく変わらない場合は、フルオーダー住宅も視野に入れることをおすすめします。

重要なのは、変更のメリットとコストを冷静に比較し、後悔のない家づくりを進めることです。

「できない」と諦める前に、住宅会社に相談し、どこまで対応可能かを確認する姿勢が重要です。また、費用や性能への影響をしっかりと理解した上で、最適な選択をしてください。

超格安で家を建てるためのコツ

規格住宅は建物価格があらかじめ決まっているため、注文住宅のように大幅な値引き交渉や間取りを削って費用を抑えることは難しいです。

以下では、専門的な視点で、建築費用を抑えるための具体的な方法を詳しく解説します。

1. お金のかからない土地を選ぶ

土地選びは家づくりにおいて大きな費用を占める部分です。

土地の購入時には以下の点に注意し、総合的なコストを削減しましょう。

ポイント

  1. 造成費用を抑える
    • 高低差や勾配のある土地は、整地や擁壁工事に高額な費用がかかるため、フラットな土地を選ぶ。
    • 例:造成費用が200万円かかる土地より、初期費用が高くても平坦な土地の方が結果的に安くなる場合があります。
  2. インフラ整備済みの土地を選ぶ
    • 水道や下水が引き込まれている土地を選ぶことで、配管工事費用を削減。
  3. 用途地域と規制の確認
    • 農地の場合、農地転用費用がかかります。
    • 測量費用が高くなる境界未確定の土地は避ける。

アクションプラン

  • 不動産会社や自治体が管理する「分譲地」や、すでにインフラ整備が済んでいるエリアを優先的に探す。
  • 造成やインフラ整備費用を含めた総額で比較する。

2. 建物以外の費用を比較する

規格住宅では、建物本体価格以外に以下の費用がかかります。

これらを複数の住宅会社で比較することで、総額を抑えることが可能です。

付帯工事費

  • 基礎工事、水道引き込み工事、外構工事などが含まれます。
  • 例:同じ30坪の家でも、A社の付帯工事費が100万円、B社が50万円の場合、総額ではB社の方が安くなる。

オプション費

  • 床材のグレードアップやキッチン設備の追加など。
  • 必要最低限のオプションに絞ることでコスト削減。

諸経費

  • 登記費用や火災保険料、ローン手数料などを含む。
  • これらも会社ごとに差があるため確認。

アクションプラン

  • 複数の住宅会社に見積もりを依頼し、建物本体価格以外の費用を詳細に比較。
  • 工事費や諸経費の内訳を確認し、不明な点は必ず質問する。

3. 補助金を活用する

家づくりにおいては、国や自治体が提供する補助金を活用することで費用を削減できます。

規格住宅でも基準を満たせば補助金を受けられる場合があるため、事前に確認しましょう。

具体例

  1. 断熱性能の向上
    • 断熱性が基準を満たしていない場合、窓ガラスや断熱材をグレードアップすることで補助金が適用される可能性があります。
    • 例:20万円の窓グレードアップで、50万円の補助金が受けられる。
  2. ZEH補助金
    • ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)対応住宅の場合、国から補助金が出ることがあります。

アクションプラン

  • 規格住宅が補助金の対象となる条件を確認。
  • 条件を満たすためのアップグレードの費用対効果を計算。
  • 補助金対応に不慣れな営業担当の場合、他の住宅会社も検討。

規格住宅の安全性や注意点について

規格住宅は「低価格で家を建てられる」というメリットが強調されがちですが、安全性や性能についての懸念を持つ方も少なくありません。

しかし、多くの規格住宅では耐震性や断熱性が十分に考慮されており、安さと品質を両立しています。

重要なのは、性能や注意点を正しく理解した上で、自分の希望に合った住宅を選ぶことです。

規格住宅の安全性:低価格でも高性能を実現

セミオーダーやフルオーダー住宅では、一棟ごとに設計や構造計算を行うため費用がかかりますが、規格住宅は 事前に構造計算済みの設計を規格化 することで、コストを削減しつつも安全性を担保しています。

耐震性能の基準

住宅の耐震性を評価する基準には「耐震等級」があり、規格住宅でも高い耐震等級を備えた商品が多く存在します。

耐震等級特徴
等級1震度6強~7程度の地震でも倒壊しない。
等級2等級1の1.25倍の耐震強度。学校や病院などの施設基準。
等級3等級1の1.5倍の耐震強度。警察署や消防署など防災拠点の基準。

規格住宅でも標準仕様で 耐震等級3 を満たす商品が多数あります。

この等級では、震度6強~7の地震でも軽微な損傷で済み、補修を行えば住み続けることが可能です。

断熱性能の基準

断熱性についても、「断熱等性能等級」という基準で評価されます。最高ランクの等級4は、冬場の暖房や夏場の冷房エネルギー消費を削減できる住宅性能を指します。

  • 規格住宅でも断熱等性能等級4 を標準仕様とする商品が多く、快適な住環境を維持できます。
  • 断熱性能が高いと、光熱費の削減にもつながり、長期的なコストパフォーマンスが向上します。

規格住宅の注意点:変更や代理店の違いに注意

規格住宅は高い安全性を持つ一方で、設計変更や施工会社の選び方によっては注意が必要です。

1. 間取りや設備の変更が性能に及ぼす影響

規格住宅では、設計や設備があらかじめ決められています。この統一設計によって、構造計算がクリアされ、耐震性や断熱性が確保されています。そのため、変更を加える際には慎重な検討が必要です。

  • 窓の数や大きさの変更:窓を増やしたり大きくすることで耐震性が低下する可能性があります。
  • 壁の配置変更:構造壁を変更すると、耐震性が損なわれるリスクがあります。

対応策

  • 設計変更を希望する場合は、必ず設計士や住宅会社に相談して性能への影響を確認する。
  • 設計変更によって追加費用が発生する場合、総額がフルオーダー住宅と大きく変わらないか比較する。

2. 代理店や工務店ごとの性能の違い

同じ規格住宅ブランドでも、施工を担当する代理店や工務店によって耐震性や断熱性に差が出る場合があります。

    • A社:耐震等級3を標準仕様として提供。
    • B社:コスト削減のため耐震等級1にとどまる。

理由

  • 一部の代理店では、低コストで提供するために耐震等級の検査を省略することがあります。
  • 逆に、一部の工務店では独自に性能を強化する工夫を加えている場合もあります。

対応策

  • 各代理店の性能や実績を確認する。
  • 耐震等級や断熱性能について具体的な数値を確認し、不明な点があれば質問する。

まとめ:安全性を確保しつつコストを抑える規格住宅選び

規格住宅は、低価格ながら高い耐震性や断熱性を持つ商品が多く、安全性についても十分に配慮されています。

ただし、設計変更や施工会社の違いによって性能に影響が出る可能性があるため、事前に十分な確認が必要です。

重要なチェックリスト

  1. 耐震等級や断熱性能を具体的に確認する。
  2. 代理店や工務店の実績や評判を調査する。
  3. 設計変更の必要性や影響を設計士に相談する。
  4. 実際の施工例やモデルハウスを見学して品質を確認する。

規格住宅を選ぶ際は、自分が譲れない性能や仕様を明確にし、その基準を満たす住宅会社を選ぶことが大切です。信頼できるパートナーを見つけ、安全で快適な住まいを手に入れましょう。

規格住宅に関するよくある質問

規格住宅についてよく寄せられる質問を専門的な視点で詳しく解説します。

建築プロセスや特徴を正しく理解することで、選択肢の幅を広げ、理想の家づくりを実現する助けとなります。

規格住宅の工期はどれくらいかかる?

短縮できる理由

  • 規格化された設計:間取りや仕様が決まっているため、設計に時間を要しない。
  • プレカット工法の採用:木材や建材を工場で加工し、現場では組み立てるだけで済む。
  • 打ち合わせ時間の短縮:間取りや設備の選択肢が限られているため、打ち合わせの回数が少ない。

注意点

  • 土地の整備や建築確認申請に時間がかかる場合は、予定より工期が延びることもあります。

狭小地や変形地に規格住宅は建てられる?

理由

  • 規格住宅は平坦で標準的な土地を想定した設計が基本。
  • 間取りの自由度が低いため、土地の形状に合わせた設計が困難。

解決策

  • 狭小地や変形地に家を建てる場合は、 オーダータイプの注文住宅 を検討。
  • 土地の形状を確認し、規格住宅で対応可能か事前に住宅会社に相談。

太陽光発電システムを設置できる?

設置が難しい理由

  • 太陽光パネルは屋根に負担をかけるため、規格住宅の設計上、対応できない場合がある。
  • 構造計算のやり直しが必要になる場合も。

対応策

  • 太陽光発電対応の規格住宅 を選ぶ。
  • 屋根補強を依頼して追加料金を支払う。
  • 設置可能かどうかを事前に打ち合わせで確認。

スキップフロアを追加できる?

理由

  • スキップフロアの追加は間取りや構造計算に大きな影響を与えるため、規格住宅の設計コンセプトから外れる。

解決策

  • 最初からスキップフロアを採用した規格住宅を選ぶ。
  • 中2階(1.5階)の間取りを持つ商品を提供する住宅会社に相談。

規格住宅のメリットとデメリットのまとめ

項目メリットデメリット
コストオーダー住宅に比べて安価。土地の形状や設計変更で追加費用が発生する場合も。
工期3ヵ月程度で完成。土地の整備が必要な場合は工期が延びる可能性。
間取りの自由度標準仕様でも十分使いやすい設計が多い。狭小地や変形地には対応が難しい。
性能耐震等級や断熱等級の高い商品も多く、選択肢がある。性能を高める仕様変更には追加費用が必要。

まとめ

規格住宅は「低価格で高品質」をコンセプトにした住宅形態であり、コストを抑えつつ一定の性能を確保した家を建てたい人に向いています。

ただし、間取りや設備選びの自由度はオーダー住宅に比べて低いため、性能や仕様を十分確認しながら進めることが大切です。

選び方のポイント

  1. 住宅会社の性能や対応力を比較する
    • 耐震等級や断熱性能を必ず確認。
  2. 土地条件を慎重に確認する
    • フラットで標準的な土地が規格住宅に向いています。
  3. 希望に合った規格住宅を探す
    • スキップフロアや太陽光発電対応など、希望条件に合った商品を選ぶ。

予算内で理想の家を建てるためには、カタログを取り寄せて複数の住宅会社を比較検討することが重要です。

規格住宅を正しく理解し、家族のニーズに合った最適な選択をしてください。

アキュラホームの評判は?坪単価と平屋・2階建ての間取り例を解説

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※2023年3月1日から会社名が「株式会社AQ Group」に代わり、注文住宅のブランド名は「AQURA HOME」となりました。この記事では従来通りカタカナで「アキュラホーム」と記載しています。

アキュラホームは、自由度の高い木造注文住宅を提供するハウスメーカーとして知られています。

「かんな社長」のキャッチフレーズでも親しまれるアキュラホームは、大工経験を持つ社長が創業した企業です。

そのため、実務で培った知識と技術を活かし、高い品質とコストパフォーマンスを実現した家づくりを特徴としています。

また、これまでに数多くの賞を受賞していることからも、その実績がうかがえます。

今回は、アキュラホームについて、坪単価や間取り例を中心に詳しく解説します。

アキュラホームの会社概要

アキュラホームは、1978年に設立された株式会社AQ Group(旧アキュラホーム)によって運営されています。

本社は東京都新宿区にあり、関東、関西、中部、中国エリアの主要都市を中心に、全国で96ヶ所の支店や展示場を展開しています。公式ウェブサイトから展示場の検索も可能です。

同社は木造注文住宅の建設・販売だけでなく、全国の工務店を支援する事業や住宅関連の研究開発も手掛けています。以下に会社概要をまとめました。

会社名株式会社AQ Group
本社所在地東京都新宿区西新宿2−6−1 新宿住友ビルディング34階
電話番号03−6302−5001(代表)
代表者代表取締役 宮沢俊哉
資本金9,314万円
創業1978年10月
創立1986年5月
従業員数1,415人(2022年4月現在 パートなどを含む)
事業内容住宅事業(各種木材注文住宅の建設・販売など)
工務店支援事業(工務店・ビルダーのノウハウ提供)
研究開発事業(住宅及び関連品とシステムの研究開発など)
公式HPhttps://www.aqura.co.jp

建築実績と受賞歴

アキュラホームは、長年の実績と経験を活かし、高品質でありながらコストパフォーマンスに優れた家づくりを実現しています。

2020年度には1,774棟、2021年度には2,094棟の受注棟数を記録しており、その実績は業界内でも高く評価されています。。(※2020年度期受注棟数は、同社事業報告書より ※2021年度期受注棟数は、2022年6月時点同社調べ)  

また、同社の取り組みは数々の賞を受賞しており、たとえば「ハウス・オブ・イヤー・イン・エナジー」や「ジャパン・レジリエンス・アワード」では、省エネルギー性や災害対応力の高さが認められています。

環境配慮と住宅性能

アキュラホームが手掛ける住宅は、環境への配慮と高い性能が特徴です。

また、「ジャパン・レジリエンス・アワード」では、災害に強い設計が表彰対象となっています。

「ハウス・オブ・イヤー・イン・エナジー」とは、建物躯体と設備機器をセ ットとして捉え、トータルとして省エネルギーやCO2削減などへ貢献する優れた住宅を表彰するものです。

「ジャパン・レジリエンス・アワード 強靱化大賞」とは、次世代に向けたレジリエンス社会構築に向けて、強靱な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発などに取り組んでいる先進的な企業・団体を表彰する制度です。

全棟デザイナー監修の完全自由設計

アキュラホームは、すべての住宅がデザイナー監修のもとで完全自由設計される仕組みを採用しています。

この方針により、住む人それぞれのライフスタイルや好みに合わせた理想の住まいが実現します。

中規模木造建築の普及への貢献

戸建て住宅だけでなく、アキュラホームは「Re:Treeプロジェクト」として中規模木造建築物の普及にも取り組んでいます。

中規模木造建築物に関する受賞歴は以下通りです。

■2016年 ウッドデザイン賞(埼玉北支店「住まいと暮らしサロン」)

■2018年 ホワイト企業アワード オフィス環境部門(埼玉北支店「住まいと暮らしサロン)

■2018年 グッドデザイン賞(つくば支店「住まいと暮らしサロン」)

■2018年 グッドでデザイン賞(ヒルサイドテラス青葉台センターハウス)

独自のシステム開発で家づくりとコミュニティ形成に貢献

アキュラホームでは、独自に開発した住宅建設の合理化ノウハウをもとに、工務店支援ネットワークを主宰しています。

このネットワークは、顧客のニーズや施工ノウハウを全国規模で共有する仕組みとなっており、地域の工務店やビルダーにとって大きな助けとなっています。

さらに、このネットワークを通じて、住宅建設だけでなく、地域社会への貢献にも取り組んでいます。

具体的には、子育て支援や地域コミュニティの形成を目的とした活動を展開しており、住まいを提供するだけでなく、暮らしや地域全体を豊かにする取り組みを行っています。

  • キッズデザイン賞: 2013年、2014年、2015年の3年連続で受賞。子どもに優しいデザインや安全性が評価されました。
  • グッドデザイン賞: 2013年から2017年まで5年連続、さらに2019年にも受賞。美しさと機能性を両立させた住宅デザインが高く評価されています。

地域と環境への取り組み

アキュラホームは、地域貢献や環境保全にも積極的です。

この活動は環境問題の解決に向けた取り組みとして広く注目されています。

アキュラホームの坪単価と間取り例について

アキュラホームの坪単価について詳しく見ていきたいと思います。

株式会社リクルートが運営する不動産総合サイト「SUUMO」に掲載されている情報によれば、アキュラホームの坪単価はおよそ40万円~140万円となっています。

金額だけを見るとかなり幅がありますが、これはすべての家が「完全自由設計」であることが一つの要因です。

もともとローコストメーカーとして知られていたアキュラホームですが、現在ではより幅広い要望に対応するため、自由設計が売りのハウスメーカーとなりました。

※各社の坪単価については「ハウスメーカーの坪単価ランキング」の記事で詳しく特集しています。

坪単価の目安

住宅支援機構が2020年に行った調査によると、

  • 注文住宅における建設費の全国平均:約3,532.5万円
  • 住宅面積の全国平均:124.4㎡

となっています。1坪を3.3㎡として計算すると、

3,532.5万円÷124.4㎡×3.3≒93.7万円

この計算から、全国平均での坪単価はおよそ「94万円」となります。

以前はローコストメーカーとしてタマホームアイフルホームなどと比較されることが多かったですが、現在ではもう1ランク上のミドルクラスの住宅メーカーとも比較されるようになっています。

アキュラホームの場合、どんな家を建てたいかによって坪単価や比較対象となる会社が変わるため、良し悪しを調べる際には自分の予算に合わせて情報を集める必要があります。

例えば、「LIFULL HOME’S」などのポータルサイトを利用して、予算に合わせて3~5社程度のカタログを取り寄せ、自分の希望に合うかどうかをチェックするのがおすすめです。(カタログは無料で取り寄せられます)

アキュラホームのカタログはこちらの公式HPから取り寄せられます。

1,000万円台の間取り例

続いて、実際にアキュラホームの間取りをいくつかご紹介します。

まずは1,000万円台の家の間取りから解説します。

憧れのアメリカンスタイルを実現した、カバードポーチのある家

アメリカ西海岸をイメージしたこの家は、カバードポーチが特徴の平屋建てです。

外観だけでなく、内装にもカリフォルニアデザインが取り入れられています。

家の中心に生活のメインとなるLDKを配置しています。外出からの帰宅時やお出かけの際には、LDKを通るように設計されており、室内を見渡せるキッチンからは家族の様子や出入りを見守ることができます。

この家のポイントは、何と言ってもその外観です。日本では珍しいカバードポーチをローコストで実現できる技術力は、アキュラホームの特徴と言えます。

これは狭小住宅で取り入れたい工夫の一つです。

1,000万円台で自分の理想の家を叶えることができた、良い事例と言えるのではないでしょうか。

  • 間取り: 3LDK
  • 延床面積: 99.88㎡(30.2坪)
  • 家族構成: 夫婦+子ども2人
  • 竣工年月: 2017年2月
  • 構法: 木造軸組
  • 本体価格: 1,500万円~1,999万円

(引用:写真・アキュラホームHP、図面・詳細情報・SUUMO HP)

2,000万円台の間取り例

開放感あふれる土間リビングのある、耐震・断熱性能を重視した家

1階は土間リビングのある開放的な空間になっており、2階は間仕切りのない広いキッズスペースと寝室があります。

吹き抜けを通して、どこにいても家族の気配を感じることができる設計です。

玄関を入るとすぐに土間リビングがあり、訪れたお客様が靴を脱がずに過ごすことも可能です。また、お子様の遊び場やガーデニングなどの趣味のスペースとしても活用できます。

この家のポイントは、間仕切り壁が少なく開放的な空間であるにもかかわらず、施主であるご家族の一番の希望であった耐震・断熱性能を重視した設計になっていることです。

  • 間取り: 3LDK
  • 延床面積: 94.40㎡(28.5坪)
  • 家族構成: 夫婦+子ども2人
  • 竣工年月: 2016年5月
  • 構法: 木造軸組
  • 本体価格: 2,000万円~2,499万円

(引用:写真・アキュラホームHP、図面・詳細情報・SUUMO HP)

3,000万円台の間取り例

限られた敷地の中で、空間を有効活用したスキップフロアのある家

敷地面積23坪という限られた立地ながらも、21畳の大空間LDKがある2階を中心に、居心地の良さと生活動線に配慮したレイアウトが特徴の家です。

2階と3階の間には、畳スペースのスキップフロアが設けられており、キッズスペースとして活用されています。上部が吹き抜けになっているため、どこにいても家族の気配を感じられる設計です。

1階の寝室にはウォークインクローゼット、スキップフロアの下部には大容量の収納スペース、さらに玄関やダイニング、洋室などにも収納が配置されています。

キッチン横のユーティリティスペースにはクローゼットがあり、出かける前や帰宅時もあちこち移動する必要がありません。

3階にはサンルームに洗濯機置き場があるため、洗濯物を持ってベランダに移動する手間が省けます。

狭小地という立地条件ながら、敷地を最大限に活用した3階建ての家となっています。収納力が豊富な点など、こうしたアイデアを参考にすると良いでしょう。

  • 間取り: 3LDK
  • 延床面積: 121.31㎡(36.6坪)
  • 家族構成: 夫婦+子ども1人
  • 竣工年月: 2019年3月
  • 構法: 木造軸組
  • 本体価格: 3,000万円~3,499万円

(引用:写真・アキュラホームHP、図面・詳細情報・SUUMO HP)

以上、アキュラホームの坪単価と間取り例についてご紹介しました。

アキュラホームでは、予算や希望に合わせて多彩なプランを提案しており、高い技術力とデザイン性で理想の住まいを実現できます。

家づくりを検討されている方は、ぜひアキュラホームのカタログを取り寄せてみてはいかがでしょうか。

アキュラホームの戸建てシリーズ

アキュラホームが提供する家は、すべて「完全自由設計」です。

「予算内で、自分たちだけの理想の住まいを実現したい」と考える方にとって、アキュラホームはその理想を形にしてくれるハウスメーカーかもしれません。

コスト面やデザイン性だけでなく、耐震性・耐熱性・耐久性といった住宅性能の高さも見逃せないポイントです。それでは、同社が展開する主なシリーズや暮らしの提案について詳しく見ていきましょう。

超空間シリーズ

このシリーズでは、新しい構法を採用した「剛木材 超空間の家」が新たに加わる予定となっています。

また、以下のような特徴的な家がラインナップされています。

匠空調の家アキュラホームグループオリジナルの「全館空調」を備えた家
ZEHの家エネルギー収支がゼロになる省エネ・創エネの家
ミライZEHにプラスした住宅性能と室内温度のバリアフリーを実現する家
新生活様式の家ウィルスバリアシステム搭載で、「安心・安全」「快適」そして「健康」な新生活対応の家

暮らし方提案

アキュラホームでは、多様な暮らし方に対応するラインナップが揃っています。それぞれの提案は以下の通りです。

超発電の家太陽光発電システムとオール電化を採用
平家の家住み良い平家の快適性とゼロエネルギーを実現
大収納のある暮らし「かざる」「しまう」「とりだす」までを考えた収納が魅力
ペットと暮らす家「最愛の家族」であるペットの健康や暮らしにも配慮
二世帯の暮らしライフスタイルに合わせた二世帯のカタチを高い住宅性能とユニバーサルデザインで実現
3階建ての暮らしゆとりある暮らしのために都市の敷地条件を最大限に活用

匠空調の家

アキュラホームが開発した「全館空調システム」を採用。一台のエアコンで家全体を快適な温度に保つことができます。

このシステムでは、小屋裏に設置されたエアコンがダクトを通じて温度調整された空気を各部屋に供給します。

  • : 天井から冷風を送り、家全体を涼しくします。
  • : 床下と天井から暖かい空気を循環させ、快適な室温を維持します。

特に冬場には部屋間の温度差が少なく、ヒートショック現象のリスクを軽減します。

また、24時間換気システムと連動しているため、締め切った部屋でも空気が汚れる心配がありません。

ZEHの家

ZEH(ゼッチ)とは、高断熱・省エネルギー性能の高い設備を備え、再生可能エネルギーを活用してエネルギー収支をゼロにする住宅です。

つまり「断熱」「省エネ」「創エネ」の3つの基準を満たす必要があります。

ミライの家

「ミライの家」は、太陽光発電システムと電気自動車(例: 日産リーフ)を活用した次世代住宅です。

エネルギーを自給自足し、オール電化にすることで光熱費0円を実現することができるかもしれません。

新生活様式の家

新型コロナウイルスの影響を受け、住まいにおける衛生面への配慮が重要視されています。

「新生活様式の家」では、以下の工夫が取り入れられています。

  • 玄関: 手洗いスペースや非接触型の自動ドアを設置。
  • 室内環境: ウイルスキラーエアシステムで清潔な空気を維持。
  • リモートワーク対応: 在宅勤務が快適になるよう、専用のワークスペースを提案。

超発電の家

アキュラホームでは「超発電の家」というコンセプトで、環境にも人にもやさしい住まいを提案しています。

この家では、太陽光発電システムとオール電化を組み合わせ、エネルギー効率を最大限に高めています。

太陽光発電で得られる再生可能エネルギーを活用することで、電気料金を大幅に削減できる可能性があるだけでなく、地球環境にも配慮した生活が実現します。

また、オール電化を採用することで、家庭内のエネルギー利用を一元化し、安全性や快適性も向上しています。

平家の暮らし

平屋建ての家は、ワンフロアで家族全員が同じ空間を共有できる魅力があります。

アキュラホームでは、この平家のメリットを最大限に生かしつつ、さまざまなライフスタイルに対応した提案を行っています。

バリアフリー設計を採用した安全性の高い住まいは、高齢者にも安心して暮らしていただけます。

また、趣味やこだわりを反映した坪庭やガレージのある家など、お客様の希望に応じたデザインも得意としています。平屋の設計実績が豊富なアキュラホームならではの提案が魅力です。

大収納のある暮らし

長く住んでいると、家の中にモノが増え、収納スペースが不足してしまうという悩みを持つ家庭は少なくありません。

アキュラホームでは、こうした悩みを解消するため、「大収納のある暮らし」を提案しています。

これにより、日常生活が快適になるアイデアが詰まった家づくりが可能です。

ペットと暮らす家

アキュラホームでは、家族の一員であるペットにも快適な住環境を提供することを重視しています。

プランニング時には、ペットに特化した「ペット達人チーム」が対応し、ヒアリングを通じてペットと人の両方が暮らしやすい家を設計します。

ペットの種類に応じて、「犬チーム」「猫チーム」「小動物チーム」の3つの専門チームがそれぞれの特性に合った提案を行います。

また、室温管理にも配慮されており、急激な温度変化を防ぐために「アキュラ全館空調システム」を採用しています。

このシステムにより、人とペットの健康を守り、快適な生活が送れる家を実現しています。

二世帯の暮らし

二世帯住宅には、完全分離タイプや適度にプライバシーを保ちながらつながりを持つタイプなど、さまざまなスタイルがあります。

アキュラホームでは、家族のライフスタイルや希望に合わせた最適な二世帯住宅を提案しています。

各世帯の生活スタイルに合わせた柔軟な設計が可能な点も、大きな魅力です。

3階建ての暮らし

都市部で家を建てる場合、狭小地や周囲を建物に囲まれた環境が避けられないケースが多くあります。

アキュラホームでは、こうした限られた敷地条件を最大限に活用するため、「3階建ての暮らし」を提案しています。

これにより、柱や壁が少なくても大空間を確保でき、開放感のある住まいを実現しています。

また、構造躯体と内装を分離する「SI(スケルトンインフィル)工法」を採用することで、建築後の間取り変更が容易に可能です。

これにより、将来のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる住まいを提供しています。

アキュラホームの特徴や工法について

アキュラホームの家は、プロの職人たちによる「匠の力」を結集し、高いクオリティを実現しています。

その特徴として、同社が独自に開発したシステムを取り入れ、高性能住宅を提供している点が挙げられます。

また、アキュラホームでは日本の伝統的な「在来工法」と呼ばれる木造軸組工法を主に採用しています。

この工法の持つ魅力を活かしつつ、弱点を独自の技術力で補うことで、耐震性・断熱性・耐久性に優れた住まいを提供しています。

それでは、同社の工法や住宅性能について詳しくご紹介します。

木造軸組工法の進化「メタルウッド構法」

アキュラホームでは、従来の在来工法の弱点を克服するため、「メタルウッド工法」を採用しています。

一般的な木造軸組工法では、柱や梁の接合部分に凹凸を作って組み合わせますが、この構造では断面欠損が生じ、建物の耐久性に影響を及ぼす可能性がありました。

メタルウッド工法の特長:

  • 構造材を金物で接合することで、断面欠損を軽減。
  • 接合部分の曲げ強度が従来工法の1.7倍であることが実証されています。
  • 台風や地震など、災害時の耐久性を向上。

高耐震性能の「トリプルストロング床」

床面には、アキュラホーム独自の「トリプルストロング床」が採用されています。

この床は、建物全体の耐震性を高めるために設計されており、地震時に発生する水平力を分散する役割を果たします。

トリプルストロング床の特長:

  • 地震の揺れによるねじれを防ぐ構造。
  • 一般的な床工法の3倍の強度を持つ。
  • 地震時の安全性を大幅に向上。

地震に強い耐力壁「スーパーストロングウォール」

アキュラホームの耐力壁には、東京大学と共同開発した「スーパーストロングウォール」が使用されています。

耐力壁は、建物にかかる垂直方向や水平方向の力を支える重要な構造部分です。

スーパーストロングウォールの特長:

  • 国土交通省認定の高倍率耐力壁。
  • 従来の耐力壁よりも大幅に高い強度を実現。
  • 地震や台風などの外力から住まいを守る。

制振機能を持つ「オリジナルダンパー」

アキュラホームでは、地震の揺れを低減するための「オリジナルダンパー」を採用しています。

このダンパーは、地震の規模に応じて役割を変える構造となっています。

オリジナルダンパーの特長:

  • 中程度の地震では耐力壁として機能。
  • 大規模な地震ではエネルギーを吸収し、揺れを低減。
  • 建物の損傷を最小限に抑える。

防火性能を高める「省令準耐火構造」

アキュラホームの家は「省令準耐火構造」を採用しており、火災時の安全性にも配慮されています。

この構造は、火災時に他室への延焼を遅らせるだけでなく、外部からのもらい火も防ぎます。

省令準耐火構造の特長:

  • 壁や屋根からのもらい火を防ぐ。
  • 室内火災の際、延焼を遅らせて被害を軽減。
  • 一般的な木造住宅よりも高い耐火性能。

高遮熱性能を実現する「透湿防水シート」

外装材の内部には、耐久性の高い透湿防水シートが使用されています。

このシートは、湿気や水分の影響を防ぎながら、夏場の結露を防ぐ役割を果たします。

透湿防水シートの特長:

  • 外部からの輻射熱を約85%カット。
  • 壁内の湿気を排出し、結露を防止。
  • 断熱性を向上させ、住宅の劣化を防ぐ。

快適な室内環境を保つ「全熱交換型第一種換気システム」

アキュラホームでは、24時間換気システムに「全熱交換型第一種換気システム」を採用しています。

このシステムは、外気の影響を受けにくい快適な室内環境を実現します。

全熱交換型第一種換気システムの特長:

  • 外気と内気の温度を熱交換し、エネルギー効率を向上。
  • 夏は涼しく、冬は暖かい快適な温度を維持。
  • 室温を一定に保ちながら、換気を行う。

環境性能の認証「CASBEE」

アキュラホームは、建築物の環境性能を評価するシステム「CASBEE」において、最高ランク認証を取得しています。

また、「環境共生住宅」の認定も受けており、環境への配慮が評価されています。

CASBEE認証の特長:

  • 省エネルギー性能や環境配慮に優れた設計。
  • 快適な住まいと環境保全を両立。
  • 建物の品質が総合的に評価される。

長期サポート体制「永代家守り」

アキュラホームでは、家の完成後も安心して暮らせるように、「永代家守り」というアフターメンテナンス体制を提供しています。

この体制では、定期的なメンテナンスやトラブル対応が行われます。

永代家守りの特長:

  • 最長35年の長期サポート。
  • 365日24時間体制で、トラブルに対応。
  • 専門スタッフによる定期点検とアドバイス。

アキュラホームの口コミ評判は?

アキュラホームの口コミには、どのような内容があるのでしょうか。良い口コミと悪い口コミを紹介しますので、参考にしてみてください。

良い口コミ

設計通り、イメージ通りだったため、住み始めてから違和感なく、快適に生活出来ている。施工不良箇所も少なく、丁寧に作業していただいたのを感じる。

引き渡しまで色々な担当者とやり取りしたが、総じてしっかりと提案・説明をしてくれて、納得して進める事ができた。
希望に対して専門的な意見を言ってくれ見通しを立てて進められたこと。

働いている人の提案力が高い人が多く、家づくりがとても楽しかった。
営業担当者が、色々と提案をしてくれたこと。
こちらの要望を理解して具体化してくれた。

(オリコン顧客満足度ランキング:アキュラホームの口コミより引用


悪い口コミ

担当者のレベルに差があり、ごく稀に良く分からない対応をする担当者がいた。教育が一部で不十分だと感じた。

(オリコン顧客満足度ランキング:アキュラホームの口コミより引用)


アキュラホームの良い口コミでは営業担当者の提案や説明が満足できるものだったとの意見が多く見受けられました。

一方悪い口コミでは、担当者の対応に対して不満を持つ人がいるようです。

アキュラホームの支店・住宅展示場一覧

アキュラホームの支店、住宅展示場をまとめました。

支店

支店名住所電話番号
本社〒163-0234 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビルディング34F 
埼玉北支店〒360-0811 埼玉県熊谷市原島1183-1048-529-2281(代)
株式会社アキュラホーム埼玉西〒350-1151 埼玉県川越市今福970-4049-244-5882(代)
株式会社アキュラホーム埼玉中央〒343-0025 埼玉県越谷市大沢566-1048-823-9533(代)
株式会社アキュラホーム東京中央〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-31-2 七井ビル1F0422-72-8556(代)
横浜支店〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-13-6 第一KSビル7F045-478-2322(代)
湘南支店〒251-0024 神奈川県藤沢市鵠沼橘1丁目2-4-3030466-55-1705(代)
千葉支店〒271-0091 千葉県松戸市本町18-4 NBF松戸ビル5F047-308-7061(代)
つくば支店〒305-0817 茨城県つくば市研究学園4丁目2-5029-850-3701(代)
浜松支店〒432-8069 静岡県浜松市西区志都呂一丁目37番1号0120-004-355
053-445-6220(代)
名古屋支店〒461-0002 愛知県名古屋市東区代官町35-16 第一富士ビル7F052-939-5777(代)
大阪支店〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原5丁目7番43号 新大阪小岸ビル06-4807-7290(代)
兵庫支店〒674-0059 兵庫県明石市大久保町茜1-11-14079-225-5033(代)
広島支店〒731-5109 広島県広島市佐伯区石内北1丁目14番30号082-941-5085
福山支店〒721-0942 広島県福山市引野町4-3-20084-940-0778(代)
AQレジデンス 青山オフィス〒107-0052 東京都港区赤坂7-1-15 アトム青山タワー3F03-3470-8250

展示場

東京

展示場名住所電話番号
小金井展示場東京都小金井市前原町5-7
(小金井・府中ハウジングステージ内)
042-382-0160
町田森野展示場東京都町田市森野5-7-25
(町田森野住宅公園内)
042-739-3822
練馬展示場東京都練馬区谷原5-28-30
(練馬ICハウジングギャラリー内)
03-5947-6022
瀬田展示場東京都世田谷区瀬田5-20
(ハウジングプラザ瀬田内)
03-5491-4775
武蔵野展示場東京都武蔵野市西久保3-1-25
(武蔵野ハウジング・スクエア内)
0422-59-0431
小平展示場東京都小平市花小金井3丁目40-1
(西東京・小平住宅公園内) 
042-470-5944
三鷹展示場東京都三鷹市野崎3-27-30
(ハウジングプラザ三鷹第二会場内)
0422-39-7688
立川展示場東京都立川市泉町935-1
(ハウジングワールド立川内)
042-521-7571
八王子展示場東京都八王子市大谷町234
(ABCハウジング八王子公園内)
042-631-6722
AQレジデンス 新宿展示場東京都新宿区百人町2丁目2-3203-5155-3777
AQレジデンス 馬込展示場東京都大田区北馬込2-12
(馬込ハウジングギャラリー内)
03-5742-5010
AQレジデンス 瀬田展示場東京都世田谷区瀬田5-20
(ハウジングプラザ瀬田内)
03-5797-2311

埼玉

展示場名住所電話番号
久喜展示場埼玉県久喜市本町6-14-16
(久喜住宅公園内)
0480-26-1180
北浦和展示場埼玉県さいたま市浦和区領家5-15-17
(浦和住宅展示場Miraizu内)
048-813-6030
モラージュ菖蒲展示場埼玉県久喜市菖蒲町菖蒲6005-1
(モラージュ菖蒲ハウジングステージ内)
0480-87-0080
川越小仙波展示場埼玉県川越市小仙波650-1
(川越ハウジングギャラリー)
049-228-5700
川越展示場埼玉県川越市新宿町5-13-62
(川越ハウジングステージ内)
049-248-5877
上尾展示場埼玉県上尾市久保49-1
(上尾ハウジングステージ内)
048-779-6881
宮原展示場埼玉県さいたま市北区植竹町1-816-1
(大宮北ハウジングステージ内)
048-662-4888
浦和展示場埼玉県さいたま市緑区中尾395-1
(浦和住宅公園内)
048-810-0066
さいたま新都心展示場埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4-264-1
(さいたま新都心コクーンシティ住宅展示場内)
048-650-9888
春日部展示場埼玉県春日部市谷原2-2-6
(春日部住宅展示場内)
048-760-2330
新越谷展示場埼玉県越谷市登戸町40-34
(TBSハウジング新越谷会場内)
048-961-6525
三郷展示場埼玉県三郷市ピアラシティ二丁目7番地1
(三郷ハウジングステージ内)
048-949-2161
草加展示場埼玉県草加市瀬崎2-34-3
(TBSハウジング草加住宅展示場内)
048-920-4822
わらび展示場埼玉県川口市芝園町1-9
(わらび住宅公園内)
048-263-3522
川口展示場埼玉県川口市坂下町1-5-8
(川口・鳩ヶ谷住宅公園内)
048-288-7272
本庄展示場埼玉県本庄市朝日町2-19-8
(本庄ハウジングステージ内)
0495-25-8500
熊谷展示場埼玉県熊谷市石原369-1
(熊谷ハウジングステージ内)
048-528-7511
東松山展示場埼玉県東松山市松葉町4-3-15
(TBSハウジング内)
0493-21-7100
鶴ヶ島展示場埼玉県鶴ヶ島市脚折1513-7
(鶴ヶ島住宅公園内)
049-279-5222
所沢展示場埼玉県所沢市久米589
(所沢駅前ハウジングステージ内)
04-2997-5322
所沢若狭展示場埼玉県所沢市若狭3-2352-1
(所沢ハウジングステージ内)
04-2938-6631
新座展示場埼玉県新座市畑中3-9-10
(新座・朝霞ハウジングステージ内)
048-480-3901

千葉

展示場名住所電話番号
成田展示場千葉県成田市寺台9-30476-22-3752
かしわ沼南展示場千葉県柏市大島田2-2-1
(かしわ沼南住宅公園内)
04-7190-0331
松戸展示場千葉県松戸市八ヶ崎825-1
(ハウジングプラザ松戸内)
047-312-0050
市川展示場千葉県市川市鬼高1-1-2
(ABCハウジング市川住宅公園内)
047-700-2021
青葉の森展示場千葉県千葉市中央区青葉町1249-1
(ハウジングプラザ千葉・青葉の森内)
043-209-5301
幕張展示場千葉県千葉市花見川区幕張町5-417-7
(幕張ハウジングパーク内)
043-298-2111
千葉ニュータウン展示場千葉県印西市牧の原6丁目1-3
(千葉ニュータウン住宅公園内)
0476-48-6377

神奈川

展示場名住所電話番号
二俣川展示場神奈川県横浜市旭区さちが丘47-1
(tvkハウジングプラザ二俣川内)
045-360-3108
港北展示場神奈川県横浜市都筑区川向町989
(ハウジングメッセ港北インター住宅公園内)
045-476-8710
海老名展示場神奈川県海老名市中央1-9-10
(海老名ハウジングギャラリー内)
046-231-7744
横浜北展示場神奈川県横浜市都筑区中川1-4-1
(ハウスクエア横浜内)
045-910-0194
平沼展示場展示場名平沼展示場045-324-2071
藤沢展示場神奈川県藤沢市辻堂新町4-2
(tvkハウジングプラザ藤沢内)
0466-37-1860
相模原展示場神奈川県相模原市中央区向陽町1-17
(相模原住宅公園内)
042-730-5107
平塚展示場神奈川県平塚市田村5丁目19-3
(tvkハウジングプラザ湘南平塚内)
0463-51-1525
戸塚展示場神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地
(ABCハウジング戸塚住宅公園内)
045-860-6011
小田原展示場神奈川県小田原市国府津1-4-65
(ABCハウジング西湘・小田原住宅公園内)
0465-46-0061

茨城

展示場名住所電話番号
つくば展示場茨城県つくば市研究学園6丁目51番地12他
(つくばハウジングパーク内)
029-863-2262
守谷展示場茨城県守谷市本町241-1
(守谷住宅公園内)
0297-47-8051
土浦展示場茨城県土浦市下高津4-19-7
(ABCハウジング土浦住宅公園内)
029-825-0088

静岡

展示場名住所電話番号
静岡展示場静岡市駿河区桃園町1-1
(SBSマイホームセンター静岡内)
054-256-0030
浜松展示場静岡県浜松市南区青屋町400
(SBSマイホームセンター浜松内)
053-411-8311
浜北展示場静岡県浜松市浜北区染地台5-6-7
(浜北中日ハウジングセンター内)
053-584-3911

愛知

展示場名住所電話番号
日進梅森展示場愛知県日進市梅森町西田面15052-847-5671
鳴海展示場愛知県名古屋市緑区鳴海町伝治山3-19
(鳴海ハウジングセンター内)
052-893-4721
豊橋展示場愛知県豊川市篠束町仲堀65-1
(豊橋中日ハウジングセンター内)
0533-73-1411
蟹江展示場愛知県海部郡蟹江町北新田1-60
(CBCハウジング蟹江インター住まいの公園内)
0567-94-3361
株式会社オカザキホーム 豊橋南展示場愛知県豊橋市神野新田町中島10
(中京テレビハウジング豊橋南内)
0532-37-2530
株式会社オカザキホーム 刈谷展示場愛知県刈谷市新富町2-270566-88-8800
株式会社オカザキホーム 岡崎東展示場愛知県岡崎市美合町字入込680120-990-918
株式会社オカザキホーム 岡崎南展示場愛知県岡崎市昭和町観音63-10564-33-3802
株式会社オカザキホーム 豊田展示場愛知県豊田市下市場町6-70-10565-37-8130

岐阜

展示場名住所電話番号
岐阜県庁前展示場岐阜県岐阜市薮田東1-2-17
(岐阜ハウジングギャラリー県庁前内)
058-275-8015
各務原展示場岐阜県各務原市蘇原青雲町3-41-1
(岐阜ハウジングギャラリー内)
058-380-3315

大阪

展示場名住所電話番号
和泉展示場大阪府和泉市唐国町3丁目18-50
(毎日ハウジング和泉中央住宅展示場内)
0725-51-3501
花博展示場大阪府大阪市鶴見区焼野1丁目南5
(花博記念公園ハウジングガーデン内)
06-6914-3131
難波展示場大阪府大阪市浪速区敷津東1-1-1
(なんば住宅博内)
06-4396-7515

兵庫

展示場名住所電話番号
西宮展示場兵庫県西宮市高松町2-29
(西宮北口ハウジングギャラリー内)
0798-62-3161
神戸展示場兵庫県神戸市東灘区本庄町3-2-14
(ABCハウジングコレクション神戸東内)
078-436-1301
伊丹展示場兵庫県伊丹市奥畑4-33
(ABCハウジング伊丹・昆陽の里住宅公園内)
072-773-6201
明石展示場兵庫県明石市大蔵海岸通1-2-3
(ABCハウジング明石海岸通住宅公園内)
078-919-5055
姫路展示場兵庫県姫路市城東町五軒屋40-1
(神戸新聞ハウジングセンター内)
079-225-5011
加古川展示場兵庫県加古川市尾上町今福49-1
(神戸新聞ハウジングセンター内)
079-456-2301

奈良

展示場名住所電話番号
奈良展示場奈良県奈良市柏木町548-1
(毎日ハウジング奈良住宅展示場内)
0742-30-2281

岡山

展示場名住所電話番号
岡山展示場岡山県岡山市北区北長瀬表町3丁目3番2号0800-100-0015
岡山第二展示場岡山県岡山市南区藤田673
(山陽新聞岡山住宅展示場内) 
086-296-3430
岡山第三展示場岡山県岡山市北区撫川1575-1
(RSKハウジングプラザ内) 
086-903-1515
倉敷展示場岡山県倉敷市西阿知町西原770-100120-65-0043

広島

展示場名住所電話番号
おのみち展示場広島県尾道市高須町4789-50848-56-1172
ちゅーピー展示場広島県広島市西区商工センター8-12-12082-270-0131
こころ22回モデル展示場広島県広島市佐伯区石内北三丁目12番2号
(西風新都セントラルシティこころ)
0120-997-305
福山展示場広島県福山市引野町4-3-200120-114-580

アキュラホームに関するよくある質問

リフォームもやっていますか?

アキュラホームでは、新築の注文住宅だけでなく、リフォームやリノベーションの依頼も可能です。

同社が取り組む「永代家守り活動」の一環として、家とその文化を守るため、リフォーム事業にも力を入れています。

また、家全体を改装するようなフルリフォームも可能です。

ただし、小規模な「プチリフォーム」よりも、大規模なリフォームや全面改装を検討している方向けのサービスが中心です。

たとえば、築25年以上の家を大規模にリフォームしたい場合や、子供が独立して夫婦2人の暮らしに最適化したい場合などに適しています。

また、建て替えとリノベーションの両方を提案してもらえるため、さまざまな選択肢を比較しながら検討できる点も魅力です。

賃貸併用住宅も建てられますか?

アキュラホームでは、「賃貸併用住宅の暮らし」として、賃貸住宅のニーズにも対応した住宅を提供しています。ご家族が住みながら、安定した家賃収入を得られる家を建てることが可能です。

この賃貸併用住宅の特徴として、SI(スケルトンインフィル)工法を採用している点が挙げられます。

この工法により、建築後も間取り変更が可能で、時代や借り手のニーズに合わせて住空間を柔軟に調整できます。

アキュラホームの工期はどのくらいですか?

アキュラホームの工期は一般的に3~5ヶ月程度です。

ただし、規模やプランによっては工期が延びる場合もあります。たとえば、在来工法(木造軸組工法)で家を建てる場合は、平均的な工期として約6ヶ月かかることが多いですが、アキュラホームはこれよりもやや短い期間で完成することが多いようです。

工期に関しては、詳細なプランニングの際に具体的なスケジュールが提示されるため、建築を依頼する際には相談することをおすすめします。

アキュラホームのCMにはどのようなものがありますか?

アキュラホームが放映している全国的なCMの中で有名なのは、「キリンさんと暮らせる家」というCMです。家の中でキリンが登場するというユニークな内容が印象に残り、多くの人に親しまれています。

また、「カンナ社長」の愛称で知られる宮沢社長が直接出演しているCMもあります。

宮沢社長の大工経験を活かしたアピールや、アキュラホームの家づくりに対する熱意が伝わる内容となっています。

まとめ

アキュラホームは、元大工の社長が手がけるハウスメーカーであり、木材へのこだわりが感じられる家づくりが特徴です。

同社が開発した独自のシステムにより、耐震性・耐久性など住宅性能の高さが魅力となっています。

かつてはローコストハウスメーカーのイメージが強かったですが、現在では完全自由設計を採用することで、幅広いプランに対応しています。

商品ラインナップは大手メーカーほど豊富ではありませんが、「予算内でとことんこだわりたい」という方には、柔軟で親身な提案が期待できるハウスメーカーです。

また、リフォームや賃貸併用住宅への対応、短い工期など、さまざまな要望にも応えてくれる点が魅力です。ぜひ、家づくりやリフォームを検討する際の候補に加えてみてはいかがでしょうか。

平屋は本当にローコストで建てられるのか?魅力や注意点、間取り例を解説

カテゴリー

最近、若い世代を中心に人気が高まっている平屋住宅。

平屋住宅にはどのような魅力があり、なぜ注目されているのでしょうか?

この記事では、平屋のメリットだけでなく、予算に応じた間取り例や注意点についても詳しく解説します。

これから家を建てようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

※アキュラホームで平屋住宅が新登場!

アキュラホームでは、税抜1,590万円~(※3LDKで約26坪)の「超空間の平屋」が新登場!
コンパクトな家ですが天井高が2.8mあり、とても開放感のある家です。

現在、先行販売中なので気になる人は、ぜひチェックしてみてください!

平屋住宅の魅力と予算について

平屋の特徴と人気の理由

平屋住宅は、階段がないため生活動線がシンプルで、家族全員が同じフロアで生活できることから、子育て世代や高齢者に人気です。

また、設計次第で広々とした開放感を実現できるのも魅力の一つです。

一方で、平屋を建てる際には予算の見極めが重要です。

予算に応じて、ローコスト住宅からハイグレード住宅まで幅広い選択肢があるため、自分に合ったプランを検討しましょう。

平屋を建てるための予算目安

平屋を建てる際の予算は、大きく次の3つのクラスに分けられます。

予算クラス坪単価(目安)主な選択肢
ローコスト30~50万円ローコスト住宅メーカー
ミドルクラス50~70万円地元工務店や中堅ハウスメーカー
ハイグレード70~100万円大手ハウスメーカー、建築設計事務所

たとえば、30坪の平屋を建てる場合の目安予算は以下の通りです。

  • ローコスト:1,200万~1,500万円
  • ミドルクラス:1,700万~2,000万円
  • ハイグレード:2,200万~2,700万円

※これらは建物本体の工事価格で、別途付帯工事や諸経費、土地代が必要です。

ローコスト住宅に関しては、別途「ローコスト住宅で人気のハウスメーカーは?」の記事でも解説しているので参考にして下さい。

平屋の建築費は本当に安いのか?

「平屋は安く建てられる」と思われがちですが、実際には2階建て住宅と比べて坪単価が割高になる傾向があります。

出典:平屋のお家って?|StyleHouseBlog

平屋と2階建て住宅を比較すると、同じ延床面積でも「縦」に広がる2階建て住宅に対し、平屋は「横」に広がる設計になります。

このため、基礎や屋根にかかる費用が多くなり、建築費全体が高くなるのです。

ローコスト住宅で平屋を建てる場合の予算は?

たとえば、ローコスト住宅で30坪の平屋を建てる場合、建物本体の工事費は1,200万~1,500万円が目安です。

ただし、これに加えて以下の費用がかかる点に注意が必要です。

費用項目金額の目安
本体工事費1,200万~1,500万円
付帯工事費240万~300万円
諸経費120万~150万円
消費税150万~180万円
合計1,710万~2,130万円
※延床30坪の平屋住宅で試算

予算に合った平屋住宅を建てるためには、地域の住宅会社やハウスメーカーのカタログを取り寄せることをおすすめします。

無料で利用できるポータルサイトを活用して、費用や坪数、月々の支払い額に合ったプランを見つけましょう。

坪数別の予算目安一覧

以下は、坪数ごとの大まかな予算目安です。自分の予算に合った坪数を選びましょう。

坪数ローコストミドルクラスハイグレード
20坪900~1,000万円1,300~1,400万円1,800~2,000万円
25坪1,125~1,250万円1,625~1,750万円2,250~2,500万円
30坪1,350~1,500万円1,950~2,100万円2,550~2,850万円
35坪1,400~1,680万円2,100~2,380万円2,975~3,395万円
40坪1,720~1,880万円2,400~2,640万円3,600~3,800万円
45坪1,935~2,070万円2,655~2,925万円3,960~4,185万円
50坪2,100~2,250万円2,900~3,200万円4,300~4,550万円
※本体価格のみです。別途付帯工事費や諸経費がかかります。

たとえば、2,000万円程度の予算で平屋を建てたい場合、選ぶ住宅のタイプによって建築可能な坪数が大きく変わります。

  • ローコスト住宅:40~45坪程度
  • ミドルクラス住宅:30坪程度
  • ハイグレード住宅:20坪程度

このように、大きな差が出るのは、ローコスト住宅とハイグレード住宅の坪単価に約2倍の違いがあるためです。

坪単価は住宅のグレードや仕様によって大きく異なります。

各ハウスメーカーの坪単価については、「ハウスメーカーの坪単価ランキング」などを参考にすることで、具体的な比較ができます。

ただし、平屋の場合は以下の点に注意が必要です。

  1. 坪数の単価低下が緩やか
    2階建て住宅では、延床面積が増えると坪単価が下がりやすいのに対し、平屋では屋根や基礎の面積が広がるため、坪単価がそれほど下がりません。
  2. 平屋は全体的に割高
    基礎や屋根の面積が広くなる構造上、平屋は2階建て住宅に比べて割高になります。これは、平屋では建築コストが延床面積に比例して増えるためです。

平屋住宅はその魅力から多くの人に支持されていますが、建築費用や設計のポイントをしっかり把握することが成功のカギです。

快適な平屋を実現するための間取り例を紹介

平屋住宅は、2階建て住宅に比べて間取りに悩む人が多いです。

ここでは、平屋住宅の間取り例を間取りの広さや用途ごとに分けて詳しく紹介します。快適な平屋づくりの参考にしてください。

2LDKの間取り例:シンプルで暮らしやすい設計

  • 住宅メーカー:レオハウス
  • 商品名:CoCo
  • 延床面積:98.54㎡(29.8坪)

出典:老後を視野に入れたシンプルで暮らしやすい平屋|【レオハウス】

間取りの特徴
約20帖の広々としたLDK(リビング・ダイニング・キッチン)が中心となり、主寝室と子ども部屋を備えたシンプルな2LDKタイプです。

特に家事動線に工夫があり、脱衣所とは別にランドリールームが設けられています。

このランドリールームから庭のウッドテラスに直接出られるため、洗濯から干す作業までを最短距離で行えるのが魅力です。

メリット

  • 家事動線が短く効率的
  • 広々としたリビング空間

気になる点

  • 玄関周りの収納スペースが少なめ

玄関近くにシューズクロークや収納を増やせると、より快適な生活ができるでしょう。

3LDKの間取り例:広さと機能性を兼ね備えた設計

  • 住宅メーカー:セキスイハイム
  • 商品名:ハイムbj
  • 延床面積:98.98㎡(29.3坪)

出典:平屋のプラン集|平屋住宅の間取り|セキスイハイム

間取りの特徴
LDK(リビング・ダイニング・キッチン)は19帖で、主寝室7.5帖、子ども部屋はそれぞれ5.2帖と、家族で暮らすのにちょうど良い広さです。

以下の3つのポイントがこの間取りの特徴です。

  1. L型のLDKとつながるウッドデッキ
    ウッドデッキがリビングの延長のように配置されており、室内外のつながりが感じられます。
  2. LDK内の畳スペース
    リビングの一角に設けられた畳スペースが、家族のくつろぎの場を演出します。
  3. 傾斜天井で開放感を演出
    リビング部分は傾斜天井になっており、吹き抜けのような開放感を生み出しています。

メリット

  • 開放的で家族が集まりやすい空間
  • ウッドデッキや畳スペースなど、多用途に使える工夫が満載

気になる点

  • 畳スペースがやや広いため、駐車スペースの確保や外観のバランスを考えると、少し狭くする選択肢もありそうです。

4LDKの間取り例:効率的で自由度の高い設計

出典:平屋|愛知県ヘーベルハウス

間取りの特徴
同じ30坪の平屋でも、4LDKを実現しながら24帖の広々としたLDKを確保しています。

部屋数が多いにもかかわらずゆったりとした空間を作る秘訣は、廊下を最小限に抑え、無駄なスペースを徹底的に排除した設計にあります。

もう一つの特徴は、主寝室と子ども部屋の間仕切りに移動式収納を採用していることです。

これにより、子どもの成長や家族構成の変化に合わせて部屋数や広さを柔軟に変更できます。

メリット

  • 廊下を減らし、居住スペースを最大限に確保
  • 家族のライフステージに応じて間取りを変えられる

気になる点

  • 特段のデメリットは見当たりませんが、可変間取りのメリットを活かすためには、事前に収納の位置や使い方を十分に検討する必要があります。

快適な平屋をつくるポイント

平屋の間取りを考える際に重要なポイントは以下の通りです。

  1. 動線を意識する
    家事動線や生活動線を短くし、無駄な移動を減らす間取りが理想です。
  2. 収納スペースを確保する
    平屋は全体的に収納スペースが少なくなりがちです。必要に応じて収納を増やし、スッキリとした住環境を作りましょう。
  3. ライフステージに合わせた設計
    子どもの成長や家族構成の変化を見越して、間取りを柔軟に変更できる設計があると安心です。

これらを踏まえ、家族の暮らしに合った快適な平屋を実現してください。

予算別で見る平屋住宅の人気間取り例

家を建てる際、予算に応じた選択肢を知ることは非常に重要です。

ここでは、建築費の総額(建物本体の工事費だけでなく付帯工事や諸経費を含む)別に、平屋住宅の間取り例を紹介します。自分の理想の平屋を実現するために、ぜひ参考にしてください。

また、住宅メーカーのカタログを取り寄せて間取りを比較するのもおすすめです。「

LIFULL HOME’S」などのポータルサイトを利用すれば、予算に応じたカタログを無料で取り寄せることができます。

総額2000万円前後の平屋住宅

出典:【SUUMO】【間取り図公開/平屋/ZEH/ドッグラン】家族もペットも幸せ!高気密高断熱で光熱費ゼロを目指せる!
  • 住宅メーカーアイフルホーム
  • 間取り:3LDK
  • 延床面積:112.75㎡(34.1坪)
  • 推定総額:2,100~2,200万円

間取りの特徴
この間取りでは、北側に建物を寄せる設計ではなく、南側の屋根全面に太陽光発電システムを設置することを意識しているように見受けられます。


料理好きな家庭を意識した設計で、広々としたアイランドキッチンと4畳ものパントリーが備えられているのが大きな特徴です。家族全員で調理を楽しむ空間が確保されています。

ポイント

  • 太陽光発電を意識した南向きの屋根設計
  • アイランドキッチンと広いパントリーで快適な家事動線

総額3000万円前後の平屋住宅

出典:【SUUMO】ダイナミックな大屋根の平屋に、天井高を活かしてロフト+αの空間をつくり、縦空間も楽しめる家に
  • 住宅メーカー:ヤマダホームズ
  • 商品名:Felidia(フェリディア)
  • 間取り:3LDK
  • 延床面積:128.35㎡(38.8坪)
  • 推定総額:3,150~3,300万円

間取りの特徴
まず目を引くのが、大きな屋根のデザイン。この「大屋根」は平屋住宅に重厚感を与えるだけでなく、軒を深くすることで夏の日差しを和らげる実用性も兼ね備えています。


LDKと子ども部屋が独立しており、プライバシーを保ちながらも広々とした生活空間を実現。

特に、将来的に子どもが成長しても安心して使える間取りが工夫されています。

ポイント

  • 大屋根で重厚感と機能性を両立
  • LDKと子ども部屋を分離したプライバシー設計

総額4000万円前後の平屋住宅

出典:平屋デザイン・間取り集|ウッドデッキのある平屋|庭を楽しむ平屋なら住友林業
  • 住宅メーカー:住友林業
  • 商品名:グランドライフ・テラススタイル
  • 間取り:4LDK
  • 延床面積:134.98㎡(40.83坪)
  • 推定総額:4,180~4,350万円

間取りの特徴
この間取りでは、LDKとウッドテラスが一体化しており、第二のリビングとして使える空間設計が特徴です。


また、住友林業ならではの「ビッグフレーム構法」により、大きな窓を設置して開放的なリビング空間を実現。

大きな軒がついた屋根は、夏の日差しや雨を遮りながら快適に過ごせる設計です。
ただし、主寝室が浴室に隣接している点は将来的に少し使いにくく感じる場合もあります。

ポイント

  • ウッドテラスを活用した開放的な設計
  • ビッグフレーム構法で大きな窓を実現

総額5000万円以上の平屋住宅

出典:【SUUMO】【ウッドデッキ】生活スタイルと斬新なデザインが融合した、光と風が心地いい平屋
  • 住宅メーカー:日本ハウスHD
  • 商品名:日本の家・檜の家
  • 間取り:6LDK
  • 延床面積:219.60㎡(66.4坪)
  • 推定総額:5,000~5,200万円

間取りの特徴
66坪という広大な間取りでは、なんと中庭を設けることが可能です。

中庭にはBBQスペースがあり、玄関から直接アクセスできる工夫がされています。


部屋数が多いにもかかわらず、広々としたリビングや土間を活用したデザインが魅力です。

ただし、洗面室が1つしかないため、これだけ広い家であればもう1つ増やしてもよいかもしれません。

ポイント

  • 中庭を中心にした開放的な生活空間
  • 土間を活用した工夫が随所に

平屋住宅を建てる際におすすめのハウスメーカー BEST 5

平屋住宅の建築を検討している方に向けて、おすすめのハウスメーカーを5社厳選しました。

それぞれのメーカーが持つ特徴や強み、代表的な商品をご紹介します。理想の平屋を実現するための参考にしてください。

1位:アキュラホーム

アキュラホームは、2021年4月に発売した新商品「超空間の家」で注目を集めています。

耐震性や耐風性を強化した設計により、平屋でも最大天井高5.6m、ワイド開口6mを実現。

2022年度のグッドデザイン賞も受賞しており、デザイン性と機能性を兼ね備えた住宅が人気の理由です。

  • おすすめポイント
    • 低コストで高い天井と広々とした空間を実現
    • モダンで洗練されたデザイン
  • 代表商品:「超空間の家」

→アキュラホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

2位:住友林業

平屋の木造住宅といえば住友林業を思い浮かべる人も多いでしょう。

洋風テイストの平屋が好みなら「GRAND LIFE」、和風テイストなら「和楽」といった選択肢があり、バリエーションも豊富です。

  • おすすめポイント
    • 高い天井や大開口を実現するBF構法
    • 和風・洋風どちらも対応可能
  • 代表商品:「GRAND LIFE」「和楽」

→住友林業の間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

3位:積水ハウス

積水ハウスは、鉄骨造の「HIRAYAの季」と木造の「RIRAKU(里楽)」という2つの平屋シリーズを展開しています。

「HIRAYAの季」では庭とリビングを一体化した開放的なデザインが特徴。

一方、「RIRAKU」は木の温かみを活かした薪ストーブの似合う平屋住宅が魅力です。

  • おすすめポイント
    • 鉄骨・木造の2種類から選べる
    • バリアフリー対応で家族に優しい設計
  • 代表商品:「HIRAYAの季」「RIRAKU」

→積水ハウスの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

4位:ダイワハウス

ダイワハウスの平屋住宅は、軒の深いデザインが特徴的です。

重厚感のある外観を求めるなら、ダイワハウスの平屋は外せません。

また、木造の「xevoGranWood平屋暮らし」も自然素材を活かした温かみのある住宅を提供しています。

  • おすすめポイント
    • 強靭な耐震性能を持つ「xevoΣ」シリーズ
    • 重厚感のある軒深デザイン
  • 代表商品:「xevoΣ平屋暮らし」「xevoGranWood平屋暮らし」

→ダイワハウスの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

5位:ヤマダホームズ

ヤマダホームズの「Felidia平屋」は、開放的な空間と可変性のある間取りが特徴です。

さらに、家具家電のセットプランや大容量太陽光ソーラーシステムなど、ヤマダ電機グループの強みを活かしたプランも充実。最高品質のヒノキを使用するなど、素材にもこだわっています。

  • おすすめポイント
    • 家族構成の変化に対応する可変性の高い間取り
    • 家具家電付きのセットプランが充実
  • 代表商品:「Felidia平屋」

→ヤマダホームズの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

まとめ

各ハウスメーカーには、それぞれ独自の技術や設計思想、強みがあります。平屋住宅を検討する際は、家族構成やライフスタイル、予算に合わせて適したメーカーを選ぶことが重要です。

また、メーカーごとのカタログを取り寄せると、間取りやデザインの具体的なイメージがつかみやすくなります。理想の平屋づくりの第一歩として、各社の特長をしっかり比較してみてください!

平屋はどんな人におすすめ?メリットとデメリットを丁寧に解説

平屋住宅は、その暮らしやすさやデザイン性から人気が高まっています。

しかし、平屋にはメリットだけでなくデメリットもあります。

どちらも正しく理解して、自分や家族のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。

ここでは、平屋のメリットとデメリットを具体的にわかりやすく解説します。

真のバリアフリー住宅

平屋の最大の特徴は、すべての生活空間がワンフロアに収まることです。


2階建て住宅には階段が必要で、完全なバリアフリー住宅を実現するにはホームエレベーターの設置が必要になります。

しかし平屋では階段が不要なため、年齢や体力に関係なく安心して暮らすことができます。特に高齢者や小さなお子さんがいる家庭にとって大きなメリットです。

地震や台風に強い構造

出典:「平屋」知っておきたい4つのメリット|クレバinfo

平屋は2階部分の重量がないため、地震や台風などの自然災害に強いと言われています。

また、台風による風圧にも強く、家が倒壊するリスクが低いことは、安心して暮らせるポイントの一つです。

広い空間や大きな窓を実現しやすい

平屋は、間取りの自由度が高いのも魅力です。

2階建てでは構造上、柱や壁が必要になる場合がありますが、平屋はこれらを最小限に抑えることができます。

メンテナンス費用が安い

住宅は長年暮らしていると、外壁塗装や屋根の補修などのメンテナンスが必要になります。


平屋は2階部分がないため、外壁塗装にかかる費用が抑えられます。

また、2階建てでは足場を組む費用が必要になりますが、平屋ではその分が節約できるため、トータルでメンテナンスコストが低く済みます。

  • 外壁塗装費用の目安
    • 平屋:50万~70万円(延床30坪の場合)
    • 2階建て:70万~100万円(同条件)

平屋のデメリット

1. 坪単価が高くなる

平屋は、基礎や屋根の面積が2階建て住宅に比べて広くなるため、建築費が割高になります。

一般的に平屋の坪単価は、2階建て住宅よりも1坪あたり1万~2万円ほど高くなると言われています。

2. 広い土地が必要

平屋は1フロアで生活空間を確保するため、広い土地が必要になります。


たとえば、建ぺい率50%の土地に30坪の平屋を建てる場合、最低でも60坪の土地が必要です。

一方、同じ延床面積の2階建て住宅であれば、30坪の土地でも建築可能です。そのため、土地代が割高になる傾向があります。

    • 土地価格:1坪30万円
    • 必要な土地面積:平屋60坪 → 1,800万円
    • 2階建て30坪 → 900万円

土地代だけで約900万円の差が出る可能性があります。

よくある質問と対策

平屋住宅に関して、今回紹介しきれなかった部分や、インターネットなどでよく質問されている内容などをまとめてみました。

土地の広さはどれくらい必要ですか?

  • 30~35坪の平屋:80坪以上の土地が理想
    → 駐車場や庭を十分に確保できます。
  • 40坪以上の平屋:100坪以上が望ましい

採光や通風は悪くなりますか?

平屋は周囲に住宅が密集していると採光や通風が悪くなる場合があります。


その際は、建物の形をL型やコの字型にすることで解消できます。

経験豊富な業者に相談すると、最適な設計を提案してもらえるでしょう。

2階建てより室内が暑いのですか?

出典:平屋は暑い!と聞きましたが・・当然な理由と4つの完全対策法|Sekkei Support

平屋は屋根に面する居室が多いため、断熱対策が不十分だと室内が暑くなる可能性があります。

以下の対策を取ることで解決可能です。

  • 屋根断熱や外断熱を採用
  • 小屋裏スペースの設置
  • 屋根の勾配を工夫する

まとめ

平屋住宅はその暮らしやすさから人気がありますが、建築コストや土地の広さの問題もあるため、2階建て住宅と比べて一長一短があります。

家族のライフスタイルや予算を考慮しながら、住宅会社や専門家としっかり相談して、後悔のない家づくりを目指してください。

また、各社のカタログを取り寄せて、理想の間取りをじっくり比較するのもおすすめです。

5LDKの注文住宅の価格相場と間取り例について

カテゴリー

注文住宅を建てる際、5LDKは家族の人数が多い家庭にとって理想的な間取りです。

しかし、居室の数や配置、広さを考えると、間取りづくりに悩む方も多いでしょう。

ここでは、5LDKの注文住宅を建てる際に必要な広さや価格相場、平屋と2階建て、さらにマンションとの間取りの違いについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

5LDKの家を建てるのに必要な広さと坪数

5LDKの間取りは、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)に加え、居室が5部屋ある構成です。

この広さは、4~6人家族に最適で、家族構成に応じた間取りを考える必要があります。

厚生労働省が示す住生活基本計画による居住面積の水準は以下の通りです:

居住人数都心・その周辺の共同住宅郊外や都市部以外の戸建て住宅
4人95㎡(約29坪)~125㎡(約38坪)~
5人115㎡(約35坪)~150㎡(約45坪)~
6人135㎡(約41坪)~175㎡(約53坪)~

戸建ての5LDKでは38坪以上、マンションの5LDKでは29坪以上の広さが理想的です。

ただし、平屋と2階建て、マンションでは間取りの構成が異なるため、同じ延床面積でも居住空間の広さや快適さが変わってきます。

平屋と2階建ての間取りの比較

同じような延床面積の平屋と2階建て住宅を比較してみましょう。

5LDK 平屋の間取り(37.3坪)

出典:SUUMO 建築実例

5LDK 2階建ての間取り(36.4坪)

【1階】

【2階】

出典:トヨタホーム公式サイト

平屋と2階建てでは、延床面積はほぼ同じですが、平屋の方がLDKや各居室を広く取ることが可能です。

これは、平屋には階段スペースや2階トイレが不要であるためです。

  • 階段スペース:4~5帖(約2~2.5坪)必要
  • 2階廊下スペース:階段に続く廊下が必要で、約2~3帖(約1~1.5坪)必要
  • 2階トイレ:1~2帖(約0.5~1坪)必要

これらの要素を考慮すると、平屋では同じ居住空間の広さであっても、2階建てより6~8帖(約3~4坪)分のスペースを有効に活用できることが分かります。

戸建てとマンションの間取りの比較

次に、同じ5LDKでも、戸建てとマンションの違いを比較します。

5LDK 2階建ての間取り(36.4坪)

【1階】

【2階】

出典:トヨタホーム公式サイト

5LDK マンションの間取り(35.3坪)

出典:LIFULL HOME’S

マンションの5LDKは、全体の延床面積がやや小さいものの、居住スペースを広く確保できる点が特徴です。これは、平屋と同じく階段や2階トイレが不要なためです。

ただし、戸建てには以下のようなメリットもあります。

  • プライバシーの確保:廊下や階段があることで、各部屋が分離され、個々のプライバシーを保てます。
  • ゆとりある設計:階層構造を利用して、収納やスペースを効率的に配置できるため、ゆとりを感じられる設計が可能です。

5LDKの家を建てるのに必要な予算金額

5LDKの家を建てる際、予算は建築を依頼するハウスメーカーや建物の構造、土地の有無によって大きく異なります。

ここでは、延床面積38坪を例に、以下の3つの観点から予算の目安を詳しく解説します。

  • 大手ハウスメーカーとローコスト住宅の比較
  • 建物の構造による違い
  • 土地の有無による違い

記載している金額はあくまで目安であり、実際の費用はハウスメーカーの見積もりを確認する必要があります。

大手とローコストハウスメーカーの比較

ハウスメーカーによって、建築費用には大きな違いがあります。

価格帯が高めの大手ハウスメーカーと、リーズナブルな価格が魅力のローコスト住宅メーカーの比較です。

建築予算の目安(延床面積38坪)

ハウスメーカー建物本体工事価格総建築費(建物+付帯工事+諸経費)
大手ハウスメーカー約3,040万円約4,343万円
ローコスト住宅約1,900万円約2,714万円
  • 大手ハウスメーカー
    積水ハウスやダイワハウスなどは、坪単価80~100万円程度で、38坪の家を建てると総額4,343万円以上が必要です。高品質な素材や独自の技術、アフターサービスが充実しているのが特徴です。
  • ローコスト住宅
    タマホームやレオハウスといったローコスト住宅メーカーでは、総予算を3,000万円以内に抑えることが可能です。同じ38坪の家でも、大手とローコスト住宅では約1,600万円の差が生じることがわかります。

建物の構造による予算の違い

建物の構造も、費用を左右する大きな要因です。

同じ38坪でも、木造、鉄骨、鉄筋コンクリートといった構造により価格が変動します。

建物本体工事価格の目安(延床面積38坪)

構造建物本体工事価格の目安
木造住宅約2,223万円
鉄骨住宅約3,417万円
鉄筋コンクリート住宅約3,492万円
※38坪=125.62㎡で計算
参考:国税庁 地域別・構造別の工事費用表(1㎡当たり)【令和5年分用】
  • 木造住宅
    木造住宅は地域の工務店からローコスト住宅、大手ハウスメーカーまで取り扱いが広く、価格帯にも幅があります。平均的な価格は2,223万円程度です。
  • 鉄骨住宅
    鉄骨住宅は材料費が高いため、木造住宅よりも価格が上がります。大手ハウスメーカーで取り扱われることが多く、耐久性や耐震性に優れています。
  • 鉄筋コンクリート住宅
    鉄筋コンクリート住宅は特別な建材や設備が必要で、工期も長いため最も高額になります。高い耐久性と断熱性を備えており、マンションなどに採用されることが多い構造です。

土地の有無による費用の違い

家を建てる土地をすでに所有している場合と、新たに購入する場合では、予算が大きく異なります。

土地がある場合

土地をすでに所有している場合でも、旧宅がある場合は解体費用が必要です。

旧宅の構造解体費の目安
木造住宅約90万~150万円
鉄骨住宅約120万~180万円
鉄筋コンクリート住宅約180万~240万円

30坪の家を解体する場合、木造住宅なら90万~150万円、鉄筋コンクリート住宅では180万~240万円程度がかかります。

土地がない場合

新たに土地を購入する場合の費用は、地域によって大きく異なります。

都道府県1坪あたりの価格相場
東京都約383万円
大阪府約105万円
神奈川県約89万円
愛知県約73万円
福岡県約68万円
北海道約26万円

土地を購入する際には、次の点を確認する必要があります。

建築面積(建物を真上から見た面積)
駐車場や庭の広さ
建ぺい率・容積率(地域ごとに定められた建築制限)

たとえば、敷地面積40坪・建ぺい率60%・容積率200%の土地では、建築面積24坪、延床面積48坪までの家を建てることが可能です。

戸建て5LDKのおすすめ間取り例

戸建ての5LDKは、広い居住空間を確保しながら、家族のライフスタイルや将来の生活に対応できる柔軟な間取りが求められます。

以下では、さまざまな用途や環境に適した5LDKのおすすめ間取り例をご紹介します。

それぞれの特徴を活かした住まいづくりの参考にしてください。

3世代で住む狭小地3階建ての間取り

出典:SUUMO 建築実例

延床面積:113.69㎡(34.3坪)
間取り:3階建て 5LDK + ウォークインクローゼット + ロフト + バルコニー + 車庫

この間取りは、3世代6人で住むことを想定した3階建てのプランです。

2階に家族が集まるLDKや洗面室・浴室を配置し、1階と3階にはそれぞれの個室を設けています。

これにより、プライベートエリアとパブリックエリアが分けられ、世代ごとの生活リズムの違いを考慮した設計となっています。

家事動線を効率化した回遊できる間取り

出典:SUUMO 建築実例

延床面積:140.77㎡(42.5坪)
間取り:2階建て 5LDK + ユーティリティールーム + ロフト + ウォークインクローゼット + バルコニー

この間取りは、家事のしやすさを追求した設計です。

1階は玄関、LDK、ユーティリティールーム、洗面室が回遊できる動線でつながり、効率的な動きをサポートします。

1階の和室は来客用としても利用可能で、将来的には親との同居などの個室としても活用できます。家事動線と家族の変化に対応した柔軟な間取りです。

クローゼットと洗面室が通り抜けられる身支度しやすい間取り

【1階】

【ロフト】

出典:トヨタホーム公式サイト

延床面積:110.44㎡(33.4坪)
間取り:平屋 5LDK + ロフト + ウォークインクローゼット

主寝室からウォークインクローゼット、洗面室へ通り抜けできる動線があり、忙しい朝の身支度がスムーズに行えます。

キッチンから玄関に直接つながる廊下には扉がないため、家族のつながりを感じやすい設計です。

ただし、料理の匂いや音が他の部屋に広がる可能性があるため、換気性能の高い設備を取り入れると良いでしょう。

各居室に光が差し込む間取り

出典:SUUMO 建築実例

延床面積:134.14㎡(40.5坪)
間取り:2階建て 5LDK + ウォークインクローゼット + 玄関収納 + バルコニー

すべての居室が南側に配置され、どの部屋にも明るい光が差し込む設計です。

キッチンと洗面室が隣接しており、家事の同時進行がしやすいレイアウトになっています。

2階のバルコニーで干した洗濯物を、そのままウォークインクローゼットに収納できる動線は、時短効果が高く、効率的です。

予算・特徴別のおすすめハウスメーカー

ハウスメーカーはそれぞれ特徴が異なり、建物の構造や性能、予算にも違いがあります。

ここでは、4~6人家族が快適に暮らせる5LDKの注文住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーを詳しくご紹介します。

アキュラホーム

出典:アキュラホーム公式サイト

アキュラホームは、関東、東海、関西、中国地方で展開している木造住宅を得意とするハウスメーカーです。

標準的な価格設定でありながら、設計の自由度が高く、カスタマイズ性に優れている点が評価されています。

木造住宅でありながら、耐震性に優れた構造を採用しており、30帖に及ぶ無柱の大空間や6mを超える大開口の設計も可能です。

自由な間取り設計をしたい方におすすめのハウスメーカーです。

→ アキュラホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

タマホーム

出典:タマホーム公式サイト

リーズナブルな価格設定が魅力のタマホームは、「20代のTamaHome」のキャッチコピーでも知られ、若い世代の注文住宅需要にも応えています。

2022年度の注文住宅新設着工棟数は全国3位という実績もあり、人気の高いメーカーです。

おすすめ商品:「大安心の家」
耐震等級3、断熱等性能等級5を標準仕様でクリアし、長期優良住宅認定基準に対応しています。

→ タマホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

トヨタホーム

出典:トヨタホーム公式サイト

トヨタホームは、自動車メーカー「トヨタ」のグループ会社で、鉄骨住宅を中心に木造住宅も手掛けています。

価格帯はミドルグレードからハイグレードに分類され、バリエーション豊かな商品が用意されています。

おすすめ商品:「シンセシリーズ」
鉄骨ラーメン構造を採用したユニット工法により、平屋から3階建てまで柔軟に対応可能です。

→ トヨタホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

積水ハウス

出典:積水ハウス公式サイト

積水ハウスは、1960年創業の老舗ハウスメーカーで、累計260万戸以上の建築実績があります。

価格帯はハイグレードで、軽量鉄骨、重量鉄骨、木造住宅に対応しています。

「邸別自由設計」により、敷地や気候条件に合わせた完全オーダーメイドの家づくりが可能です。

→ 積水ハウスの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

5LDKの間取りについてよくある質問

5LDKの間取りについてよくある質問をまとめました。

4LDKと5LDK、どちらがいいですか?

居室の用途を明確にすることが大切です。

部屋数が増えると、それぞれの部屋が狭くなる可能性があります。

また、居室ごとにエアコンを設置する場合は冷暖房費も増えるため、必要性をよく検討しましょう。

家事動線をよくするには?

水回り(キッチンや洗面室)を集約することがポイントです。

回遊できる間取りや、洗濯物を干す場所から収納スペースへの動線を短くする工夫が重要です。

スペースに余裕があれば、ランドリールームを設けるのもおすすめです。

将来の子ども部屋はどうする?

子ども部屋が必要な時期は限定的です。

将来的には、趣味の部屋や来客用の部屋、収納スペースとして活用することを想定しておきましょう。

5LDKのメリット・デメリット

メリット

  • 家族全員に個室を用意できる
  • 二世帯住宅としても活用できる
  • 趣味用や仕事用の専用部屋を設けやすい

デメリット

  • 建築費や冷暖房費が高くなる
  • 掃除の手間が増える
  • 将来的に使わない部屋が出てくる可能性がある

5LDKの家を安く建てる方法

完全自由設計よりも、セレクト型の規格住宅を選ぶと費用を抑えられる可能性があります。

セレクト型の規格住宅は、あらかじめ用意された間取りプランや外壁デザインの中から選択しながら家づくりを進める方式です。

まとめ

5LDKは、居室が多く、家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応できる間取りです。

注文住宅を建てる際には、建築費や冷暖房費の増加も考慮しながら、家事動線や将来的な部屋の使い方も見据えた設計が重要です。

ハウスメーカーによって価格や性能に違いがあるため、複数社から情報を収集し、比較検討することをおすすめします。自分たちの予算や希望に合ったプランを選び、理想の住まいを実現してください。

4LDKの注文住宅の価格相場と間取り例について

カテゴリー

4LDKの注文住宅を建てる場合の価格相場や間取り例について、詳しくご紹介します。

注文住宅は間取りや広さを自由に設計できることが魅力ですが、選択肢が多いため、費用感やスペースの使い方を理解しておくことが重要です。

SUUMOカウンターが行った調査によると、注文住宅を建てる人のうち、43.7%が4LDKを選んでいることがわかりました。

このデータは、4LDKが多くの家族にとって最適な間取りであることを示しています。

出典:【SUUMO】2000人に大調査!「間取り」「お金」「ダンドリ」スタンダード

また、この記事では建築費用の相場や住宅会社選びのポイントも解説していますので、家づくりを検討している方はぜひ参考にしてください。

4LDKの家を建てるのに必要な広さと坪数

2022年に住宅金融公庫が「フラット35」利用者を対象に実施した調査によると、注文住宅の住宅面積の全国平均は123.8㎡(約37.4坪)です。

この数値は、2014年度以降8年連続で縮小傾向にあります。

さらに、国土交通省が策定した「住生活基本計画」に基づき、家族の人数別に必要な坪数と間取りの目安は以下の通りです。

家族構成建物の面積(坪数)間取りの目安
2人家族50㎡~75㎡(16.4坪~22.7坪)1LDK~2LDK
3人家族75㎡~100㎡(22.7坪~30.2坪)2LDK~3LDK
4人家族95㎡~125㎡(28.7坪~37.8坪)3LDK~4LDK
5人家族115㎡~150㎡(34.8坪~45.3坪)3LDK~5LDK

4LDKの住宅を設計する際、二階建てと平屋では居住空間の使い方に違いがあります。

同じ延床面積でも、階段や通路の有無がスペースの有効活用に影響します。

ここでは、具体例をもとに二階建てと平屋の違いを比較します。

二階建てと平屋の比較

【4LDK、二階建ての間取り例】

出典:株式会社ヒノキヤグループ パパまるハウス

【4LDK、平屋の間取り例】

出典:茨城で4LDKの平屋を建てる~注文住宅の間取りと価格|不二建設

住宅タイプ延床面積坪数
二階建て120.89㎡36.5坪
平屋119.24㎡36.0坪

この二つの住宅は、延床面積がほぼ同じ36坪ですが、間取りの特徴に違いがあります。

たとえば、LDKの広さは、二階建てが18帖であるのに対し、平屋では22帖と広く、さらにパントリーが付いている点が特徴です。

平屋では階段スペースが不要なため、その分を居住スペースに充てることができます。

一般的に、階段には1階と2階を合わせて約2坪(4畳分)が必要であり、さらに二階建てではホールや通路のスペースも必要になります。

一戸建てとマンションの4LDKの広さ比較

次に、一戸建てとマンションでの4LDKの広さを比較してみます。

同じ4LDKでも、全体的な居住面積には大きな違いがあります。

【4LDK、二階建ての間取り例】

出典:株式会社ヒノキヤグループ パパまるハウス

【4LDK、分譲マンションの間取り例】

出典:デュオヒルズ四日市富田|フージャースコーポレーション

住宅タイプ面積坪数
二階建て120.89㎡36.5坪
分譲マンション85.43㎡25.8坪

マンションの4LDKは平均して85㎡程度の広さしかなく、坪数にすると約25.8坪です。

一方、戸建て住宅の4LDKは平均して120㎡(36坪)と、約11坪の差があります。

この11坪は畳に換算すると22畳分に相当します。

マンション販売の営業担当者は、「戸建ては階段や通路にスペースを取られるため、マンションと比べて居住空間はそれほど変わりません」と説明することがあります。

4LDKの家を建てるのに必要な予算について

4LDKの注文住宅を建てる際、建物の構造やハウスメーカーによって費用が大きく異なります。

ここでは、延床面積35坪を目安に、予算の相場を詳しく解説します。

価格帯を理解することで、自分たちの理想の家に近づけるための具体的な計画を立てやすくなります。

大手ハウスメーカーとローコスト住宅の比較

同じ35坪の注文住宅を建てる場合でも、大手ハウスメーカーとローコスト住宅では費用に大きな違いがあります。

それぞれの価格相場を見てみましょう。

【35坪の注文住宅を建てた場合の費用相場】

業者タイプ本体工事価格(建物のみ)総建築費(建物+付帯工事+諸経費)
大手ハウスメーカー約2,800万円3,500万~3,700万円
ローコスト住宅約2,100万円2,600万~2,800万円

例えば、大和ハウスやセキスイハイムといった大手ハウスメーカーで35坪の4LDKを建てる場合、総建築費は3,500万円を超えることが一般的です。

一方、タマホームやレオハウスといったローコスト住宅メーカーでは、同じ35坪の4LDKでも総費用を約2,600万円に抑えられます。

構造別の価格相場

建物の構造によっても建築費用は異なります。それぞれの特徴と価格帯を以下にまとめます。

構造タイプ本体工事価格(目安)
木造住宅(建物のみ)2,100万~2,600万円
鉄骨住宅(建物のみ)約2,800万円
鉄筋コンクリート住宅(建物のみ)約3,000万円

木造住宅

木造住宅は最も選択肢が広く、ローコスト住宅から大手ハウスメーカーまで多様な業者が提供しています。そのため、価格帯にも幅があります。

鉄骨住宅

鉄骨住宅は木造住宅に比べて耐久性や耐震性が高く、建築費用も高めになります。特に大手ハウスメーカーが採用していることが多いです。

鉄筋コンクリート住宅

マンションなどに採用される鉄筋コンクリート構造は、耐久性と断熱性に優れていますが、3つの構造の中で最も費用がかかります。

土地の有無による費用の違い

土地をすでに所有している場合と、新たに購入する場合でも予算に違いが出ます。

それぞれのケースを解説します。

土地がある場合

  • 解体費用:30坪~40坪の木造住宅で約200万円
  • 測量費用:確定測量が必要な場合、100万円以上かかることがあります。

土地を購入する場合

土地を新たに購入する場合、地域ごとの地価相場を把握しておくことが重要です。以下は主要都市の1坪あたりの土地価格相場です。

地域坪単価(目安)
東京都約383万円
大阪府約105万円
愛知県約73万円
福岡県約68万円
北海道(札幌市)約26万円

札幌市は北海道全体の平均相場になっているので、札幌市のみだと1坪あたりは35万円~40万円程度です。

同じ金額で購入した土地でも、造成費用や水道・ガスの引き込み工事費が追加で発生する場合があります。

マイホームを検討している方には、大手住宅ポータルサイト「LIFULL HOME’S」の注文住宅カタログ請求を活用することをおすすめします。

【おすすめ理由】

  • 無料でカタログを請求できる:費用がかからず気軽に利用できます。
  • 予算や建設予定地を考慮した情報が得られる:自分たちに合った住宅プランを見つけるきっかけになります。
  • 理想のマイホームをイメージできる:デザインや間取りの参考資料が豊富です。

ただし、カタログでは具体的な間取りや詳細な見積もりを得ることはできません。さらに詳しい情報が必要な場合は、家づくりプランの依頼を検討するのがよいでしょう。

4LDK一軒家の人気間取り例

4LDKの一軒家は、多くの家族にとって理想的な間取りとして人気があります。

今回は、延床面積35坪~40坪の住宅を中心に、特徴的な間取り例をご紹介します。

それぞれの間取りには、家族のライフスタイルに合わせた工夫が施されています。

リビング階段がある間取り

出典:シティハウス産業株式会社

ハウスメーカーCity House
延床面積:120.06㎡(36.32坪)

こちらは、人気のリビング階段を採用した4LDKの間取りです。

リビング階段は、家族が自然と顔を合わせる機会が増えるため、コミュニケーションが取りやすくなるというメリットがあります。

最近の住宅は高気密・高断熱仕様となっているため、リビング階段でもエアコンが効きにくいという心配はほとんどありません。

ただし、料理の匂いや話し声が2階に届きやすいという特性があるため、気になる場合は階段部分にドアを設置することがおすすめです。

また、この間取りでは帰宅動線にも配慮されており、シューズクロークから直接キッチンに行ける設計になっています。

家事らく動線の間取り

出典:クレバリーホーム

ハウスメーカー:クレバリーホーム
延床面積:134.7㎡(40.7坪)

この間取りは、2階建て40坪の広々とした4LDK住宅です。

キッチンとダイニングテーブルが横並びに配置されることで、食事の準備や片付けがスムーズになります。

また、キッチンの裏には広めのランドリールームが設置されており、洗濯から片付けまでの家事動線がよく考えられています。

家事や子育てに配慮しつつ、デザイン性や暮らしやすさにもこだわった間取りが魅力の住宅です。

大きな吹き抜けがある間取り

出典:パパまるハウス

ハウスメーカーパパまるハウス
延床面積:129.18㎡(39.07坪)

この住宅は、1階27.5坪、2階11.5坪の部分二階建て4LDKです。

総二階が主流となる中、あえて部分二階を採用している理由は、老後の暮らしを見据えて1階だけで完結する生活ができるようにするためです。

1階にはLDKのほかに洋間が2部屋設けられており、将来的にも快適に暮らせる設計になっています。

吹き抜けによるデザイン性と、実用的な生活空間の両立が特徴的な住宅です。

広いLDKがある平屋の間取り

出典:茨城セキスイハイム

ハウスメーカー:セキスイハイム
延床面積:138.52㎡(41.89坪)

この平屋の間取りでは、広いLDKが特徴的で、庭との一体感を重視したデザインが目を引きます。

アイランドキッチンが庭に向けて設置されているため、子どもが庭で遊んでいる様子を料理をしながら見守ることができます。

さらに、キッチン、洗面脱衣室、浴室が隣接して配置されているため、家事や子育てがスムーズに行える設計になっています。

ただし、LDK部分の収納スペースが不足しているように感じられるため、収納力を重視する家庭では検討が必要です。

予算や特徴別に見るおすすめのハウスメーカー

4LDKの新築住宅を検討する際、木造住宅や鉄骨住宅などの構造、さらには大手ハウスメーカーとローコスト住宅メーカーの違いなど、さまざまな選択肢があります。

それぞれの特性や価格帯を理解することで、自分たちに最適な家づくりが可能になります。

ここでは、4LDKの注文住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーを5社ご紹介します。

アキュラホーム

出典:アキュラホーム

アキュラホームは、間取りの自由度が高い木造軸組工法を採用しているハウスメーカーです。

おすすめ商品:超空間の家
この住宅は、独自技術による高い耐震性・耐風性が特徴です。

木造住宅でありながら天井高2.8m、約6mのワイド開口を実現しており、大空間を楽しめる設計となっています。

2023年9月には相葉雅紀さんがCMキャラクターに就任し、さらに注目を集めています。

→アキュラホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

セキスイハイム

出典:セキスイハイム

セキスイハイムは、自社独自の「ユニット工法」を採用しており、建物の強度と自由度の高い設計が可能です。

おすすめ商品:パルフェ
セキスイハイムのベストセラー商品「パルフェ」は、省エネ住宅を得意とするハイムらしい設計で、太陽光発電や蓄電池を搭載したエコな暮らしを提供します。

→セキスイハイムの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

一条工務店

出典:一条工務店

2019年と2020年には「最も売れている注文住宅会社」としてギネス世界記録に登録されるなど、実績も豊富です。

おすすめ商品:アイ・スマート
この商品は、一条工務店の住宅展示場がほぼ標準仕様で建てられているため、完成後の住まいを具体的にイメージしやすい点が魅力です。

→一条工務店の間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

タマホーム

出典:タマホーム

タマホームは、ローコスト住宅メーカーの中でも特に知名度が高く、長期優良住宅対応の家づくりが可能です。

おすすめ商品:えがおの家
2023年に発売された「えがおの家」は、タマホームの最高スペック住宅で、HEAT20・G3水準(UA値0.23)を達成しています。

従来の高断熱住宅「大地の家」を超える性能で、快適な暮らしを提供します。

→タマホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

桧家住宅

出典:桧家住宅

桧家住宅は全館空調「Z空調の家」が特徴のハウスメーカーです。

リーズナブルな価格でありながら、全館空調システムを標準装備しており、快適な住環境を実現しています。

→桧家住宅の間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

4LDKの間取りを考える際によくある疑問・失敗例

4LDKの間取りを考える際の失敗例や、紹介しきれなかった質問や疑問をまとめてみました。

各部屋が狭くなりがち

3LDKから4LDKにする際、建物の大きさを変えずに部屋数を増やそうとすると、1部屋あたりの広さが十分に確保できないことがあります。

例えば、延床面積35坪の住宅で3LDKと4LDKを比較すると、LDKや収納スペースが犠牲になる場合があります。

出典:株式会社ヒノキヤグループ パパまるハウス

家事をしていると子どもに目が届かない

出典:アイフルホーム金沢北店・金沢南店

建築面積を抑えながら部屋数を増やすと、家事をしている間に子どもの様子が見えづらくなるレイアウトになることがあります。

小さなお子さんがいる家庭では、キッチンからLDK全体を見渡せるような設計が大切です。

将来使わない部屋が増える

出典:千葉県の一戸建て実例|株式会社 君津住宅

子どもが成長し独立した後、使わない部屋が増えてしまうことがあります。

2階に4部屋設けた場合、将来的に空き部屋が3つもできてしまうケースも少なくありません。

そのため、リフォームの可能性も考慮した計画が必要です。

4LDKと3LDKどちらがいいのか?

家族の生活スタイルや趣味によって、4LDKか3LDKかを選ぶポイントが変わります。

  • 荷物が多い家庭には、土間収納やファミリークローゼットを設けた3LDKがおすすめです。
  • 子どもが中学生以上であれば、それぞれが個室を持つ時間が増えるため、4LDKが適しています。
  • 小さな子どもがいる場合、大きな1部屋を設けて将来的に仕切れるようにする柔軟な設計も選択肢です。

4LDKの家を安く建てる方法

建築費用を抑えるには、以下の方法が有効です。

  1. 規格住宅の活用
    あらかじめ間取りが決まった規格住宅を選ぶことで、建築費を抑えることができます。ただし、完全自由設計ではないため、事前に仕様を確認しましょう。
  2. 建売住宅の購入
    すでに完成している建売住宅を購入することで、注文住宅に比べて費用を抑えることが可能です。

まとめ

4LDKの住宅は、幅広い家族構成やライフスタイルに対応できる人気の間取りです。

ただし、部屋数だけにこだわるのではなく、家事動線や将来のライフプランを考慮することが重要です。

今回ご紹介したハウスメーカーや間取りの考え方を参考に、ぜひ理想の住まいを実現してください。

4LDKのメリットとデメリットを簡単にまとめると、

メリットデメリット
・家族それぞれ個室を持つことができる
・趣味や来客用の部屋がつくれる
・将来家族が増えても対応しやすい
・子供が巣立ったあと空き部屋が増える
・家事動線が複雑になりやすい
・各部屋の面積が狭くなりがち

4LDKでも3LDKの場合だと4LDKにする方が建築費が高くなると思っている方も多いようですが、建物の面積が同じであれば、基本的な建築費は大きく違いません。

3LDKの注文住宅の価格相場と間取り例について

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3LDKの注文住宅を建てる際の価格相場と間取り例について、詳しくご紹介いたします。

SUUMOカウンターが実施したアンケート調査によると、注文住宅を建てる方のうち、23.3%が3LDKの間取りを選択しています。

このデータは、家づくりを検討されている方にとって非常に参考になるものです。

出典:【SUUMO】2000人に大調査!「間取り」「お金」「ダンドリ」スタンダード

また、3LDKの注文住宅における建築費用の相場や、住宅会社を選ぶ際のポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

3LDKの家に必要な広さや坪数

2022年に住宅金融公庫が「フラット35」の申込者を対象に行った調査によると、注文住宅の全国平均的な住宅面積は123.8㎡(約37.4坪)となっています。

この数値は、2014年度以降8年連続で減少傾向にあります。

さらに、国土交通省が策定した「住生活基本計画」に基づき、家族構成ごとに適した坪数と間取りの目安を以下の通りご紹介します。

家族構成建物の面積(坪数)間取りの目安
2人家族50㎡~75㎡(16.4坪~22.7坪)1LDK~2LDK
3人家族75㎡~100㎡(22.7坪~30.2坪)2LDK~3LDK
4人家族95㎡~125㎡(28.7坪~37.8坪)3LDK~4LDK
5人家族115㎡~150㎡(34.8坪~45.3坪)3LDK~5LDK

全国平均である123.8㎡(約37.4坪)は4人家族向けの広さに該当しますが、近年では3~4人家族で100㎡(約30坪)程度の注文住宅を建てるケースが増えています。

また、戸建てとマンションを比較しても、全体の広さが異なります。

例えば、戸建ての3LDKの平均は100㎡(約30坪)程度ですが、マンションの3LDKの平均は70㎡(約21坪)程度と言われています。この違いを具体的に間取り図で比較しながら解説します。

二階建てと平屋の比較

【3LDK、二階建て間取り図】

出典:【パパまるハウス】Urban アーバン

【3LDK、平屋の間取り図】

出典:【パパまるハウス】平屋

以下は、二階建てと平屋の3LDK間取りを比較したものです。

住宅タイプ延床面積坪数
二階建て101.80㎡30.8坪
平屋101.00㎡30.5坪

どちらも延床面積は30坪程度ですが、間取り図を見ていただければ、平屋の方がLDKや主寝室が広く取られていることがわかります。

一般的な階段は1階と2階を合わせて約2坪(4畳分)のスペースを必要とします。また、二階建てには2階のホールや通路も必要になります。

そのため、二階建てよりも平屋の方が3~4坪分の居住スペースを有効活用できるのです。

一戸建てとマンションの比較

【3LDK、二階建ての間取り図】

出典:【パパまるハウス】Urban アーバン

【3LDK、分譲マンションの間取り図】

出典:【ノムコム】特集コラム

次に、二階建ての注文住宅と分譲マンションの3LDK間取りを比較します。

住宅タイプ面積坪数
二階建て101.80㎡30.8坪
マンション70.00㎡21.2坪

マンションの3LDKは平均的に70㎡(約21坪)程度であるため、戸建て住宅の平均的な広さと比べると約9坪の差があります。この9坪は畳に換算すると約18畳分です。

3LDKの家を建てるのに必要な予算金額について

3LDKの家を建てる際に必要な予算金額について、延床面積30坪を基準にご説明します。

大手ハウスメーカーとローコスト住宅の費用比較

住宅の建築費用は、選ぶハウスメーカーや建物の構造、土地の有無によって大きく異なります。

以下に、大手ハウスメーカーとローコスト住宅、さらには構造別の価格相場を詳しく解説いたします。

【30坪の注文住宅を建てた場合の費用相場】

まずは、大手ハウスメーカーとローコスト住宅の費用相場を比較してみましょう。

業者タイプ本体工事価格(建物のみ)総建築費(建物+付帯工事+諸経費)
大手ハウスメーカー約2,400万円3,120万~3,250万円
ローコスト住宅約1,650万円2,145万~2,250万円

たとえば、積水ハウスや住友林業といった大手ハウスメーカーで30坪の3LDKを建てる場合、総建築費が3,000万円を超えることが一般的です。

一方、タマホームやレオハウスなどのローコスト住宅では、総費用を約2,200万円ほどに抑えることができます。

構造別の建築費用相場

次に、建物の構造による価格相場をご紹介します。

構造タイプ建物本体価格(目安)
木造住宅(建物のみ)1,650万~2,250万円
鉄骨住宅(建物のみ)2,400万円
鉄筋コンクリート住宅(建物のみ)2,700万円

木造住宅はローコスト住宅から大手ハウスメーカーまで幅広い選択肢があり、価格帯にも差があります。

一方、鉄骨住宅は木造よりも建築費が高くなる傾向にあります。

土地の有無による費用の違い

土地がある場合と、土地から購入する場合で予算は大きく異なります。

それぞれのケースについて解説します。

土地がある場合

土地をすでに所有している場合、土地代は発生しませんが、建物を解体する費用が必要です。

  • 解体費用:木造住宅30坪~40坪で約200万円
  • 測量費用:確定測量を行う場合、100万円以上かかることもあります。
土地を購入する場合

土地から購入する場合は、地域による地価の違いが費用に影響します。以下は主要都市の1坪あたりの土地価格相場です。

地域坪単価(目安)
東京都約383万円
大阪府約105万円
愛知県約73万円
福岡県約68万円
北海道(札幌)約26万円

例えば札幌市の中心部では、坪単価が35万~40万円程度となることがあります。

また、造成費用や水道・ガスの引き込み工事費用が追加で発生する場合もあります。

費用を抑えたい場合は、これらの工事が不要な分譲地の購入がおすすめです。

3LDK一軒家の人気間取り例

3LDKの注文住宅で人気の間取り例を、延床面積30坪~35坪程度を基準にご紹介します。

広いリビングを優先した間取り

出典:【パパまるハウス】BASIC ベーシック
  • ハウスメーカーパパまるハウス
  • 延床面積:109.68㎡(33.18坪)
  • 特徴:21.7帖の広いLDKが特徴的ですが、収納スペースがほとんどありません。1階に収納がないため、階段下スペースもトイレとして活用されています。

LDKを広くする場合、他のスペースを削る必要があります。

広いリビングに憧れる方は、このようなデメリットも考慮することが重要です。

各部屋を広くした間取り

出典:【トヨタホーム】家づくりtag
  • ハウスメーカー:トヨタホーム
  • 延床面積:99.60㎡(30.1坪)
  • 特徴:主寝室8.5帖、子供部屋5.9帖~6.2帖と広めの設計。ただし、2階の通路スペースを極力減らしており、部屋間の距離が近いため音の問題が発生する可能性があります。

家事効率を重視した間取り

出典:【クレバリーホーム】家づくりのお金
  • ハウスメーカー:クレバリーホーム
  • 延床面積:103.09㎡(31.17坪)
  • 特徴:水まわりが一箇所にまとまり、回遊動線が優れています。ランドリールームは1.5帖と広めで、洗面所が独立しているため使いやすい設計です。

開放感のある平屋の間取り

出典:【SUUMO】平屋で3LDKの間取りをつくるポイント
  • ハウスメーカー:桧家住宅
  • 延床面積:98.54㎡(29.8坪)
  • 特徴:18帖~20帖以上の広いLDKが確保され、コの字型の間取りでウッドデッキやテラスを設置することでさらに開放感を得られる設計です。天井を高くすることで、より広々とした印象を与えています。

予算や特徴別に見るおすすめのハウスメーカー

3LDKの新築マイホームを検討する際、木造住宅や鉄骨住宅といった建物の構造、大手ハウスメーカーやローコスト住宅メーカーの違いなど、多岐にわたる選択肢があります。

今回は、予算や特徴を考慮し、3LDKの注文住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーを5社ご紹介します。

アキュラホーム

特徴
アキュラホームは、間取りの自由度が高い木造軸組工法を採用しているハウスメーカーです。

また、長期優良住宅の基準をクリアしており、安心して暮らせる住まいを提供しています。

おすすめ商品
「超空間の家」がおすすめです。

この商品は、独自技術で耐震性や耐風性を向上させ、天井高2.8mや約6mのワイド開口を実現しています。

さらに、木造住宅でありながら約30帖の無柱空間を可能にしており、鉄骨住宅にも劣らない大空間を提供します。

→アキュラホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

アイ工務店

特徴
アイ工務店は、自由設計と長期優良住宅の標準対応が魅力の住宅会社です。

おすすめ商品
「N-ees(ニーズ)」が注目商品です。この住宅は、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、省エネ性能を強化しています。

「W断熱」や「高性能トリプルガラスサッシ」を標準装備し、UA値0.4以下という高い断熱性能を実現しています。

→アイ工務店の間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

セルコホーム

特徴
セルコホームは、カナダの輸入住宅を提供するハウスメーカーです。

施工にはツーバイフォー(2×4)やツーバイシックス(2×6)工法を採用し、高い耐震性や気密性を誇ります。

おすすめ商品
「THE HOME(ザ・ホーム)」が人気商品です。

外観やインテリア、窓、玄関など、5つのポイントを自由に選べる設計が特徴で、オリジナルの家づくりが可能です。

→セルコホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

トヨタホーム

特徴
トヨタホームは、鉄骨住宅を得意とするトヨタグループのハウスメーカーです。

地震に強い鉄骨構造で、業界でも最高水準の耐震性を実現しています。

特に敷地が狭い都心部に適した3階建て住宅の建築にも対応しています。

おすすめ商品
「シンセシリーズ」がおすすめです。

このシリーズは、鉄骨ラーメン構造を採用し、柱と梁の接合部を強化。標準仕様で耐震等級3をクリアしており、地震に強い住宅を提供しています。

→トヨタホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

3LDKの間取りを考える際の失敗例と疑問

3LDKの間取りを考える際には、家族のライフスタイルや将来的な住まい方を見据えることが重要です。

しかし、よくある失敗や疑問点を事前に知っておくことで、理想的な住まいを実現するための参考になります。

エアコンが効きづらい

出典:【IZILOOK】知っておきたい!リビング階段にドアを付けるときの4つの方法

対策
気密性の高い住宅を選ぶことや、リビング階段にドアを設置するなどの工夫が必要です。

子どもに目が届かない

出典:【アイフルホーム 金沢北店・金沢南店】家づくりコラム

問題点
広いLDKを希望するあまり、L字型の間取りにするとキッチンから子どもの様子が見えにくくなることがあります。

来客用の部屋がない

出典:【ホームプロ】和風リフォームの基礎知識

問題点
3LDKでは部屋数が足りず、来客時に対応できないケースがあります。

対策
リビングに小上がりの畳スペースを設けることで、ゲスト用の寝室として活用できます。間仕切りやロールスクリーンを設置すれば、プライバシーも確保できます。

将来の用途を考慮しない

問題点
将来、親との同居を考えていながら部屋の設計が不十分だと、リフォームが必要になりコストがかかることがあります。

対策
例えば、1階に広いファミリークローゼットを作り、将来は親の部屋に転用するなど、柔軟な設計を心がけましょう。

3LDKと4LDK、どちらが良いのか?

家族構成やライフスタイルによって、3LDKと4LDKのどちらが適しているかは異なります。

例えば、荷物が多い家庭や趣味が多い場合には、4LDKで収納部屋を確保することをおすすめします。

一方、広いリビングで家族団らんを楽しみたい場合は、3LDKが適しているでしょう。

3LDKの家を安く建てる方法

3LDKの家を安く建てたい場合、以下の方法があります。

  • 規格型住宅を選ぶ
    建築費を抑えるためには、あらかじめ間取りが決まっている規格型住宅を選ぶのが有効です。ただし、自由な設計はできません。
  • 建売住宅を購入する
    すでに建築済みの建売住宅を購入することで費用を抑えることができます。

まとめ

建築コストやライフスタイルを考慮しながら、間取りやハウスメーカーを慎重に選ぶことが大切です。

平屋や2階建てとの相性も良いため、家族の将来を見据えた住まいづくりを実現してください。

3LDKのメリットとデメリットを簡単にまとめると

メリット

  • 建築費を抑えることができる
  • リビングや部屋を広めにつくれる
  • 趣味や来客用の部屋がつくれる
  • 家事動線がつくりやすい

  • デメリット

  • 来客用の寝室がない
  • 子供が増えたとき部屋が足りない
  • 親世帯との同居には不向き
  • 分譲マンションと比較されやすい
  • 売却するとき4LDKに比べて売れづらい
  • 3LDKの注文住宅にかかる建築費用は、ハウスメーカーや建物の性能などで変動します。

    ただ建物本体の建築費だけを比較するのではなく、建物の性能や間取りのバランスも考えコストパフォーマンスの高い家づくりを心がけましょう。

    50坪の家の間取り例、土地と建物の価格はどれくらい?

    カテゴリー

    2020年に実施されたフラット35利用者調査によると、注文住宅の全国平均床面積は124.4㎡、坪数として約38坪です。

    これを基準に考えると、50坪の住宅はかなり広めで、38坪の住宅と比べて、約12坪分(8畳部屋3室分)広いため、間取り自由度が広範囲に広がります。

    この広さがあれば、リビングやキッチン、書斎、収納、趣味のスペースなどにゆとりを持たせた間取りも可能になりますが、その分、建築費やメンテナンス費用が大きくなるため、予算の負担も大きくなります。

    今回は、50坪の注文住宅を建てるための予算の目安や人気の間取り例を詳しくご紹介します。

    50坪の家を建てるための予算の目安

    マイホームを建てる際、多くの方が「坪単価×家の広さ(坪数)」で建築費を考えがちです。

    注文住宅の総費用には次の3つが含まれます。

    • 工事費:建物の基礎工事や構造工事、内装仕上げなど直接的な建築費
    • 付帯工事費:地盤改良や外構(駐車場や塀)、電気やガス、水道の引き込みなど周辺整備にかかる費用
    • 諸経費:住宅ローン手数料や登記費用、火災保険料、土地購入時仲介手数料など

    総費用=「本体工事価格」+「付帯工事費」+「諸経費」

    これらを合計した金額が注文住宅の総合費用です。

    以下は、50坪の家を坪単価60万円で建てる場合の目安です。

    坪単価60万円×50坪=3,000万円
    付帯工事費 約600万円
    諸経費   約300万円
    総費用   3,000万+600万+300万=3,900万円

    土地から購入する場合は、さらに土地の購入費も加算されるため、事前予算に考慮する必要があります。

    項目内容
    本体工事費建物を建てるために直接的に必要な材料や施工費など

    ・基礎工事
    ・木工事
    ・内装
    ・足場など
    付帯工事費建物に付帯(関連)した費用という意味

    ・地盤改良費
    ・ガス・水道・電気などの引き込み工事費
    ・駐車場や塀などの外構工事費のこと
    諸経費工事以外でかかる費用という意味

    ・火災保険
    ・住宅ローン手数料
    ・登記費用
    ・土地購入時の仲介手数料など

    家を建てる地域によっても費用は異なります。

    この辺のイメージはわかりづらいと思うので、無料で利用できる「LIFULL HOME’S 予算シミュレーター」を活用するのもおすすめです。

    地域や希望返済額などを入力すると、自分に合ったハウスメーカーやプランが探しやすくなります。

    ここでは、ローコスト住宅からミドルコスト住宅、大手メーカーまでの予算相場を解説します。

    ローコストメーカーの場合

    50坪の家を建てる場合、ローコストメーカーでの価格相場は​​次の通りです。

    種類本体工事価格総費用の目安
    平屋2,150万円2,795万円
    部分2階※①2,100万円2,730万円
    2階建て2,000万円2,600万円
    3階建て2,250万円3,000万円
    ※①部分2階とは1階20坪・2階10坪のように、2階の床面積が小さい家のことです。
    • 工事費:坪単価40万円〜50万円で、50坪の場合は約2,000万円〜2,500万円
    • 総費用:2,700万円〜3,300万円(付帯工事費と諸経費を含む)

    ローコスト住宅は、比較的リーズナブルな価格で住めます使いやすい家が提供される点が特徴で、特にコストを抑えながらも性能やデザインを重視したい方におすすめです。

    以下に、代表的なローコスト住宅メーカーをいくつか紹介します。各メーカーの特徴や強みも合わせて解説しますので、比較検討の参考にしてみてください。

    アキュラホーム

    出典:アキュラホーム
    社名株式会社アキュラホーム
    本社住所東京都新宿区西新宿2-6-1
    坪単価45万~60万円
    工法木造軸組在来工法
    オリコン満足度調査15位(2022年)
    ホームページhttps://www.aqura.co.jp/

    アキュラホームのスローガンは「品質も価格も諦めない」。

    適正価格で高品質な家づくりを目指し、正直な見積りを重視した提案を行います。

    アキュラホームは特に「高い天井と広々とした間取り」を特徴とする新商品「超空間の家」にも注目しており、この工法は天井が高く、キリンでも住める家がテーマになっているほどです。

    セルコホーム

    出典:セルコホーム
    社名セルコホーム株式会社
    本社住所宮城県仙台市青葉区上杉2-1-14
    坪単価45~60万程度
    工法2×4 2×6
    オリコン満足度調査ランキング外
    ホームページhttps://selcohome.jp/

    セルコホームは、カナダ式の輸入住宅で国内ナンバー1のシェアを誇るメーカーで、年間の建築棟数は1,500~2,000棟にのぼります。

    尚、建築やアフターサービスはセルコホームのフランチャイズ契約を結んでいる地域工務店が担当している点には注意が必要です。

    アイフルホーム

    出典:アイフルホーム
    社名株式会社LIXIL住宅研究所(アイフルホームカンパニー)
    本社住所東京都江東区亀戸1-5-7 錦糸町プライムタワー5階
    坪単価35万~55万円
    工法木造軸組在来工法
    オリコン満足度調査15位(2022年)
    ホームページhttps://www.eyefulhome.jp/

    アイフルホームはLIXILグループが展開するフランチャイズ制の住宅ブランドです。

    全国的にフランチャイズの加盟店がございますので、地域にあった工務店と連携しているため、全国各地で建設が可能です。

    同じフランチャイズ制で、比較的価格帯が近い「クレバリーホーム」や「 「ユニバーサルホーム」ともよく比較されることが多く、競合との比較もポイントとなります。

    ミドルコストの場合

    ミドルコスト住宅メーカーで50坪の家を建てる場合、以下が費用の目安です。

    種類本体工事価格総費用の目安
    平屋3,000万円3,900万円
    部分2階2,850万円3,705万円
    2階建て2,800万円3,640万円
    3階建て3,050万円3,965万円
    • 工事価格:坪単価50~70万円
    • 総費用:3,700万~4,000万円前後

    50坪のミドルコスト住宅の場合、平屋や一部2階、3階建てといった間取りでも建築可能で、建物自体の品質やデザイン、設備の選択肢が広がるのが特徴です。

    比較し、より自由度が高くなって、ライフスタイルや将来の住み心地をしっかり考えた住宅設計が可能です。

    以下は、全国展開するミドルコスト住宅メーカーの一例です。

    また、地域密着型の工務店や住宅会社も同じ価格帯で建てるケースが多いため、地域ごとの住宅会社もチェックしておくと良いでしょう。

    住友不動産

    出典:住友不動産
    社名住友不動産株式会社
    本社住所東京都新宿区西新宿二丁目4番1号(新宿NSビル)
    坪単価50万円~60万円
    工法2×4、2×6、パネル工法
    オリコン満足度調査9位(2022年)
    ホームページhttps://www.j-urban.jp/

    住友不動産は、オフィスビルや高層マンション開発で知られていますが、戸建て住宅でも実績が豊富です。

    また、20年以上連続でグッドデザイン賞を受賞しており、デザイン性と技術力の高さが強みです。

    同じ住友グループに属する住友林業とは異なる会社で、住宅商品の種類や工法も全く違います。

    営業拠点は全国にありますが、九州では主に福岡や熊本などの主要エリアに限定されているため、エリア対応の確認が必要です。

    ウィザーズホーム

    出典:ウィザースホーム
    社名株式会社新昭和
    本社住所千葉県君津市東坂田四丁目3番3号
    坪単価50万円~70万円
    工法2×4 2×6
    オリコン満足度調査ランキング圏外
    ホームページhttps://with-e-home.com/brand/

    ウィザースホームは、新昭和グループが展開するハウスメーカーで、クレバリーホームと同じグループに属します。

    ローコストでありながら、高性能の外壁タイルなどを標準仕様しているため、メンテナンスが少なく、耐久性が高い点が特徴です。

    クレバリーホームと同様、ローコストながらデザイン性や耐久性を守っているため、よく比較対象になります。

    イシンホーム

    出典:イシンホーム
    社名株式会社イシン住宅研究所
    本社住所岡山県津山市二宮654-4
    坪単価50万円~60万円
    工法2✕4、2✕6工法
    オリコン満足度調査ランキング圏外
    ホームページhttps://www.ishinhome.co.jp/

    イシンホームは、太陽光発電システムを搭載し「光熱費0円住宅」としての取り組みで知られ、業界で賢い「ウイルス対策住宅」を商品化しました。

    当初はローコスト住宅メーカーでしたが、現在は住宅の設備や装備を充実させられる方向にシフトしており、建築コストを上げながらも高品質な住まいを提供しています。

    大手ハウスメーカーの費用目安

    50坪の家を建てる場合、大手ハウスメーカーでの価格相場は​​次の通りです。

    種類本体工事価格総費用の目安
    平屋3,900万円5,070万円
    部分2階3,750万円4,875万円
    2階建て3,700万円4,810万円
    3階建て4,100万円5,330万円

    大手ハウスメーカーの平均坪数は70~100万円で、テレビCMなどでもよく目にする住友林業や積水ハウスといった会社が該当します。

    ローコスト住宅や地元工務店と比較すると費用は高いもの、耐久性が高く、コストを考慮した工夫が実施されているため、長期的にはコストメリットが期待できます。

    住友林業

    出典:住友林業
    社名住友林業株式会社
    本社住所東京都千代田区大手町1丁目3番2号
    坪単価75万円~100万円
    工法ビッグフレーム構法、マルチバランス構法
    オリコン満足度調査4位(2022年)
    ホームページhttps://sfc.jp/ie/

    住友林業は、「家を売る」だけでなく「森を育てる」から家づくりに取り組む、自然素材に強いこだわりを持つハウスメーカーです。

    これは日本の国土の約800分の1に相当する広さです。

    特徴的なのは、通常の柱よりも太くて丈夫な「ビッグフレーム」を採用していることです。

    また、家づくりには各分野のスペシャリストで構成されたチームが対応し、実施主の要望に応えたきめ細かくサポート体制も整えられています。

    パナソニックホームズ

    出典:パナソニックホームズ
    社名パナソニック ホームズ株式会社
    本社住所大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号
    坪単価70~85万円
    工法鉄骨系プレハブ
    オリコン満足度調査6位(2022年)
    ホームページhttps://homes.panasonic.com/

    パナソニックホームは、パナソニックグループの住宅会社として、家電メーカーならではの技術力を家づくりに相談しています。

    IoT(モノのインターネット)技術を継続したスマートハウスや、高機能設備を備えたテクノロジー住宅に高い評価以前は「パナホーム」という社名でしたが、現在はパナソニックホームズに改名し、ブランド力をさらに強化しています。

    創業者でもある松下幸之助氏の「快適な住まいを多くの人へ」という理念が、現在の住宅づくりにもしっかりと反映されています。

    大成建設パルコン

    出典:大成建設ハウジング
    社名大成建設ハウジング株式会社
    本社住所東京都新宿区西新宿 3-7-1 新宿パークタワー 19階
    坪単価80万円~100万円
    工法鉄筋コンクリート(RC)
    オリコン満足度調査ランキング圏外
    ホームページhttps://palcon.jp/

    大成建設ハウジングの「パルコン」は、鉄筋コンクリート(RC)を採用しており、鉄筋コンクリート住宅の中でも特に耐久性が優れた住宅として高い評価を得ています。

    パルコンでは、優れた断熱性や耐火性があるので、鉄骨や木造と比較しても建物の寿命が長いことが特徴です。

    木造や鉄骨に比べて建築費は割高なので注意が必要です。

    ただし、初期費用が高くても耐久性や長期的なメンテナンスコストを考慮すると、費用対効果は高い災害と思います。

    快適な家を作るための間取り見本

    50坪の家を建てると一口に言っても、色々なタイプがあります。

    二世帯住宅や3階建て、広々とした平屋など、家族構成やライフスタイルに合わせて多様な選択肢があります。

    一般的な50坪の家の間の取り例をタイプ別にいくつかご紹介します。

    これらの例を参考にしながら、自分たちに最適な家のイメージを広げてみてください。

    納得できる家づくりをするために、ほとんどのカタログを取り寄せたり、住宅展示場を見学して、異なるプランや間取りをじっくり比較することが重要です。

    もし近くに展示場がない場合でも、LIFULL HOME’Sなどのポータルサイトを活用すると、様々なメーカーのカタログを無料で取り寄せることができます。

    予算に合わせて異なるプランを比較することもでき、これが失敗を防ぐための始まりとなります。

    2階建ての間取り例

    出典:茨城セキスイハイム 建築実例
    社名セキスイハイム
    商品名スマートハウス
    延床面積160.83㎡(48.65坪)
    間取り5LDK+書斎

    今年、一番多いのが1階と2階の床面積がほぼ同じ2階建ての住宅です。

    ただし、建築費を抑えようと無理に2階部分に不要な部屋を作ってしまったり、後々その部屋を使わない問題が出たりすることもあるので、実際に使う部屋数を十分に考慮することが大切です。

    書斎やリビング、個室など、必要な部屋をしっかり計画したうえでシンプルな設計を心がけてください。

    平屋の間取り例

    出典:ヤマダホームズ 建築実例
    社名ヤマダホームズ
    商品名Felidia(フェリディア)
    延床面積165.50㎡(50.0坪)
    間取り4LDK

    50坪の平屋を建てるなら、100坪以上の土地を確保するのが理想です。

    平屋はすべて部屋が同じフロアになるため、家族のつながりを感じやすく、家族のコミュニケーションも取りやすい設計になります。

    平屋の特徴として、将来的な子どもたちが独立して使わなくなる部屋も出てくることがあるため、将来の用途も考えながら間を設計するのがおすすめです。

    3階建ての間取り例

    出典:ダイワハウス 建築実例
    社名ダイワハウス
    商品名Skye3
    延床面積164.03㎡(49.61坪)
    間取り3LDK

    3階建ての住宅は、特に敷地が制限されている場合に有効な選択肢です。

    限られた土地に効率的な建物を考えるため、1階にガレージや水回り(お風呂や洗面所)、2階LDK、3階に寝室や子ども部屋を配置することが一般的です。

    3階建て住宅には北側斜線制限や道路斜線制限など様々な建築規制も多く関わるため、3階建て住宅の建築経験が豊富な住宅会社に依頼することが大切です。

    おしゃれでカッコいい家の間取り例

    ここまでは、スタンダードな間取り例を中心に紹介してきましたが、ここではおしゃれでカッコいいデザインや独自の個性が光る間取り例をご紹介します。

    50坪の広さがあれば、ある程度のこだわったマイホーム建築が可能です。

    いろいろなハウスメーカーや工務店のカタログを取り寄せて、家族で理想のマイホームを検討してみてください。

    大屋根スタイルがカッコいい家

    出典:クレバリーホーム 建築実例
    社名クレバリーホーム
    商品名CXシリーズ
    延床面積170.50㎡(51.5坪)
    間取り5LDK

    大屋根スタイルにしたい場合は、最初の打ち合わせでその旨を伝えておくとスムーズです。

    大屋根デザインを採用するには、間取りを工夫する必要があり、特に2階よりも1階の床面積が広い部分2階の間取りが向いています。

    また、吹き抜けや屋根裏収納を取り入れることで、より立体的でおしゃれな空間を演出することもできます。

    インナーガレージがある和モダンの平屋

    出典:三交ホーム 建築実例
    社名三交ホーム
    商品名不明
    延床面積170.41㎡(51.5坪)
    間取り4LDK+インナーガレージ

    50坪の広さがあると、平屋でも迫力のあるデザインが可能です。

    雨風から守るだけでなく、趣味の空間としても活用できるため、機能的でありながらも魅力的な空間です。

    また、収納や各部屋の配置もしっかりと計算されていて、実用性も高い間取りです。

    おしゃれなコーナー窓が目をひく3階建ての家

    出典:住友林業 建築実例
    社名住友林業
    商品名フリープラン
    延床面積166.81㎡(50.4坪)
    間取り3LDK

    コーナー窓を上手に使うことで、外観にアクセントがつき、室内にも広がりを感じられるデザインです。

    2階と3階のコーナー窓は、外観にスタイリッシュな印象をそばに、室内を開放的に見せます。

    今後、3階キッチンの裏の広いスペースがどのように使われていますかのかが不明であり、トイレの配置にも問題があるかもしれません。

    かわいい輸入住宅の店舗併用住宅

    出典:セルコホーム 建築実例
    社名セルコホーム
    商品名THE・HOME
    延床面積160.08㎡(48.4坪)
    間取り3LDK+店舗

    輸入住宅は個性的でかわいらしい外観が特徴で、店舗併用住宅にもよく合います。

    この例は雑貨を扱う店舗ですが、パン屋やカフェなどにも適したデザインです。

    屋根から突き出した3つのドーマーが独特の雰囲気を出しており、部屋の配置もそれを意識したものとなっております。

    気になる点は、LDKに収納がないことでしょうか。

    日常の風景を考慮して、収納スペースの追加を検討したら良いでしょう。

    左右で別々を分けた2つの住宅の家

    出典:住宅情報館 建築実例
    社名住宅情報館
    商品名不明
    延床面積166.14㎡(50.2坪)
    間取り3LDK+3LDK

    この二世帯住宅は、限られた60坪の土地に50坪の建物を配置しており、親世帯と子世帯がしっかり分けられた設計です。

    親世帯と子世帯の生活空間を色分けしてわかりやすくしていますが、黄色のほうが若干広さを感じるので子世帯なのではないでしょうか。

    間取りで失敗しないための注意点

    50坪の家づくりは、ゆとりのある広さで間取り自由度もありますが、どうしても失敗しやすいポイントもあります。

    ここでは、計画の際に注意したいポイントについて詳しく解説します。

    高級住宅街の建ぺい率に注意

    建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合を示すもので、この数値に応じて建てられる建物の規模が決まります。

    例、50坪の土地を購入した場合、建ぺい率が60%であれば、1階と2階合わせて最大60坪の家を建てることができます。

    ただし、40%の地域では、同じ50坪の土地でも合計40坪の建物しか建てられません。

    高級住宅街で家を建てる場合は、まずはその地域の建ぺい率を確認し、希望の広さが建てられるかどうかを事前にチェックしましょう。

    収納スペースは分散する

    50坪の家の場合、収納スペースは「分散収納」にするのがおすすめです。

    広さに余裕があるため、必要な場所に収納を少しずつ配置すると、利便性がよく家事効率もアップします。

    30坪前後の間取りでは、スペースの集中から収納をまとめがちですが、50坪ではこのような間取りは参考になりません。

    キッチンや玄関、リビング、各居室などに適切な収納スペースを分散させ、使いやすさを考慮した配置にしましょう。

    二世帯住宅は平屋も検討する

    50坪あれば、平屋でも二世帯住宅を実現できます。

    通常、二世帯住宅と言えば2階建てや3階建てが多いですが、広い敷地がある場合、平屋で完全分離型の二世帯住宅を建築することも可能です。

    特に、母と同居を考える場合、平屋は将来的な負担を考慮して、2階建てと平屋のメリットを比較して検討してみましょう。

    生活リズムや動線を意識する

    50坪ほどの家では、5~7人程度の家族が快適に暮らせる広さです。

    親子三世代での同居なども想定され、家族それぞれの生活リズムを考慮した間取りが重要です。

    帰宅する人の動線や、朝のトイレの際に対応できる設備配置があると便利です。

    プランに決めすぎず、家族の生活に合わせたプランを考えましょう。

    よくある質問

    50坪の注文住宅に関して、今回紹介しきれなかった部分や、ネットなどで良く質問されている内容などをまとめました。

    ビルトインガレージや吹き抜けは坪数に入るのか?

    50坪クラスの家では、ビルトインガレージや吹き抜けを取り入れることが増えますが、これらが「坪数」に含まれるかどうかは法規に関わる重要なポイントです。

    • 吹き抜け:基本的に床面積には含まれません。
    • ビルトインガレージ:延床面積の5分の1以内であれば、緩和措置として床面積から優遇されます。50坪の家であれば、10坪までのガレージが対象となります。

    ただし、これは暫定法的な緩和です。建築会社によっては、見積り時に坪当たりとして考慮される場合があるため、契約前に確認が必要です。

    50坪の平屋を建てるのに必要な土地の広さは?

    平屋の場合、建ぺい率が60%であれば、50坪の建物には約84坪の土地が必要です。

    84坪(土地)×60%(建ぺい率)=50.4坪

    ただし、複数台の駐車場や庭、ウッドデッキを希望する場合は、100坪程度の広さがあるとゆとりをもって設計できます。

    大きな家は固定資産税が高くなる?

    出典:気になるマイホームの税金|細田建築

    「家が40坪を超えると固定資産税が高くなる」という話がありますが、これは定期の規則ではありません。

    この軽減措置は120㎡(約36坪)までが対象で、超過した部分は通常通りの優遇が適用されます。

    例えば、50坪(約165㎡)の新築を建てて、本来の固定資産税が16万円だったとします。

    120㎡分は2分の1に軽減されるので、「12万円→6万円」となります。

    超過している40㎡分に関してはそのまま4万円の納税となるので、合計すると本来16万円の納税額が10万円に減額されます。

    30坪の土地に50坪の家を建てることは可能か?

    建ぺい率が60%の土地であれば、1階の床面積は最大18坪まで可能であり、18坪×3階で54坪の床面積を確保できます。

    尚、建物の高さや構造に制限があるため、建築時の確認申請が必須です。

    3階建ての家については「3階建て住宅の間取りや高さ規制について解説、後悔しないためのポイントは?」で解説しているので参考にしてください。

    なぜ50坪の建売住宅は少ないのか?

    建売住宅は30~40坪が一般的で、50坪の建売住宅は少ないのが現状です。

    その理由として、建売業者が利益を最大化するために、最近広い敷地を複数の戸建てに分けて販売する傾向があるためです。

    例えば、80坪の土地があれば、50坪の家1棟よりも30坪の家を2棟売る方が有利が見込めます。

    このため、広い50坪クラスの建売住宅は希少とされています。

    まとめ

    今回は、50坪の注文住宅を建てる際の相場価格や間の例について詳しく解説しました。

    50坪の家は間取り自由度が高いため、スキップフロアやファミリークローゼット、趣味の部屋なども取り入れやすくなります。

    とはいえ、選択肢が多いため、何を優先するか決めることが大切です。

    50坪の家づくりでは、目安として総費用3,500万~4,000万円が必要とされます。

    納得できるマイホームを実現するために、カタログやお子様の情報収集をしっかり行い、自分たちにとって最適な間取りを見つけてください。

    40坪の家だと狭い?二階建て、平屋の間取り例と新築の価格目安

    カテゴリー

    国土交通省の「住生活基本計画」によると、家族が快適に暮らせる住宅の広さは「25㎡×世帯人数+25㎡」とされています。

    フラット35利用者調査(2020年度)でも、注文住宅の平均床面積が124.4㎡(約38坪)とされており、40坪前後の家が多くの家族に適した広さであることがわかります。

    今回は40坪の注文住宅を建てるのに必要な予算、人気の間取りなどを解説するので、ぜひ参考にしてください。

    40坪の家を建てるのに必要な予算相場は?

    注文住宅を建てる際には、「坪単価×家の広さ(坪数)」だけでなく、以下の3つの費用が必要です。

    1. 本体工事価格(建物を建てるための直接費用)
    2. 付帯工事費(地盤改良や引き込み工事、外構工事など建物に付随する費用)
    3. 諸経費(火災保険、登記費用、住宅ローン手数料など)
    総費用=「本体工事価格」+「付帯工事費」+「諸経費」

    たとえば、坪単価60万円で40坪の家を建てた場合、以下のような総費用が必要です。

    坪単価60万円×40坪=2,400万円
    付帯工事費 約480万円
    諸経費   約240万円
    総費用   2,400万+480万+240万=3,120万円

    土地を購入する場合は、さらに土地の費用が加算されます。

    費用の種類主な内容
    本体工事費建物を建てるために直接的に必要な材料や施工費など

    ・基礎工事
    ・木工事
    ・内装
    ・足場など
    付帯工事費建物に付帯(関連)した費用という意味

    ・地盤改良費
    ・ガス・水道・電気などの引き込み工事費
    ・駐車場や塀などの外構工事費のこと
    諸経費工事以外でかかる費用という意味

    ・火災保険
    ・住宅ローン手数料
    ・登記費用
    ・土地購入時の仲介手数料など

    初めて家を建てる場合、予算の全体像を把握するのが難しいこともあります。

    その際には、LIFULL HOME’Sの「予算シミュレーター」を利用するのがおすすめです。

    このツールを使えば、月々の支払額から逆算して必要な予算を把握することができ、理想の家づくりをスムーズに進められます。

    では上記を把握した上で、ハウスメーカーの価格帯別に必要な費用相場を確認していきましょう。

    ローコスト住宅メーカーの場合

    ローコストのハウスメーカーで40坪の家を建てた場合の目安費用は下記となります。

    種類本体工事価格総費用の目安
    平屋1,800万円2,340万円
    部分2階※①1,680万円2,184万円
    2階建て1,600万円2,080万円
    3階建て1,880万円2,444万円
    ※①部分2階とは1階20坪・2階10坪のように、2階の床面積が小さい家のことです。

    ローコストメーカーでは、坪単価が40~50万円程度で40坪の家を建てることが可能です。

    総費用の目安は2,100万円~2,500万円となります。以下に代表的なローコストメーカーを紹介します。

    ※下記で紹介する以外にも「ローコスト住宅で人気のハウスメーカーは?」のページで色々と解説しているので、興味がある人は参考にしてください。

    アキュラホーム

    出典:アキュラホーム
    社名株式会社アキュラホーム
    本社住所東京都新宿区西新宿2-6-1
    坪単価45万~60万円
    工法木造軸組在来工法
    オリコン満足度調査15位(2022年)
    ホームページhttps://www.aqura.co.jp/

    アキュラホームは、コストパフォーマンスが良い注文住宅を提供するハウスメーカーです。

    マイクロソフトはかつて「ローコスト住宅」の先駆けとてきましたが、最近では太陽光システムや全館空調などの省エネ住宅にも開発力を入れています。住宅の提案にも積極的です。

    そのため、アキュラホームは現在「ローコスト」というよりも、ミドルコストのハウスメーカーとして認識されようとなっています。

    適正価格で高性能住宅を建てたい方には、ぜひおすすめの選択肢です。

    アイフルホーム

    出典:アイフルホーム
    社名株式会社LIXIL住宅研究所 (アイフルホームカンパニー)
    本社住所東京都江東区亀戸1-5-7
    坪単価40~65万程度
    工法木造軸組工法
    オリコン満足度調査15位(2022年)
    ホームページhttps://www.eyefulhome.jp/

    アイフルホームは、日本臨時木造住宅のフランチャイズ制を導入したパイオニアです。

    国内には約180の加盟店があり、全国どこでも安定した品質の住宅を提供しています。

    また、アイフルホームを運営するのは、住宅設備業界で最も手に優しいLIXILグループです。

    同グループには「GLホーム」や「フィアスホーム」などもあって、幅広い選択肢が魅力です。

    リーズナブルな価格で安心できる家づくりを考えている方に適したハウスメーカーです。

    タマホーム

    出典:タマホーム
    社名タマホーム株式会社
    本社住所東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル
    坪単価38万~50万円
    工法木造軸組工法
    オリコン満足度調査21位(2022年)
    ホームページhttps://www.tamahome.jp/

    タマホームは、ローコスト住宅の先駆者として知られるハウスメーカーです。

    シンプルで良質な住宅を低価格で提供しており、幅広い世代からサポートされています。

    注目の商品としては、標準仕様が充実している「大安心の家」があります。

    さらに、寒冷地向けには高断熱住宅「大地の家」も人気です。地域の特性や予算に応じて最適な住宅を提案してくれるのが強みです。

    特に初めて家を建てる方や、コストを重視したい方におすすめです。

    まとめ

    これら3社は、それぞれの特徴的な強みを持ったハウスメーカーです。

    • アキュラホーム:高性能で自由度の高い家づくりを適正価格で提供
    • アイフルホーム:フランチャイズ制を活用したコスト効率の良い家づくり
    • タマホーム:ローコスト住宅のパイオニアで、低価格ながら高品質な家づくり

    私たちの予算やライフスタイルに合ったメーカーを選び、失敗のない家づくりを目指しましょう。

    カタログを取り寄せたり、展示場を訪れることで、より具体的なイメージが湧きやすくなります。

    ミドルコスト住宅メーカーの場合

    ミドルコストのハウスメーカーで40坪の家を建てた場合の目安費用は下記の通りです。

    種類本体工事価格総費用の目安
    平屋2,520万円3,276万円
    部分2階2,440万円3,172万円
    2階建て2,400万円3,120万円
    3階建て2,600万円3,380万円

    ミドルコストメーカーの平均坪単価は50~70万円程度です。

    以下に代表的なメーカーを紹介します。

    クレバリーホーム

    出典:クレバリーホーム
    社名株式会社クレバリーホーム
    本社住所千葉県君津市東坂田4丁目3番3号 4階
    坪単価50万円~70万円
    工法木造軸組工法
    オリコン満足度調査12位(2022年)
    ホームページhttps://www.cleverlyhome.com/

    クレバリーホームは、高級感のある外壁タイルが特徴のハウスメーカーです。

    全国にフランチャイズ制を導入しているため、47都道府県すべてで家を建てることが可能です。

    2022年3月時点で、全国に154店舗を展開しており、地域密着型のサービスと全国的なものネットワークの両方を持っています。

    また、クレバリーホームは「グッドデザイン賞」や「キッズデザイン賞」を複数回受賞しており、デザイン性だけでなく機能性にも優れた家づくりが評価されています。

    ヤマダホームズ

    出典:ヤマダホームズ
    社名株式会社ヤマダホームズ
    本社住所群馬県高崎市栄町1番1号
    坪単価48万円~70万円
    工法木造軸組工法、2×4、2×6、木質系プレハブ
    オリコン満足度調査23位(2022年)
    ホームページhttps://yamadahomes.jp/

    ヤマダホームズは、「暮らしに合わせた住まいのかたち」をテーマに、家族それぞれのライフスタイルに最適な住まいを提案するハウスメーカーであり、長く安心して暮らせる住まいを提供しています。

    また省エネ設計や、家電付きのパッケージプランなどが人気です。

    ヤマダホームズは、多様な工法を採用しており、木造軸組工法や2×4工法、さらには木質系プレハブにも対応しています。

    これにより、自由度の高い設計が可能です。対応できるため、初めて家を建てる方法からリフォームを検討している方まで、多くの人に選ばれています。

    トヨタホーム

    出典:トヨタホーム
    社名トヨタホーム株式会社
    本社住所愛知県名古屋市東区泉1丁目 23番 22号
    坪単価55万円~80万円
    工法鉄骨系プレハブ
    オリコン満足度調査11位(2022年)
    ホームページhttps://www.toyotahome.co.jp/

    トヨタホームは、その名の通り、世界的な自動車メーカーであるトヨタグループが取り扱うハウスメーカーです。

    「トヨタクオリティ」を住宅にも反映し、丈夫で高品質な住まいを提供しています。

    トヨタホームが求める3つの安心は、以下の通りです。

    1. 建てるときの安心:トヨタグループの技術力を活かした高品質な施工
    2. 建てたあとの安心:長期保証とアフターサポートが充実
    3. トヨタグループの総合力で支え続ける安心:資材調達から施工、アフターメンテナンスまで一貫体制

    トヨタホームは、鉄骨系プレハブ工法を採用しており、耐震性や耐久性が非常に高い住宅を実現しています。

    戦後の焼け野原をみてトヨタ創業者の豊田喜一郎氏が感じたのは「燃える家ではダメだ」という思い。

    それはトヨタホームが今でも掲げている家づくりの原点になっており鉄骨住宅に強いこだわりを持っております。

    また、トヨタグループのDNAを活かし、世界基準のモノづくりを住宅にも応用。

    デザイン性と機能性を両立した家づくりが特徴です。トヨタホームは、長期的な住み心地や資産価値を重視する方にぴったりの選択肢を考えます。

    まとめ

    これら3社にはそれぞれの強みがあります。

    • クレバリーホーム:高級感のある外壁タイルと全国対応のフランチャイズシステムが特徴
    • ヤマダホームズ:ヤマダ電機の知恵を相談、家電と住まいを融合させた提案が得意
    • トヨタホーム:トヨタグループの技術力を活かした高品質な鉄骨住宅が魅力

    私たちの予算やイメージをする住まいのスタイルに合わせて、それぞれのハウスメーカーを検討してみてください。 まずはカタログを取り寄せ、具体的なところから始めましょう。

    大手ハウスメーカーの場合

    大手ハウスメーカーで40坪の家を建てた場合の目安費用は下記となります。

    種類本体工事価格総費用の目安
    平屋3,200万円4,160万円
    部分2階3,120万円4,056万円
    2階建て3,000万円3,900万円
    3階建て3,400万円4,420万円

    大手ハウスメーカーでは、坪単価が70~100万円と高めですが、その分ブランド力や高品質な家づくりが特徴です。

    三井ホーム

    出典:三井ホーム
    社名三井ホーム株式会社
    本社住所東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル53階
    坪単価70万円~100万円
    工法2×4、2×6(プレミアム・モノコック構法)
    オリコン満足度調査6位(2022年)
    ホームページhttps://www.mitsuihome.co.jp/home/

    三井ホームは、その名の通り三井グループが展開する高級ハウスメーカーで、特に開業医や弁護士といった高成果層にサポートされています。

    三井ホームの特徴は、各分野のプロフェッショナルが連携して住まいを建築デザインするポイントです。

    外観から内装、庭のデザインに至るまで、完全オーダーメイドの住まいを実現しています。

    また、三井ホームが独自に開発した「プレミアム・モノコック構法」は、従来の2×4工法をさらに進化させたものです。

    この工法により、高い耐震性と耐久性を備えた家を建てることができます。

    さらに、全館空調システム「スマートブリーズ」を組み合わせた住宅は、高気密・高断熱で快適な室内環境を実現できます。

    これらの特徴から、三井ホームは「デザイン性」と「住み心地の良さ」を両立させた高品質な住宅を提供するハウスメーカーとして高い評価を受けています。

    三菱地所ホーム

    出典:三菱地所ホーム
    社名三菱地所ホーム株式会社
    本社住所東京都新宿区東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア7階
    坪単価70万円~90万円
    工法2×4、2×6工法
    オリコン満足度調査圏外 ※高評価企業ランクイン
    ホームページhttps://www.mitsubishi-home.com/

    三菱地所ホームは、日本を代表する三菱地所グループが今後の住宅事業部門で、グループ唯一のハウスメーカーです。

    不動産総合デベロッパーとしての経験と実績を踏まえ、個人向けの注文住宅を提供しています。

    エアロテックは、一年を通して家全体を快適な温度に置くことができる空調システムで、特に夏の暑さや冬の寒さが厳しい地域でその真価を発揮します。

    家のどこにいても温度差を感じにくいため、高齢者や子どもがいる家庭にも安心です。

    また、2×4や2×6工法を採用し、耐震性や断熱性能を高めた住宅を提供しています。

    その屋根、デザイン性にもこだわり、決められた住宅をご提案してくれるポイントが魅力です。

    ただし、営業拠点は2022年時点で関東地方と近畿地方に限定されています。

    これらのエリアで家を建てる場合には、非常に頼りになる選択肢ですが、他の地域で検討する場合は注意が必要です。

    まとめ

    三井ホームと三菱地ホームは、どちらも高品質な住宅を提供するハウスメーカーで、それぞれ得意分野があります。

    • 三井ホーム:デザイン性を重視した完全オーダーメイド住宅が魅力。建築家とデザイナーが連携して、家全体の調和を図った美しい住まいを実現します。
    • 三菱地所ホーム:全館空調システム「エアロテック」を中心に、高気密・高断熱で快適な住まいを提供します。温度差のない快適な環境を求めるご家庭におすすめです。

    これから選ぶか、予算や地域性、自分たちが重視したいポイントをよく考えて検討することが大切です。

    まずはカタログを取り寄せたり、モデルハウスを見学して具体的なイメージを進めることをおすすめします。

    快適な家をつくるための間取り見本

    今回は、40坪の家を建てる際のさまざまな間取りパターンを紹介します。

    具体的な間取り例とともに、家づくりで注意すべきポイントやアドバイスを詳しく解説します。

    事前に十分な情報収集を行うことで、理想の住まいに近づけることができます。

    近くに展示場がない場合でも、LIFULL HOME’Sなどのポータルサイトを利用して、気になるハウスメーカーのカタログを取り寄せるのがおすすめです。

    無料で取り寄せられるカタログを基に、自分の希望や予算に合った間取りを探してみましょう。

    2階建ての間取り例

    出典:1200の間取り|住友林業の家
    社名住友林業
    商品名Forest Selection BF
    延床面積129.18㎡(39.06坪)
    間取り4LDK

    1階と2階の面積がほぼ同じシンプルな構造は、建築コストを抑えられる上、耐震性にも優れています。

    この例では、1階に独立した和室を設け、祖父母が泊まれるスペースや客間として活用できます。

    また、2階には大型収納があり、荷物の多い家庭でも安心です。

    注意点として、玄関が少し狭く感じられる点と、収納が全体的にやや少ない点が挙げられます。

    玄関周りに靴やコートを収納できるスペースがあると、さらに便利になるでしょう。

    部分2階の間取り例

    出典:【SUUMO】【兵庫県×1000万円台×約40坪×間取り図】デザイン、広さ、予算すべてを叶えた理想の実例
    社名タツノコホーム
    商品名プレスト
    延床面積135.80㎡(41.0坪)
    間取り5LDK

    「部分2階」とは、1階の床面積が広く、2階の床面積が狭い構造のことです。

    この例では、1階に広々としたLDKを設け、2階には必要最低限の部屋を配置しています。

    リビングを家族の中心にしたい方や、小さなお子さんがいる家庭におすすめです。広い空間が確保されているため、家族全員が快適に過ごせます。

    平屋の間取り例

    出典:平屋の住まい-パナソニックホームズ
    社名パナソニックホームズ
    商品名ウチとソトをつなぐ平屋
    延床面積128.47㎡(38.86坪)
    間取り3LDK

    この例では、玄関横に洗面台を設置して帰宅後すぐに手洗いうがいができる工夫や、キッチン横に設けた見守りスペースなど、家事や育児がしやすい動線が特徴です。

    また、LDKから繋がるウッドデッキが設置されており、室内と室外のつながりを感じられる点も魅力的です。

    庭やウッドデッキでのアウトドアリビングを楽しみたい方におすすめです。

    3階建ての間取り例

    出典:【SUUMO】忙しい共働き家族にうれしい工夫や収納を随所に。約31坪の敷地を生かしたスタイリッシュな3階建
    社名セキスイハイム
    商品名デシオ
    延床面積136.86㎡(41.4坪)
    間取り4LDK

    3階建て住宅は、土地が狭い場合でも広い住居面積を確保できるのが利点です。

    この間取りでは、1階に祖父母の部屋や水まわりを設置し、2階にLDK、3階に子ども部屋や趣味の部屋を配置しています。

    また、階段の移動が増えるため、階段の幅や手すりの設置にも注意しましょう。

    ワンポイントアドバイス

    1. 事前調査が成功の鍵

    間取りを決める際には、実際の展示場に足を運んで空間の広さを体感するのが一番です。近くに展示場がない場合でも、ポータルサイトで取り寄せたカタログを見比べながら、自分たちの暮らしに合った間取りを考えましょう。

    2. 優先順位を決める

    すべての要望を叶えるのが難しい場合は、家族にとって何が一番大切かを話し合い、優先順位を決めておきましょう。たとえば、LDKの広さ、収納スペースの確保、家事動線の良さなど、家族ごとに異なるポイントを整理しておくとスムーズに進みます。

    3. 将来を見据える

    子どもが成長した後や老後の暮らしなど、将来を見据えた間取りにすることも大切です。可変性のある部屋や収納の多い家は、長期的に見ても住みやすい家になるでしょう。

    おしゃれでカッコいい家の間取り例

    これまでは比較的オーソドックスな間取りを中心に紹介してきましたが、今回はおしゃれさやデザイン性、そして独創性にこだわった間取り例を紹介します。

    個性を出したい方や、「他とは違う家に住みたい」と考えている方はぜひ参考にしてください。

    特におしゃれな家を目指す場合、ハウスメーカー選びが重要です。それぞれ得意分野が異なるため、まずはカタログを取り寄せて、メーカーの特徴や提案力をしっかり比較してみましょう。

    ハウスメーカーごとの得意なスタイルやプランを知ることで、理想の住まいづくりがスムーズになります。

    近くにモデルハウスがない場合でも、ポータルサイトを利用すれば無料でカタログを取り寄せられるので、ぜひ活用してみてください。

    外観がカッコいい回遊動線の家

    出典:【SUUMO】【2500~2999万円/収納充実/家事動線】行き止まりのない間取り。ワンフロアでも過ごせる快適ライフ
    社名ユニバーサルホーム
    商品名ビー・コンフィ
    延床面積136.50㎡(41.2坪)
    間取り4LDK

    この住宅の最大の魅力は、屋根に向かってのびる傾斜外壁という珍しいデザインです。

    間取りの工夫としては、共働きの夫婦が家事を楽にするために設計された「回遊動線」です。

    玄関の土間収納、近くのファミリークローゼット、キッチンや水回りをつなぐ動線がスムーズで、日常の動きやすさが考慮されています。

    2階のトイレの配置も各部屋から独立しており、使いやすい間取りです。

    シンプルだけどセンスのよい間取りの家

    出典:人気間取りベスト20 on Instagram〜著作権フリーの間取り20選〜|間取り03
    社名不明
    商品名不明
    延床面積132.23㎡(40.0坪)
    間取り4LDK+書斎

    1階の中心に配置されたファミリークローゼットが特徴的な間取りです。

    このクローゼットが目隠しの役割を果たしており、トイレや洗面所への出入りがリビングから見えにくくなっています。

    キッチンを中心に回遊できる間取りはよく見かけますが、ファミリークローゼットを中心にした動線設計は珍しく、家事効率の良さが際立っています。

    オシャレなR外壁の家

    出典:8匹の愛猫たちと共に暮らす、吹き抜け空間に“技あり”の3階建て。|トヨタホーム
    社名トヨタホーム
    商品名エスパシオEF
    延床面積136.76㎡(41.37坪)
    間取り5LDK

    この住宅の目玉は、曲線を描くR外壁です。

    美しいデザインが近所でも目を引き、唯一無二の外観に仕上がっています。

    間取りの特徴は、夫婦2人と愛猫8匹が快適に暮らすために設計された動物目線の工夫です。

    ただし、1階のトイレの配置や収納スペースの不足が少し気になります。

    凛とした佇まいが目を引く平屋の邸宅

    出典:【SUUMO】天井高4.6mの開放的な空間、ピアノの音色が響くリュクスな平屋の住まい
    社名アーキテックプランニング
    商品名classS
    延床面積138.09㎡(41.7坪)
    間取り3LDK+多目的スペース

    天井高4.6mのLDKが最大の特徴です。

    大きな窓や開放的な空間設計により、面積以上の広さを感じさせます。

    玄関にはシューズクローゼットや物置スペースが設けられ、収納面でも優れています。

    LDKには多目的ルームが併設されており、ピアノや趣味のスペースとして活用可能です。

    40坪の完全分離二世帯住宅

    出典:【SUUMO】標準仕様でこだわりを叶えた充実のメゾネット型二世帯住宅
    社名アイ工務店
    商品名二世帯住宅
    延床面積132.48㎡(40.0坪)
    間取り2LDK+小屋裏×2世帯分

    完全分離型の二世帯住宅で、左右対称の総二階建ての間取りが特徴です。

    ただし、3階部分の小屋裏部屋については、親世帯ではなく子世帯のスペースとして割り当てたほうが良いかもしれません。

    高齢者にとって、階段を頻繁に上り下りするのは負担になる可能性があるためです。

    間取りで失敗しないための注意点

    家づくりを進める際に特に気を付けたいのが間取りです。

    ここでは、40坪の家づくりで失敗しやすいポイントを具体的に挙げながら、失敗を防ぐための工夫やアドバイスをご紹介します。

    これからマイホームを建てる方は、ぜひ参考にしてください。

    間取りで一番後悔しやすいポイントは「収納」

    多くの方が注文住宅を建てた後に「収納で失敗した」と後悔しています。

    その原因の一つは、実際にモノを収納してみないと、収納スペースの広さや使い勝手をイメージしづらいことです。

    具体的な失敗例としては以下のようなものがあります。

    • 玄関近くにコートをかけるような収納スペースもつくっておくべきだった
    • クローゼットの奥行やパイプの高さまで考えなく使いづらい
    • リビングに収納が少なく、子どものおもちゃなどが散らかる
    • キッチンパントリーが小さすぎて使いづらい

    これらを防ぐには、「この収納には何を入れるのか」を具体的にイメージしながら設計することが大切です。

    特にキッチン周りは家全体で最も収納スペースが必要な場所なので、計画時にはひと回り大きめにしておくことをおすすめします。

    洗面脱衣所の広さに注意

    出典:ホームランドリー化計画|リンナイ

    最近人気の設備として、ガス乾燥機「乾太くん」があります。

    このような乾燥機を導入する場合、従来よりも洗面脱衣所を広く設計する必要があります。

    これにより、洗面脱衣所が快適に使えるだけでなく、収納や家事スペースも充実させることができます。

    乾燥機設置時の注意点

    乾燥機を設置する際には専用の設置台を使うことが一般的ですが、高さが問題になることがあります。

    特に身長160㎝以下の方には設置台が高すぎて使いづらいという声もあります。

    出典:乾太くんをご検討の方へ-リンナイ

    この場合、大工さんに相談して造作家具として設置台を作ってもらう方法があります。

    出典:乾太くんをご検討の方へ-リンナイ

    自分の使いやすい高さで設計してもらうことで、ストレスを軽減できます。

    少し追加費用はかかりますが、長く使うことを考えれば満足度は高いでしょう。

    リビング階段のデメリットを理解しておく

    リビング階段は、デザイン性や開放感があり人気がありますが、注意すべきデメリットもあります。

    特に以下の点に気を付けましょう。

    • 熱、音、臭いが階段を通じて2階に伝わりやすい
    • 夜間に来客があった際、子どもが階段を使いづらい
    • 階段の位置が固定されるため、2階の間取りが制約される

    こうした問題を軽減するには、リビング階段の上り口に引き戸を設置する方法があります。

    これにより、熱や音、臭いの流出を抑えることができます。

    また、リビング階段を採用する際は、2階の間取りも含めて慎重に検討することが大切です。

    出典:リビング階段に引戸を設けて、暖かリビングに。|LIXILリフォームショップ

    営業マンが作成した間取りには要注意

    間取りの失敗例としてよくあるのが、「最初に提案された間取りプランから大幅に変更になった」というケースです。

    多くの住宅会社では、最初に営業マンが簡単なプラン図を作成します。

    こうしたトラブルを防ぐには、家づくりの初期段階で「家づくりアドバイザー」に相談する方法があります。

    たとえば、「HOME4U家づくりのとびら」では、無料で家づくりプランを作成してもらえます。事前に作成してもらったプランを基にハウスメーカーと打ち合わせを進めれば、大幅な変更のリスクを減らすことができます。

    スケジュールに余裕を持つことが大切

    マイホームづくりで失敗や後悔を防ぐためには、十分なスケジュールを確保することも重要です。

    以下のようなケースでは、特に注意が必要です。

    • 「子どもが小学校に上がるまでに引っ越したい」
    • 「補助金の申請期限までに契約を完了したい」

    こうした理由でスケジュールに追われると、間取りや設備に妥協してしまいがちです。

    一般的に、マイホームの計画から完成までは最低でも6か月かかります。

    よくある質問

    40坪の注文住宅について、多くの人が疑問に感じるポイントをいくつかピックアップしました。

    それぞれの質問にわかりやすく回答し、失敗を防ぐための参考になる情報をお伝えします。

    40坪以上の家は固定資産税が高いって本当?

    出典:気になるマイホームの税金|(株)細田建設

    「40坪を超えると税金が高くなる」という話を耳にすることがありますが、これは正確ではありません。

    多くの場合、この話は固定資産税に関することだと思われます。

    新築住宅には、建物が完成してから一定期間、固定資産税が軽減される措置があります。

    ただし、この軽減措置が適用されるのは建物の床面積が120㎡(約36.2坪)までです。

    これを超える部分には軽減措置が適用されず、通常の固定資産税が課されます。

    具体例で解説します

    • 床面積が160㎡(約48.5坪)の新築住宅を建てた場合
    • 本来の固定資産税額が16万円だとします

    軽減措置が適用される120㎡分:
    16万円 × 120㎡ ÷ 160㎡ = 12万円
    これが2分の1に減額され、6万円になります。

    軽減措置が適用されない40㎡分:
    16万円 × 40㎡ ÷ 160㎡ = 4万円

    結果、軽減措置適用後の固定資産税は 6万円 + 4万円 = 10万円 となります。

    軽減措置が終了すれば全体に通常の税金がかかりますが、初期の負担が軽減されるのはありがたいですね。

    2階にトイレは必要ですか?

    将来的に子どもが巣立って2階を使わなくなる可能性もありますが、逆にご両親との同居などで家族が増える可能性も考えられます。

    また、急病時や足腰が弱ったときでも、各階にトイレがあると非常に便利です。

    ポイント:リフォーム費用と新築時の費用の違い

    • 新築時に2階トイレを設置する場合、費用は約20~30万円程度
    • 後からリフォームで追加する場合、配管工事や壁の設置などが必要になり、100万円以上かかることも

    将来のライフスタイルの変化を考慮すると、新築時に設置しておくのが費用的にもお得です。

    断熱玄関ドアって必要ですか?

    出典:YKK AP 製品安全への取り組み

    最近の高気密・高断熱住宅では、窓の断熱性能に注目が集まっています。

    しかし、意外と見落とされがちなのが玄関ドアです。

    断熱玄関ドアの価格

    • 断熱性能が高い玄関ドアの価格は、50万~70万円ほどが相場
    • 標準仕様のドアと比べると、かなり高額です

    高性能な断熱玄関ドアを導入すれば冷暖房効率が上がり、快適性も向上します。

    ただし、コストがかさむため、予算に応じて慎重に選ぶ必要があります。

    玄関ドアにこだわりたい方は、性能だけでなくデザインや価格も比較検討することをおすすめします。

    まとめ

    40坪の注文住宅は間取りの自由度が高い反面、固定資産税や設備選び、間取りの工夫など考えるべきポイントも多くあります。

    今回のポイントを整理すると以下のようになります。

    1. 固定資産税は120㎡(36.2坪)を超える部分に通常税率が適用される
      軽減措置期間を利用して初期の負担を軽減できます。
    2. 2階にトイレを設置するか迷ったら、新築時に設置するのがおすすめ
      将来の家族構成の変化を考慮し、リフォーム費用を抑えられるよう計画しましょう。
    3. 断熱玄関ドアは快適性を上げるが高額なので予算と相談する
      冷暖房効率や室内環境を考えつつ、必要性を検討してください。

    注文住宅を建てる際は、ハウスメーカーや工務店としっかり話し合い、可能な限り具体的なプランを立てることが重要です。

    たくさんの情報を集め、自分たちのライフスタイルに合った家づくりを目指しましょう。失敗を防ぐカギは下調べと事前計画です。