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コラム

ハウスメーカーの坪単価ランキング【2025年版】大手、ローコストを一覧比較

カテゴリー

ハウスメーカーや工務店を選ぶ際の基準となる坪単価は、主に3つの価格帯に分類され、それぞれに特徴があります。

種別坪単価特徴
ローコスト40~65万円・規格型のローコスト住宅がメイン
・間取りの自由度は低い
ミドルクラス65~85万円・大手ハウスメーカーも選択肢に
・間取りの自由度もある
ハイグレード85~110万円・建築設計事務所も選択肢に
・間取りの自由度もあり重量鉄骨も可能に

この記事では、各価格帯ごとにおすすめのハウスメーカーをランキング形式でまとめます。

また、坪単価の仕組みについても分かりやすく解説していますので、マイホームづくりの参考にしてもらえばと思います。

【予算ごとのカタログ特集ページ】
予算にあうハウスメーカーが見つかり比較できます
ローコスト住宅(1000万円台)
2000~2500万円の住宅
2500~3000万円の住宅
3000~3500万円の住宅
3500~4000万円の住宅
4000万円以上の住宅

坪単価別の人気ハウスメーカーランキング比較表

人気ハウスメーカーの平均坪単価を一覧で紹介します。

今回は、「ローコスト」「ミドルクラス」「ハイグレード」の3つの価格帯に分けて、代表的な住宅会社をピックアップしています。

種別目安単価対応会社
ローコスト40~65万円ローコスト住宅
ミドルクラス65~85万円地元工務店や中堅ハウスメーカー
ハイグレード85~110万円大手ハウスメーカー、
建築設計事務所

すでに予算が決まっている場合、上記を参考にすると効率的に自分に合う住宅会社が見つかるかもしれません。

ちなみに「LIFULL HOME’S」では、予算に合うハウスメーカーのカタログを無料で取り寄せることができます。

具体的に予算が決まっていない場合は、複数の価格帯のカタログをチェックする事で、理想のマイホームを実現してくれそうなハウスメーカーが見つかるかもしれません。

ローコスト住宅(65万円以下)のランキング

※ハウスメーカーの人気度に関しては、「オリコンのおすすめハウスメーカー比較」や「LIFULL HOME’Sのハウスメーカーカタログランキング」などを参考に総合的な視点で判断しています。

気になるメーカー名をクリックすると、評判や口コミが確認できる詳細ページに移動できます。

メーカー名坪単価特徴
タマホーム40万円~ローコスト住宅=タマホームと言っても過言ではない。知名度も実績も全国トップクラス  
公式サイトを見る
アイフルホーム55万円~LIXILグループが運営するローコストのハウスメーカー。フランチャイズ制で全国に営業所がある
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アキュラホーム55万円~「品質も価格もあきらめない」がモットー。完全自由設計の家が売りで、最近ではミドルクラスの住宅にも対応
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クレバリーホーム55万円~フランチャイズ制なので全国に営業所がある。ローコストでありながら外壁タイルが標準仕様
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ユニバーサルホーム50万円~地熱床システムが人気。低予算なのにALC外壁材を標準装備
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レオハウス45万円~ヤマダ電機グループの住宅会社。桧家住宅よりも低予算で家が建つ。金額満足度1位を獲得
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桧家住宅65万円~「Z空調」の名称で知名度アップ。ヤマダ電機のグループ会社
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アイダ設計40万円~ローコストのなかでも低予算で自由設計の注文住宅が建てられます。建築実績は年間2,000棟以上
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フジ住宅60万円~大阪府では住宅着工棟数6年連続No.1
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※各社の平均坪単価は、住宅産業新聞と独自調査の結果を参考に作成

また、アイフルホーム、クレバリー、ユニバーサルホームなどのフランチャイズ系3社も、実績が豊富です。

(※会社名は変わりましたが、注文住宅のブランドとして「AQURA HOME」という名称は継続されています)

ミドルクラス(85万円以下)のランキング

ミドルクラスの人気ハウスメーカーには、地域が限定される中堅ハウスメーカーと地元密着の工務店が多く、住宅選びが難しい価格帯でもあります。

メーカー名坪単価特徴
一条工務店65万円~高気密高断熱住宅を得意としており、年間の建築棟数では全国No.1
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アキュラホーム65万円~完全自由設計の家としてミドルクラスの住宅にも対応。剛木造「超空間の家スマート」などが人気
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トヨタホーム80万円~TOYOTA自動車のグループ会社なので信頼度は高く、質の高い鉄骨造の住宅が手掛ける
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三菱地所ホーム80万円~木造と鉄骨のハイブリッド工法(FMT構法)だから間取りも自由自在
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ヤマダホームズ65万円~ヤマダ電機の住宅部門。家電や家具まるごとサービスの「フル装備住宅」が人気
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セルコホーム70万円~カナダの輸入住宅。レンガの家が特徴的。家の大きさで価格を固定するサイズ定額システムが話題
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サンヨーホームズ65万円~災害に強い軽量鉄骨住宅を低予算で建てることができるとして高い人気を得ている
公式サイトを見る
※各社の平均坪単価は、住宅産業新聞と独自調査の結果を参考に作成

一条工務店は積水ハウスを超えた人気があり、高気密・高断熱の住宅を得意としています。

また最近ではアキュラホームもミドルクラスの価格帯に積極的で、高気密・高断熱の家が有名メーカーよりも一段安く作れると注目を集めています。

先程も書いたようにアキュラホームは「完全自由設計」のハウスメーカーとして幅広い価格帯に対応するようになったので、コストを抑えつつ性能の高い家を建てたい人は、一度カタログを読んでみるのがおすすめです。

(カタログは公式HPから申し込めます。超空間の家、平屋、3階建て、二世帯住宅など色々なパターンのカタログがあります)

ハイグレード(110万円以下)のランキング

ハイグレードの価格帯では、実績や取り組みにおいても申し分のない企業が集まっています。

メーカー名坪単価特徴
積水ハウス90万円~実績、知名度ともに国内No.1のハウスメーカー。木造、軽量鉄骨、重量鉄骨すべてに対応
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ダイワハウス85万円~知名度、実績ともに積水ハウスと張り合えるハウスメーカー。天井が高い家が人気
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三井ホーム90万円~三井ブランドとも言われる高級志向のハウスメーカーで、医師や弁護士などの施主が多い
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ヘーベルハウス100万円~重量鉄骨の家づくりでは国内シェアNo.1。最強外壁ALCヘーベルも人気
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大成建設ハウジング100万円~地震や台風などの災害に強いRC(鉄筋コンクリート)住宅といえばパルコン
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住友林業90万円~ビッグフレーム構法を採用しており、木造住宅でも鉄骨住宅並みの大空間をつくることができる
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スウェーデンハウス85万円~2015年から7年連続でオリコン「顧客満足度1位」を獲得。スウェーデンの輸入住宅で断熱性が高い
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パナソニックホームズ85万円~パナソニックブランドの住宅。家電メーカーらしくスマートハウスやゼロエネルギー住宅に強い
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セキスイハイム85万円~「スマートハイム」「おひさまハイム」など、ゼロエネルギー住宅が得意
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※各社の平均坪単価は、住宅産業新聞と独自調査の結果を参考に作成

ハイグレード住宅では、積水ハウス、スウェーデンハウス、セキスイハイムなどの特徴で、自分たちが望む家の構造や機能を考慮しながら選んでください。

たくさんの住宅会社を比較検討して、自分の理想に近い会社を見つけて、後悔しない家づくりを目指してください。

カタログは無料で請求できるものが多いため、気になる会社はとりあえずカタログを取り寄せて、じっくりと内容を検討してみてください。

坪単価とは? 注文住宅を建てる前に知っておきたいこと

注文住宅を建てるあたり、まずは「坪単価」について最低限知っておきたいポイントがあります。

それは、「坪単価 × 坪数」で単純に家の建築総額が計算できるわけではない、ということです。

坪単価とは、あくまでも「建物本体価格」を「家の大きさ(坪数)で割った金額」でしかありません。

この追加の3割の内訳としては、付帯工事で約2割、諸経費で約1割とされています。

ちなみに、坪単価から計算した建物本体価格が2,000万円であれば、その総費用は2,600万円程度になると考えられます。

実際の金額は家を建てる土地や建築内容などによって変動するため、あくまでも目安、参考値として考えるようにしましょう。

詳細な計算方法や具体的な注意点については、次のブロックで解説しますが、まずは以上の基本的なポイントを理解しておいてください。

坪単価の計算方法と注意点

ここからは、坪単価の具体的な計算方法や注意点について詳しく解説していきます。

以下に、知っておくべきポイントをまとめましたので確認してみましょう。

「坪単価」は公表されているものではない

繰り返しになりますが、「タマホームの坪単価は45万円」「一条工務店の坪単価は70万円」といった情報を見たり聞いたりしても、それはタマホームや一条工務店が公式に発表している金額ではありません。

営業マンに聞いた際も、「当社の坪単価は平均70万円~80万円程度です」と答えられることもありますが、それも比較的目安としての回答です。

計算方法は「本体工事価格÷延べ床面積」

たとえば、30坪(約100㎡)の建物本体価格が2,400万円の場合、「2,400万÷30坪」 =80万円となり、坪単価は80万円と計算されます。

多くの住宅会社が、このような計算方法をもとに坪単価を参考価格として提供しています。

会社によって異なる計算方法にも注意!

一般的な坪単価の出し方は「本体工事価格÷坪数(延床面積)」ですが、住宅会社や営業マンによっては異なる方法で計算されることもあります。

この場合、坪単価は高くなりますが、すでに付帯工事費が含まれているため、出て来た総額費用により近い数字になります。 ただし、この方法でも諸経費は含まれていないため、最終的な総費用は少し上がることが多いです。

付帯工事とは
古家の解体費、上下水道の引き込み工事、地盤改良費、電気やガスの引込工事など、建物本体とは別に発生する費用のこと。一般的に「本体価格工事の2割程度」の金額になる。

ちなみに、建物本体価格が2,400万円の場合、付帯工事を含めた総費用は2,880万円程度となります。

この総費用をもとに坪単価を計算すると、「2,880万円÷30坪=96万円」となり、最初に計算した80万円の坪よりも高くなります。

このように計算方法が少し違うだけで、坪単価は簡単に10万円~20万円違ってくるので注意が必要です。

よくある例としては、坪数を「延床面積」で計算せず、「施工床面積」でカウントするケースです。

延床面積よりも施工床面積の方が当然広くなりますので、見かけ上の「坪数」が増えることになります。

すると当然、1坪当たりの単価を安く見せることができますので、こういった計算方法を採用している業者には注意が必要です。

坪単価についての知識をしっかり身につけておくことで、住宅会社との会話に合う際にも、自分に合った価格帯やプランを考えてご利用いただけます。

坪単価はなぜ大事?その意味と役割について

注文住宅を検討する際に、「坪単価」にはいくつかの注意点がありますが、それを理解した上での交渉方法を統一できれば、住宅会社を効率的に比較するための重要な指標となります。

坪単価の意義や役割について、詳しく解説いたします。

坪単価は「コストパフォーマンス」の目安

住宅全体の金額は広さによって変わりますが、「1坪あたりいくらかかるのか」を知ることで、各住宅会社が提供する住宅のグレードがわかりやすいでしょう。

このため、不動産の専​​門知識がない方にとっても、非常にわかりやすい評価と言えるでしょう。

ただし、「坪単価」はあくまでも参考数値であることを忘れないようにしましょう。

同様に、タマホームであれば、人気商品「大安心の家」の坪単価を指すことが多いですが、別の商品だと異なる坪単価になる場合もあるのです。

家の構造によって金額が異なる

坪単価は、住宅の構造によっても変動します。

一般的な住宅構造には「木造」「鉄骨」「RC(鉄筋コンクリート)」の3種類があり、それぞれの坪数の目安は以下のとおりです。

構造目安の坪単価
木造住宅70万円~
鉄骨住宅(軽量鉄骨)80万円~
鉄骨住宅(重量鉄骨)90万円~
RC住宅(鉄筋コンクリート)100万円~
※上記はわかりやすく比較するための参考価格です

当然ですが、木造住宅がもっとも安く、RC住宅がもっとも高くなるはずです。

このように家の構造によって坪単価は変わってくるので、営業マンに話を聞く際には、「どの商品の坪単価なのか?」という点を忘れずに確認しましょう。

小さな家ほど坪単価が高くなる傾向がある

同じ住宅商品であっても、家の大きさによって坪単価は変わってきます。

例えばある住宅会社で家を建てる際に、35坪の家では「坪単価45万円」だったとします。

これが40坪に広くなった場合、同じ坪単価45万円ではなく、「坪単価42万円」程度にコストが下がることがほとんどです。

家の大きさ坪単価本体工事価格
30坪の家47万円1,510万円
35坪の家45万円1,575万円
40坪の家42万円1,680万円
※数字は一般的なイメージです

これら設備品は、家が小さくなったからといって仕入れコストが下がる訳ではないため、坪単価が高くなりやすいのです。

「家が少ないなら使う木材の量が足りないのでコストが下がる」というイメージを持つ方もいますが、実際には、使用する木材の量は坪数が減っても大きく変わりません。

主な理由は、設備費用によるものです。

同じ会社・同じ商品でも「家の形」で上下する

坪単価は家の大きさだけでなく、家の形状によっても変わります。

1階、2階ともに17坪あった合計34坪で「総二階建て」の家があったとします。

この家の坪単価が45万円とすると、同じ34坪でも、1階が20坪で2階が14坪の「部分二階建て」の家になると、坪単価はおそらく47万円ほどに上がるでしょう。

家の外観がシンプルであれば坪単価は安く、複雑であれば高くなる傾向があります。

部分二階建ての家は、1階部分が広く基礎のサイズが増えるほか、屋根の面積も増加するためコストが高くなるからです。

たとえば、35坪程度の家を基準にした場合、総二階と部分二階の間では30万円~50万円程度の総工費の差が生じ、坪単価も少し高くなる傾向があります。

家を建てる場所でも坪単価は変わる

家を建てる地域や土地の形状も坪単価に影響を及ぼします。

たとえば、狭小地や変形地では、土地の形に合わせた建物設計が必要になるため、建物の形状が複雑になり、坪単価が高くなる傾向にあります。

都心部が高い理由には、職人の人件費が高いことや、廃材処理費用が地方よりも高額になることが含まれます。

以下は、都道府県別の坪単価上位3地域の例です。

順位都道府県名目安単価
第一位東京都118.7万円/坪
第二位神奈川県108.6万円/坪
第三位大阪府107.9万円/坪

都道府県別の平均坪数については、記事の後半に一覧リストを掲載していますので、こちらも参考にしてください。

このように、坪単価は家の広さや形、構造、建てる場所によって大きく変動します。 坪単価を参考にする際は、これらの考慮も考慮し、正しい目安として活用することが重要です。

坪単価「○○万円」で建てられる家のイメージ

ここでは、坪単価ごとに建てられる注文住宅のイメージを具体的に紹介します。

間取り例を参考にして、どのような家が建てられるかをイメージしてみてください。

今回は各価格帯ごとに1軒ずつ取り上げていますが、より多くの間取りを見たい場合は、各ハウスメーカーからカタログを無料で取り寄せて、さまざまな間取りを比較するのも良いでしょう。

効率よくカタログを取り寄せたい場合は、「LIFULL HOME’S」などのポータルサイトの活用がおすすめです。

坪単価40~65万円で建てられる家

出典:【1000万円台/97.7平米/間取り図有】動線や収納の工夫で家事ラクを実現。角地を有効活用した明るく快適な家
社名タマホーム
延床面積29.5坪(97.70㎡)
本体工事価格1,380万円(推定)
推定坪単価46,7万円

こちらの住宅は片流れ屋根を採用し、1階と2階の面積が同じ総二階建ての構造です。

標準仕様からキッチンやバスルームをグレードアップするのは難しいため、初めから希望の仕様が標準装備されている住宅会社を選ぶことがポイントです。

間取りの自由度にこだわらない場合には、タマホームのようなローコスト住宅も十分に検討できます。

坪単価65~85万円で建てられる家

出典:【2000万円台後半/30坪台/間取り図有】屋上に芝生の庭!家族の絆が深まる工夫を散りばめた土間収納のある家
社名ウィザースホーム
延床面積30.8坪(101.85㎡)
本体工事価格2,100万円(推定)
坪単価68.1万円

こちらは、2階にリビングを配置した間取りで、屋上には芝生の庭がついている住宅です。

建物の形状は総二階ですが、角が多く複雑な形状をしています。

また、1階にはファミリークローゼットがあり、2階にはインナーバルコニーを採用しているため、少々の雨でも使用しやすい設計になっています。

このように、坪単価が少し上がることで、間取りの自由度や実用性を高めた仕様が実現できるため、暮らしやすさが向上します。

ウィザースホームのようなミドルクラスのハウスメーカーは、充実した標準設備が揃っており、快適で機能的な空間が広がります。

坪単価85~110万円で建てられる家

出典:【北欧/輸入住宅/29.7坪】こだわりの北欧テイストでセンス良くデザイン。木の温もりに包まれる心地よい家
社名スウェーデンハウス
延床面積29.7坪(98.38㎡)
本体工事価格2,750万円(推定)
坪単価92.5万円

ウィザースホームよりも坪単価は20万~25万円ほど高くなりますが、その理由は性能の高さにあります。

例えば、木製のトリプルガラスが標準装備されており、他のハウスメーカーや工務店では真似できないような仕様が特徴です。

さらに、スウェーデンハウスは建物の性能だけでなく、長期的なメンテナンスや保証面でも高い評価を得ており、顧客満足度で8年連続1位に選ばれた実績もあります。

こうした充実した性能と保証が、スウェーデンハウスの大きな特徴であり、住まいの品質を重視する方に支持されている理由といえます。

相場はいくら?都道府県ごとの平均坪単価と坪数一覧

注文住宅を建てるにあたり、地域ごとの平均的な坪単価を参考にすることが重要です。

以下に、都道府県別の平均坪単価をまとめた一覧表をご用意しましたので、建築予定の地域がどの程度の坪単価なのかを確認してみてください。

※以下は「住宅金融支援機構 2023年8月公開情報」を参照に作成したリストです。
計算方法の内訳は明記されていませんが、金額から想定すると、おそらく「本体工事価格+付帯費」まで含めた金額であると予想します。
都道府県名建築費/万円延床面積/坪坪単価/万円
北海道3,76838.897.1(+10.2)
青森県3,44239.287.8(+2.0)
岩手県3,11735.488.0(+1.1)
宮城県3,56138.592.6(+7.5)
秋田県3,35237.689.1(+5.3)
山形県3,57938.692.7(+7.8)
福島県3,77439.495.9(+3.7)
茨城県3,36635.993.8(+5.1)
栃木県3,38335.096.6(+8.7)
群馬県3,31736.092.2(+4.9)
埼玉県3,84937.5102.7(+6.5)
千葉県3,73937.599.6(+3.0)
東京都4,35236.7118.7(+9.5)
神奈川県4,10337.8108.6(+5.5)
新潟県3,53238.392.2(+3.9)
富山県3,56539.789.7(+2.6)
石川県3,56237.495.1(+10.9)
福井県3,48337.992.0(+7.5)
山梨県3,33836.890.8(+4.1)
長野県3,68435.4104.1(+8.7)
岐阜県3,59337.595.8(+3.2)
静岡県3,64137.899.1(+3.3)
愛知県3,95838.6102.5(+8.2)
三重県3,78338.099.6(+7.3)
滋賀県3,94641.195.9(+2.2)
京都府3,90736.2107.8(+11.1)
大阪府4,12538.2107.9(+8.1)
兵庫県3,98038.2104.2(+8.2)
奈良県3,82537.0103.5(+9.8)
和歌山県3,78037.1102.0(+6.6)
鳥取県3,43836.195.4(+10.4)
島根県4,06638.6105.4(-0.4)
岡山県3,84337.3103.1(+4.5)
広島県3,85637.9101.8(+9.4)
山口県3,47235.298.6(+4.6)
徳島県3,09234.589.5(-6.3)
香川県3,55535.799.5(+6.5)
愛媛県3,16733.993.3(-0.7)
高知県3,32535.294.4(+2.8)
福岡県3,62537.195.8(+5.8)
佐賀県3,59837.595.9(+8.2)
長崎県3,23634.992.7(+3.7)
熊本県3,48135.697.8(+5.0)
大分県3,68235.6103.5(+9.6)
宮崎県3,48235.099.5(+8.5)
鹿児島県2,96031.294.8(+3.7)
沖縄県3,84336.5105.3(+4.1)
全国平均3,71537.1100.0
+-は2019年と比較した数値

よくある質問

坪単価に関して、今回紹介しきれなかった部分や、インターネットなどでよく質問されている内容をまとめてみました。

坪単価を安くする方法はあるの?

坪単価そのものは公式な数字ではないため、「坪単価を1万円安くしてもらえませんか?」という交渉は基本的にはできません。

建築費を抑えるには、例えば家を小さくするのが手っ取り早い方法です。

家の大きさは変えたくない場合には、総二階建てなどシンプルな形状にしたり、瓦屋根を陸屋根に変更するなどでコストを調整できます。

また、システムキッチンやバスルームのグレードを下げることで差額分を節約するのも一案です。

なぜハウスメーカーより地元工務店のほうが安いのですか?

一般的に、積水ハウスやダイワハウスといった大手ハウスメーカーよりも、地元に密着した工務店のほうが坪単価が低い傾向があります。

ハウスメーカーは多くの従業員を抱えているため、その人件費が住宅価格に反映されます。

また、全国的なテレビCMや展示場の維持費もかさむため、こうしたコストが坪単価を押し上げる要因となっています。

坪単価は税込価格?それとも税抜価格?

一般的にハウスメーカーや工務店が提示する坪単価には消費税が含まれていないことが多いです。

本体工事価格と付帯工事には消費税がかかりますが、土地代金には消費税は課されません。

見積もりの際には、税抜きか税込みかも必ず確認しましょう。

延床面積と施工床面積での坪単価の違いは?

坪単価は通常、「本体工事価格を延床面積で割ったもの」として計算されますが、一部のハウスメーカーや工務店は施工床面積で割ることもあります。

たとえば、本体工事価格が2,000万円、延床面積が40坪の場合、「2,000万円 ÷ 40坪 = 坪単価50万円」 となります。

しかし、延床面積に含まれない小屋裏収納や玄関ポーチ、バルコニーなども含めて50坪で計算すると、
2,000万円 ÷ 50坪 = 坪単価40万円」 となり、10万円の差が出てきます。

このように、坪単価が10万円も安く見えるため、施工床面積で計算する会社には注意が必要です。

まとめ

注文住宅の坪単価は、あくまで目安の数字に過ぎません。

坪単価の仕組みを理解して、同じ基準で比較するならば、効率的な指標として活用できます。

ただし、最終的な建築費用は、家の形状や立地、設備などによって大きく異なります。

カタログを取り寄せる際には「予算○○○○万円の家」といった形で予算に合わせたものをリクエストし、候補をすべてピックアップしてから各社を比較検討するのが良いでしょう。

家づくりで後悔しないためには、時間をかけて下調べをし、しっかりと比較することが非常に大切です。理想の家を手に入れるために、ぜひ慎重に計画を進めてください。

パワービルダーの人気ランキング!大手の口コミ評判とハウスメーカーとの違い

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家づくりを考えるとき、多くの人が大手ハウスメーカーや地域密着の工務店をイメージするでしょう。

しかし、最近注目を集めている「パワービルダー」という住宅会社の存在をご存知でしょうか?

この記事では、パワービルダーの基本情報、メリット・デメリットを詳しく解説するとともに、おすすめのパワービルダーランキングをご紹介します。

戸建て住宅を検討している方、建売住宅と注文住宅で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

パワービルダーとは?特徴、坪単価、工務店との違い

パワービルダーは土地と建物がセットになった分譲住宅を提供する不動産会社で、比較的リーズナブルな価格帯で販売しているのが特徴です。

中には注文住宅も手がけるパワービルダーもありますが、多くは分譲住宅が中心です。

特に有名なのが「飯田グループホールディングス」で、グループ会社である一建設や飯田産業を含めた年間建築実績は36,000棟以上に達します。

パワービルダーの坪単価

パワービルダーが建てる住宅は、坪単価が安いことでも知られています。

また、パワービルダーの場合、坪単価に付帯工事費が含まれているケースが多く、実際のコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

一方で、ローコスト住宅を提供するハウスメーカーの中には坪単価30万円台の会社もありますが、付帯工事費が別途かかる点には注意が必要です。

ちなみにハウスメーカーの坪単価が気になる人は、「ハウスメーカー坪単価ランキング」のページもあわせてチェックしてみてください。

坪単価50万円以下のハウスメーカーをランキング形式で紹介しています。中には30万円台というハウスメーカーもあるのでマイホームの予算を抑えたいは必見です。

ハウスメーカーや工務店との違い

住宅会社には「パワービルダー」以外に、「ハウスメーカー」や「工務店」があります。それぞれの特徴を以下に比較してみましょう。

対応可能エリア

  • ハウスメーカー:全国展開が多く、広いエリアをカバー
  • パワービルダー:1~3都道府県のエリア限定が基本。ただし、一部は全国展開
  • 工務店:地域密着型で狭いエリアに特化

間取りやデザインの自由度

  • ハウスメーカー:商品ラインナップが多く、自由度が高い
  • パワービルダー:分譲住宅が中心で自由度は低い
  • 工務店:オーダーメイドの家づくりが可能

土地探しのサポート

  • ハウスメーカー:提案力はやや劣るが相談は可能
  • パワービルダー:土地開発も行い、一定の提案力がある
  • 工務店:地域密着型で提案力が高い

パワービルダーが建てる住宅の特徴

パワービルダーが提供する戸建て住宅の特徴を具体的に見ていきましょう。

  1. 住宅の形態
    • 主に土地付き2階建て住宅が中心で、敷地面積は30坪前後。
    • 一般的な間取りは、1階にLDKや水回り、2階に複数の個室がある2階建て構造。
  2. デザインの制約
    • 分譲住宅のため、間取りやデザインは基本的に固定。
    • 内装や床の色などが選べるハウスメーカーとは異なり、オプションは少ない、もしくは選べない場合が多い。
  3. 工期の短さ
    • 建売住宅専用の設計を活用するため、一般的な工期(約90日)よりも早く、約50日で完成することが多い。

ハウスメーカーや工務店でも、1,000万円台から家を建てられる業者があります。

自分たちの予算や希望に合った住宅会社を選ぶためには、まず対応可能なエリアやサービス内容を確認することが重要です。

地域に対応している住宅会社のカタログを取り寄せたり、見学会に足を運ぶことで、理想の住まいを予算内で建ててくれる会社が見つかるかもしれません。

大手パワービルダーおすすめランキング

ここからは、人気の大手パワービルダーをランキング形式で紹介します。

それぞれの特徴や強みを比較して、自分に合った住宅会社を見つける参考にしてください。

1. 一建設

一建設(はじめ建設)は、日本最大規模の住宅会社グループ「飯田ホールディングス」に属し、国内で最も多くの住宅を供給するパワービルダーです。

  • 主な特徴
    分譲住宅が中心ですが、標準プランにオプションを追加して自分好みに仕上げられる「注文住宅」も対応可能です。
    耐震等級や劣化対策等級など、住宅性能評価の最高等級を取得した住宅を提供しており、価格の安さだけでなく品質の高さでも定評があります。
  • 実績
    年間引渡棟数:10,215棟(2022年3月期)
    全国140箇所に営業拠点を持ち、東北から九州まで幅広いエリアに対応しています。

公式サイトはこちら

2. アーネストワン

アーネストワンは飯田ホールディングスの中でも、特にローコスト住宅に特化したパワービルダーです。

  • 主な特徴
    コストを抑えつつ、300種類以上のプランから選べる「規格注文住宅」も提供。デザインや間取りに一定の自由度があるのが魅力です。
  • 実績
    分譲戸建て販売棟数:11,169棟(2022年3月期)
    売上高:3,166億円
    全国44都道府県に対応し、規模は大手ハウスメーカーに匹敵します。

公式サイトはこちら

3. 飯田産業

飯田産業は、飯田ホールディングスのグループ会社の一つで、地震に強い家づくりに力を入れています。

  • 主な特徴
    独自の木造軸組パネル工法「I.D.S工法」を採用し、耐震等級や耐風等級で最高ランクを取得。
    他のグループ会社と比べると価格帯は少し高めですが、その分住宅性能の高さに定評があります。
  • 実績
    年間販売棟数:約4,800棟
    東北から九州まで幅広いエリアで住宅を供給しています。

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4. 東栄住宅

東栄住宅は、高い耐震性や省エネ性能を備えた住宅を提供する飯田ホールディングスグループの一員です。

  • 主な特徴
    長期優良住宅の取得数で全国上位にランクイン。大手ハウスメーカーに匹敵する住宅性能が評価されています。
  • 実績
    年間販売棟数:5,100棟以上
    全国21都道府県に63箇所の営業拠点があります。

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5. ポラス

ポラスは地域密着型のパワービルダーとして、特定のエリアで高い人気を誇っています。

  • 主な特徴
    主に埼玉県、千葉県、東京都の一部エリアで対応。地元に根ざした営業スタイルと丁寧なサービスが特徴です。
    分譲住宅のほか、注文住宅やマンション事業も展開しています。
  • 実績
    年間販売棟数:2,000棟以上
    累計建築棟数:約6,000棟以上

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6. アイダ設計

アイダ設計は、設計を得意とするパワービルダーで、コストダウンに工夫を凝らした住宅を提供しています。

  • 主な特徴
    設計段階からコスト削減を図ることで、比較的安価な価格帯を実現。耐震性能にも力を入れており、震度7相当の耐震実験をクリアしています。
  • 実績
    年間販売棟数:3,100棟以上
    対応エリア:24都府県

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7. ケイアイスター

ケイアイスター不動産は、土地の仕入れから施工、販売、アフターサービスまで一貫して行う体制が強みです。

  • 主な特徴
    群馬県、埼玉県、栃木県、茨城県など北関東エリアを中心に展開。分譲住宅だけでなく注文住宅やマンション事業も手がけています。
  • 実績
    戸建住宅着工棟数で全国第3位(2018年度以降4年連続)

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8. 新昭和(ウィザースガーデン)

新昭和は、「ウィザース」というブランド名で分譲住宅を販売するほか、注文住宅やマンション事業も展開する会社です。

  • 主な特徴
    地域限定ながら、耐久性やコストパフォーマンスの高い住宅を提供。ローコスト住宅で有名な「クレバリーホーム」を傘下に持っています。
  • 実績
    対応エリア:千葉県、埼玉県、茨城県のみ

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パワービルダーの強み・メリット

パワービルダーには以下のような強みやメリットがあります。

これらを理解することで、自分にとって最適な住宅選びができるでしょう。

1. 価格が安い

  • どれくらい安いのか?
    同じエリアや土地条件で比較した場合、大手ハウスメーカーの住宅と比べて6~8割ほどの価格で購入できます。
    例えば、大手ハウスメーカーで4,000万円する家が、パワービルダーなら2,400万~3,200万円程度で手に入る計算です。
  • 注文住宅の場合も低コスト
    一部のパワービルダーでは注文住宅も手がけていますが、こちらも大手ハウスメーカーより安価に建築可能です。

2. 好立地な物件が手に入る

パワービルダーは土地を一括で大量購入し、開発を行っています。そのため、駅近や商業施設が近い好立地な物件も見つかることがあります。

  • 整備された住環境
    開発した土地はしっかり区画整理されているため、整然とした街並みが魅力。生活インフラも整っていることが多く、安心して暮らせる環境です。

3. 実際の家を見て購入できる

  • 「完成品」を見て安心
    外観や間取り、内装デザインなどを事前に確認できるため、イメージとのギャップが生じにくいです。
    注文住宅にありがちな「完成してみたら想像と違った」という失敗を防げます。
  • 即入居可能
    すでに完成しているため、契約後すぐに引っ越せることも魅力の一つです。

パワービルダーの弱み・デメリット

一方で、パワービルダーには次のような弱みやデメリットもあります。これらを考慮して選択することが重要です。

パワービルダーの弱みやデメリットが気になる人は、「ハウスメーカー坪単価ランキング」のページをチェックしてみてください。

間取りが自由な注文住宅に対応しているハウスメーカーを坪単価別に紹介しています。中には30万台というところもあるので、ぜひ参考にしてもらえばと思います。

1. 間取りが自由に決められない

パワービルダーの住宅は、コスト削減のために同じ設計やデザインを大量生産しているため、間取りを自由に決めることができません。

  • 完成品は変更不可
    すでに完成している建売住宅はもちろん、建築前の分譲住宅でもオプションが少なく、基本的に決められたプランから選ぶ形になります。
  • 自由設計が希望なら注文住宅も検討
    自分のライフスタイルに合わせた間取りを希望する場合は、注文住宅やローコストのハウスメーカーを検討するのが良いでしょう。

2. 設備のグレードが低い

パワービルダーの住宅は、コスト削減のために設備がシンプルでグレードが低いことがあります。

  • 一般的な設備が中心
    キッチン、トイレ、浴室などは基本的な機能のみのものが多く、多機能設備を求める人には物足りない可能性があります。
  • 廃盤品の使用にも注意
    コスト削減の一環として、廃盤品の在庫を使用している場合もあります。選択肢が少ないことを考慮する必要があります。

3. 似たり寄ったりの家が多い

パワービルダーの住宅は、個性に欠けることが多いです。

  • 万人受けする設計
    多くの人にとって暮らしやすい間取りや内装を目指しているため、どれも似たようなデザインになります。
    デザイン性や個性を重視する人には、物足りなく感じるかもしれません。

4. 保証やアフターサービスが短い

パワービルダーの住宅は保証期間やアフターサービスが短いのが一般的です。

  • 最低限の保証内容
    法律で義務付けられている「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防ぐ部分」に対する10年保証が標準です。
    有償メンテナンスを受ければ保証を延長できる場合もありますが、大手ハウスメーカーの初期保証30年と比べると短いです。
  • 長期的なコストに注意
    購入後のメンテナンス費用がかさむ可能性もあるため、長期的な視点で費用を考える必要があります。

よくある質問

最後に、パワービルダーについてよく寄せられる質問をまとめました。

これからマイホーム購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

耐震性や断熱性能に問題はないの?

  • 耐震性について
    多くのパワービルダーは「耐震等級3」の住宅を提供しています。これは、現行の耐震基準で最も高いランクであり、地震に強い住宅を建てていることを示しています。そのため、耐震性に関しては安心できると言えるでしょう。
  • 断熱性・気密性について
    一方で、断熱性や気密性に関しては、大手ハウスメーカーほど性能を強調しているパワービルダーは少ないのが現状です。高断熱・高気密な家を求める方にとっては、やや物足りなく感じる場合もあります。
  • 予算と性能のバランスを考える
    パワービルダーの住宅は価格相応の性能を提供しており、高性能住宅を望むほど費用が増加する点を理解することが大切です。予算と住宅性能のバランスを考慮し、自分の希望に合った住宅会社を選ぶのが良いでしょう。

建売住宅と注文住宅ではどれくらいの価格差があるの?

住宅金融支援機構が公表した「2021年度フラット35利用者調査」によると、建売住宅と注文住宅(土地付き)には以下のような価格差があります。

建売住宅3,605万円
注文住宅(土地付き)4,455万円
価格差850万円
※参照:住宅金融支援機構2021年度「フラット35利用者調査」

この差は土地価格ではなく建物価格の違いから生じています。

  • 建売住宅の特徴
    比較的低価格で、完成済みの住宅を実際に見てから購入できるのがメリットです。
  • 注文住宅の特徴
    デザイン性や仕様の自由度が高く、高品質な住まいを建てられるのが魅力ですが、費用は建売住宅よりも高くなる傾向にあります。

どちらを選ぶかは予算や希望の条件次第ですが、住宅会社の得意分野やサービスをしっかり調べ、納得できるマイホームづくりを目指しましょう。

注文住宅が気になる人は、「ハウスメーカー坪単価ランキング」のページをあわせてチェックしてもらえばと思います。

建売住宅で値下げ交渉はできる?

  • 値下げが期待できるタイミング
    パワービルダーは土地の仕入れから住宅の販売までを半年以内に完了することを目指しています。そのため、販売開始から2か月を過ぎた物件は、値下げされることが少なくありません。
  • 売れ残り物件の交渉
    3か月~4か月以上売れ残っている物件は、さらに値下げ交渉がしやすい傾向にあります。特に年度末や月末など、販売ノルマを達成したいタイミングでは交渉の成功率が高まる可能性があります。

建売住宅を購入する際は、タイミングを見計らって価格交渉を試みるのも良いでしょう。

まとめ

この記事では、主に分譲住宅(建売住宅)を販売するパワービルダーについて解説しました。

  • パワービルダーの特徴
    パワービルダーは、ハウスメーカーや工務店よりも低価格で住宅を提供することが大きな強みですが、間取りやデザインの自由度が低いなどのデメリットもあります。
  • 自分に合った住宅会社選びが重要
    各パワービルダーには特徴があるため、自分の希望や条件に合った会社を慎重に選ぶことが大切です。
  • 資料を取り寄せて比較検討を
    ハウスメーカーや工務店のカタログは、予算別に無料で取り寄せることができます。まずは情報を集めて、マイホームの具体的なイメージを固めましょう。

パワービルダーをはじめ、さまざまな住宅会社を比較しながら、理想の住まいづくりに役立ててください。

富士住建の評判とは?坪単価や間取り、1000万円台の間取り例を解説

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富士住建は、関東圏で木造注文住宅を提供している、創業35年の実績を誇るハウスメーカーです。

他社ではオプションとなるような性能や設備を標準仕様にしているのが大きな特徴で、「完全フル装備の家」は多くの消費者に人気を集めており、優れたコストパフォーマンスが注目されています。

この記事では、富士住建の注文住宅に関する坪単価や間取り例、人気のシリーズなどについて詳しく解説します。

富士住建の会社概要

富士住建は埼玉県上尾市に本社を構え、東京、神奈川、千葉、群馬、茨城、栃木を含む1都6県を対象エリアとして営業しています。

創業は1987年で、高品質な住宅を適正な価格で提供することを理念に、1998年には「完全フル装備の家」の販売を開始しました。

富士住建は、設備メーカーと年間契約を結び、仕入れ価格を重視することにより、無駄な経費を削減し、品質の高い住宅を手ごろな価格で提供しています。

会社概要は、次のとおりです。

社名株式会社 富士住建
設立年月日1987年10月8日
本社所在地埼玉県上尾市東町2-9-20
本社電話番号048-778-3310
代表者代表取締役 竹田 浩之
資本金4,000万円
従業員数501名(2023年2月現在)※グループ計
公式ホームページhttps://www2.fujijuken.co.jp/

建築棟数や受賞歴について

富士住建は、2022年1月時点で11,545棟の住宅を引き渡しており、確かな実績を誇ります。

主な受賞歴は、次のとおりです。

受賞した名称

子どもや育児社会に関わる課題を解決する新しい優れたデザインに贈られる「キッズデザイン賞」があります。

室内干しの実態や乾きやすい空間条件などを、きめ細やかに調査・検証し、子育て世帯の悩みに寄り添った提案が評価されました。

富士住建の坪単価と間取り例

一般的なローコスト住宅の坪単価は30~50万円、ハイグレード住宅では80~100万円とされているため、富士住建はローコストから中堅クラスのハウスメーカーに分類されます。

坪単価は建物の形状や面積、仕様によって変動するため、目安として参考にしてください。

坪単価の目安価格

次に、富士住建と同じく木造住宅を手がけるハウスメーカーの坪単価相場を紹介します。

会社名坪単価
スウェーデンハウス70〜100万円
住友林業60〜90万円
三井ホーム60〜90万円
一条工務店50〜80万円
ユニバーサルホーム50〜70万円
エースホーム40〜70万円
タマホーム30〜60万円
アイフルホーム30〜60万円
クレバリーホーム30〜60万円
※実際に該当メーカーで家を建てた人の回答を参考に、筆者が作成(諸費用・付帯工事費別)

坪単価には幅がありますが、富士住建の価格と近いハウスメーカーは、エースホームやユニバーサルホームといえます。

※各社の最新の坪単価については「ハウスメーカーの坪単価ランキング」の記事で詳しく特集しています。

では実際に富士住建で家を建てるなら、総額でどのくらいかかるのか計算してみます。

次の表は富士住建の坪単価を目安に、坪数ごとの建築総額をまとめました。

なお、注文住宅を建築する際には、坪単価で計算できる本体価格以外にも、付帯工事費がかかります。

床面積本体価格諸費用額建築総額
25坪1,000〜1,750万円200〜350万円1,200〜2,100万円
30坪1,200〜2,100万円240〜420万円1,440〜2,520万円
35坪1,400〜2,450万円280〜490万円1,680〜2,940万円
40坪1,600〜2,800万円320〜560万円1,920〜3,360万円
45坪1,800〜3,150万円360〜630万円2,160〜3,780万円
50坪2,000〜3,500万円400〜700万円2,400〜4,200万円
※付帯工事費は本体価格の20%で算出

上記の価格は坪単価から計算した目安となりますが、富士住建で30坪の家を建てる場合、総額で1,500~2,500万円程度の予算が必要です。

ポータルサイト「LIFULL HOME’S」では、今後のカタログを予算に応じて簡単に取り寄せすることができるので、ぜひ活用してみてください。

1000万円台の間取り例

【1階】

【2階】

延床面積108.68㎡(32.8坪)
間取り2LDK
出典:【SUUMO】富士住建 建築実例

吹き抜けのある明るいLDKや、広めの洗面室に特注の化粧台を設置。

洗面室と分けられた脱衣所には、入浴後に素早く着替えられるよう収納を設置。スペースも広くとっているので、子どもを着替えさせるときにも便利です。

2階洋室は将来的に2部屋に仕切れる仕様になっています。

リビング階段や吹き抜けにより家族が向き合いやすい設計です。

※1000万円台の間取りは、「ローコスト住宅」の記事でも紹介しています。1000万円台で検討している人は、あわせてチェックしてみてください。

2000万円台の間取り例

【1階】

【2階】

延床面積139.94㎡(42.3坪)
間取り3LDK
出典:【SUUMO】富士住建 建築実例

1階は回遊動線が特徴で、生活スペースが効率的に配置されています。

洗面脱衣所と寝室の間に設けられたウォークインクローゼットは、衣類乾燥機も置ける仕様で、“洗う→乾かす→しまう”の動線が短縮できます。

リビングの収納はオープンスタイルで、好みに応じて扉付き収納を選ぶこともできます。

※2000万円台の間取りは、「注文住宅2000万円台」の記事でも紹介しています。2000万円台で検討している人は、あわせてチェックしてみてください。

3000万円台の間取り例

【1階】

【小屋裏】

延床面積158.58㎡(47.9坪)
間取り5LDK+小屋裏収納
出典:【SUUMO】富士住建 建築実例

富士住建の上位モデル「檜日和」で建てた二世帯住宅です。

親世帯と子世帯が玄関を境に分けられおり、洗面所や浴室は共有になっています。

子世帯だけでくつろぐ場所も欲しい場合は、スキップフロアを活用してコミュニケーションを促進する設計も検討可能です。

※3000万円台の間取りは、「注文住宅3000万円台」の記事でも紹介しています。3000万円台で検討している人は、あわせてチェックしてみてください。

富士住建の商品ラインナップ

富士住建が提供する注文住宅は、それぞれが独自のコンセプトと特徴を持ち、個々のライフスタイルに合わせた住まいを実現します。

ここでは、富士住建の代表的な住宅シリーズを詳しく紹介し、それぞれの特長やメリットを専門的な視点で解説します。

完全フル装備の家

住まいに必要なすべての要素を最初から備え、引き渡し時には即座に快適な生活をスタートできる仕様となっています。

具体的には、トップグレードのデザインキッチン、1.5坪のテレビ付きバスルーム、そして太陽光発電システムなどの高性能設備を含んでいます。

さらに、カーテン、エアコン、照明といった生活に不可欠なアイテムも全て標準装備されています。

これにより、引き渡しのその日から快適で便利な生活が始められるため、家づくりを一から行う手間を省けます。

また、すべての窓には樹脂サッシが採用されており、断熱性や省エネ性能が高められています。

制震ダンパーも標準装備されているため、地震に強い住まいを実現しています。

日本の地震多発地域において、安全性を確保するための対策が施されたこの住宅は、耐震性と快適性を兼ね備えた理想的な住まいと言えるでしょう。

HIRAYA(平屋)

「HIRAYA」は、完全フル装備の家に平屋というライフスタイルを組み合わせた商品です。

段差のないワンフロア設計により、家事動線がシンプルで効率的です。全ての部屋が見渡せるため、家族間のコミュニケーションも取りやすく、居住空間の開放感が広がります。

高齢者や小さなお子様のいる家庭にとって、非常に安心な住まいと言えるでしょう。平屋ならではの特徴として、自由な間取り設計が可能で、家族のライフスタイルに合わせた柔軟な住まいづくりができます。

さらに、平屋であっても、完全フル装備の家と同様に高品質な設備や仕様がそのまま採用されており、快適で贅沢な住まいを提供します。

平屋住宅に興味がある方には、「平屋は本当にローコストで建てられるのか?」という専門的な資料も参考にすると良いでしょう。

ZEH

「ZEH」は、完全フル装備の家をさらに進化させ、ゼロエネルギー住宅仕様にした商品です。

これにより、年間のエネルギー消費量がゼロに近づけられ、家庭で使用する電力を可能な限り自給自足することが可能となります。

環境への配慮とランニングコストの削減が実現され、長期的な視点で見ても非常に経済的な住宅と言えるでしょう。

紀州の風

「紀州の風」は、紀州産の檜を活かした和モダンスタイルの住宅です。

檜は耐久性が非常に高く、湿度を調整する特性があるため、調湿作用による快適な室内環境を提供します。

土台や柱には、強度を高めるために4寸角(120mm)の檜材を使用しており、耐震性が大幅に向上しています。このような特別な材質と工法を用いることで、デザイン性と耐久性、耐震性が融合した家づくりが実現します。

檜の香りや質感も住まいに深い落ち着きと上質な雰囲気を与え、日本的な美を大切にした住宅として人気です。

檜日和

「檜日和」は、伝統的な日本の家屋の美しさを重んじた純和風の住宅です。

陶器和瓦や妻飾り、木製建具など、日本の伝統的な建材やデザインをふんだんに取り入れています。

内部の空間も和風に徹底してこだわり、古き良き和室や床の間など、細部にわたる美的要素が施されています。

まるで高級旅館のような上品さと、現代的な快適性を両立させたこの住まいは、年間限定60棟の特別な商品です。

伝統的な日本家屋に現代的な機能性を融合させた、他にはない独自の魅力を持つ住宅です。

富士住建の特徴や工法について

富士住建が手掛ける住宅は、その優れた工法と構造技術によって、耐久性、快適性、そして安心感を提供します。

ここでは、富士住建が採用する工法、特徴、そして住まいづくりにおける技術的な要素について、専門的な視点から詳細に解説します。

工法・構造

富士住建の住宅のベースとなる工法は、日本の伝統的な木造軸組工法です。

この工法は、木材を使って組み立てることで、柔軟性や耐震性を持たせることが可能です。

富士住建では、木材や商品ごとに異なる構造を採用し、住まいに必要な特性を最適化しています。具体的には「檜4寸構造」「J-wood構造」「檜集成構造」「Fパネル構造」の4つのパターンがあり、それぞれが独自の特長を持っています。

檜4寸構造

J-wood構造

J-wood構造では、ニュージーランド産のラジアーターパインを使ったLVL材(構造用積層材)を採用しています。

この木材は、環境に優しい循環型森林経営から調達され、堅固な金物構造との組み合わせにより、高い耐震性を実現しています。

檜集成構造

オール国産檜を使用したこの構造は、日本の気候に最適化されたものです。

Fパネル構造

Fパネル構造は、木造軸組工法と木造枠組壁工法を融合させた新しい形の構造です。

この工法では、2×4工法を採用し、2×6以上の強度を持つ壁パネルを使用しています。

耐震性

富士住建の家は、耐震等級3相当の構造躯体を持ち、基礎部分から家全体にわたって強固な耐震設計が施されています。

さらに、制震ダンパーを標準装備しており、地震の揺れを吸収して住宅へのダメージを軽減するシステムが導入されています。

地震対策の基本は耐震にありますが、これは建物が揺れに耐える力を持つことに重点を置いています。

しかし、地震の繰り返しの揺れによって、建物は次第にダメージを受けていくため、富士住建では制震という手法も採用しています。

この技術は、ダンパーが地震の揺れを吸収し、住宅へのダメージを減少させ、耐震性能を長期間維持することを目的としています。

断熱性

富士住建では、高性能な断熱材を標準仕様に採用し、住宅の断熱性を高めることに注力しています。

これにより、温度差の少ない快適な室内環境が保たれ、エネルギー効率の向上にも寄与します。

高性能断熱材

健康や環境にも配慮したグラスウールを使用しており、優れた防湿性と断熱性を提供します。

また、この材料は「F☆☆☆☆」規格を満たしており、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを含んでいません。

全窓遮熱Low-Eペアガラス

すべての窓には、アルゴンガスが充填された遮熱Low-Eペアガラスを使用しています。

全窓断熱樹脂サッシ

これにより、家の中での結露問題も軽減され、カビやダニの発生を抑制します。

断熱玄関ドア

さらに、採光部にはアルゴンガス入りのトリプルガラスが使われており、高い断熱性を維持します。

完全自由設計の家づくり

富士住建の最大の魅力の一つは、完全自由設計で家づくりができることです。

大手ハウスメーカーではパッケージ化されたプランを選ぶことが多い中、富士住建では、一から間取りやデザインを決めることができ、個々のライフスタイルに合わせた家を作ることが可能です。

100以上の標準装備

富士住建の家は、100以上の標準装備が標準仕様に含まれています。

標準装備されている設備を一部紹介します。

システムキッチントクラス コ型 タカラスタンダード I型 クリナップ I型
バスルームシステムバス(トクラス or TOTO) 浴室テレビ 浴室換気暖房乾燥機
洗面台INAX or TOTO
トイレINAX SATIS TOTO ネオレスト
フローリング無垢フローリング 天然木複合フローリング
玄関ドア・窓YKKAP InnoBestD50 スマートコントロールキー搭載 ワイヤレス子機付モニターホン センサーライトカメラ 防犯エコガラス 電動シャッター
太陽光太陽光発電システム パワーコンディショナ モニタ
外壁ニチハ Fugeプレミアムシリーズ
屋根瓦 or コロニアルグラッサ アルミ雨樋
その他エアコン6帖用×5台 室内物干しユニット バリエーション豊富なカーテン・照明 無垢材の室内ドア・玄関収納 など

一例として、浴室テレビやエアコン5台が標準装備されており、これらは一部の家庭にとっては過剰とも感じられるかもしれません。

そのため、不要な設備を外すことでコスト削減を考えることもできますが、設備の取り外しによって費用が削減されるわけではない点には注意が必要です。

保証やアフターサービス

富士住建の保証とアフターサービスの内容は、次のとおりです。

構造耐力上主要な部分10年(提携保険会社による保証を有料で延長可能)
雨水の侵入を防止する部分10年(提携保険会社による保証を有料で延長可能)
定期点検1ヶ月目・6ヶ月目・1年目・2年目の計4回は無料(3年目以降の点検は有料)

富士住建の保証は、法律で定められた最低限の内容となっています。

同価格帯のエースホームやユニバーサルホームも初期保証は10年ですが、有償のメンテナンスを受けることでエースホームは最長20年、ユニバーサルホームは最長30年まで延長可能です。

一方、富士住建では、延長はできるものの提携保険会社による保証になり、初期10年と同じ内容の保証が受けられるとは限りません。

保証やアフターサービスに関しては、ハウスメーカー選びの基準の一つになると思いますので、価格・品質・保証内容をすり合わせて慎重に検討しましょう。

富士住建の口コミ評判は?

富士住建の口コミには、どのような内容があるのでしょうか。良い口コミと悪い口コミを紹介しますので、参考にしてみてください。

良い口コミ

住みはじめて数ヶ月ほどです。

思っていたよりも断熱性や防音性も良く、装備の良さに満足しています。

富士住建の売りは標準仕様のお風呂、キッチン周り、トイレ、断熱ガラス、玄関収納、玄関ドア等の良さだと思います。

エアコンや太陽光が標準装備なのもありがたかったです。

僕の場合この辺りにこだわりがあったため、オププションが少なくて済み、トータルで安く買えたと思います。

大手のホームメーカーでも同等の装備である程度見積りはしましたが、僕の場合、結構価格差が出ました。

少なくとも初期の間取りについては営業の方が作るようなので、その担当の方の提案力と、ご自身の発想力次第で設計の出来は変わると思います。
また自由設計ではありますが、基本的に建材・床材、玄関ドア、お風呂、トイレ、キッチン、照明などほとんどの部分で、メーカーが指定されます。(指定メーカー以外をお願いすると高くなるようです)

そのため、特定のメーカーの中で選ばなければなりませんが、建て終わった今となっては悩まなくて済んで良かったとも思えます。

贅沢な装備の家を安く買えるので、コスパがよいと思います。

これから家を買う方は、色々なホームメーカーを沢山見て、じっくりと検討することをお勧めします。

有名な大手メーカーの見学もたくさん行きましたが、とにかく契約を急いできたり、営業オセオセの所が多かった中、富士住建さんは、家族の住みやすさを一番に考え、熱意を持ってお話してくださいました。

富士住建さんは値引きを一切しないというのは知っていたのですが、それだけ自信があるのだなと感じました。

モデルハウスを作らないというのは、事前に実物を見られないデメリットもありますが、その分、お安く理想のマイホームが建てられると決断し、お世話になることに決めました。

住み始めて1年が経ちますが、快適で住みやすさ抜群です。

アフターもしっかりして見てくださるので安心しています。

富士住建の良いところは、オプションを追加しなくても良好なところだと思います。

特に、ポケットキーシステム玄関ドアや、玄関前と電気の人感センサー、電動シャッター、キッチンのカップボード、干し姫様が特にありがたく、重宝しています(他のハウスメーカーは調べていないので、同じように標準かもしれません)。

また、標準でお風呂にテレビがつくのですが、私は必要ないと思っていたものの、来訪者が来ると子どもたちが嬉しそうに自慢しています。

お風呂は1.5坪と決まっていますが、私の家はお風呂を2階にしたので、自動的に1坪になりました。

悪い口コミ

建物完成後のステータスです。

建物が出来上がるまでは、工事が遅れたこと以外は、営業担当も一生懸命動いてくれ満足していました。

費用と設備のバランスも他社に対して優位性があると思います。

一方で、以下の点は、その優位性に見合うか、見極めが必要です。

・アウトレット部材を使ってコストダウンしている疑いを持ってしまう。
→キズ、歪み、へこみなどがある部材を使っている可能性あり

・施工が雑
→室内ドアの建て付けが悪い、電動シャッターの設定が上手く出来ていない、サッシやフローリングのあちこちにキズがある、クロスの貼り方が雑、釘が斜めに打たれている、などなど

キズやへこみは、上の2つのどちらが原因か不明ですが、いずれにしても不具合が多いです。

状況を言えば補修出来る範囲で対応してくれますが、仕方なく対応している感が見え見えで、しかも、進行中の物件が優先され後回しにされて時間がかかります。

完全フル装備は聞こえはいいけど悪く言えば融通が全く利かない。

設備が決まっているから小さい家でもお風呂と風呂場だけ大きくなってしまうし、太陽光電池も蓄電池まではついていないので昼間誰もいない家に利益はほぼなく、7千円電気代はお得といわれていると押してくるけど、風呂の浴槽にお湯をはるのに300リットル~400リットルも使用するため水道代を考えるとマイナスに思える。

ちなみに風呂の浴槽のサイズを変えるとかお風呂場を小さくするということはできない。

あと営業と設計がきちんと通じ合っておらず、こちらの要望は一切聞いていただけなかった。

たとえばパントリーが欲しいといったのにシューズクロークしかなかったり営業に要望伝えた意味あるのかってくらいなにも要望が反映されていなかった。

あと見積もりがざっくりすぎて怖すぎる。

具体的な数字が書いてある書類は一切用意されていなかった。

数社まわったけどここが一番がっかりな会社だった。

アフターサポートが悪すぎです。

部品の交換をお願いするためホームページのアフターサポートに書込みすると、すぐに見積を送りますとか電話してきてくれますが見積が届きません。

数ヶ月待ってこちらから確認の電話をすると、
当時対応した者は異動しましたとの回答。

また、別件でアフターサポートに電話すると、色々な担当をたらい回しにされ、○日に担当から連絡させますと言われてもその日に連絡なし。

富士住建に寄せられる口コミには、標準仕様で充実した設備を提供することに対する高評価が多く見られます。

一方で、アフターサポートの対応に課題を感じる声も少なくありません。それぞれの特徴について、具体的に解説します。

標準仕様に関するポジティブな口コミ

富士住建の大きな特徴である「標準フル装備の家」には、多くの高評価が寄せられています。標準装備として選べる設備は限定されていますが、その選定がしっかりしていることから、多くの顧客が満足している様子がうかがえます。以下は主な意見です。

  • 「高機能な設備がそろっていて満足している」
    • 高性能なキッチンやバスルーム、断熱性の高い窓などが標準仕様に含まれる点が好評です。
  • 「選択肢が適度に絞られているため、迷わなくて済んだ」
    • 多すぎる選択肢に悩むことがなく、スムーズに家づくりを進められる点が特に新築初心者に評価されています。

アフターサポートに関するネガティブな口コミ

一方で、アフターサポートの対応に不満を抱く声も見られます。特に以下のような意見が多く挙げられています。

  • 「予定していた点検に担当者が来なかった」
    • 点検が予定通りに実施されないケースがあり、顧客の信頼を損ねています。
  • 「修理の連絡をしても返事が遅い」
    • アフターサポートのレスポンスが遅く、問題解決までの時間がかかることが不満の要因となっています。

ハウスメーカー選びのポイントとして

どのハウスメーカーにも言えることですが、担当者の対応力や相性が家づくりの満足度に直結します。富士住建で不安を感じる場合は、以下の対応を検討するとよいでしょう。

  • 担当者変更の相談
    店舗や営業所に直接相談し、別の担当者に切り替えることで解決する場合があります。
  • 他のハウスメーカーと比較検討
    他社の情報を集めることで、富士住建の強みや自分に合ったポイントがより明確になります。

※引用:『みん評 富士住建の口コミ』

富士住建のショールーム一覧

富士住建は、無駄な経費を削減して適正価格で住まいを提供するため、住宅展示場へは出店していません。

その代わり、営業所ともなるショールームで標準仕様の設備や仕様を体感できます。

ショールームの詳細は、次のとおりです。

店舗名所在地電話番号
埼玉ショールーム埼玉県北足立郡伊奈町中央五丁目390120-22-1049
熊谷ショールーム埼玉県熊谷市桜町1-1-320120-61-2210
所沢ショールーム埼玉県所沢市美原町1-2923-10120-73-2210
川口ショールーム埼玉県川口市青木1-6-90120-80-2210
相模原ショールーム神奈川県相模原市中央区矢部2-17-210120-46-2210
鎌倉ショールーム神奈川県鎌倉市台3-6-110120-22-1056
小田原ショールーム神奈川県小田原市下堀39-10120-68-2210
流山ショールーム千葉県流山市南流山6-9-20120-56-2210
千葉ショールーム千葉県千葉市中央区寒川町2-201-20120-38-2210
船橋ショールーム千葉県船橋市滝台2-3-90120-40-2210
成田ショールーム千葉県成田市不動ヶ岡2027-160120-76-2210
世田谷ショールーム東京都世田谷区給田3-26-270120-22-1064
国分寺ショールーム東京都国分寺市西町5-31-10120-71-2210
佐野ショールーム栃木県佐野市高萩町454-40120-74-2210
宇都宮ショールーム栃木県宇都宮市西川田町931-20120-22-1036
小山ショールーム栃木県小山市駅南町2-16-10120-69-2210
水戸ショールーム茨城県水戸市河和田2-1800-10120-22-1029
つくばショールーム茨城県つくば市松代1-6-10120-06-2210
前橋ショールーム群馬県前橋市荒牧町1-22-50120-22-1043
高崎ショールーム群馬県高崎市上中居町504-10120-22-1060

富士住建に関するよくある質問

富士住建について、よくある疑問・質問をまとめました。

土地探しから手伝ってくれる?

出典:SAZAIE株式会社

富士住建は土地探しから手厚くサポートしてくれるハウスメーカーです。

ショールームでは専門スタッフが土地探しの相談に応じてくれるほか、不動産部門が前身の「SAZAIE株式会社」と連携し、顧客の希望に合った土地を提案します。

「完全自由設計」とありますが、本当に制約はないのでしょうか?

また、標準仕様の設備や仕様はある程度ラインナップが決まっており、それ以外を選ぶとオプション扱いとなります。オプション費用を考慮しながら、自分の理想を叶える設計が可能です。

工期はどれくらいかかるの?

富士住建の住宅は、契約後の工期が約4ヶ月程度とされています。一般的な木造住宅の工期とほぼ同等です。

リフォームも相談できる?

出典:フルまるリフォーム

富士住建のリフォーム部門「フルまるリフォーム」が、グループ会社としてリフォーム事業を展開しています。

新築後のライフステージに応じた間取り変更や設備の更新など、幅広いリフォーム対応が可能で、富士住建以外で建てられた住宅も対応しています。

まとめ

富士住建は、標準仕様で多くの高性能設備を提供することに強みを持つハウスメーカーです。

設備の充実度やコストパフォーマンスに魅力を感じる一方で、アフターサポートの課題や対応エリアの限定など、注意が必要な点もあります。

メリット

  • 標準フル装備の充実度
  • 完全自由設計によるオリジナリティのある家づくり
  • コストパフォーマンスの高さ

デメリット

  • アフターサポート対応にバラつきがある
  • 関東近郊に限定された対応エリア
  • 保証期間の短さと延長の制約

家づくりは一生に一度の大きな買い物です。

性能、価格、保証、アフターサポートを総合的に比較し、自分や家族に最適なハウスメーカーを選ぶことが重要です。他社も含めて情報収集を行い、慎重に検討してください。

ヤマダホームの評判は?平均坪単価や標準仕様について詳しく解説

カテゴリー

ヤマダホームズは、大手家電量販店「ヤマダ電機」を母体とするハウスメーカーです。

家電と住宅事業を組み合わせた独自のビジネスモデルで、注目を集めています。

ヤマダ電機の流通システムや販売力を活用し、住宅建築だけでなく、家電をセットにした新築住宅やリフォーム事業にも強みを持っています。

さらに、最近では「レオハウス」や「桧家住宅」などを傘下におさめ事業を拡大し、住宅業界での存在感を高めています。

今回は、ヤマダホームの坪単価、標準仕様、評判などを詳しく解説します。

ヤマダホームズの会社概要

ヤマダホームズの本社所在地や資本金などの会社概要は下記の通りです。

会社名株式会社ヤマダホームズ
本社所在地群馬県高崎市栄町1番1号
電話番号0120-410-300
代表者松本 英樹
資本金1億円
創業1951年6月(昭和26年6月)
従業員数2,107人
公式HPhttp://yamadahomes.jp/ 

建築棟数や受賞歴について

ヤマダホームの年間建築棟数は2021年度で3,057棟に達し、大手ハウスメーカー全体の中で11位にランクインしています。

以下は今後5年間の建築棟数の推移です。

2020年度2,577棟
2019年度2,483棟
2018年度2,122棟
2017年度1,048棟
2016年度1,135棟

特に、2020年度から2021年度にかけて約18.6%の増加を記録しており、住宅市場におけるプレゼンスが向上しています。

顧客満足度

ヤマダホームズは、オリコン顧客満足度調査で25位(総合得点68.9点)という評価を受けています。

一方、子会社である「レオハウス」は金額満足度ランキングで1位に輝いています。

ヤマダホームズが情報提供やアフターサービスの面で低評価を受けていることを示唆しています。

1位の「スウェーデンハウス」(総合得点82.3点)との差は大きく、特に以下の項目で低評価を受けています。

  • 情報のわかりやすさ
  • 長期保証とアフターサービス

過去の受賞歴

ヤマダホームズは、省エネルギー性能に優れた住宅の開発で評価を得ています。

ちなみに、2018年に「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」において、高性能住宅「Felidia」で優秀賞を受賞。

この賞は、省エネルギー性やCO2削減に貢献する住宅商品を表彰するもので、ヤマダホームの技術力を裏付けるものです。

ヤマダホームズの坪単価と間取り例

ヤマダホームの坪単価や間取りについて詳しく解説します。

以下の内容を参考に、自分に合った住宅計画を検討してみてください。

2022年6月に発表された「大手住宅メーカー・ランキング(住宅産業新聞社)」によれば、ヤマダホームの1棟あたりの平均価格は2,250万円、平均延長35.8坪です

2,250万円 ÷ 35.8坪 = 62.8万円

坪単価の目安価格

ヤマダホームズの価格帯を知るため、他のハウスメーカーの坪単価と比較してみましょう。

会社名坪単価目安
一条工務店60万円~80万円
タマホーム40万円〜60万円
クレバリーホーム55万円~70万円
アイフルホーム45万円~65万円
地場の工務店45万円~70万円

ヤマダホームズの坪単価は クレバリーホーム や アイフルホーム と近い価格帯です。

ただし、坪単価は地域や間取り、仕様によって大きく変動するため、上記はあくまでも目安と考えてください。

※各社の最新の坪単価については「ハウスメーカーの坪単価ランキング」の記事で詳しく特集しています。

家を建てる総額

では実際に家を建てる際に、総額でどれくらいかかるのかを計算してみましょう。

注文住宅を建てる際、建物本体価格に加え、付帯工事費や諸経費が必要です。

以下はヤマダホームズの坪単価を基にした床面積ごとの総費用の目安です。

床面積本体価格付帯費+諸費用建築総額
25坪 1,820万円364万円2,184万円
30坪 2,034万円407万円2,441万円
35坪 2,303万円460万円2,763万円
40坪 2,512万円500万円3,012万円
45坪 2,700万円540万円3,240万円
50坪 2,890万円578万円3,464万円
※付帯費+諸費用は本体価格の20%~30%で算出

ヤマダホームズが低価格を実現できる理由

ヤマダホームズは、ヤマダホールディングスのグループ企業として、木材や設備の大量購入により仕入れコストを抑えています。これにより、他社と比較してリーズナブルな価格で高品質な住宅を提供することが可能です。

ヤマダホールディングスのグループ企業だと、ヤマダホームズ以外にもレオハウスや桧家住宅、ハウステックなどがあります。

実際にマイホームを建てた方々がよく利用しているのが、注文住宅のポータルサイトです。このようなサイトを使えば、自分たちの予算に合ったハウスメーカーや工務店のカタログを複数取り寄せることが可能です。

特に人気のある「LIFULL HOME’S」では、予算別、テーマ別にざまざまなハウスメーカー、工務店のカタログを無料で取り寄せられるので、ぜひ活用してみてください。

1000万円台の間取り例

商品名不明
延床面積66.66㎡(20.1坪)
間取り2LDK
参考本体価格1,450~1,600万円
出典:【SUUMO】ヤマダホームズ 建築実例

建物本体価格を1,000万円台に収めるには25坪以下の間取りが理想です。今回紹介するのは約20坪の延床面積の平屋で、間取りは2LDKとなります。

玄関にはシューズクロークがあり、LDKも広めに設計されています。ただし、玄関正面に洗面脱衣所が配置されている点は好みが分かれるかもしれません。

建物本体価格が1,450~1,600万円なので、総費用は1,750~1,920万円ほどになりそうです。

※1000万円台の間取りは、「ローコスト住宅」の記事でも紹介しています。1000万円台で検討している人は、あわせてチェックしてみてください。

2000万円台の間取り例

商品名スーパーフル装備の家
延床面積117.38㎡(35.5坪)
間取り4LDK
参考本体価格2,250~2,400万円
出典:【SUUMO】ヤマダホームズ 建築実例

建物の延床40坪くらいまでなら、本体価格は2,000万円台で収めることができます。

家族向けの間取りですが、玄関からシューズクローゼットへの土間や、キッチン周りのデッドスペースなど、やや無駄に感じられる箇所もあります。

それでも総額 2,700~2,880万円 で4LDKが建築可能なのは魅力です。

※2000万円台の間取りは、「注文住宅2000万円台」の記事でも紹介しています。2000万円台で検討している人は、あわせてチェックしてみてください。

3000万円台の間取り例

商品名Felidia
延床面積185.69㎡(56.1坪)
間取り5LDDKK
参考本体価格3,200~3,366万円
出典:【SUUMO】ヤマダホームズ 建築実例

玄関も水まわりもすべて別々になっている完全分離型の二世帯住宅です。1階と2階それぞれが独立した生活空間を確保しています。

1階と2階あわせて56.1坪なので、二世帯住宅としてはちょうど良い広さだと思います。

56坪といっても階段のスペースを除けば1階、2階ともに床面積は26坪の平屋程度しかありません。

1階の両親は二人なので26坪でも十分だと思いますが、2階の子ども世帯の方は3人や4人家族となるので26坪程度ではやや手狭に感じるでしょう。

そこで少しでも居住空間の広さを確保するため、2階のキッチンは主流の対面式ではなく壁付けを選択されています。

※3000万円台の間取りは、「注文住宅3000万円台」の記事でも紹介しています。3000万円台で検討している人は、あわせてチェックしてみてください。

ヤマダホームズの戸建てシリーズ

2023年2月現在、ヤマダホームズでは6種類の住宅商品が提供されています。

ヤマダグループならではの「スーパーフル装備住宅」や、旧エスバイエル時代の技術を継承した「SxLシグマ」など、多彩なラインナップが揃っています。

商品名特徴
Felidia(フェリディア)上質を極めるハイグレード注文住宅
ELFORT(エルフォート)長期優良住宅基準を最高等級で満たした注文住宅
スーパーフル装備住宅ヤマダだからできるオールインワン注文住宅
SxLシグマエス・バイ・エル工法で建てる家
NEXIS災害に強い家 ヤマダグループ合同商品
小堀の住まい建築家と建てるオンリーワンの邸宅

Felidia

ヤマダホームズの代表的な商品ラインナップのひとつが「Felidia」シリーズです。

このシリーズには、3階建て対応の「Felidia3rd」やツーバイシックス工法を採用した「Felidia 2×6」など、3つのバリエーションがあります。

その中でも基本となるのが「Felidia」で、長期優良住宅の認定基準や住宅性能表示基準をすべて満たした高品質な住宅です。

Felidia3rd

都心部では、広く開放的な土地を確保するのは難しい場合が多いです。

そのような限られた敷地条件の中でも、最大限に土地の可能性を引き出したマイホームを実現したいと考える方に適しているのが「Felidia3rd」です。

都市型3階建て住宅として、狭い敷地を有効活用したい方に特におすすめです。

※「3階建て住宅の間取り」に関する詳細情報は別途解説していますので、都市部での土地活用を検討されている方はぜひご覧ください。

Felidia2✕6

「Felidia 2×6」は、耐震性と耐火性に優れたツーバイシックス工法を採用した住宅です。

この工法では、ツーバイフォー工法と比べて厚みが1.6倍のパネルを使用しており、より高い安全性を確保しています。

この結果、耐久性だけでなく高気密・高断熱性能も向上し、快適でエネルギー効率の良い住環境を提供します。

「Felidia」シリーズは、それぞれのモデルが異なるニーズに応える設計となっており、土地や生活スタイルに応じた最適な選択が可能です。

ELFORT

長期優良住宅基準を満たし、6項目すべてで最高等級を取得した次世代型住宅「ELFORT」。

柱や土台には日本最古の木造建築「法隆寺」にも使われる檜を標準仕様で採用し、耐震性や断熱性能を重視した家づくりを実現します。

スーパーフル装備住宅

「スーパーフル装備住宅」は、高性能住宅に加えて、ヤマダホールディングスグループの流通システムを活用し、新生活に必要な「家具・家電」をすべて揃えたオールインワンパッケージの住宅です。

この住宅には、全居室分のエアコン、1部屋に1灯の照明、全居室分のカーテンが含まれています。さらに、家具や家電についてはヤマダ電機のギフト券を利用して購入できるため、自分たちの好みに合わせて商品を選ぶことが可能です。

また、「スーパーフル装備パック」は他の住宅商品にもオプションとして追加することができるため、幅広いニーズに対応しています。

スーパーフル装備の内容

「スーパーフル装備パック」は、照明・カーテン・エアコンなどの家具や家電が最初からセットになったパッケージです。

SxLシグマ

「S×Lシグマ」が特筆すべき点は、全国約52,000社の住宅会社の中でわずか13社のみが取得している「形式適合認定」と「形式部材等製造者認定」という2つの公的認証を受けていることです。これにより、「S×Lシグマ」が高品質な住宅であることが証明されています。

さらに、壁内換気システムを導入することで建物内部の湿気を防ぎ、構造材や断熱材の劣化を抑えることができます。

このシステムにより、建物の快適性や耐久性が向上し、長期優良住宅やスムストック住宅としての認定も受けています。

NEXIS

停電時には標準搭載の太陽光発電システムと蓄電池を活用することで、昼間に発電した余剰電力を蓄えて夜間に使用することが可能です。

また、36リットルの貯水タンクが標準装備されており、断水時でも家族4人分の飲料水を約3日間確保できます。

「NEXIS」の強みは災害への備えだけではありません。

フローリングや壁紙、バスルームなどが抗ウイルス・抗菌仕様となっており、空気質を改善する「ウェルネスエアー」システムを搭載した「NEXIS抗菌+」も用意されています。これにより、健康的で安心な住環境を提供します。

小堀の住まい

「小堀の住まい」は、小堀住研の企業建築家が設計を担当することから名付けられました。

小堀住研は、2011年にヤマダホームズと資本・業務提携を行ったエス・バイ・エル株式会社の旧社名です。

ヤマダホームズの住宅は木造が主流ですが、「小堀の住まい」では木造住宅に加え、木造×鉄筋のハイブリッド住宅や鉄筋コンクリート造の住宅も提供しています。

家族構成や立地条件に合わせた最適な建築方法を提案し、完全オーダーメイドの唯一無二のデザイン住宅を実現します。

ヤマダホームズの特徴や工法について

ここでは、ヤマダホームズが提供する住宅の特徴や採用されている工法について、詳しくご紹介します。

ヤマダホームズの工法

ヤマダホームズが採用している工法は主に以下の3つです。

  • 木造軸組パネル工法
  • ティンバーメタル工法
  • 2✕6工法

木造軸組パネル工法

ヤマダホームズの基本となる工法は、木造軸組(在来)工法です。

この工法は、他社で言う「軸組工法を壁パネルで補強したハイブリッド工法」に相当し、耐震性を高めた設計となっています。

ティンバーメタル工法

ティンバーメタル工法は、従来の木造軸組工法をさらに進化させ、強度を向上させたものです。

さらに、建物外周には耐力面材を貼ることで、建物全体の強度をさらに高め、より安全な住宅を提供します。

2✕6工法

「2×6工法」は、北米で発達した建築技術を取り入れた工法です。この工法では、2×4工法の1.6倍の厚みを持つパネルを採用し、床・壁・天井をパネル型合板で組み上げ、箱型の空間を作り出します。

ヤマダホームズの商品「シグマ 2×6」では、この工法を採用しており、耐震性や耐久性に優れた住宅を提供しています。

ヤマダホームズの断熱性能

断熱材には、グラスウール14Kや硬質ウレタンフォームを使用した吹付断熱を選択可能です。

窓には標準仕様で樹脂サッシ(またはアルミ樹脂複合サッシ)を採用し、アルゴンガス充填のLow-E複層ガラスを取り入れることで、省エネルギー対策等級の最高等級「4」を取得しています。

断熱材の各所厚みなどについては、下記の画像を参照ください。

C値やUA値は?

ヤマダホームズの公式サイトではC値やUA値が公表されていませんが、実際に建築された方のブログやSNS情報から推測すると、UA値は0.43~0.50、C値は1.0~3.6とされています。

これらの数値が正確である場合、C値はあまり良いとは言えないものの、UA値は平均的な性能を満たしていると考えられます。

桧家住宅のZ空調を販売開始

ヤマダホームズと桧家住宅は同じヤマダホールディングスグループに属しており、これまでも共同で住宅商品を展開してきました。

新たに、桧家住宅のメイン商品「Z空調住宅」をヤマダホームズでも販売開始しました。

この空調システムは、「Felidia」「スーパーフル装備住宅」「NEXIS」「ELFORT」の4商品で対応しています。

ヤマダホームズの耐震等級

ヤマダホームズでは、耐震性能の向上に力を入れています。特に「NEXIS」シリーズでは、オプションで「耐震シェルター」を設置可能です。

ちなみに一般的の2階建て木造住宅の荷重量平均は24.5tなので、万が一建物が地震などで倒壊しても耐震シェルター内に居れば押し潰される心配はありません。

地震に強い制震ダンパーを標準採用

さらに、主力商品「Felidia」では、標準仕様で制震ダンパーを採用。

家づくりサポートタブレット

ヤマダホームズでは、希望者に「家づくりサポートタブレット」を無償で貸し出しています。

このタブレットには、土地選びのポイントや建築に関する知識がイラスト付きで収録されており、自宅でじっくり学ぶことができます。

レンタル後に必ずヤマダホームズで建築しなければならないという条件はなく、気軽に利用できる点も魅力です。

建てた後も安心の最長60年保証

長期優良住宅に該当しない建物だと最長30年です。

ただし、30年や60年の保証を受けるためには10年ごとの有償メンテナンスを実施することが必須条件です。

シロアリ防蟻処理に関しては5年ごとの実施条件となるので、1回の処理でどれくらいの費用が掛かるのは事前にチェックしておきましょう。

住宅設備も10年間長期保証と無料サポート

これらの手厚い保証は、グループ会社であるヤマダ電機のサポート体制があるからこそ実現しています。

ヤマダホームズの口コミ評判は?

ヤマダホームズの口コミは、どのような内容なのでしょうか。良い口コミと悪い口コミを紹介しますので、参考にしてみてください。

良い口コミ

長持ちすると名高いこちらの住宅、さらに和テイストのデザインにも長けていると来れば依頼せざるを得ませんでした。とても良かったのが、メーカー主導でいくつかの提案の中から選ばされるというようなものではなく、我々依頼者側の意見を重要視し汲み取ってくれるところです。

イメージを伝えたり、ここをこうしてもらいたいなど何度となく相談に乗ってくれました。また、「こういったのはどうですか」など向こうからも私たちの好みを考えてアイデアを披露してくれるのも嬉しかったです。

(みん評:ヤマダホームズの口コミより引用)


ヤマダエス・バイ・エルのモデルハウスを家族で見に行って、デザイン等が気に入ったのと、価格の割にとてもしっかりとした建付けをしてるので良いなと思い、決めました。今考えると、有名でもあるし安心感もあったので、それが一番だったのかもしれません。

営業の方も丁寧な方で、少し困ったこと、例えばコンセントの接続がうまくいかない、扉の開け閉めがひっかかるなどを相談すると、すぐに対応してくれるので助かっています。他のメーカーだと結構時間がかかると聞いてことがあります。

(みん評:ヤマダホームズの口コミより引用)

悪い口コミ

注文住宅なのに、雨漏りしました。
しかも、補修工事も失敗して、数ヶ月たってもまだまだ補修中です。
レベルが低すぎて、頭がおかしくなりそうです。
家は、建てるときだけじゃなく、住み出してからが肝心です。
みなさんには、こんなみじめな気持ちになって欲しくないので、書き込みしました。

(みん評:ヤマダホームズの口コミより引用)

構造自体には満足しています。
アフターフォローが全く無いのが残念。
担当支店へ何度連絡しても、担当から折返し無し。本社に連絡を入れました。
来ても結果報告無し。担当者によるのでしょうか。

(みん評:ヤマダホームズの口コミより引用)

一方で悪い口コミは、不具合やアフターサポートに関する不満の意見が挙げられていました。

ヤマダホームズの住宅展示場一覧

執筆時だと、ヤマダホームズを建てることができるエリアは以下の地域です。

北海道・東北北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県
中部新潟県、石川県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、富山県、福井県
関西三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国岡山県、広島県
四国徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州・沖縄福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
※上記は執筆時点の情報になります。最新の対応エリアは公式サイトにてご確認ください。

東京23区

展示場名住所電話
江戸川店(レオハウス)東京都江戸川区中央4-21 総合住宅展示場ハウジングギャラリー江戸川内03-5678-8611

横浜市

展示場名住所電話
tvkハウジングプラザ横浜展示場神奈川県横浜市西区西平沼町6-1 tvkハウジングプラザ横浜内045-324-2424
ハウスクエア横浜展示場神奈川県横浜市都筑区中川1-4-1 ハウスクエア横浜内045-912-7360

大阪市、神戸市

展示場名住所電話
花博展示場大阪府大阪市鶴見区焼野1丁目南2番 花博記念公園ハウジングガーデン「ヤマダホームズ」内06-6914-3977
なんば展示場大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目1−1 なんば住宅博内06-6630-7166
神戸垂水展示場兵庫県神戸市垂水区多聞町字小束山868-6 Tecc LIFE SELECT神戸垂水店駐車場内0120-875-911
神戸北店(レオハウス)兵庫県神戸市北区上津台2-15-1078-983-5911

福岡市、北九州市

展示場名住所電話
マリナ通り展示場福岡県福岡市西区愛宕4丁目21 hitマリナ通り住宅展示場内092-883-5855
福岡南店(レオハウス)福岡県太宰府市青葉台3-26-8092-919-5366
JIDA福岡ショールーム福岡県福岡市南区玉川町16-17092-554-1515
小倉展示場福岡県北九州市小倉北区許斐町1番地 RKB住宅展小倉北093-562-1555
学研都市ひびきの展示場福岡県北九州市八幡西区本城学研台1-1-108 朝日ハウジングプラザ学研都市ひびきの内093-693-6600

ヤマダホームズの展示場だけでなく、ヤマダ電機内にショールームを展開してるケースもあるので、ヤマダホームズの新築・リフォーム相談は日本全国広いエリアに対応しています。

ヤマダホームズに関するよくある質問

ここでは、ヤマダホームズに関してよくある質問や、ネット上で話題となっているポイントについて詳しくご説明します。

ヤマダホームズはリフォームにも対応していますか?

はい、ヤマダホームズではリフォームにも力を入れています。公式サイトにもリフォームに関する情報が詳しく掲載されており、新築住宅と同様に、リフォーム部門も積極的に展開していることが分かります。

ヤマダホームズの親会社であるヤマダ電機の強みを活かし、キッチンやトイレ、お風呂といった住宅設備の交換や、省エネリフォームに特化した提案が得意です。

また、新築住宅を手掛けているノウハウを活用し、家全体を対象としたリノベーションにも対応可能です。

さらに、全国にあるヤマダ電機の店舗でもリフォーム相談を受け付けています。大型家電量販店の規模を活かした大量仕入れによって、リフォーム費用を抑えることができる点も魅力です。

ヤマダホームズの建売住宅の評判はどうですか?

ヤマダホームズでは、建売住宅の販売も行っています。

広告や宣伝があまり目立たないため知られていない部分もありますが、「GranFelidia」という自社開発の分譲地を販売しているほか、全国の分譲地で建売住宅を展開しているケースもあります。

ヤマダホームズの建売住宅に関する情報は、公式サイトの「不動産情報」ページで随時確認できます。建売住宅を検討している方は、そちらを参考にしてください。

ヤマダホームズでZEH住宅を建てることは可能ですか?

はい、ヤマダホームズでもZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅を建てることが可能です。ビルダー登録がされており、条件を満たせば補助金を受けることもできます。

ZEH仕様の住宅を希望する場合は、グループ商品である「ELFORT」や「NEXIS」が特におすすめです。また、ヤマダホームズでは2025年までにZEH普及率を50%にする目標を掲げています。

以下は、過去数年間のZEH普及率の目標と実績です。

【ZEH普及目標と実績】

年度目標実績
2017年10%6%
2018年15%15%
2019年20%20%
2020年20%13%
2021年20%17%
2022年30%25%

ヤマダホームズで土地探しを依頼することはできますか?

ヤマダホームズでも土地探しの相談は可能です。ただし、積水ハウスや住友林業のように不動産専門のグループ会社を持たないため、土地探しに特化したハウスメーカーとは言えません。

自社で開発した分譲地もいくつかありますが、大手ハウスメーカーと比較するとその数は少なめです。

そのため、土地探しをスムーズに進めたい場合は、ヤマダホームズだけでなく、地元の老舗不動産会社など複数の選択肢を活用することをおすすめします。

ヤマダホームズはどんなCMをやっているの?

ヤマダホームズのテレビCMでは、芸能人を起用した内容が印象的です。

以前は、芸人の又吉直樹さんが出演するCMが頻繁に放送されていました。

最近はテレビで見かける機会が減りましたが、公式サイトの「ムービーギャラリー」からこれらのCMを視聴することが可能です。

まとめ

ヤマダホームズは、ヤマダ電機を母体とするヤマダホールディングスのグループ企業です。

グループ内にはレオハウスや桧家住宅など多くの住宅会社がありますが、ヤマダホームズはその中でも比較的ハイブランドに位置付けられています。

ただし、価格帯は坪単価60万円~80万円とやや高めです。この価格帯では、一条工務店やトヨタホームと比較されることが多いです。

家づくりを検討する際には、これらの情報を参考にしながら、自分に合った住宅メーカーを選ぶと良いでしょう。

スウェーデンハウスの評判は?平屋やコンパクトな住宅の価格帯は?

カテゴリー

ハウスは1984年に設立され、日本国内で北欧スタイルの輸入住宅を専門に展開するスウェーデンの大手ハウスメーカーです。

北欧スウェーデン発祥の木造住宅を取り扱い、高気密・高断熱を強みとした住まいづくりを行っています。

今回はスウェーデンハウスの注文住宅について、坪単価・間取り例・人気のシリーズなどの紹介も交えながら解説します。

スウェーデンハウスの会社概要、実績

スウェーデンハウスが設立されたのは、北海道です。

設立翌年の1985年には関東エリアに進出し、その後も順調に関西や九州などへエリアを広げてきました。

現在、本社は東京都世田谷区に位置し、全国19箇所に支社・支店・営業所を展開しています。

また、スウェーデンハウスのノウハウを提供し提携するパートナーを3社に拡大し、高品質な住宅をより多くの方にお届けする活動をしています。

会社概要は、次のとおりです。

社名株式会社スウェーデンハウス
設立年月日1984年3月1日
本社所在地東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー23F
本社電話番号03-5430-7620
代表者代表取締役社長 村井 秀壽
資本金4億円
従業員数805名(2021年10月1日時点)
公式ホームページhttps://www.swedenhouse.co.jp/

建築棟数や受賞歴について

スウェーデンハウスは、日本国内でこれまでに30,000棟以上の施工実績を誇ります。

スウェーデンの高い品質と技術力を持つ老舗の住宅は、長年にわたり多くのお客様に選ばれ続けています。

地球温暖化防止活動 環境大臣表彰

スウェーデンハウスは、省エネルギー性能が高く、環境負荷を軽減する住宅の提供に尽力してきました。
2004年には、ハウスメーカーとして初めて「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞。この賞は、住む人の快適な暮らしを実現しながら環境保護に貢献したことが評価されたものです。

ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック

住宅の性能と設備機器を一体として評価し、省エネルギー効率に優れた住宅を表彰する賞です(最新「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」)

グッドデザイン賞

創業時から美しさと機能性を抑えた「木製サッシ3層ガラス窓」にこだわり続けているスウェーデンハウス。

スウェーデンハウスの坪単価と間取り例

スウェーデンハウスは、その高品質な住宅性能と北欧デザインが魅力のハウスメーカーです。

そのため、価格帯は比較的高めですが、耐久性や居住性を重視する方を重視して納得のコストパフォーマンスを提供していますます。

オリコン顧客満足度「ハウスメーカー 注文住宅」の調査では、実際にスウェーデンハウスで家を建てた人に坪単価を聞いたところ、次のように回答しました。

坪単価割合
40万円未満12.2%
40〜59万円7.3%
60〜79万円26.9%
80〜99万円44.0%
100万円以上9.8%

最も多いのは「80〜99万円」が44.0%、次に「60〜79万円」が26.9%と合わせると、全体の約7割を占めています。

ただし、建物の形状・面積・仕様などによって坪単価は前後します。

坪単価の目安価格

次に、2022年オリコン満足度調査「ハウスメーカー 注文住宅」部門で上位8位にランクインした、大手ハウスメーカーの坪単価の相場を紹介します。

順位会社名坪単価
1スウェーデンハウス70〜100万円
2ヘーベルハウス70〜100万円
3積水ハウス60〜90万円
4住友林業60〜90万円
5一条工務店50〜80万円
6パナソニックホームズ50〜80万円
7三井ホーム60〜90万円
8セキスイハイム50〜80万円
※実際に該当メーカーで家を建てた人の回答を参考に、筆者が作成(諸費用・付帯工事費別)

坪単価には一定の幅がありますが、スウェーデンハウスの価格帯が近いハウスメーカーとしては、ヘーベルハウス、積水ハウス、三井ホームが挙げられます。

最近、各ハウスメーカーの坪単価は上昇傾向にあり、坪単価が100万円を超える事例も増加しています。

実際、スウェーデンハウスで家を建てた顧客のうち約10%が、坪単価100万円以上のと回答しました。

※各社の最新の坪単価については「ハウスメーカーの坪単価ランキング」の記事で詳しく特集しています。

では、スウェーデンハウスで家を建てる際に必要な金額を具体的に見てみましょう。

以下の表は、スウェーデンハウスの坪単価を基準に、坪数ごとの建築金額を目安としてまとめたものです。

なお、注文住宅を建築する際には、坪単価で計算できる本体価格以外にも、付帯工事費がかかります。

床面積本体価格諸費用額建築総額
25坪1,750~2,500万円350~500万円2,100~3,000万円
30坪2,100~3,000万円420~600万円2,520~3,240万円
35坪2,450~3,500万円490~700万円2,940~4,200万円
40坪2,800~4,000万円560~800万円3,360~4,800万円
45坪3,150~4,500万円630~900万円3,780~5,400万円
50坪3,500~5,000万円700~1,000万円4,200~6,000万円
※付帯工事費は本体価格の20%で算出

予算に合った選択肢を検討する方法

スウェーデンハウスの価格帯が予算的に難しいと感じる場合は、他のハウスメーカーのカタログを取り寄せて比較検討することをおすすめします。

3000万円台の間取り例

出典:スウェーデンハウス 建築実例
間取り2LDK
建築面積105.44㎡(31.8坪)

こちらは、家事動線と収納計画を重視した2LDKの間取りです。

玄関から直接シューズインクローゼットを通り、パントリー経由でキッチンにアクセス可能な設計となっています。 そのため、たくさんの買い物をしても、今後を効率的に運ぶことができます。

2階には、浴室、洗面室、ランドリールーム、ウォークインクローゼット直線に配置されています。

※3000万円台の間取りは、「注文住宅3000万円台」の記事でも紹介しています。3000万円台で検討している人は、あわせてチェックしてみてください。

4000万円台の間取り例

出典:スウェーデンハウス 建築実例
間取り2LDK+2LDK
建築面積142.30㎡(43坪)

1階に親世帯、2階に子世帯の居住スペースを設け、それぞれ独立した生活が可能な設計になっています。

収納については、1階と2階のリビング収納がコンパクトで、ウォークインクローゼットなどの収納スペースがありません。

食品や日用品、大きな衣類、趣味の道具などを多く持つ場合は、収納スペースを増やすことを検討するのがおすすめです。

※4000万円台の間取りは、「注文住宅4000万円台」の記事でも紹介しています。4000万円台で検討している人は、あわせてチェックしてみてください。

5000万円台の間取り例

出典:スウェーデンハウス 建築実例
間取り4LDK+納戸
建築面積223.89㎡(67.7坪)

広々とした生活動線が特徴的な4LDKの間取りです。

キッチン周りにはユーティリティスペースと洗面室が隣接し、家事がしやすい動線が確保されています。

1階には各寝室ごとにウォークインクローゼットを設置し、収納の利便性を向上させています。

2階には窓付きの納戸があり、収納としてはもちろん、フレキシブルな空間として利用可能です。

67坪と広いため、スウェーデンハウスの坪単価では5,000万円後半~6,000万円近くかかります。

※5000万円台の間取りは、「注文住宅5000万円台」の記事でも紹介しています。5000万円台で検討している人は、あわせてチェックしてみてください。

1,000万円台の家はないのか?

スウェーデンハウスは、ハイグレードな住宅を提供するハウスメーカーであり、その坪単価を考慮すると、1,000万円台で建築するのは現実的ではありません。

目安として、30坪の家の場合で2,500~3,200万円、25坪程度の家でなんとか2,000万円前半の予算が必要となります。

予算を抑えた家づくりを検討している場合は、「ローコスト住宅で人気のハウスメーカーは?1000万円台で注文住宅は可能か?」の記事を参考にしてみてください。

建築可能なハウスメーカーの特集が掲載されていますので、役立つ情報が得られます。

スウェーデンハウスの戸建てシリーズ

スウェーデンハウスでは、住宅を「コンセプト商品」と「規格商品」の2つに分類し、多様なライフスタイルに幅広く展開しています。それぞれの特徴をご紹介します。

【コンセプト住宅】

商品名特徴
ミューク5つのエッセンスで北欧の暮らしを楽しむ住まい
ビヨルク本物のきに包まれた北欧デザインの平屋
サキタケ新しい生活様式にふさわしい20代からのスウェーデンハウス
ヒュースエコゼロスウェーデンハウスのZEH
レイディアンス都市の人生を輝かせる邸宅
ヒュースプレミエゴーデン自然と調和する邸宅
ボーラヴォーラ趣味を楽しむ家

【規格商品】

商品名特徴
ヘンマベスト!豊富な間取りとカラーから選ぶ、セレクト型注文住宅
レットナード屋根付きアウトドアリビングがある平屋住宅

mjuk(ミューク)

スウェーデンの人々が大切にする「ちょうどよい=ラゴム」という価値観をもとにしたコンセプト住宅です。

以下の5つのエッセンスを取り入れることで、日々の暮らしに彩りを加えます。

  • 自分の愛する“何か”と向き合う「Fika(フィーカ)」
  • 自然の営みと関わる「Kolonilott(コロニーロット)」
  • 家族との思い出を紡ぐ「Library(ライブラリー)」
  • 家族とふれあう「Family Room(ファミリールーム)」
  • おもてなしを楽しむ「Living Room(リビングルーム)」

Bjork(ビヨルク)

スウェーデン語で「白樺(しらかば)」を意味する、北欧デザインの平屋住宅。

1,200モジュールによるスウェーデンらしいゆったりとした空間設計が特徴です。

SAKITATE(サキタテ)

高性能な北欧の住まいはそのままに、20代から家づくりを応援する、コストパフォーマンスに優れた住まい。

ホワイトを前提としたシンプルなデザインで、ライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。

Radiance(レイディアンス)

都市部での暮らしを意識し、北欧モダンを極めた邸宅。

経年変化を楽しめる素材を採用し、長く愛される住まいを提案します。

hus Premie Garden(ヒュースプレミエゴーデン)

自然素材を贅沢に使った重厚感のある最上位モデル。

「コンバーチブルガーデン」を採用し、庭と室内が一体化した新しい空間設計が魅力です。

高性能な住まいで上質な時間を提供します。

Hemma Bast! (ヘンマベスト!)

豊富なプランとバリエーションの中から、好きな間取りとカラースタイルを選ぶ、スウェーデンハウスのセレクト型注文住宅です。

注文住宅かつ規格商品なのでコストが抑えられていて、20代でも手が届く商品の一つといえます。

平屋や2階建てなど多彩な形状が選べ、コストパフォーマンスの良さが魅力です。

レットナード

「ルフトデッキ」という屋根付きアウトドアリビングを備えた平屋住宅。

基本プランにアレンジを決めることで、理想の住まいを形にできます。

スウェーデンハウスの特徴や工法について

スウェーデンハウスは、「世代を超えて住み継げる家を提供する」という理念のもと、高品質な住まいを提供しています。

以下では、その特徴や工法について詳しく解説します。

地震に強い「木造枠組壁工法」

スウェーデンハウスの住まいは、木造組枠壁工法(ツーフォー工法)を採用しています。

この工法は、木材で組まれた枠に合板などの面材を接合し、壁や床を構成するものです。

また、気密性や断熱性も高く、規格化された工法のため、職人の技術に左右されず安定した品質を維持できるので大きなメリットです。

抜けない壁があるため、将来的にリフォームで間取りを変更する際には希望通りにいかない可能性があります。

スウェーデンハウスは長く住める家なので、数十年先の生活も見据えながら間取りを決めるのがよいでしょう。

独自の木材で耐震性を高める

スウェーデンハウスでは、一般的な木造枠組壁工法に使用される「2×4インチ(89mm×38mm)」の木材よりも大きな「120mm×45mm」の骨太な木材を採用しています。

高強度な構造材により、さらに高い耐震性能を実現しています。

50年先・100年先も住める家

1984年の創業以来、スウェーデンハウスは30,000棟の施工実績を誇ります。

この約40年間で、1号の家から最新の住宅まで、基本構造が変わってない点が特徴的です。

つまり1984年に建てられた家にも最新の部材を問題なく使用することができます。

さらに、スウェーデンハウスの住宅は標準仕様で長期優良住宅に対応。

スウェーデンの家づくりの伝統が息づく住まいは、子どもや孫の代にも受け継げる家といえます。

高断熱・高気密・計画換気の保証

スウェーデンハウスは、日本のハウスメーカーとして初めて「全棟高性能保証表示システムCQ+24」を1999年に導入しました。

このシステムにより、断熱性能、気密性能、換気性能が数値化され、すべての住宅でその高さ性能が保証されています。

快適な居住環境を提供するだけでなく、エネルギー効率にも優れていますた設計が実施されています。

美しくて高性能な木製サッシ

創業以来、スウェーデンハウスは「木製サッシ3層ガラス窓」にこだわり続けています。

この窓は、デザイン性と機能性の両方で優れており、室内インテリアの一部として楽しむことができます。景色を絵画のように見せるフレーム効果も魅力です。

結露が抑制され、高気密住宅で一時的に起こりやすいカビやダニの発生を防ぎます。

保証やアフターサービス

スウェーデンハウスは、次のような保証とアフターサービスを提供しています。

  • 構造耐力上主要な部分:初期保証10年(有償メンテナンスを受けることで10年延長可能)
  • 雨水の侵入を防ぐ部分:初期保証10年(有償メンテナンスを受けることで10年延長可能)
  • 50年間無料定期検診:引き渡し後も継続して住宅の状態を確認

ほかの大手ハウスメーカーは「初期保証30年」としている会社も多いので、スウェーデンハウスは初期保証期間はやや短めですが、50年間の無料定期診断を実施しています。

保証内容を重視する場合は、他のハウスメーカーの条件と比較検討するのがよいでしょう。

スウェーデンハウスの口コミ評判は?

スウェーデンハウスの口コミには、どのような内容があるのでしょうか。

良い口コミと悪い口コミを紹介しますので、参考にしてみてください。

良い口コミ

注文住宅の購入にあたり、住宅展示場を複数件巡りまして、最終的にスウェーデンハウスを選択しました。選択した理由は、住宅機能が優れていることでした。

居住地が北海道なので断熱性能を重視して選択しましたが、断熱効率は、日本のハウスメーカーでは一条工務店くらいしかスウェーデンハウスと同等レベルのメーカーは無いのではないかと思います。冬の住宅展示場も視察しましたが、窓の気密性が非常に高く、とても暖かかったです。

また、デザインも、洋風を基調にしたデザインで非常に気に入りました。ただ、坪単価が非常に高いので、コスト面を心配される方はお勧めしません。個人適には大満足です。

(みん評:スウェーデンハウスの口コミより引用)


住宅性能は抜群です。暖かく、静かです。高価ですがほっとする空間を作ってくれます。

ただ、アフターサービスは、評判より悪い。定期点検時期も曖昧だし、人員が足りないのか、点検時期を数ヶ月過ぎても連絡がありません。

(みん評:スウェーデンハウスの口コミより引用)


中古で購入しましたが、大変満足しています。

購入後、外壁と壁紙全張り替え、一部間取り変更のリフォームをしました。リフォーム費用は200万円ぐらいです。
基礎構造がしっかりしていて、断熱性は抜群です。
中古購入者ですが、アフターケアはしっかりやってくれます。先日、無料点検もスムーズに対応してくれました。

あえて難点を言うと、窓枠のニス塗りな自分でメンテしなくてはいけない事、専用の電球、網戸が高価であることでしょうか。

(みん評:スウェーデンハウスの口コミより引用)

悪い口コミ

新築時いろいろとありましたが、家としては概ね満足しています。
但し、アフターサービスが最悪です。

工場の種類を問わず施工費が笑えるほど高額。
合い見積もりで他社の倍なんてこともざらでした。
にもかかわらず実際の作業は下請けに丸投げするだけ…
何かあっても責任逃れの言い訳や提案もできない担当者ばかり…

今どきスーパーやコンビニでももう少しホスピタリティを感じるサービスが受けられると思いますがね。

(みん評:スウェーデンハウスの口コミより引用)

スウェーデンハウスの性能はまだマシとしても、工事の手順・アフターケアが最悪です。建てる時だけゴマすって、終わったら何もしてくれません。
点検やアフターケアの依頼をしても、早くて1年後になります。

そして言い訳のオンパレード。聞いていませんが合言葉の会社な様です(笑)
最終的に人、アフターケア依頼する時の口調や人となりにまで文句を言ってきます。絶対に避けるべきハウスメーカーです。声を大にして言います!!

設計やデザインも下手です。ご自身である程度決まった間取りや知識を入れておかないと、どんどん高くされていきますのでご注意を。
他のハウスメーカーにすれば良かった…と、すごく思っています。

(みん評:スウェーデンハウスの口コミより引用)

良い口コミでは、住宅性能の良さを挙げる意見が多くありました。

一方で悪い口コミは、アフターサービスの対応の悪さに不満を持つ意見が多く挙げられていました。

スウェーデンハウスの支社・住宅展示場一覧

スウェーデンハウスの支社・支店・営業所、提携店、住宅展示場の詳細は次のとおりです。

支社・支店・営業所

支社・支店・営業所所在地電話番号
北海道支社〒064-0919 北海道札幌市中央区南19条西9丁目2-28 ニューロイアルビル3F011-513-1881
旭川営業所〒070-0031 北海道旭川市1条通13丁目左1号 クリエイトビル2F0166-23-1881
道東営業所〒080-0026 北海道帯広市西16条南35丁目2番9号0155-49-6040
道東営業所 釧路店〒084-0910 北海道釧路市昭和中央4丁目11 イオンマイホームセンター内0154-53-1881
道南営業所〒041-0812 北海道函館市昭和3-18-110138-62-6181
東北支店〒981-3112 宮城県仙台市泉区八乙女4丁目1番3号 日技・八乙女ビル2F022-372-5870
北関東支店〒330-0802 埼玉県さいたま市大宮区宮町1-114-1 ORE大宮ビル4F048-645-5800
新潟営業所〒950-2033 新潟県新潟市西区亀貝3050番地025-264-7115
群馬営業所〒370-0831 群馬県高崎市あら町167 高崎第一生命ビル11F027-321-3800
宇都宮営業所〒320-0833 栃木県宇都宮市不動前2-2-33 鈴木ビル1F028-610-8120
千葉支店〒273-0005 千葉県船橋市本町2-27-25 太陽生命船橋ビル6F0120-276-242
水戸営業所〒310-0851 茨城県水戸市千波町864-1 KAWASAKIビル2F029-305-7100
東京支店〒180-0006 東京都武蔵野市中町1-15-5 三鷹髙木ビル4F0422-60-6620
横浜支店〒220-6116 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-3 クイーンズタワーB棟 16F045-640-3850
名古屋支店〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4-14-31 栄オークリッジ6・7F052-243-1280
関西支店〒650-0044 兵庫県神戸市中央区東川崎町1-3-3 神戸ハーバーランドセンタービル16F078-362-1796
広島営業所〒730-0051 広島県広島市中区大手町3-2-31 損保ジャパン広島大手町ビル8F082-545-1365
九州支店〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前4-9-2 八百治センタービル5F092-436-3434
大分営業所〒870-0913 大分県大分市松原町3丁目1-11 大分鐵鋼ビルディング 4階097-506-1200

パートナーシステム提携店

提携店所在地電話番号
株式会社アズマ建設〒380-0803 長野県長野市三輪9-49ー26026-241-0177
坂東建設株式会社〒389-2254 長野県飯山市南町19-70269-62-3422
株式会社クロダハウス〒920-0027 石川県金沢市駅西新町3-13-2076-234-3060

住宅展示場

住宅展示場名所在地電話番号
苫小牧モデルハウス〒053-0053 北海道苫小牧市柳町2丁目4番1号(王子ゴルフガーデン苫小牧内)0144-82-9956
スウェーデンヒルズモデルハウス〒061-3777 北海道石狩郡当別町スウェーデンヒルズ ウエスト2丁目7-50133-26-2092
豊平モデルハウス〒062-0901 北海道札幌市豊平区豊平1条10丁目(北海道マイホームセンター札幌会場)011-832-1001
泉パーク寺岡モデルハウス〒981-3204 宮城県仙台市泉区寺岡6-8-1(泉ハウジングパーク寺岡POLKU(ポルク))022-377-2026
新潟まちなかモデルハウス〒950-2102 新潟県新潟市西区五十嵐二の町8687番53048-645-5809
大宮北モデルハウス〒331-0813 埼玉県さいたま市北区植竹町1丁目816-1(大宮北ハウジングステージ)048-612-8562
所沢モデルハウス〒359-1151 埼玉県所沢市若狭3-2353-1(所沢ハウジングステージ)04-2947-7281
宇都宮モデルハウス〒320-0074 栃木県宇都宮市細谷町753-3(宇都宮総合住宅展示場西会場)028-627-3870
幕張東モデルハウス〒262-0032 千葉県千葉市花見川区幕張町5-417-7(総合住宅展示場幕張ハウジングパーク)043-388-0235
つくばモデルハウス〒305-0816 茨城県つくば市学園の森3-8-1(つくばハウジングパーク ANNEX)029-860-6027
豊洲モデルハウス〒135-0061 東京都江東区豊洲6-1-9(スマートハウジング豊洲まちなみ公園)03-5547-5822
駒沢モデルハウス〒158-0081 東京都世田谷区深沢4-26(駒沢公園ハウジングギャラリーステージ3)03-5706-5850
三鷹モデルハウス〒181-0015 東京都三鷹市大沢3-2-37(朝日新聞総合住宅展示場ハウジングプラザ三鷹<第1会場>)0422-30-7353
横浜東モデルハウス〒220-0024 神奈川県横浜市西区西平沼町6-1(tvkハウジングプラザ横浜)045-320-2575
藤沢モデルハウス〒251-0042 神奈川県藤沢市辻堂新町4-2(tvkハウジングプラザ藤沢 第2会場)0466-33-0707
静岡モデルハウス〒421-0114 静岡県静岡市駿河区桃園町1-1(SBSマイホームセンター静岡)054-201-1131
金沢駅西モデルハウス〒920-0027 石川県金沢市駅西新町3-6-1076-234-3060
富山まちなかモデルハウス〒939-8251 富山県富山市西荒屋219番1076-428-8639
福井モデルハウス〒910-0837 福井県福井市高柳2丁目101番地0776-53-8200
鳴海モデルハウス〒458-0844 愛知県名古屋市緑区鳴海町伝治山3-19(鳴海ハウジングセンター)052-899-4850
豊田モデルハウス〒471-0873 愛知県豊田市秋葉町4-75(とよたハウジングガーデン)0565-36-5701
長野モデルハウス〒380-0803 長野県長野市三輪9-49ー26026-241-0177
朝霧まちなかモデルハウス〒673-0853 兵庫県明石市朝霧山手町12-270120-244-636
西宮モデルハウス〒663-8204 兵庫県西宮市高松町2-36(西宮北口ハウジングギャラリー)0798-63-2422
吉島モデルハウス〒730-0822 広島県広島市中区吉島東1-15-2(広島テレビ住宅展示場「住宅宣言吉島」)082-546-2600
大津モデルハウス〒520-0801 滋賀県大津市におの浜4-7-7(びわ湖大津プリンスホテル住宅博)077-523-3451
東福間まちなかモデルハウス〒811-3224 福岡県福津市手光字冠89番100120-934-625
大野城モデルハウス〒816-0956 福岡県大野城市南大利1-1-1 (hit大野城住宅展示場)092-589-2100
大分モデルハウス〒870-0161 大分県大分市明野東1丁目7-16(hit明野住宅展示場)097-551-2600
長崎モデルハウス〒859-0411 長崎県諫早市多良見町東園556-15(スウェーデンハウス常設展示場)0957-28-5800

スウェーデンハウスに関するよくある質問

スウェーデンハウスについて、よくある疑問・質問をまとめました。

リフォームもお願いできる?

ハウスのリフォーム事業は、グループ会社の株式会社スウェーデンハウスリフォームが担当しています。

この会社はスウェーデンハウスで新築した住宅だけでなく、スウェーデンハウスの中古物件や比較で建てられた戸建て住宅、さらにはマンションのリフォームにも対応しています。

スウェーデンハウスリフォームの主な特長

  • ハウス特有の構造や仕様に精通したスウェーデンハウス
    の住まいは特殊木造な枠組壁工法がスウェーデンで採用されており、その特性を熟知した専門スタッフが対応します。
  • 断熱性能や気密性能の向上を提案する
    リフォームによって、さらに快適な住まいへアップグレード可能です。例えば、木製サッシ3層ガラス窓の交換や外断熱壁の強化が人気の工事です。
  • 中古住宅のリノベーション
    中古スウェーデンハウスを購入し、現代のライフスタイルに合わせてリノベーションする事例も増えています。

土地探しも手伝ってくれる?

スウェーデンハウスは、土地探しのサポートも行っています。

公式ホームページの「不動産情報」ページでは、全国の選りすぐりの土地情報が公開されており、家づくりに適した土地を見つけやすい環境が整っています。

  • 家づくりに適した土地選びの提案
    ハウスメーカーとしての視点を踏まえ、建物の設計プランに最適な土地を紹介します。
  • トータルサポート
    土地購入から設計、施工までワンストップで対応するため、家づくりをスムーズに進められます。

特に、スウェーデンハウスのような高気密・高断熱住宅を建てるには、方位や周辺環境などが重要なポイントになります。 土地探しの段階から相談することで、理想の住まいを簡単に実現できますしょう。

工期はどれくらいかかる?

スウェーデンハウスで住まいを建てた人の口コミによると、工期の目安は4か月程度。

木造枠組壁工法を採用しているため、現場での作業割合が少ない為、工期を短縮できる理由の一つです。

ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 輸入部材の影響
    スウェーデンハウスは一部の部材をスウェーデンから輸入しているため、世界情勢や輸送状況により納期がかかる場合があります。
  • プランニング期間
    住宅の設計や仕様を決めるまで段階に時間を要します。このため、実際の工期に加えて、打ち合わせ期間も含めたスケジュールを組むことが重要です。

まとめ

今回はハウスの注文住宅について、坪単価、間取り例、そして人気シリーズの特徴を詳しく解説しました。

スウェーデンハウスは、高気密・高断熱・高耐久性を備えた北欧スウェーデンの輸入住宅を日本全国で提供しているハウスメーカーです。

世代を超えて住み続けることを意識した設計は、家族の未来を見据えた住宅として高く評価されています。

ただし、高い品質と輸入住宅ならではの特性により、スウェーデンハウスの坪単価は他の大手ハウスメーカーと比較しても高い価格帯に位置します。そのため、予算に余裕がある方や、長く快適に住める高性能な住宅を求める方に特におすすめです。

スウェーデンハウスの坪単価を検討できる方であれば、他の多くのハウスメーカーも選択肢に入ります。 家づくりで後悔しないためには、複数のメーカーのカタログやモデルハウスをチェックし、それぞれの特徴を比較検討することが重要です。

時間をかけて情報収集を行い、自分たちの理想に最も近い住まいを選びましょう。

5LDKの注文住宅の価格相場と間取り例について

カテゴリー

注文住宅を建てる際、5LDKは家族の人数が多い家庭にとって理想的な間取りです。

しかし、居室の数や配置、広さを考えると、間取りづくりに悩む方も多いでしょう。

ここでは、5LDKの注文住宅を建てる際に必要な広さや価格相場、平屋と2階建て、さらにマンションとの間取りの違いについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

5LDKの家を建てるのに必要な広さと坪数

5LDKの間取りは、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)に加え、居室が5部屋ある構成です。

この広さは、4~6人家族に最適で、家族構成に応じた間取りを考える必要があります。

厚生労働省が示す住生活基本計画による居住面積の水準は以下の通りです:

居住人数都心・その周辺の共同住宅郊外や都市部以外の戸建て住宅
4人95㎡(約29坪)~125㎡(約38坪)~
5人115㎡(約35坪)~150㎡(約45坪)~
6人135㎡(約41坪)~175㎡(約53坪)~

戸建ての5LDKでは38坪以上、マンションの5LDKでは29坪以上の広さが理想的です。

ただし、平屋と2階建て、マンションでは間取りの構成が異なるため、同じ延床面積でも居住空間の広さや快適さが変わってきます。

平屋と2階建ての間取りの比較

同じような延床面積の平屋と2階建て住宅を比較してみましょう。

5LDK 平屋の間取り(37.3坪)

出典:SUUMO 建築実例

5LDK 2階建ての間取り(36.4坪)

【1階】

【2階】

出典:トヨタホーム公式サイト

平屋と2階建てでは、延床面積はほぼ同じですが、平屋の方がLDKや各居室を広く取ることが可能です。

これは、平屋には階段スペースや2階トイレが不要であるためです。

  • 階段スペース:4~5帖(約2~2.5坪)必要
  • 2階廊下スペース:階段に続く廊下が必要で、約2~3帖(約1~1.5坪)必要
  • 2階トイレ:1~2帖(約0.5~1坪)必要

これらの要素を考慮すると、平屋では同じ居住空間の広さであっても、2階建てより6~8帖(約3~4坪)分のスペースを有効に活用できることが分かります。

戸建てとマンションの間取りの比較

次に、同じ5LDKでも、戸建てとマンションの違いを比較します。

5LDK 2階建ての間取り(36.4坪)

【1階】

【2階】

出典:トヨタホーム公式サイト

5LDK マンションの間取り(35.3坪)

出典:LIFULL HOME’S

マンションの5LDKは、全体の延床面積がやや小さいものの、居住スペースを広く確保できる点が特徴です。これは、平屋と同じく階段や2階トイレが不要なためです。

ただし、戸建てには以下のようなメリットもあります。

  • プライバシーの確保:廊下や階段があることで、各部屋が分離され、個々のプライバシーを保てます。
  • ゆとりある設計:階層構造を利用して、収納やスペースを効率的に配置できるため、ゆとりを感じられる設計が可能です。

5LDKの家を建てるのに必要な予算金額

5LDKの家を建てる際、予算は建築を依頼するハウスメーカーや建物の構造、土地の有無によって大きく異なります。

ここでは、延床面積38坪を例に、以下の3つの観点から予算の目安を詳しく解説します。

  • 大手ハウスメーカーとローコスト住宅の比較
  • 建物の構造による違い
  • 土地の有無による違い

記載している金額はあくまで目安であり、実際の費用はハウスメーカーの見積もりを確認する必要があります。

大手とローコストハウスメーカーの比較

ハウスメーカーによって、建築費用には大きな違いがあります。

価格帯が高めの大手ハウスメーカーと、リーズナブルな価格が魅力のローコスト住宅メーカーの比較です。

建築予算の目安(延床面積38坪)

ハウスメーカー建物本体工事価格総建築費(建物+付帯工事+諸経費)
大手ハウスメーカー約3,040万円約4,343万円
ローコスト住宅約1,900万円約2,714万円
  • 大手ハウスメーカー
    積水ハウスやダイワハウスなどは、坪単価80~100万円程度で、38坪の家を建てると総額4,343万円以上が必要です。高品質な素材や独自の技術、アフターサービスが充実しているのが特徴です。
  • ローコスト住宅
    タマホームやレオハウスといったローコスト住宅メーカーでは、総予算を3,000万円以内に抑えることが可能です。同じ38坪の家でも、大手とローコスト住宅では約1,600万円の差が生じることがわかります。

建物の構造による予算の違い

建物の構造も、費用を左右する大きな要因です。

同じ38坪でも、木造、鉄骨、鉄筋コンクリートといった構造により価格が変動します。

建物本体工事価格の目安(延床面積38坪)

構造建物本体工事価格の目安
木造住宅約2,223万円
鉄骨住宅約3,417万円
鉄筋コンクリート住宅約3,492万円
※38坪=125.62㎡で計算
参考:国税庁 地域別・構造別の工事費用表(1㎡当たり)【令和5年分用】
  • 木造住宅
    木造住宅は地域の工務店からローコスト住宅、大手ハウスメーカーまで取り扱いが広く、価格帯にも幅があります。平均的な価格は2,223万円程度です。
  • 鉄骨住宅
    鉄骨住宅は材料費が高いため、木造住宅よりも価格が上がります。大手ハウスメーカーで取り扱われることが多く、耐久性や耐震性に優れています。
  • 鉄筋コンクリート住宅
    鉄筋コンクリート住宅は特別な建材や設備が必要で、工期も長いため最も高額になります。高い耐久性と断熱性を備えており、マンションなどに採用されることが多い構造です。

土地の有無による費用の違い

家を建てる土地をすでに所有している場合と、新たに購入する場合では、予算が大きく異なります。

土地がある場合

土地をすでに所有している場合でも、旧宅がある場合は解体費用が必要です。

旧宅の構造解体費の目安
木造住宅約90万~150万円
鉄骨住宅約120万~180万円
鉄筋コンクリート住宅約180万~240万円

30坪の家を解体する場合、木造住宅なら90万~150万円、鉄筋コンクリート住宅では180万~240万円程度がかかります。

土地がない場合

新たに土地を購入する場合の費用は、地域によって大きく異なります。

都道府県1坪あたりの価格相場
東京都約383万円
大阪府約105万円
神奈川県約89万円
愛知県約73万円
福岡県約68万円
北海道約26万円

土地を購入する際には、次の点を確認する必要があります。

建築面積(建物を真上から見た面積)
駐車場や庭の広さ
建ぺい率・容積率(地域ごとに定められた建築制限)

たとえば、敷地面積40坪・建ぺい率60%・容積率200%の土地では、建築面積24坪、延床面積48坪までの家を建てることが可能です。

戸建て5LDKのおすすめ間取り例

戸建ての5LDKは、広い居住空間を確保しながら、家族のライフスタイルや将来の生活に対応できる柔軟な間取りが求められます。

以下では、さまざまな用途や環境に適した5LDKのおすすめ間取り例をご紹介します。

それぞれの特徴を活かした住まいづくりの参考にしてください。

3世代で住む狭小地3階建ての間取り

出典:SUUMO 建築実例

延床面積:113.69㎡(34.3坪)
間取り:3階建て 5LDK + ウォークインクローゼット + ロフト + バルコニー + 車庫

この間取りは、3世代6人で住むことを想定した3階建てのプランです。

2階に家族が集まるLDKや洗面室・浴室を配置し、1階と3階にはそれぞれの個室を設けています。

これにより、プライベートエリアとパブリックエリアが分けられ、世代ごとの生活リズムの違いを考慮した設計となっています。

家事動線を効率化した回遊できる間取り

出典:SUUMO 建築実例

延床面積:140.77㎡(42.5坪)
間取り:2階建て 5LDK + ユーティリティールーム + ロフト + ウォークインクローゼット + バルコニー

この間取りは、家事のしやすさを追求した設計です。

1階は玄関、LDK、ユーティリティールーム、洗面室が回遊できる動線でつながり、効率的な動きをサポートします。

1階の和室は来客用としても利用可能で、将来的には親との同居などの個室としても活用できます。家事動線と家族の変化に対応した柔軟な間取りです。

クローゼットと洗面室が通り抜けられる身支度しやすい間取り

【1階】

【ロフト】

出典:トヨタホーム公式サイト

延床面積:110.44㎡(33.4坪)
間取り:平屋 5LDK + ロフト + ウォークインクローゼット

主寝室からウォークインクローゼット、洗面室へ通り抜けできる動線があり、忙しい朝の身支度がスムーズに行えます。

キッチンから玄関に直接つながる廊下には扉がないため、家族のつながりを感じやすい設計です。

ただし、料理の匂いや音が他の部屋に広がる可能性があるため、換気性能の高い設備を取り入れると良いでしょう。

各居室に光が差し込む間取り

出典:SUUMO 建築実例

延床面積:134.14㎡(40.5坪)
間取り:2階建て 5LDK + ウォークインクローゼット + 玄関収納 + バルコニー

すべての居室が南側に配置され、どの部屋にも明るい光が差し込む設計です。

キッチンと洗面室が隣接しており、家事の同時進行がしやすいレイアウトになっています。

2階のバルコニーで干した洗濯物を、そのままウォークインクローゼットに収納できる動線は、時短効果が高く、効率的です。

予算・特徴別のおすすめハウスメーカー

ハウスメーカーはそれぞれ特徴が異なり、建物の構造や性能、予算にも違いがあります。

ここでは、4~6人家族が快適に暮らせる5LDKの注文住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーを詳しくご紹介します。

アキュラホーム

出典:アキュラホーム公式サイト

アキュラホームは、関東、東海、関西、中国地方で展開している木造住宅を得意とするハウスメーカーです。

標準的な価格設定でありながら、設計の自由度が高く、カスタマイズ性に優れている点が評価されています。

木造住宅でありながら、耐震性に優れた構造を採用しており、30帖に及ぶ無柱の大空間や6mを超える大開口の設計も可能です。

自由な間取り設計をしたい方におすすめのハウスメーカーです。

→ アキュラホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

タマホーム

出典:タマホーム公式サイト

リーズナブルな価格設定が魅力のタマホームは、「20代のTamaHome」のキャッチコピーでも知られ、若い世代の注文住宅需要にも応えています。

2022年度の注文住宅新設着工棟数は全国3位という実績もあり、人気の高いメーカーです。

おすすめ商品:「大安心の家」
耐震等級3、断熱等性能等級5を標準仕様でクリアし、長期優良住宅認定基準に対応しています。

→ タマホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

トヨタホーム

出典:トヨタホーム公式サイト

トヨタホームは、自動車メーカー「トヨタ」のグループ会社で、鉄骨住宅を中心に木造住宅も手掛けています。

価格帯はミドルグレードからハイグレードに分類され、バリエーション豊かな商品が用意されています。

おすすめ商品:「シンセシリーズ」
鉄骨ラーメン構造を採用したユニット工法により、平屋から3階建てまで柔軟に対応可能です。

→ トヨタホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

積水ハウス

出典:積水ハウス公式サイト

積水ハウスは、1960年創業の老舗ハウスメーカーで、累計260万戸以上の建築実績があります。

価格帯はハイグレードで、軽量鉄骨、重量鉄骨、木造住宅に対応しています。

「邸別自由設計」により、敷地や気候条件に合わせた完全オーダーメイドの家づくりが可能です。

→ 積水ハウスの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

5LDKの間取りについてよくある質問

5LDKの間取りについてよくある質問をまとめました。

4LDKと5LDK、どちらがいいですか?

居室の用途を明確にすることが大切です。

部屋数が増えると、それぞれの部屋が狭くなる可能性があります。

また、居室ごとにエアコンを設置する場合は冷暖房費も増えるため、必要性をよく検討しましょう。

家事動線をよくするには?

水回り(キッチンや洗面室)を集約することがポイントです。

回遊できる間取りや、洗濯物を干す場所から収納スペースへの動線を短くする工夫が重要です。

スペースに余裕があれば、ランドリールームを設けるのもおすすめです。

将来の子ども部屋はどうする?

子ども部屋が必要な時期は限定的です。

将来的には、趣味の部屋や来客用の部屋、収納スペースとして活用することを想定しておきましょう。

5LDKのメリット・デメリット

メリット

  • 家族全員に個室を用意できる
  • 二世帯住宅としても活用できる
  • 趣味用や仕事用の専用部屋を設けやすい

デメリット

  • 建築費や冷暖房費が高くなる
  • 掃除の手間が増える
  • 将来的に使わない部屋が出てくる可能性がある

5LDKの家を安く建てる方法

完全自由設計よりも、セレクト型の規格住宅を選ぶと費用を抑えられる可能性があります。

セレクト型の規格住宅は、あらかじめ用意された間取りプランや外壁デザインの中から選択しながら家づくりを進める方式です。

まとめ

5LDKは、居室が多く、家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応できる間取りです。

注文住宅を建てる際には、建築費や冷暖房費の増加も考慮しながら、家事動線や将来的な部屋の使い方も見据えた設計が重要です。

ハウスメーカーによって価格や性能に違いがあるため、複数社のカタログを比較し、検討することをおすすめします。自分たちの予算や希望に合ったプランを選び、理想の住まいを実現してください。

50坪の家の間取り例、土地と建物の価格はどれくらい?

カテゴリー

2020年に実施されたフラット35利用者調査によると、注文住宅の全国平均床面積は124.4㎡、坪数として約38坪です。

これを基準に考えると、50坪の住宅はかなり広めで、38坪の住宅と比べて、約12坪分(8畳部屋3室分)広いため、間取り自由度が広範囲に広がります。

この広さがあれば、リビングやキッチン、書斎、収納、趣味のスペースなどにゆとりを持たせた間取りも可能になりますが、その分、建築費やメンテナンス費用が大きくなるため、予算の負担も大きくなります。

今回は、50坪の注文住宅を建てるための予算の目安や人気の間取り例を詳しくご紹介します。

50坪の家を建てるための予算の目安

マイホームを建てる際、多くの方が「坪単価×家の広さ(坪数)」で建築費を考えがちです。

注文住宅の総費用には次の3つが含まれます。

  • 工事費:建物の基礎工事や構造工事、内装仕上げなど直接的な建築費
  • 付帯工事費:地盤改良や外構(駐車場や塀)、電気やガス、水道の引き込みなど周辺整備にかかる費用
  • 諸経費:住宅ローン手数料や登記費用、火災保険料、土地購入時仲介手数料など

総費用=「本体工事価格」+「付帯工事費」+「諸経費」

これらを合計した金額が注文住宅の総合費用です。

以下は、50坪の家を坪単価60万円で建てる場合の目安です。

坪単価60万円×50坪=3,000万円
付帯工事費 約600万円
諸経費   約300万円
総費用   3,000万+600万+300万=3,900万円

土地から購入する場合は、さらに土地の購入費も加算されるため、事前予算に考慮する必要があります。

項目内容
本体工事費建物を建てるために直接的に必要な材料や施工費など

・基礎工事
・木工事
・内装
・足場など
付帯工事費建物に付帯(関連)した費用という意味

・地盤改良費
・ガス・水道・電気などの引き込み工事費
・駐車場や塀などの外構工事費のこと
諸経費工事以外でかかる費用という意味

・火災保険
・住宅ローン手数料
・登記費用
・土地購入時の仲介手数料など

家を建てる地域によっても費用は異なります。

この辺のイメージはわかりづらいと思うので、「LIFULL HOME’S 」のカタログを活用するのもおすすめです。

予算やテーマ別にカタログを無料で取り寄せることができ、自分に合ったハウスメーカーやプランが探しやすくなります。

ここでは、ローコスト住宅からミドルコスト住宅、大手メーカーまでの予算相場を解説します。

ローコストメーカーの場合

50坪の家を建てる場合、ローコストメーカーでの価格相場は​​次の通りです。

種類本体工事価格総費用の目安
平屋2,150万円2,795万円
部分2階※①2,100万円2,730万円
2階建て2,000万円2,600万円
3階建て2,250万円3,000万円
※①部分2階とは1階20坪・2階10坪のように、2階の床面積が小さい家のことです。
  • 工事費:坪単価40万円〜50万円で、50坪の場合は約2,000万円〜2,500万円
  • 総費用:2,700万円〜3,300万円(付帯工事費と諸経費を含む)

ローコスト住宅は、比較的リーズナブルな価格で住めます使いやすい家が提供される点が特徴で、特にコストを抑えながらも性能やデザインを重視したい方におすすめです。

以下に、代表的なローコスト住宅メーカーをいくつか紹介します。各メーカーの特徴や強みも合わせて解説しますので、比較検討の参考にしてみてください。

アキュラホーム

出典:アキュラホーム
社名株式会社アキュラホーム
本社住所東京都新宿区西新宿2-6-1
坪単価45万~60万円
工法木造軸組在来工法
オリコン満足度調査15位(2022年)
ホームページhttps://www.aqura.co.jp/

アキュラホームのスローガンは「品質も価格も諦めない」。

適正価格で高品質な家づくりを目指し、正直な見積りを重視した提案を行います。

アキュラホームは特に「高い天井と広々とした間取り」を特徴とする新商品「超空間の家」にも注目しており、この工法は天井が高く、キリンでも住める家がテーマになっているほどです。

セルコホーム

出典:セルコホーム
社名セルコホーム株式会社
本社住所宮城県仙台市青葉区上杉2-1-14
坪単価45~60万程度
工法2×4 2×6
オリコン満足度調査ランキング外
ホームページhttps://selcohome.jp/

セルコホームは、カナダ式の輸入住宅で国内ナンバー1のシェアを誇るメーカーで、年間の建築棟数は1,500~2,000棟にのぼります。

尚、建築やアフターサービスはセルコホームのフランチャイズ契約を結んでいる地域工務店が担当している点には注意が必要です。

アイフルホーム

出典:アイフルホーム
社名株式会社LIXIL住宅研究所(アイフルホームカンパニー)
本社住所東京都江東区亀戸1-5-7 錦糸町プライムタワー5階
坪単価35万~55万円
工法木造軸組在来工法
オリコン満足度調査15位(2022年)
ホームページhttps://www.eyefulhome.jp/

アイフルホームはLIXILグループが展開するフランチャイズ制の住宅ブランドです。

全国的にフランチャイズの加盟店がございますので、地域にあった工務店と連携しているため、全国各地で建設が可能です。

同じフランチャイズ制で、比較的価格帯が近い「クレバリーホーム」や「 「ユニバーサルホーム」ともよく比較されることが多く、競合との比較もポイントとなります。

ミドルコストの場合

ミドルコスト住宅メーカーで50坪の家を建てる場合、以下が費用の目安です。

種類本体工事価格総費用の目安
平屋3,000万円3,900万円
部分2階2,850万円3,705万円
2階建て2,800万円3,640万円
3階建て3,050万円3,965万円
  • 工事価格:坪単価50~70万円
  • 総費用:3,700万~4,000万円前後

50坪のミドルコスト住宅の場合、平屋や一部2階、3階建てといった間取りでも建築可能で、建物自体の品質やデザイン、設備の選択肢が広がるのが特徴です。

比較し、より自由度が高くなって、ライフスタイルや将来の住み心地をしっかり考えた住宅設計が可能です。

以下は、全国展開するミドルコスト住宅メーカーの一例です。

また、地域密着型の工務店や住宅会社も同じ価格帯で建てるケースが多いため、地域ごとの住宅会社もチェックしておくと良いでしょう。

住友不動産

出典:住友不動産
社名住友不動産株式会社
本社住所東京都新宿区西新宿二丁目4番1号(新宿NSビル)
坪単価50万円~60万円
工法2×4、2×6、パネル工法
オリコン満足度調査9位(2022年)
ホームページhttps://www.j-urban.jp/

住友不動産は、オフィスビルや高層マンション開発で知られていますが、戸建て住宅でも実績が豊富です。

また、20年以上連続でグッドデザイン賞を受賞しており、デザイン性と技術力の高さが強みです。

同じ住友グループに属する住友林業とは異なる会社で、住宅商品の種類や工法も全く違います。

営業拠点は全国にありますが、九州では主に福岡や熊本などの主要エリアに限定されているため、エリア対応の確認が必要です。

ウィザーズホーム

出典:ウィザースホーム
社名株式会社新昭和
本社住所千葉県君津市東坂田四丁目3番3号
坪単価50万円~70万円
工法2×4 2×6
オリコン満足度調査ランキング圏外
ホームページhttps://with-e-home.com/brand/

ウィザースホームは、新昭和グループが展開するハウスメーカーで、クレバリーホームと同じグループに属します。

ローコストでありながら、高性能の外壁タイルなどを標準仕様しているため、メンテナンスが少なく、耐久性が高い点が特徴です。

クレバリーホームと同様、ローコストながらデザイン性や耐久性を守っているため、よく比較対象になります。

イシンホーム

出典:イシンホーム
社名株式会社イシン住宅研究所
本社住所岡山県津山市二宮654-4
坪単価50万円~60万円
工法2✕4、2✕6工法
オリコン満足度調査ランキング圏外
ホームページhttps://www.ishinhome.co.jp/

イシンホームは、太陽光発電システムを搭載し「光熱費0円住宅」としての取り組みで知られ、業界で賢い「ウイルス対策住宅」を商品化しました。

当初はローコスト住宅メーカーでしたが、現在は住宅の設備や装備を充実させられる方向にシフトしており、建築コストを上げながらも高品質な住まいを提供しています。

大手ハウスメーカーの費用目安

50坪の家を建てる場合、大手ハウスメーカーでの価格相場は​​次の通りです。

種類本体工事価格総費用の目安
平屋3,900万円5,070万円
部分2階3,750万円4,875万円
2階建て3,700万円4,810万円
3階建て4,100万円5,330万円

大手ハウスメーカーの平均坪数は70~100万円で、テレビCMなどでもよく目にする住友林業や積水ハウスといった会社が該当します。

ローコスト住宅や地元工務店と比較すると費用は高いもの、耐久性が高く、コストを考慮した工夫が実施されているため、長期的にはコストメリットが期待できます。

住友林業

出典:住友林業
社名住友林業株式会社
本社住所東京都千代田区大手町1丁目3番2号
坪単価75万円~100万円
工法ビッグフレーム構法、マルチバランス構法
オリコン満足度調査4位(2022年)
ホームページhttps://sfc.jp/ie/

住友林業は、「家を売る」だけでなく「森を育てる」から家づくりに取り組む、自然素材に強いこだわりを持つハウスメーカーです。

これは日本の国土の約800分の1に相当する広さです。

特徴的なのは、通常の柱よりも太くて丈夫な「ビッグフレーム」を採用していることです。

また、家づくりには各分野のスペシャリストで構成されたチームが対応し、実施主の要望に応えたきめ細かくサポート体制も整えられています。

パナソニックホームズ

出典:パナソニックホームズ
社名パナソニック ホームズ株式会社
本社住所大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号
坪単価70~85万円
工法鉄骨系プレハブ
オリコン満足度調査6位(2022年)
ホームページhttps://homes.panasonic.com/

パナソニックホームは、パナソニックグループの住宅会社として、家電メーカーならではの技術力を家づくりに相談しています。

IoT(モノのインターネット)技術を継続したスマートハウスや、高機能設備を備えたテクノロジー住宅に高い評価以前は「パナホーム」という社名でしたが、現在はパナソニックホームズに改名し、ブランド力をさらに強化しています。

創業者でもある松下幸之助氏の「快適な住まいを多くの人へ」という理念が、現在の住宅づくりにもしっかりと反映されています。

大成建設パルコン

出典:大成建設ハウジング
社名大成建設ハウジング株式会社
本社住所東京都新宿区西新宿 3-7-1 新宿パークタワー 19階
坪単価80万円~100万円
工法鉄筋コンクリート(RC)
オリコン満足度調査ランキング圏外
ホームページhttps://palcon.jp/

大成建設ハウジングの「パルコン」は、鉄筋コンクリート(RC)を採用しており、鉄筋コンクリート住宅の中でも特に耐久性が優れた住宅として高い評価を得ています。

パルコンでは、優れた断熱性や耐火性があるので、鉄骨や木造と比較しても建物の寿命が長いことが特徴です。

木造や鉄骨に比べて建築費は割高なので注意が必要です。

ただし、初期費用が高くても耐久性や長期的なメンテナンスコストを考慮すると、費用対効果は高い災害と思います。

快適な家を作るための間取り見本

50坪の家を建てると一口に言っても、色々なタイプがあります。

二世帯住宅や3階建て、広々とした平屋など、家族構成やライフスタイルに合わせて多様な選択肢があります。

一般的な50坪の家の間の取り例をタイプ別にいくつかご紹介します。

これらの例を参考にしながら、自分たちに最適な家のイメージを広げてみてください。

納得できる家づくりをするために、ほとんどのカタログを取り寄せたり、住宅展示場を見学して、異なるプランや間取りをじっくり比較することが重要です。

もし近くに展示場がない場合でも、「LIFULL HOME’S 」などのポータルサイトを活用すると、様々なメーカーのカタログを無料で取り寄せることができます。

予算に合わせて異なるプランを比較することもでき、これが失敗を防ぐための始まりとなります。

2階建ての間取り例

出典:茨城セキスイハイム 建築実例
社名セキスイハイム
商品名スマートハウス
延床面積160.83㎡(48.65坪)
間取り5LDK+書斎

今年、一番多いのが1階と2階の床面積がほぼ同じ2階建ての住宅です。

ただし、建築費を抑えようと無理に2階部分に不要な部屋を作ってしまったり、後々その部屋を使わない問題が出たりすることもあるので、実際に使う部屋数を十分に考慮することが大切です。

書斎やリビング、個室など、必要な部屋をしっかり計画したうえでシンプルな設計を心がけてください。

平屋の間取り例

出典:ヤマダホームズ 建築実例
社名ヤマダホームズ
商品名Felidia(フェリディア)
延床面積165.50㎡(50.0坪)
間取り4LDK

50坪の平屋を建てるなら、100坪以上の土地を確保するのが理想です。

平屋はすべて部屋が同じフロアになるため、家族のつながりを感じやすく、家族のコミュニケーションも取りやすい設計になります。

平屋の特徴として、将来的な子どもたちが独立して使わなくなる部屋も出てくることがあるため、将来の用途も考えながら間を設計するのがおすすめです。

3階建ての間取り例

出典:ダイワハウス 建築実例
社名ダイワハウス
商品名Skye3
延床面積164.03㎡(49.61坪)
間取り3LDK

3階建ての住宅は、特に敷地が制限されている場合に有効な選択肢です。

限られた土地に効率的な建物を考えるため、1階にガレージや水回り(お風呂や洗面所)、2階LDK、3階に寝室や子ども部屋を配置することが一般的です。

3階建て住宅には北側斜線制限や道路斜線制限など様々な建築規制も多く関わるため、3階建て住宅の建築経験が豊富な住宅会社に依頼することが大切です。

おしゃれでカッコいい家の間取り例

ここまでは、スタンダードな間取り例を中心に紹介してきましたが、ここではおしゃれでカッコいいデザインや独自の個性が光る間取り例をご紹介します。

50坪の広さがあれば、ある程度のこだわったマイホーム建築が可能です。

いろいろなハウスメーカーや工務店のカタログを取り寄せて、家族で理想のマイホームを検討してみてください。

大屋根スタイルがカッコいい家

出典:クレバリーホーム 建築実例
社名クレバリーホーム
商品名CXシリーズ
延床面積170.50㎡(51.5坪)
間取り5LDK

大屋根スタイルにしたい場合は、最初の打ち合わせでその旨を伝えておくとスムーズです。

大屋根デザインを採用するには、間取りを工夫する必要があり、特に2階よりも1階の床面積が広い部分2階の間取りが向いています。

また、吹き抜けや屋根裏収納を取り入れることで、より立体的でおしゃれな空間を演出することもできます。

インナーガレージがある和モダンの平屋

出典:三交ホーム 建築実例
社名三交ホーム
商品名不明
延床面積170.41㎡(51.5坪)
間取り4LDK+インナーガレージ

50坪の広さがあると、平屋でも迫力のあるデザインが可能です。

雨風から守るだけでなく、趣味の空間としても活用できるため、機能的でありながらも魅力的な空間です。

また、収納や各部屋の配置もしっかりと計算されていて、実用性も高い間取りです。

おしゃれなコーナー窓が目をひく3階建ての家

出典:住友林業 建築実例
社名住友林業
商品名フリープラン
延床面積166.81㎡(50.4坪)
間取り3LDK

コーナー窓を上手に使うことで、外観にアクセントがつき、室内にも広がりを感じられるデザインです。

2階と3階のコーナー窓は、外観にスタイリッシュな印象をそばに、室内を開放的に見せます。

今後、3階キッチンの裏の広いスペースがどのように使われていますかのかが不明であり、トイレの配置にも問題があるかもしれません。

かわいい輸入住宅の店舗併用住宅

出典:セルコホーム 建築実例
社名セルコホーム
商品名THE・HOME
延床面積160.08㎡(48.4坪)
間取り3LDK+店舗

輸入住宅は個性的でかわいらしい外観が特徴で、店舗併用住宅にもよく合います。

この例は雑貨を扱う店舗ですが、パン屋やカフェなどにも適したデザインです。

屋根から突き出した3つのドーマーが独特の雰囲気を出しており、部屋の配置もそれを意識したものとなっております。

気になる点は、LDKに収納がないことでしょうか。

日常の風景を考慮して、収納スペースの追加を検討したら良いでしょう。

左右で別々を分けた2つの住宅の家

出典:住宅情報館 建築実例
社名住宅情報館
商品名不明
延床面積166.14㎡(50.2坪)
間取り3LDK+3LDK

この二世帯住宅は、限られた60坪の土地に50坪の建物を配置しており、親世帯と子世帯がしっかり分けられた設計です。

親世帯と子世帯の生活空間を色分けしてわかりやすくしていますが、黄色のほうが若干広さを感じるので子世帯なのではないでしょうか。

間取りで失敗しないための注意点

50坪の家づくりは、ゆとりのある広さで間取り自由度もありますが、どうしても失敗しやすいポイントもあります。

ここでは、計画の際に注意したいポイントについて詳しく解説します。

高級住宅街の建ぺい率に注意

建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合を示すもので、この数値に応じて建てられる建物の規模が決まります。

例、50坪の土地を購入した場合、建ぺい率が60%であれば、1階と2階合わせて最大60坪の家を建てることができます。

ただし、40%の地域では、同じ50坪の土地でも合計40坪の建物しか建てられません。

高級住宅街で家を建てる場合は、まずはその地域の建ぺい率を確認し、希望の広さが建てられるかどうかを事前にチェックしましょう。

収納スペースは分散する

50坪の家の場合、収納スペースは「分散収納」にするのがおすすめです。

広さに余裕があるため、必要な場所に収納を少しずつ配置すると、利便性がよく家事効率もアップします。

30坪前後の間取りでは、スペースの集中から収納をまとめがちですが、50坪ではこのような間取りは参考になりません。

キッチンや玄関、リビング、各居室などに適切な収納スペースを分散させ、使いやすさを考慮した配置にしましょう。

二世帯住宅は平屋も検討する

50坪あれば、平屋でも二世帯住宅を実現できます。

通常、二世帯住宅と言えば2階建てや3階建てが多いですが、広い敷地がある場合、平屋で完全分離型の二世帯住宅を建築することも可能です。

特に、母と同居を考える場合、平屋は将来的な負担を考慮して、2階建てと平屋のメリットを比較して検討してみましょう。

生活リズムや動線を意識する

50坪ほどの家では、5~7人程度の家族が快適に暮らせる広さです。

親子三世代での同居なども想定され、家族それぞれの生活リズムを考慮した間取りが重要です。

帰宅する人の動線や、朝のトイレの際に対応できる設備配置があると便利です。

プランに決めすぎず、家族の生活に合わせたプランを考えましょう。

よくある質問

50坪の注文住宅に関して、今回紹介しきれなかった部分や、ネットなどで良く質問されている内容などをまとめました。

ビルトインガレージや吹き抜けは坪数に入るのか?

50坪クラスの家では、ビルトインガレージや吹き抜けを取り入れることが増えますが、これらが「坪数」に含まれるかどうかは法規に関わる重要なポイントです。

  • 吹き抜け:基本的に床面積には含まれません。
  • ビルトインガレージ:延床面積の5分の1以内であれば、緩和措置として床面積から優遇されます。50坪の家であれば、10坪までのガレージが対象となります。

ただし、これは暫定法的な緩和です。建築会社によっては、見積り時に坪当たりとして考慮される場合があるため、契約前に確認が必要です。

50坪の平屋を建てるのに必要な土地の広さは?

平屋の場合、建ぺい率が60%であれば、50坪の建物には約84坪の土地が必要です。

84坪(土地)×60%(建ぺい率)=50.4坪

ただし、複数台の駐車場や庭、ウッドデッキを希望する場合は、100坪程度の広さがあるとゆとりをもって設計できます。

大きな家は固定資産税が高くなる?

出典:気になるマイホームの税金|細田建築

「家が40坪を超えると固定資産税が高くなる」という話がありますが、これは定期の規則ではありません。

この軽減措置は120㎡(約36坪)までが対象で、超過した部分は通常通りの優遇が適用されます。

例えば、50坪(約165㎡)の新築を建てて、本来の固定資産税が16万円だったとします。

120㎡分は2分の1に軽減されるので、「12万円→6万円」となります。

超過している40㎡分に関してはそのまま4万円の納税となるので、合計すると本来16万円の納税額が10万円に減額されます。

30坪の土地に50坪の家を建てることは可能か?

建ぺい率が60%の土地であれば、1階の床面積は最大18坪まで可能であり、18坪×3階で54坪の床面積を確保できます。

尚、建物の高さや構造に制限があるため、建築時の確認申請が必須です。

3階建ての家については「3階建て住宅の間取りや高さ規制について解説、後悔しないためのポイントは?」で解説しているので参考にしてください。

なぜ50坪の建売住宅は少ないのか?

建売住宅は30~40坪が一般的で、50坪の建売住宅は少ないのが現状です。

その理由として、建売業者が利益を最大化するために、最近広い敷地を複数の戸建てに分けて販売する傾向があるためです。

例えば、80坪の土地があれば、50坪の家1棟よりも30坪の家を2棟売る方が有利が見込めます。

このため、広い50坪クラスの建売住宅は希少とされています。

まとめ

今回は、50坪の注文住宅を建てる際の相場価格や間の例について詳しく解説しました。

50坪の家は間取り自由度が高いため、スキップフロアやファミリークローゼット、趣味の部屋なども取り入れやすくなります。

とはいえ、選択肢が多いため、何を優先するか決めることが大切です。

50坪の家づくりでは、目安として総費用3,500万~4,000万円が必要とされます。

納得できるマイホームを実現するために、カタログやお子様の情報収集をしっかり行い、自分たちにとって最適な間取りを見つけてください。

25坪の家だと狭い?予算と間取り例、2階建ての価格相場を解説

カテゴリー

25坪の注文住宅を検討される際、広さや予算について不安を抱える方も多いと思います。

今回は25坪の注文住宅に関する注意点や価格相場、人気の間取りについて解説していきます。

25坪の家がどれくらいの予算で建てられるのか、また人気メーカーのプランについてもご紹介していきます。

25坪の注文住宅の予算相場

注文住宅の費用は「本体工事価格」「付帯工事費」「諸経費」の3項目で構成されます。

これらを合計した金額が総費用となり、単に「坪単価×家の広さ(坪数)」だけでは収まらない点が特徴です。

総費用=本体工事価格+付帯工事費+諸経費

例として、坪単価が60万円の25坪の家であれば、以下の通りの試算になります。

坪単価60万円×25坪=1,500万円
付帯工事費 約300万円
諸経費   約150万円
総費用   1,500万+300万+150万=1,950万円

※なお、土地の購入が必要な場合は、別途予算に加える必要があります。

費用の内訳詳細

項目内容
本体工事費建物を建てるために直接的に必要な材料や施工費など

・基礎工事
・木工事
・内装
・足場など
付帯工事費建物に付帯(関連)した費用という意味

・地盤改良費
・ガス・水道・電気などの引き込み工事費
・駐車場や塀などの外構工事費のこと
諸経費工事以外でかかる費用という意味

・火災保険
・住宅ローン手数料
・登記費用
・土地購入時の仲介手数料など

次に、ローコストからミドルコスト、大手ハウスメーカー別に、25坪住宅の価格目安や特徴的なメーカーを紹介します。

どのハウスメーカーを選ぶかによって費用や坪単価、住宅のデザイン性や性能が異なるため、カタログを取り寄せ、各社の特徴をしっかり比較しながら検討するのが良いでしょう。

「LIFULL HOME’S 」などのポータルサイトを使うと、予算別のカタログを無料で取り寄せられます。

ローコストハウスメーカーで建てる25坪の家

ローコストメーカーでは、25坪の家の総費用は以下が目安です。

種類本体工事価格総費用の目安
平屋1,300万円1,690万円
部分2階※①1,250万円1,625万円
2階建て1,200万円1,560万円
3階建て1,375万円1,788万円
※①部分2階とは1階18坪・2階7坪のように、2階の床面積が小さい家のことです。

ローコスト住宅の坪単価は45〜55万円ほどで、25坪であれば1,700万円前後の予算を見ておくと良いでしょう。

※こちらの「30坪の家」の記事では、坪単価の目安を40~50万円と書きましたが、これは「小さな家ほど坪単価は上がる」という原則のためです。

なぜかというと、同じ1坪の中でも「設備などがある空間」と、「何もないただの部屋や廊下」では金額が異なるためです。狭い家ほど、「何もないただの部屋や廊下」の割合が少なくなるため、必然的に坪単価の目安は高くなると言うわけです。

では、ローコスト住宅のメーカーの中から人気が高い会社を数社紹介します。

アキュラホーム

出典:アキュラホーム
社名株式会社アキュラホーム
本社住所東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル34F 私書箱第72号
坪単価45万~60万円
工法木造軸組工法
ホームページhttps://www.aqura.co.jp/

建物のデザイン、性能、価格、アフターサービスに力を入れており、プロの職人によるコスト削減の工夫で、適正価格で質の高い住宅を提供します。

ロイヤルハウス

出典:ロイヤルハウス
社名ロイヤルハウス株式会社
本社住所愛知県名古屋市中区丸の内3丁目20番3号 BPRプレイス久屋大通 4階
坪単価38~50万程度
工法木造軸組工法
ホームページhttps://www.royal-house.co.jp/

全国110の工務店が加盟するフランチャイズで、上質な木造住宅を建てるネットワーク。

北海道から沖縄まで全国約110の工務店や住宅会社が加盟しており、家づくりの相談から、設計、施工、アフターサービスまで安心の地域密着サービスを提供しています。

グッドデザイン賞やキッズデザイン賞など、過去に多くの受賞実績もある会社なので、ローコスト住宅でありながら洗練されたお洒落なマイホームを建てることができます。

ジブンハウス

出典:ジブンハウス
社名JIBUN HAUS.株式会社
本社住所東京都港区西麻布2-20-16
坪単価35万~50万円
工法木造軸組工法
ホームページhttps://partner.jibunhouse.jp/

「スマホで家を買う」というコンセプトで、デザイン性が高く、セミオーダー方式で家をカスタマイズできるのが特徴です。

※ローコスト住宅に興味がある人は「ローコスト住宅で人気のハウスメーカーは?」で特集しているので参考にしてください。

ミドルコストメーカーで建てる25坪の家

ミドルコストのハウスメーカーの場合、25坪の家の総費用目安は以下の通りです。

種類本体工事価格総費用の目安
平屋1,700万円2,210万円
部分2階1,650万円2,145万円
2階建て1,625万円2,112万円
3階建て1,750万円2,275万円

今回はミドルコストと称して全国展開しているハウスメーカーを3社紹介しますが、地元に根付いて営業されている工務店や住宅会社などの費用相場も同じ価格帯です。

無印良品の家

出典:無印良品の家
社名株式会社 MUJI HOUSE
本社住所東京都豊島区東池袋4-26-3
坪単価60万円~80万円
工法木造軸組工法
オリコン満足度調査圏外
ホームページhttps://www.muji.net/ie/

無印良品が手掛ける住宅ブランドで、木材を自社工場で製造し、フランチャイズの工務店と提携して施工しています。

アイ工務店

出典:アイ工務店
社名株式会社 アイ工務店
本社住所大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-9-17 エトワール心斎橋9F
坪単価50万円~70万円
工法木造軸組工法
オリコン満足度調査圏外 ※高評価企業にはランクイン
ホームページhttps://www.ai-koumuten.co.jp/

全国に拠点があり、急成長している住宅会社。

アイ工務店は10年ほど前に設立された比較的歴史の浅い会社ですが、3年間の売上げ伸び率で業界1位になるなど急成長している新進気鋭の住宅会社です。

アイ工務店の展示場は全国に約140拠点あるので、東北から鹿児島まで広い地域で建てることができます。

サイエンスホーム

出典:サイエンスホーム
社名株式会社サイエンスホーム
本社住所静岡県浜松市中区萩丘3-1-10
坪単価55万円~70万円
工法木造軸組工法
オリコン満足度調査圏外
ホームページhttps://www.sciencehome.jp/

この室内の雰囲気を気にいって契約する人も少なくありません。

とくに柱や梁といった構造材を室内から見えるように組み上げる真壁工法はサイエンスホームの得意分野であり、他ではあまり見かけなくなっています。

大手ハウスメーカーで建てる25坪の家

大手ハウスメーカーの場合、25坪の家の総費用目安は以下の通りです。

種類本体工事価格総費用の目安
平屋2,125万円2,764万円
部分2階2,000万円2,600万円
2階建て1,925万円2,504万円
3階建て2,250万円2,925万円

大手メーカーの坪単価は75〜100万円で、積水ハウスや住友林業など、テレビCMなどでもよく目にする住宅会社などが該当します。

ヘーベルハウス

出典:ヘーベルハウス|旭化成ホームズ
社名旭化成ホームズ株式会社
本社住所東京都千代田区神田神保町一丁目105番地 神保町三井ビルディング
坪単価85万円~100万円
工法鉄骨系プレハブ、重量鉄骨
オリコン満足度調査2位(2022年)
ホームページhttps://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/index.html/

ロングライフ住宅を追求しており、60年以上住み続けられる耐久性を備えた鉄骨住宅を提供。

スウェーデンハウス

出典:スウェーデンハウス
社名株式会社スウェーデンハウス
本社住所東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー23階
坪単価80~100万円
工法木質系プレハブ
オリコン満足度調査1位(2022年)
ホームページhttps://www.swedenhouse.co.jp/

住宅の高い性能もさることながら、オリコン満足度調査では8年連続総合部門1位を獲得しており、今では日本全国にスウェーデンハウスを評価している人がいます。

ダイワハウス

出典:ダイワハウス
社名大和ハウス工業株式会社
本社住所大阪府大阪市北区梅田3-3-5
坪単価70万円~90万円
工法木造軸組、鉄骨系プレハブ、重量鉄骨
オリコン満足度調査9位(2021年)
ホームページhttps://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/index.html

快適な家をつくるための間取り見本

25坪の家といっても、2階建て、平屋、3階建てなどさまざまなタイプがあり、それぞれのメリットとデメリットを踏まえたプランニングが重要です。

ここでは、使いやすく人気の間取り例をタイプ別にご紹介し、それぞれの間取りの特徴やワンポイントアドバイスも添えていますので、理想の家づくりの参考にしてください。

各ハウスメーカーのカタログには豊富な間取り例が載っているため、時間があるときにじっくり比較し、イメージに近いものを探してみてください。

「LIFULL HOME’S 」などのポータルサイトでは、予算やデザインの条件に合わせたカタログも無料で取り寄せられますので、活用することをおすすめします。

2階建ての間取り例

出典:二階建て 25坪 3LDK 新築プラン 価格と間取り|アイパッソの家
社名シアーズホームグループ
商品名アイパッソの家
延床面積83.22㎡(25.17坪)
間取り3LDK

今回の間取りはLDKが17帖と広めで、2階には主寝室と2つの子ども部屋が設置され、コンパクトながらも効率的に配置されています。

ワンポイントアドバイス:玄関の隣にトイレがあり、2階にトイレがない点は使い勝手に影響を与えるかもしれません。家族やゲストが2階にいる際のトイレ利用が少し不便に感じることもあるため、トイレの配置は生活スタイルに合わせて検討するのが良いでしょう。

部分2階の間取り例

出典:【SUUMO】【平屋スタイル×FP工法|間取り図有】延床25坪でも広々!夫婦仲良く、コンパクトでも心豊かな暮らし
社名アイジーホーム
商品名FPの家
延床面積85.92㎡(25.9坪)
間取り2LDK

1階と2階の床面積が異なる「部分2階」の住宅です。

1階にLDK、2階に必要最低限の部屋を配置することで、リビングスペースを広く確保できるのが特徴です。

ワンポイントアドバイス:このプランは2人暮らし向けで、1階の生活空間を重視しているため、25坪でもゆったりとしたLDKを確保できています。2階が必要最小限のスペースであるため、LDKに居住時間が多い家族には快適です。間取りに生活動線を取り入れたレイアウトが理想の住まいを実現する鍵になります。

平屋の間取り例

出典:平屋|株式会社パパまるハウス
社名パパまるハウス
商品名Type平屋
延床面積81.98㎡(24.80坪)
間取り3LDK

最近は若い世代にも人気の平屋住宅。1フロアに生活スペースをまとめることで、家族が身近に感じられ、階段スペースが不要となるため、同じ25坪でも広めの居住空間を確保しやすいです。

ワンポイントアドバイス:こちらの3LDK平屋プランでは、LDKが18帖と広く取られていますが、その分各部屋の収納スペースが少ないのが気になります。収納が不足すると、居住スペースが圧迫されやすくなるため、必要に応じて小屋裏収納などの追加を検討するのも良いでしょう。

3階建ての間取り例

出典:パントリーのある家|ゼロホーム
社名ゼロホーム
商品名パントリーのある家
延床面積84.53㎡(25.57坪)
間取り3LDK

3階建て住宅では、1階に水回りや洗面スペース、2階にLDK、3階に各居室を配置するのが一般的です。

ワンポイントアドバイス:3階建ては各階の面積が限られるため、広々としたLDKを確保するのは難しく、LDKは14〜15帖が限界です。また、ビルトインガレージを検討する場合は床面積の計算から外せる場合もあるため、容積率に余裕を持たせた計画が大切です。

おしゃれでカッコいい家の間取り例

これまでオーソドックスな間取り例を紹介してきましたが、今回はデザイン性を重視した、おしゃれでカッコいい間取り例をいくつかご紹介します。

こうした間取りを検討する場合は、各ハウスメーカーのプランを比較し、得意なデザインを持つメーカーを見つけることがポイントです。

家づくりを始める際には、できるだけ多くのカタログを取り寄せ、自分の理想に近いプランを持つメーカーを見つけましょう。

薪ストーブがあるカワイイ輸入住宅

出典:【SUUMO】【1000万円台/20坪台/間取り】吹き抜けに伸びる薪ストーブで家中暖かい。自然を感じる輸入住宅
社名アーデンホーム
商品名ライフデュオ
延床面積84.45㎡(25.5坪)
間取り2LDK

1〜3人家族にぴったりの間取りです。

1階は広いLDKと薪ストーブを置ける土間玄関、大きなカバードポーチがあり、暖かみのある空間が魅力です。

2階には主寝室と来客用の部屋があり、玄関土間の上部には吹き抜けが広がり、開放感を感じられます。

ワンポイントアドバイス:1階の収納スペースが少なめなので、収納場所を確保するか、キッチンから洗面所へ抜ける回遊動線を取り入れるなどの工夫で使い勝手を改善すると良いでしょう。

大屋根がカッコいい1.5階建て住宅

出典:サイエンスホーム

印象的な大屋根が特徴的で、床面積は26坪とややコンパクトですが、リビング上部が吹き抜けになっているため開放感があります。

2階には広い小屋裏収納も備えており、空間を効率的に利用しています。

ワンポイントアドバイス:玄関を開けてすぐリビングが見える配置や、洗面所を通らないとトイレに行けない導線は、生活上の不便を感じる可能性があります。大屋根を生かしつつ収納や動線を改善できるよう、各部屋の配置をしっかり検討するのがおすすめです。

狭小地の店舗併用3階建て住宅

出典:【SUUMO】約15坪の狭小地に建てた3階建ての事務所兼住宅-アイダ設計
社名アイダ設計
商品名ブラーボスタイル
延床面積89.09㎡(26.9坪)
間取り2LDK+店舗(事務所)

土地面積15坪の狭小地に建てられた事務所兼用住宅です。

限られたスペースながら1階にゆったりした事務所を確保し、2階にはLDK、水回り、3階には主寝室と居住スペースを配しています。

ワンポイントアドバイス:狭小地の住宅では、居住空間や事務所などに優先順位をつけることが重要です。この間取りは事務所>寝室>LDKという優先順位が明確で、狭小地でも快適に暮らせる工夫が感じられます。

遊び心のある家

出典:【SUUMO】【間取図有】【子どもが遊べる】【1000~1500万円】リビングでボルダリングが楽しめるフル装備の家
社名富士住建
商品名完全フル装備の家
延床面積89.26㎡(27.0坪)
間取り3LDK

2階には珍しく和室が設けられ、さらに子ども部屋の上部には小屋裏収納が設置されています。

ワンポイントアドバイス:小屋裏収納にタラップハシゴで上がるタイプになっているため、使用頻度が下がりやすい可能性があります。収納へのアクセス方法に工夫を加えることで、より活用しやすい空間になるでしょう。

ひとり暮らしにおすすめのセンスのよい平屋

出典:【SUUMO】【24坪/夫婦/間取り図あり】ロースタイルリビングで憩う二人暮らしの平屋の家
社名ダイワハウス
商品名xevo Σ(ジーボシグマ)
延床面積80.32㎡(24.2坪)
間取り1LDK+ロフト

シンプルでゆったりしたワンルームスタイルの平屋。高い天井とロースタイルリビングにより開放感があり、生活空間がゆるやかに区切られています。

LDK、寝室、ロフトが一体感を持ってつながるレイアウトは、ひとり暮らしや二人暮らしにぴったりです。

ワンポイントアドバイス:収納スペースが奥側に設けられ、ロースタイルリビングを広く見せる工夫がされています。壁面を活用した収納や家具の配置によって、限られたスペースをおしゃれに効率的に使えるのがこのプランの魅力です。

間取りで失敗しないための注意点

ここでは、25坪の家を建てる際に失敗しがちなポイントについて解説します。

狭小住宅に近い25坪の住宅では、間取りや土地選びに特有の課題があるため、事前に注意点を把握しておくことが重要です。

奥行きが狭い横長の間取りに注意

出典:【SUUMO】間口とは?狭くても理想の家は建てられる?

奥行きが短い横長の土地は、駐車スペースを確保しにくく、間取りも制限されがちです。


奥行きの長さが9m以上あれば、隣地との距離を1.5m空けて建物奥行きを約5,460mm確保できますが、8mの奥行きでは4,550mm程度になり、間取りの配置が格段に難しくなります。

間口の広さは、横長・縦長の土地どちらにおいても重要なポイントです。

隣地との高低差に注意

出典:擁壁工事の必要な土地をあえて買う?それとも?|三井住友トラスト不動産

隣地との高低差がある土地は要注意です。崖条例により、隣地との高さが2m以上ある場合、建物を崖の壁から2倍の距離を離して建てなければならないとされている自治体が多いです。

例えば、隣地と2.5mの高低差がある場合は、建物を壁から5m以上離す必要があります。


こうした条例の制限を受けると、土地にマイホームを建てることが難しくなる場合があります。

よくある質問

25坪の注文住宅に関して、今回紹介しきれなかった部分や、ネットなどでよく質問されている内容などをまとめてみました。

ビルトインガレージは床面積に入る?

敷地に余裕がない場合、1階にビルトインガレージを設置するケースが多いです。

一般的に、延床面積の5分の1以下の広さまでであれば、ビルトインガレージは床面積に含まれません。

例えば、25坪の家ならば5坪までのビルトインガレージであれば床面積外となり、5坪を超えた分のみが床面積として計上されます。

しかし、住宅会社が見積もりを出す際には坪単価にビルトインガレージ分も含まれることが多いため、見積もりの際にしっかり確認することが大切です。

25坪の家で失敗しないためには?

狭小住宅ならではの斜線制限や道路斜線、日照制限などにも対応する知識が求められるため、経験豊富な担当者であれば的確なアドバイスをしてもらえるでしょう。

注意点などを詳しく知りたい人は、こちらの「狭小住宅に強いハウスメーカーは?」で特集しているのでぜひ参考にしてください。

まとめ

今回は、25坪の家を建てる際の価格相場や間取りの注意点を解説しました。

住宅会社や担当の営業マンの選定も、建築計画を成功させる鍵です。

25坪の狭小住宅の建築経験が豊富な住宅会社と担当者に依頼し、家づくりの成功に向けたサポートをしっかり受けることが失敗を防ぐポイントになります。

注文住宅5000万円台の間取り例と人気ハウスメーカー比較!土地抜き・込みでの違い

カテゴリー

注文住宅を建てる際、建築費や諸経費を含めた総予算が最も気になるポイントではないでしょうか。

今回は5,000万円台(5,000~5,999万円)の予算で建てる注文住宅について、注意点やコストを抑えるポイントを詳しく解説します。

豪華な家を建てられる一方で、余裕のある予算だからこそ、慎重に計画しなければ不要な設備まで購入してしまい、後悔することにもなりかねません。

ここでは5,000万円台の家づくりのポイントや間取りの注意点を見ていきましょう。

予算5000万円台で家を建てる際の費用と内訳

注文住宅の価格は主に以下の3項目で構成されています。

  • 建物本体工事費:柱や梁などの大工工事、屋根や基礎の躯体工事、オプション費用など
  • 付帯工事費:上下水道や電気・ガスの引き込み工事、駐車場のアスファルト舗装など
  • その他諸費用:住宅ローンの諸費用、火災保険や地震保険、登記費用など

※My House Paletteより画像引用

また、これらの項目について詳しくは「注文住宅2000万円台」で解説しているので、参考にしてください。

設計料に注意

大手ハウスメーカーでは通常、建物本体工事費に設計料が含まれています。

しかし、邸宅シリーズのように大きな家になると、ハウスメーカー専属のデザインチームや外部の建築家に設計を依頼することがあります。

こうした場合は設計料が別途かかる点に注意が必要です。

例えば、外部の建築家へ依頼する場合、設計料は本体工事費の10%程度が相場です。

建築費の内訳例(2階建ての場合)

坪単価80万円のハウスメーカーで50坪の家を建てると仮定した場合、工事費の総額は次のようになります。

建物本体工事費 50坪×80万円(坪単価)=4,000万円
付帯工事費用  800万円
その他諸費用  400万円
合計      5,200万円

各ハウスメーカーの坪単価の目安については、「ハウスメーカーの坪単価ランキング」を参考にしてください。

平屋の建築費は?

同じ50坪の家であっても、平屋と2階建てでは建築費に違いが出ます。

具体的に見てみましょう。

建物本体工事費 50坪×88万円(坪単価)=4,400万円
付帯工事費用  880万円
その他諸費用  440万円
合計      5,720万円

この例では、消費税まで含めると平屋は予算5,000万円台に収まらない可能性が高いです。

平屋が割高になる理由としては、基礎や屋根面積が広くなることが挙げられます。

そのため、平屋で50坪の建物を建てる場合、グレードを下げるか規模を縮小しないと予算オーバーになりやすいので注意が必要です。

出典:無添加あいの家

坪単価は建物が大きくなるほど安くなる

同じハウスメーカーで「30坪の家」と「50坪の家」を建てる場合、坪単価には差が出ます。

建物が大きくなると坪単価が安くなる理由は、お風呂やシステムキッチンなど、住宅設備は坪数に関係なく同じく1か所分だけだからです。

水まわりの設備は建築費用の負担割合が大きいため、30坪よりも50坪の方が建物1坪あたりの単価が割安になります。

こうした理由から、坪単価がもとから安いハウスメーカーを選ぶと、予算内でより広い家を建てることができる可能性が高まります。

5,000万円台の注文住宅では、選ぶハウスメーカーや建物の設計次第で建築費に大きな幅が出るため、しっかりと計画しながら進めていくことが大切です。

5000万円台の家の間取り例(平屋・2階建て)

5,000万円~5,999万円の予算がある場合、50坪を超える家を検討する方が多いでしょう。

ローコスト住宅であれば80坪を超えるような大規模住宅も可能ですし、二世帯住宅や三階建て住宅も選択肢に含まれます。

ここでは、坪数ごとに異なる間取り例と、その特徴や注意点について詳しく解説します。

ハウスメーカーが提供する無料カタログを活用し、さまざまな間取りを見比べるのがおすすめです。

LIFULL HOME’Sなどのポータルサイトでは、予算に合わせたカタログが無料で取り寄せられるので、上手に活用してみましょう。

50坪~60坪の二階建て

出典:トヨタホーム 
ハウスメーカートヨタホーム
延床面積173.89㎡(52.6坪)
1階床面積98.17㎡(29.7坪)
2階床面積75.72㎡(22.9坪)

1階には約30坪の広々としたLDKがあり、水まわりもこの階に集約されています。

玄関近くにファミリークローゼットが設けられており、帰宅後すぐに上着を脱いで収納できるのでウイルス対策にも役立つでしょう。

トヨタホームのユニット工法ならではの開放的な空間も魅力です。

階段を家の中心に配置することで廊下を最小限に抑え、部屋の配置も効率的になっています。

ただし、リビングの西側にある収納スペースはやや過剰かもしれません。

50坪~60坪の平屋

出典:SUUMO
ハウスメーカー積水ハウス
延床面積167.75㎡(50.7坪)

この平屋はH型の間取りを採用し、土地の広さを最大限に活かしています。

特に、広い日本庭園を中心にして家の南北両方に庭を配置し、リビングから景観を楽しめるように設計されています。

間取りで気になる点を挙げるとすれば、主寝室とバスルームが隣接している点です。

ただし、積水ハウスの施工であれば防音対策は万全と考えられます。

このような高品質な施工を期待できる大手メーカーではありますが、真似をする際は適切な土地と予算を確保することが大切です。

60坪以上の二階建て

出典:住友林業の家
ハウスメーカー住友林業
延床面積210.05㎡(63.53坪)
1階床面積109.65㎡(33.16坪)
2階床面積100.40㎡(30.37坪)

道路側からの視線を考慮し、1階部分を奥に配置、ウッドデッキや木調の格子で視界を遮っています。

2階にも余分なホールが設けられているため、スペースを有効活用できたかどうかは再検討の余地があります。

60坪以上の平屋

出典:ダイワハウス
ハウスメーカーダイワハウス
延床面積204.66㎡

重厚感のある寄棟のいぶし瓦屋根が特徴的で、建物全体が日本庭園と芝生庭に囲まれています。

リビングからも和室からも庭が望め、二間続きの和室は親戚が集まる際に便利な設計です。

キッチンから見た場合、収納スペースがやや不足しているように感じますが、これは景観を優先した結果と言えそうです。

高齢者が同居する場合は、建物へのアクセスをスロープにするなどの工夫も考慮した方が良いでしょう。

二世帯住宅

出典:SUUMO
ハウスメーカーアエラホーム
延床面積203.64㎡(61.6坪)
1階床面積不明
2階床面積不明

1階は親世帯、2階が子世帯の完全分離型の間取りです。

親世帯には広々としたLDKもあり、ゆったりと過ごせる設計です。

ただし、寝室とトイレが離れているため、高齢の方にはやや不便かもしれません。

子世帯には小屋裏収納があり、LDKを広々と確保できる設計になっています。

1階と2階にそれぞれ階段があるため、気密性が心配ですが、設計段階での配慮が重要です。

三階建て住宅

出典:旭化成ヘーベルハウス
ハウスメーカー旭化成ヘーベルハウス
延床面積208.83㎡(63.1坪)
1階床面積74.98㎡(22.68坪)
2階床面積68.88㎡(20.83坪)
3階床面積64.97㎡(19.65坪)

ヘーベルハウスの三階建てで二世帯住宅の間取りです。

1階と3階にそれぞれLDKが配置され、2階は共有のランドリールームとして使用されています。

子どもが成長しても2階を活用できるように、将来的な間取りの変化も考えられた設計になっています。

断熱材の厚みを増やすなど、防音対策を検討した方が良いでしょう。

建築費用を抑えるためのポイントは?

建築費が高いからといって必ずしも良い家が建つわけではありません。

注文住宅には、試行錯誤によってコストを抑える自由があるため、予算に応じた工夫で理想的な家づくりが可能です。

ここでは、建築費用を抑えるためのポイントについて詳しく解説していきます。

建築事務所に相談する

大手ハウスメーカーの坪単価には、テレビCMや展示場の維持費、従業員の人件費などが含まれています。

仮に坪単価に10万円ほどの広告費や人件費が上乗せされているとすれば、50坪など大きな家を建てる場合、その分だけ施主側の負担も増えます。

そのような場合、建築士の設計料を支払ってでも建築事務所や地元工務店に依頼することで、結果的に建築費を抑えられる可能性があります。

大手ハウスメーカーだけに相談するのではなく、地元工務店や建築事務所にも見積もりを依頼してみるのがおすすめです。

不必要なスペースを作らない

家が大きくなると、つい不要なスペースを作りがちです。

住宅会社の営業担当者も、少しでも魅力的な間取りに見せるため、施主が特に希望していない設備やデザインを追加して提案することがあります。

例えば、以下のような提案があるでしょう。

  • 玄関部分の吹き抜け
  • スキップフロアとその下の収納
  • 回遊動線の間取りで家事効率を高める設計
  • ランドリースペースや家事室の追加
  • ゲストルームの設置

これらの設備や間取りは、生活を便利にしてくれる一方で建築費が増加する要因にもなります。

追加で提案された設備は、最初のプランから外れていることが多いため、必要かどうか慎重に検討し、削れる部分は節約しましょう。

土地の予算を抑える

建築費全体を抑えるためにまず考えたいのが、土地購入にかかる費用の削減です。

大きな家を建てるには当然広い土地が必要ですが、希望のエリア内で広大な土地を購入することは費用がかさみがちです。

例えば、2階建てで計画していた家を3階建てに変更すると、より小さな敷地でも同じ居住面積を確保できます。

3階建てにすることで建築費がやや高くなる可能性はありますが、土地購入費を大幅に抑えられるため、総予算を減らせる可能性が高くなります。

メンテナンス費用を抑える

建築時だけでなく、住み始めてからのメンテナンス費用を抑えるための工夫も、長期的には重要です。

特に、面積が大きい家の場合、屋根や外壁の塗り替え費用が高額になることがあります。

例えば、再塗装の必要が少ないタイル外壁を採用することや、陸屋根のように葺き替えや再塗装が不要な屋根にしておくことで、将来的なメンテナンス費用を大幅に抑えられます。

また、長寿命の建材を選ぶことで、維持費の低減を目指すことも検討しましょう。

初期の建築費用はやや高くなりますが、将来の出費を見据えた計画を立てることで、トータルコストを抑えることができるでしょう。

5000万円台で注文住宅が可能なハウスメーカー

5,000万円台の予算があると、大手を含むほぼすべてのハウスメーカーで理想のマイホームが現実になります。

積水ハウスやダイワハウスなどの大手のほか、建築費が高いことで知られるヘーベルハウスや三井ホームといった高級ハウスメーカーも選択肢に入ります。

もし100万円を超える場合は、建物の大きさや仕様を調整するなどで予算に合わせる工夫が必要です。

まずは、各メーカーのカタログを取り寄せ、理想の住まいに近い間取りや仕様を見比べてみましょう。

積水ハウス

日本を代表する大手ハウスメーカーであり、知名度・実績共に業界トップです。

個人住宅としては軽量鉄骨が主力ですが、木造住宅や重量鉄骨の商品も提供しているため、好みや土地の条件に応じた構造を選ぶことが可能です。

積水ハウスの強み

5,000万円あれば、積水ハウスで40坪~45坪の家を建てられるでしょう。

最近は3~4人家族で35~40坪の家が主流ですので、広さを抑えて高い性能やデザイン性にこだわるのも一つの方法です。

積水ハウスの弱み

気密性や断熱性がやや劣ると指摘されることがあり、高断熱・高気密仕様を求める場合はオプション追加で性能を高めることも検討したいです。

ZEH仕様を取り入れれば、40坪程度の高性能住宅が可能です。

積水ハウス公式サイト

ダイワハウス

ダイワハウスは日本で初めてプレハブ住宅を導入したハウスメーカーとして知られ、鉄骨住宅が主力です。

軽量鉄骨がメインですが、木造住宅や重量鉄骨も展開しています。

ダイワハウスの強み

天井が高い空間設計が特徴で、標準仕様で2m72㎝の天井高を確保しています。

また、店舗併用住宅や賃貸併用住宅に強いのも特長で、土地探しからローンまでサポートしてくれます。

ダイワハウスの弱み

軽量鉄骨が主力であることから、気密性や断熱性にやや不安がある点です。

ダイワハウス公式サイト

住友林業

木造住宅で長年1位のシェアを誇り、国内外で豊富な森林資源を持つため、多様な樹種が選べるのが特徴です。

住友林業の強み

大空間・大開口を実現する「ビッグフレーム構法」が採用され、間取りの自由度が高いです。

また、木材に強みがあり、多様な樹種から選べるため、こだわりの素材で家づくりをしたい方にはおすすめです。

住友林業の弱み

建築費が高額なことと、間取り作成が有料である点です。

一般的には無料で提供されることの多い間取り作成が5万円の費用を要するため、慎重に比較検討する際にはハードルになるかもしれません。

住友林業公式サイト

三菱地所ホーム

三菱地所ホームは木造の「ツーバイネクスト構法」と木造+鉄骨の「フラットマスティンバー構法」の2つを展開。

全館空調システム「エアロテック」が標準仕様で導入されており、部屋ごとに温度設定が可能です。

三菱地所ホームの強み

全館空調「エアロテック」により、家全体の温度をコントロールでき、冷暖房費も削減できます。

また、狭小地や変形地での家づくりが得意で、設計力が高く、さまざまな土地条件にも柔軟に対応しています。

三菱地所ホームの弱み

建築可能地域が関東や関西の一部に限られている点です。

また、商品により坪単価が大きく変動し、プレミアム住宅だと坪単価が100万円を超えることもあるため、予算を考慮した住宅選びが必要です。

三菱地所ホーム公式サイト

トヨタホーム

トヨタの住宅事業であり、鉄骨を使用した耐火・耐震性の高い家づくりを提供しています。

工場生産が主体の「ユニット工法」で、工期が短く、品質管理も徹底されています。

トヨタホームの強み

工期の短縮が可能で、全体の8割を工場生産するため、天候に左右されにくく、45日で完成するケースもあります。

50坪以上の家も予算内で可能で、災害に強い家づくりも魅力です。

トヨタホームの弱み

施工エリアが限られており、対応地域が全国31都道府県にとどまります。

工場生産であるため、途中の仕様変更が難しい点もデメリットです。慎重にプランを練りたい方には不向きな面があります。

トヨタホーム公式サイト

三井ホーム

大手の中で最も坪単価が高く、特にプレミアム商品が多いです。

お医者さんなどの施主が多く、富裕層向けの高級住宅を提供しています。

三井ホームの強み

独自の2×6構法による「プレミアム・モノコック工法」により、耐震性や断熱性が優れています。

外観・内装のデザインも高く評価され、予算が許せば魅力的な選択肢です。

三井ホームの弱み

価格が割高で、施工は下請け業者が担当するため、設計通りに仕上がるかに不安を感じる場合もあります。

大規模住宅に対応しづらい点も考慮が必要です。

三井ホーム公式サイト

アーネストアーキテクツ

高級注文住宅を専門とし、設計からCGによるプレゼンテーションまでを行う独自性の高いメーカーです。

アーネストアーキテクツの強み

コンピューターグラフィックス(CG)を使った間取りの視覚化や、2人の設計士が別々にプランニングを行う「二段階設計」など、高いデザイン性と発想力を活かした提案が得意です。

アーネストアーキテクツの弱み

価格が割高で、施主の要望が通りにくいという声もあり、デザインの調整が難しいことも。

設計士との相性を慎重に見極め、理想の住宅に近づけるよう打ち合わせを重ねることが大切です。

アーネストアーキテクツ公式サイト

土地代込みの5000万円でどんな家が建てられるか

ここまでは「家の建築費用」のみを前提に、5,000万円台でのマイホーム作りを検討してきましたが、ここからは土地代も含めた5,000万円台での家づくりについて考えていきます。

具体的な例を挙げながら、建築費と土地代のバランスをどのように保つかを見ていきましょう。

土地込み5,000万円台の参考例①:積水ハウスでのシミュレーション

まずは、大手ハウスメーカーの積水ハウスを例に検討してみます。

積水ハウスの平均的な坪単価は75万円程度ですが、この場合、建物の大きさや仕様を調整しながら、土地代を予算内に収めることが必要です。

試算例 建物の面積を40坪とした場合、以下のように計算されます。

建物工事費 40坪×75万円=3,000万円
付帯工事費 3,000万円×20%=600万円
諸費用   3,000万円×10%=300万円
合計    3,900万円

この試算から、土地購入に使える予算は残り約1,750万円となります。

土地購入には消費税はかかりませんが、別途仲介手数料や登記費用などの諸経費が必要です。

仮に、以下のような内訳で土地購入費用を見積もります。

土地代 1,500万円
仲介料 56万円
諸経費 30万円

土地込み5,000万円台の参考例②:プレミアム住宅の場合

次に、坪単価が100万円程度のプレミアム住宅を想定してみましょう。

高級仕様やこだわりのデザインを施す場合、このようなプレミアム住宅も魅力的です。

試算例 建物の面積を30坪とした場合、以下のようになります。

建物工事費 30坪×100万円=3,000万円
付帯工事費 3,000万円×20%=600万円
諸費用   3,000万円×10%=300万円
合計    3,900万円

この試算では、1,500万円程度が土地に充てられる金額です。

しかし、プレミアム住宅で30坪はコンパクトな印象になるかもしれません。

40坪に増やすと土地代に回せる費用は約400万円ほどに減ってしまうため、プレミアム住宅で土地込み5,000万円台の予算に収めるには厳しい状況です。

まとめ

予算5,000万円台での家づくりでは、以下のポイントに注意しましょう。

  • 5,000万円台の予算があれば、積水ハウスやダイワハウスなど大手ハウスメーカーで40坪~45坪の家を建てられます。ローコスト住宅を選べば、70坪以上の大きな家も建築可能です。
  • 建物が大きくなると間取りに無駄なスペースが発生しがちで、余分な設備や部屋を作りかねません。不要なスペースを削減することで建築費を大幅に抑えられます。
  • 土地から購入する場合、40坪の家を希望するなら、土地代を1,500万円以内に抑えるのが理想的です。土地代が1,500万円を超える場合は、建物の面積を調整するか、ローコスト住宅を検討しても良いでしょう。

以上のように、5,000万円台の予算があれば、様々なハウスメーカーや間取りの選択肢が広がります。

まずは各ハウスメーカーのカタログを取り寄せ、理想の間取りや仕様を確認しながら慎重に計画を進めましょう。

注文住宅4000万円台の間取り例(土地抜き、込み)人気ハウスメーカーを比較

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4,000万円~4,999万円の予算があれば、さまざまなハウスメーカーで理想のマイホームを建てることができます。

ただし、積水ハウスや三井ホームなどの高級シリーズに該当する「邸宅シリーズ」を選ぶ場合は注意が必要です。

これらのシリーズでは坪単価が100万円を超えることがあるため、予算内に収めるためには建物の大きさを慎重に計画することが求められます。

今回は、4,000万円台の家づくりについて、間取りや予算の内訳をわかりやすく解説していきます。

ぜひ、参考にしてください。

予算4,000万円台で家を建てる際の費用と内訳

注文住宅の価格は、主に次の3項目で構成されています。

費用の種類主な内容
建物本体工事費 柱や梁などの大工工事、屋根や基礎の躯体工事、オプション費用など
付帯工事費 上下水道や電気・ガスの引き込み工事、駐車場のアスファルト舗装など
その他諸費用 住宅ローン関連の諸費用、火災・地震保険、登記費用など

※My House Paletteより画像引用

建築費の割合としては、建物本体工事費が全体の7割を占め、付帯工事費が2割、その他諸費用が1割というのが一般的です。

各項目の内容については、以前に書いた「注文住宅2000万円台の家」にも詳細を記載していますので、興味がある方は参考にしてください。

また、原則として建物が大きくなると土地も広くなるため、塀やフェンスなどの外構工事や地盤改良の面積も増えます。これに伴い、付帯工事費も比例して増加していく点を押さえておきましょう。

建築費の総額はどれくらい?

例えば、坪単価70万円のハウスメーカーで45坪の家を建てる場合、工事費の総額を目安として計算してみましょう。

  • 建物本体工事費:45坪 × 70万円(坪単価)= 3,150万円
  • 付帯工事費用:630万円
  • その他諸費用:315万円

さらに、建物本体工事費には消費税も別途かかりますので、総額は4,500万円程度になると見込んでおくと良いでしょう。

※各ハウスメーカーの最新の坪単価については「ハウスメーカーの坪単価ランキング」でまとめているので参考にしてください。

平屋の建築費は?

近年は若い世代の間でも、平屋住宅を希望する人が増えています。

多くの人は、平屋よりも二階建ての方が高額になると考えがちですが、実際には同じ坪数であれば平屋の方が10%ほど建築費が高くなります。

具体的には、以下のような費用がかかると仮定します。

  • 建物本体工事費:45坪 × 77万円(坪単価)= 3,465万円
  • 付帯工事費用:693万円
  • その他諸費用:346万円

上記の合計は約4,504万円となり、消費税も加えると予算4,000万円台でぎりぎりの範囲に収まります。

平屋が割高になる理由とは?

平屋住宅が割高になる理由の一つは、基礎や屋根の面積が広くなるためです。

どうして平屋は割高なのか?

つまり、同じ予算内で家を建てようとする場合、平屋では坪数が限られてしまうことが多くなります。

また、建物面積が広くなると、建てるために必要な土地面積も広くなりますので、土地購入にかかる費用も考慮する必要があります。

平屋住宅を計画する際は、このようなコスト面の違いを十分に理解し、土地や予算のバランスを検討しましょう。

4000万円台の家の間取り例(平屋・2階建て)

4,000万円~4,999万円の予算があれば、家の大きさとして40坪から50坪程度を想定する方が多いのではないでしょうか。

ここでは、坪数ごとの間取り例をいくつか紹介し、それぞれの注意点なども解説します。

間取りの参考として、各ハウスメーカーのカタログにはさまざまな事例が掲載されています。

工務店を選ぶかハウスメーカーを選ぶかでも間取りは変わってくるので、最初は細かい条件をつけず、幅広い会社のカタログを取り寄せるのが良いでしょう。

カタログは「LIFULL HOME’S」などのポータルサイトから無料で取り寄せられるため、予算に合わせたカタログを活用してみましょう。

40坪~45坪の二階建て住宅の例:ヘーベルハウス「CUBIC」

ヘーベルハウス:CUBIC
ハウスメーカー旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
延床面積 137.75㎡(41.6坪)
1階床面積不明
2階床面積不明

旭化成ホームズのヘーベルハウスは、高品質で知られるメーカーの一つで、坪単価は90万円と高めです。

この例の41坪の家の場合、建物本体だけで3,700万円、付帯工事や諸費用を加えると総工費は4,500万円を超える見込みです。

間取りの特徴として、1階には26.9畳の広々としたLDKがあり、軽量鉄骨と重量鉄骨の構造を採用することで、構造柱がなく、開放的な空間を実現しています。

浴室や洗面室は2階に設置されており、1階のリビング空間を広く保つ工夫がされています。

また、陸屋根で屋上スペースも設けられているため、屋上でのプール遊びやBBQ、ガーデニングなども楽しめる設計です。

40坪~45坪の平屋住宅の例:セキスイハイム「グランツーユー平屋」

セキスイハイム:グランツーユー平屋
ハウスメーカーセキスイハイム
延床面積 138.52m²(41.9坪)

こちらは42坪の広さを持つ4LDKの平屋住宅です。一般的な4LDKの分譲マンションの広さが90㎡ほどであるのに対し、この住宅は138㎡あり、50㎡以上広いため、ゆったりとした住空間が魅力です。

セキスイハイムはユニット工法が有名ですが、この「グランツーユーシリーズ」は木質系の住宅商品で、木の温もりを感じられます。

間取りで気になるポイントはトイレの位置です。

玄関から和室を囲むように土間が通路になっており、トイレもその土間沿いに配置されています。

このため、リビングや寝室から離れている分、音を気にせずに利用できるのが利点です。

また、玄関から土間を通って洗面脱衣所やLDKにアクセスできるため、帰宅後すぐに手洗いや着替えができる便利な動線になっています。

45坪~50坪の二階建て住宅の例:パナソニックホームズ

パナソニックホームズ:建築実例
ハウスメーカーパナソニックホームズ
延床面積 158.52㎡(47.94坪)
1階床面積77.97㎡(23.58坪)
2階床面積80.55㎡(24.36坪)

間取りで注目したいポイントは2点あります。

まず、敷地面積が57坪程度と限られており、建物の面積に対して広さが不十分なため、二階部分を1階よりも広くする「オーバーハング」構造が採用されています。

もう一つのポイントは、一階と二階をつなぐ大きな吹き抜けがあることです。これにより家族間の一体感が強まります。

2階の子ども部屋の収納については、2つの部屋で1つのクローゼットを共有できるようにすると、将来的に部屋を広く使えるかもしれません。

子どもが独立した後も使いやすい間取りを考慮することで、長く快適に暮らせる住宅になります。

45坪~50坪の平屋住宅の例:イデアホーム

SUMMO:イデアホーム -益田建設-
ハウスメーカーイデアホーム
延床面積156.92m2(47.4坪)

47坪の平屋で、二世帯住宅仕様の間取りになっています。

親世帯が1LDK+タタミスペース+趣味部屋、子世帯が3LDKという設計です。

親世帯のLDKは子世帯よりも少し小さく、子世帯の方には広いランドリースペースが設けられているなど、各世帯のライフスタイルをよく考慮しています。

気になる点としては、窓の大きさと数です。

高気密高断熱化の住宅では、窓を小さくしたり、窓の数を減らすことが推奨されますが、こちらの間取りでは大きめの窓が多いため、断熱性に少し不安が残るかもしれません。

イデアホームの坪単価は約60万円ですが、平屋のため65万円と想定し、付帯工事や諸費用を加えると総額は4,000万円台半ばとなります。

50坪以上の平屋住宅の例:ダイワハウス「xevoΣ平屋暮らし」

ダイワハウス:xevoΣ平屋暮らし
ハウスメーカーダイワハウス
延床面積165.34m2(50.0坪)

天井の高さを最大4m60cmにし、広がりを感じるLDKを設けた50坪の平屋住宅です。

ロースタイルリビング(ダウンフロア)を採用し、開放感とともに段差部分に収納スペースを活用する工夫がされています。

このロースタイルリビングには追加費用が発生するため、オプションとして40万円程度が必要です。

間取りでは、将来的に家族が独立しても対応できるよう、部屋の仕切りを変更できる設計が特徴的です。

二世帯住宅の例:セキスイハイム「パルフェ」

セキスイハイム:パルフェ
ハウスメーカーセキスイハイム
延床面積179.16㎡(54.19坪)
1階床面積106.52㎡(32.22坪)
2階床面積72.64㎡(21.97坪)

この住宅は、1階と2階にLDKがある半共有型の二世帯住宅で、玄関が1つですが、1階を親世帯、2階を子世帯が使用する設計です。

玄関には収納スペースも確保されており、家族全員が利用する1階のキッチンも大きく設計されています。

また、子世帯の部屋はLDKを経由せずに各部屋に入れるため、プライバシーと家族のつながりのバランスが取られています。

間取りの改善点としては、2階に簡単な洗面台を設置することで、さらに使いやすくなるでしょう。

三階建て住宅の例:タマホーム「木望の家」

タマホーム:木望の家
ハウスメーカータマホーム
延床面積234.75㎡ (71.01坪)
1階床面積94.81㎡ (28.68坪)
2階床面積84.46㎡ (25.54坪)
3階床面積55.48㎡ (16.78坪)

ローコスト住宅の3階建て住宅で、1階が親世帯、2階と3階が子世帯の生活空間になっています。

実際に予算4,000万円台で収まるのでしょうか?

建物本体工事費 71坪×45万円(坪単価)=3,195万円
付帯工事費 640万円
その他諸費用 320万円
合計4,155万円

消費税まで考えても4,600万円には収まりそうな計算です。

もちろん大手ハウスメーカーで同じ大きさの3階建て住宅を建てようと思ったら、楽に予算4,000万円台は超えてしまうことでしょう。

ビルトインガレージが1階にあるため、親世帯のスペースはやや限られています。

各階の動線を考慮すると、2階の洗面室と浴室の配置を左右逆にすると使いやすくなるでしょう。

建築費用を抑えるためのポイント

ここでは、建築費用を抑えるためのさまざまなポイントについて詳しく解説します。

注文住宅の予算を抑えたい方にとって、ぜひ参考にしていただければと思います。

土地は形の良い整形地を選ぶ

例えば、50坪の二世帯住宅を計画する際には、80~100坪程度の土地が理想ですが、立地の良い場所でその広さの整形地を見つけるのは容易ではありません。

そのため、少し形が悪くても広めの土地であれば購入してしまう人も多いですが、土地の形が複雑だと、それに合わせて建物の形も複雑になりがちです。

形の良い土地選びが、シンプルでコストを抑えた建物づくりへの第一歩です。

注文住宅の達人から引用

二世帯住宅を建てる際の節約術

予算が4,000万円前後の方で二世帯住宅を考える方も多いのではないでしょうか。

二世帯住宅には大きく3つのタイプがあり、選ぶタイプによって建築費が異なります。

  1. 完全分離型
    玄関も別々で、お風呂やキッチンもそれぞれ設置されているタイプです。一つの屋根の下に二つの住居がある形なので、実際の建築費も2軒分のコストに近くなる場合が多いです。
  2. 一部共有型
    1階と2階にLDKがそれぞれありつつも、お風呂など一部の設備は共有しているタイプです。このタイプは設備を一部共有する分、完全分離型よりも建築費が抑えられます。
  3. 同居型
    LDKやお風呂もすべて親世帯と子世帯で共有するタイプです。厳密には二世帯住宅というより、親と同居している形になりますが、最もコストを抑えやすいのが特徴です。

完全分離型を計画している場合でも、一部共有型に妥協するだけで、建築費を100万円単位で抑えられるケースもあります。

自分たちの計画する二世帯住宅で、妥協できる点がないか改めて検討するのも一つの方法です。

※二世帯住宅については、「二世帯住宅で失敗しないための間取り例と予算計画について」で詳しく解説しているので、興味がある方は参考にしてください。

細かな節約を積み重ねる

小さな節約を積み重ねることも、建築費を抑えるためには大切です。

以下にいくつかの節約ポイントを挙げますので、計画の参考にしてください。

  • 室内の壁やドアは必要最低限にする
    建物内のドアを1つ減らすだけで、約3万円~5万円のコスト削減が可能です。
  • リビング階段を採用する
    廊下の面積を抑えられるため、建物全体のコスト削減につながります。
  • ダウンライトよりシーリングライトを選ぶ
    ダウンライトは設置工事が増えるため、シーリングライトの方がコストパフォーマンスが高くなります。
  • 水まわりは各階同じ位置に配置する
    上下のフロアで水まわりを同じ位置にすることで、配管の工事費用を削減できます。
  • 広すぎるベランダは作らない
    ベランダの面積を抑えることで、防水工事や仕上げ工事の費用を節約できます。

家づくりの中で、どのような節約方法があるかを知っておくと、予算の中でより満足度の高い住まいが実現できるでしょう。

4000万円台で注文住宅が建てられるハウスメーカー

4,000万円台の予算があれば、大手ハウスメーカーを含め、幅広い選択肢からハウスメーカーを選ぶことができます。

この予算であれば、家の広さや仕様のグレードによって多彩なプランを検討できるため、家づくりをじっくりと吟味することが大切です。

ただし、ハウスメーカーごとに特有のプランやオプションもあるため、先入観だけで決めずにカタログを取り寄せて比較することをおすすめします。

ここでは、代表的なハウスメーカーとその特徴、費用感などをご紹介しますが、LIFULL HOME’Sなどのポータルサイトを使えば、気になるメーカーのカタログを無料で比較検討できます。

旭化成ヘーベルハウス


旭化成ホームズの「ヘーベルハウス」は、重量鉄骨を得意とする大手ハウスメーカーです。

ただし、重量鉄骨で建てる場合、坪単価が100万円を超えるケースもあるため、4,000万円台の予算では家の規模やプランに制限が出る可能性があります。

軽量鉄骨であれば40~45坪の建物も予算内に収めやすいでしょう。

強み
ヘーベルハウスの強みは、外壁や構造に用いられる「ALCパネル」です。ALCは軽くて強度があり、耐震性や耐火性が高いコンクリート素材で、経年劣化が少ないのも特徴です。さらに、初期保証が30年で、有償で最大60年まで延長できるため、長期にわたり安心して暮らせます。

弱み
ヘーベルハウスは坪単価が高く、4,000万円台の予算では希望の広さを確保しにくいこともあります。また、ALC以外の外壁材を選ぶことができず、外観がほかのヘーベルハウスと似てしまう傾向もあるため、個性を重視する方にとってはデメリットとなるかもしれません。

※各ハウスメーカーの最新の坪単価については「ハウスメーカーの坪単価ランキング」でまとめているので参考にしてください。

旭化成ヘーベルハウス公式サイト

セキスイハイム

ユニット工法を採用し、工場で生産したユニットを現場で組み立てるため、品質が安定し、工期が短縮されるのも特徴です。

坪単価は70万円前後で、4,000万円台で45坪~50坪の建物が検討でき、二世帯住宅や三階建ても対応可能です。

強み
ユニット工法により、雨風を避けて製造できるため、部材や設備の劣化が少なく、高い耐久性が期待できます。耐震性も標準仕様で耐震等級3(最高等級)をクリアしており、安心の住まいが提供されます。

弱み
ユニット工法は設計の自由度が制限されるため、間取りやプランが限定的になる場合があります。リフォームも木造住宅のように柔軟には行えません。オプションを追加すると坪単価が高くなるため、予算オーバーのリスクがあることにも注意が必要です。

セキスイハイム公式サイト

パナソニックホームズ


パナソニックホームズは、鉄骨構造を中心に、住宅設備もパナソニック製が標準仕様となっているため、設備の信頼性やIoT対応のスマートハウスを求める方に人気があります。

災害に強い住宅が特徴で、全館空調「エアロハス」も開発されており、快適な住環境を提供します。

強み
「エアロハス」は快適な温度管理と省エネ性に優れ、季節に関わらず室内の快適性を保てます。また、初期保証35年と保証内容も充実しており、万が一の地震への保証も備わっているため、安心して暮らせる住まいです。

弱み
設備がパナソニック製に限定され、他社製品を希望する場合はオプション扱いで割高になります。また、木造住宅は首都圏限定の「artim(アーティム)」のみの提供で、一般的な木造住宅を希望する方には不向きです。

パナソニックホームズ公式サイト

スウェーデンハウス


スウェーデンハウスは高気密・高断熱の住宅が特長で、北海道発の輸入住宅会社です。

特に断熱性能が高く、日本全国で寒暖差に対応した快適な住まいが提供されています。

坪単価は平均75万円で、4,000万円台であれば50坪ほどの建物も検討可能です。

強み
すべての窓が「木製サッシ3層ガラス窓」を標準仕様としており、優れた断熱性と防音性が魅力です。また、木製サッシは結露が発生しにくく、室内の快適性を高めるうえで重要な役割を果たします。高気密・高断熱住宅で顧客満足度も高く、安心の住宅が提供されています。

弱み
初期保証が10年と短く、延長するには有償のメンテナンスが必要です。保証内容を重視する方にとっては、他社と比較して不安が残るかもしれませんが、品質にこだわりのあるメーカーであることは確かです。

スウェーデンハウス公式サイト

三井ホーム


三井ホームはフルオーダーメイドの木造住宅を提供し、デザイン性や自由度が非常に高いのが特徴です。

「プレミアム・モノコック構法」を採用しており、耐震性や耐久性にも優れています。

強み
デザイン性が高く、耐震性や断熱性にも優れているため、安心して暮らせる住まいが提供されます。また、個人病院の建設実績も多く、施主に医師が多いのも特徴です。

弱み
坪単価が高く、保証期間も初期保証は10年です。有償メンテナンスを行えば最長60年保証を受けられますが、保証内容を重視する方には物足りなさを感じるかもしれません。

三井ホーム公式サイト

大成建設ハウジング

鉄筋コンクリート構造を採用しており、一般的な戸建て住宅としては珍しく、災害に強い家づくりを行っています。

坪単価は平均90万円で、4,000万円台であれば35坪程度の規模が検討可能です。

強み
鉄筋コンクリート造による耐震性と耐火性の高さが特徴で、木造や鉄骨造に比べると安全性が高いのが強みです。鉄筋コンクリートの戸建て住宅を建てられるハウスメーカーは少ないため、災害に強い家を求める方には価値のある選択肢です。

弱み
高い坪単価に加え、固定資産税が他の構造よりも高くなる点がデメリットです。鉄筋コンクリート造は木造住宅に比べて固定資産税が1.5倍以上になるため、建築費だけでなくランニングコストも高くなることに注意が必要です。

※各ハウスメーカーの最新の坪単価については「ハウスメーカーの坪単価ランキング」でまとめているので参考にしてください。

大成建設ハウジング公式サイト

土地込みの4000万円台で建てられる家の目安

ここまでは、土地代を除く建築費用において4,000万円台の予算でどのような家が建てられるかについて解説しましたが、次は「土地代込みの4,000万円台の家づくり」について考えてみましょう。

家を建てる際、土地代が加わることで予算管理がさらに複雑になりますので、いくつかのケースを具体的に試算し、解説していきます。

土地込み4,000万円台の参考例①:スウェーデンハウスの場合

はじめに、人気ハウスメーカーの一つであるスウェーデンハウスを例に考えてみましょう。

スウェーデンハウスの平均的な坪単価は75万円です。建物の大きさを35坪に設定し、建物費用が予算の中でどの程度占めるか見てみます。

建築費の計算

  • 建物工事費:35坪 × 75万円 = 2,625万円
  • 付帯工事費:2,625万円 × 20% = 525万円
  • その他諸費用:2,625万円 × 10% = 262万円

この合計が3,412万円となり、消費税を加えるとおおよそ3,750万円です。


よって、土地代として充てられる予算は1,250万円以内である必要があります。

土地代の内訳

  • 土地代:1,100万円
  • 仲介手数料:43万円
  • 諸経費:30万円

この場合、土地購入の総額は1,173万円ですので、1,100万円前後の土地を見つけることで、土地と建物の費用が4,000万円台に収まる見込みです。

土地込み4,000万円台の参考例②:大成建設ハウジング(パルコン)の場合

次に、高価格帯のハウスメーカーとして知られる大成建設ハウジング(パルコン)の場合を見てみましょう。

坪単価が100万円の建物を30坪規模で試算します。

建築費の計算

  • 建物工事費:30坪 × 100万円 = 3,000万円
  • 付帯工事費:3,000万円 × 20% = 600万円
  • その他諸費用:3,000万円 × 10% = 300万円

これらの合計が3,900万円となり、消費税を含めると約4,290万円が建物の総費用となります。

土地込み4,000万円台の参考例③:タマホームの場合

最後に、ローコスト住宅で人気のタマホームを例に試算してみます。

ここでは、建物35坪と50坪の二世帯住宅の2つのケースで試算してみましょう。

35坪の建物の場合

  • 建物工事費:35坪 × 45万円 = 1,575万円
  • 付帯工事費:1,575万円 × 20% = 315万円
  • その他諸費用:1,575万円 × 10% = 157万円

この合計は2,047万円で、消費税を含めても約2,250万円です。

4,000万円台の予算であれば、土地代として約2,500万円まで対応可能です。

50坪の二世帯住宅の場合

  • 建物工事費:50坪 × 50万円 = 2,500万円
  • 付帯工事費:2,500万円 × 20% = 500万円
  • その他諸費用:2,500万円 × 10% = 250万円

50坪の建物の場合、合計は3,250万円で、消費税を含めると3,575万円程度です。

まとめ

4,000万円台の予算があれば、建物の大きさや仕様の選択にさえ注意すれば、ほとんどのハウスメーカーでマイホームを実現できるでしょう。

例えば、坪単価が100万円を超える三井ホームや大成建設ハウジング(パルコン)で広い家を建てたい場合、建物の大きさに制約が出てくる可能性があります。

一方で、60坪以上の大きな家を希望する場合は、タマホームのようなローコスト住宅を検討するのも良いでしょう。

4,000万円台の予算では、さまざまなハウスメーカーや家づくりの選択肢が広がるため、まずはカタログで理想に近いデザインや仕様を確認した上で、じっくりと検討することが大切です。