富士住建の評判とは?坪単価や間取り、1000万円台の間取り例を解説
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富士住建は、関東圏で木造注文住宅を提供している、創業35年の実績を誇るハウスメーカーです。
他社ではオプションとなるような性能や設備を標準仕様にしているのが大きな特徴で、「完全フル装備の家」は多くの消費者に人気を集めており、優れたコストパフォーマンスが注目されています。
この記事では、富士住建の注文住宅に関する坪単価や間取り例、人気のシリーズなどについて詳しく解説します。
富士住建の会社概要
富士住建は埼玉県上尾市に本社を構え、東京、神奈川、千葉、群馬、茨城、栃木を含む1都6県を対象エリアとして営業しています。
創業は1987年で、高品質な住宅を適正な価格で提供することを理念に、1998年には「完全フル装備の家」の販売を開始しました。
富士住建は、設備メーカーと年間契約を結び、仕入れ価格を重視することにより、無駄な経費を削減し、品質の高い住宅を手ごろな価格で提供しています。
会社概要は、次のとおりです。
社名 | 株式会社 富士住建 |
設立年月日 | 1987年10月8日 |
本社所在地 | 埼玉県上尾市東町2-9-20 |
本社電話番号 | 048-778-3310 |
代表者 | 代表取締役 竹田 浩之 |
資本金 | 4,000万円 |
従業員数 | 501名(2023年2月現在)※グループ計 |
公式ホームページ | https://www2.fujijuken.co.jp/ |
建築棟数や受賞歴について
富士住建は、2022年1月時点で11,545棟の住宅を引き渡しており、確かな実績を誇ります。
主な受賞歴は、次のとおりです。
受賞した名称
子どもや育児社会に関わる課題を解決する新しい優れたデザインに贈られる「キッズデザイン賞」があります。
洗濯物の乾き・家事動線・省エネ・見た目にも考慮した富士住建の新家事空間「スマートランドリー」は、第10回キッズデザイン賞を受賞しています。
室内干しの実態や乾きやすい空間条件などを、きめ細やかに調査・検証し、子育て世帯の悩みに寄り添った提案が評価されました。
富士住建の坪単価と間取り例
筆者の調査によると、富士住建の坪単価は約40~70万円です。
一般的なローコスト住宅の坪単価は30~50万円、ハイグレード住宅では80~100万円とされているため、富士住建はローコストから中堅クラスのハウスメーカーに分類されます。
坪単価は建物の形状や面積、仕様によって変動するため、目安として参考にしてください。
坪単価の目安価格
次に、富士住建と同じく木造住宅を手がけるハウスメーカーの坪単価相場を紹介します。
会社名 | 坪単価 |
---|---|
スウェーデンハウス | 70〜100万円 |
住友林業 | 60〜90万円 |
三井ホーム | 60〜90万円 |
一条工務店 | 50〜80万円 |
ユニバーサルホーム | 50〜70万円 |
エースホーム | 40〜70万円 |
タマホーム | 30〜60万円 |
アイフルホーム | 30〜60万円 |
クレバリーホーム | 30〜60万円 |
坪単価には幅がありますが、富士住建の価格と近いハウスメーカーは、エースホームやユニバーサルホームといえます。
エースホームやユニバーサルホームではオプション扱いとなる設備が富士住建では標準装備となっているため、コストパフォーマンスが優れていると言えるます。
では実際に富士住建で家を建てるなら、総額でどのくらいかかるのか計算してみます。
次の表は富士住建の坪単価を目安に、坪数ごとの建築総額をまとめました。
なお、注文住宅を建築する際には、坪単価で計算できる本体価格以外にも、付帯工事費がかかります。
床面積 | 本体価格 | 諸費用額 | 建築総額 |
---|---|---|---|
25坪 | 1,000〜1,750万円 | 200〜350万円 | 1,200〜2,100万円 |
30坪 | 1,200〜2,100万円 | 240〜420万円 | 1,440〜2,520万円 |
35坪 | 1,400〜2,450万円 | 280〜490万円 | 1,680〜2,940万円 |
40坪 | 1,600〜2,800万円 | 320〜560万円 | 1,920〜3,360万円 |
45坪 | 1,800〜3,150万円 | 360〜630万円 | 2,160〜3,780万円 |
50坪 | 2,000〜3,500万円 | 400〜700万円 | 2,400〜4,200万円 |
上記の価格は坪単価から計算した目安となりますが、富士住建で30坪の家を建てる場合、総額で1,500~2,500万円程度の予算が必要です。
家づくりで失敗しないためには、最も多くの間取りを比較することが重要です。
ポータルサイト「LIFULL HOME’S」では、今後のカタログを予算に応じて簡単に取り寄せすることができます。
予算別の他、毎月の返済額からマイホームがイメージできる便利な「金額シミュレーター」もあるので、ぜひ活用してみてください。
「HOME4U家づくりのとびら」では専門アドバイザーに無料でオンライン相談が可能です。
予算や間取りの選択肢を広げるために、これらのツールを積極的に活用してみてください。
1000万円台の間取り例
【1階】
【2階】
延床面積 | 108.68㎡(32.8坪) |
間取り | 2LDK |
吹き抜けのある明るいLDKや、広めの洗面室に特注の化粧台を設置。
洗面室と分けられた脱衣所には、入浴後に素早く着替えられるよう収納を設置。スペースも広くとっているので、子どもを着替えさせるときにも便利です。
2階洋室は将来的に2部屋に仕切れる仕様になっています。
リビング階段や吹き抜けにより家族が向き合いやすい設計です。
特注設備を採用しつつ、1,000万円台で建てられるのは富士住建ならではの魅力です。
2000万円台の間取り例
【1階】
【2階】
延床面積 | 139.94㎡(42.3坪) |
間取り | 3LDK |
1階は回遊動線が特徴で、生活スペースが効率的に配置されています。
洗面脱衣所と寝室の間に設けられたウォークインクローゼットは、衣類乾燥機も置ける仕様で、“洗う→乾かす→しまう”の動線が短縮できます。
リビングの収納はオープンスタイルで、好みに応じて扉付き収納を選ぶこともできます。
片付けが苦手な人や部屋をできるだけスッキリ見せたい場合は、扉のある収納を採用するのがおすすめです。
3000万円台の間取り例
【1階】
【小屋裏】
延床面積 | 158.58㎡(47.9坪) |
間取り | 5LDK+小屋裏収納 |
富士住建の上位モデル「檜日和」で建てた二世帯住宅です。
親世帯と子世帯が玄関を境に分けられおり、洗面所や浴室は共有になっています。
親世帯のLDKはあえてリビングからキッチンが見えにくいL字型を採用し、生活感を軽減。
子世帯だけでくつろぐ場所も欲しい場合は、スキップフロアを活用してコミュニケーションを促進する設計も検討可能です。
富士住建の商品ラインナップ
富士住建が提供する注文住宅は、それぞれが独自のコンセプトと特徴を持ち、個々のライフスタイルに合わせた住まいを実現します。
ここでは、富士住建の代表的な住宅シリーズを詳しく紹介し、それぞれの特長やメリットを専門的な視点で解説します。
完全フル装備の家
「完全フル装備の家」は、省エネ性能を重視した高品質な設備とセキュリティシステムを標準装備した、完全自由設計の注文住宅です。
住まいに必要なすべての要素を最初から備え、引き渡し時には即座に快適な生活をスタートできる仕様となっています。
具体的には、トップグレードのデザインキッチン、1.5坪のテレビ付きバスルーム、そして太陽光発電システムなどの高性能設備を含んでいます。
さらに、カーテン、エアコン、照明といった生活に不可欠なアイテムも全て標準装備されています。
これにより、引き渡しのその日から快適で便利な生活が始められるため、家づくりを一から行う手間を省けます。
また、すべての窓には樹脂サッシが採用されており、断熱性や省エネ性能が高められています。
制震ダンパーも標準装備されているため、地震に強い住まいを実現しています。
日本の地震多発地域において、安全性を確保するための対策が施されたこの住宅は、耐震性と快適性を兼ね備えた理想的な住まいと言えるでしょう。
HIRAYA(平屋)
「HIRAYA」は、完全フル装備の家に平屋というライフスタイルを組み合わせた商品です。
段差のないワンフロア設計により、家事動線がシンプルで効率的です。全ての部屋が見渡せるため、家族間のコミュニケーションも取りやすく、居住空間の開放感が広がります。
階段の上り下りがなく、バリアフリー設計を取り入れているため、将来的な高齢者向けの配慮も十分にされています。
高齢者や小さなお子様のいる家庭にとって、非常に安心な住まいと言えるでしょう。平屋ならではの特徴として、自由な間取り設計が可能で、家族のライフスタイルに合わせた柔軟な住まいづくりができます。
さらに、平屋であっても、完全フル装備の家と同様に高品質な設備や仕様がそのまま採用されており、快適で贅沢な住まいを提供します。
ZEH
「ZEH」は、完全フル装備の家をさらに進化させ、ゼロエネルギー住宅仕様にした商品です。
すでに高性能な断熱材、樹脂サッシ、省エネガス給湯器、省エネ型24時間換気システムが標準装備されている完全フル装備の家ですが、ZEH仕様にするためには、太陽光パネルの増設とHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の導入が必要です。
これにより、年間のエネルギー消費量がゼロに近づけられ、家庭で使用する電力を可能な限り自給自足することが可能となります。
環境への配慮とランニングコストの削減が実現され、長期的な視点で見ても非常に経済的な住宅と言えるでしょう。
紀州の風
「紀州の風」は、紀州産の檜を活かした和モダンスタイルの住宅です。
和歌山県で育った樹齢60年以上の檜を使用し、その強度と美しさを最大限に引き出しています。
檜は耐久性が非常に高く、湿度を調整する特性があるため、調湿作用による快適な室内環境を提供します。
土台や柱には、強度を高めるために4寸角(120mm)の檜材を使用しており、耐震性が大幅に向上しています。このような特別な材質と工法を用いることで、デザイン性と耐久性、耐震性が融合した家づくりが実現します。
檜の香りや質感も住まいに深い落ち着きと上質な雰囲気を与え、日本的な美を大切にした住宅として人気です。
檜日和
「檜日和」は、伝統的な日本の家屋の美しさを重んじた純和風の住宅です。
この住宅の最大の魅力は、木のぬくもりを感じながらも、現代の快適性を兼ね備えた生活空間を提供することです。
陶器和瓦や妻飾り、木製建具など、日本の伝統的な建材やデザインをふんだんに取り入れています。
内部の空間も和風に徹底してこだわり、古き良き和室や床の間など、細部にわたる美的要素が施されています。
まるで高級旅館のような上品さと、現代的な快適性を両立させたこの住まいは、年間限定60棟の特別な商品です。
伝統的な日本家屋に現代的な機能性を融合させた、他にはない独自の魅力を持つ住宅です。
富士住建の特徴や工法について
富士住建が手掛ける住宅は、その優れた工法と構造技術によって、耐久性、快適性、そして安心感を提供します。
ここでは、富士住建が採用する工法、特徴、そして住まいづくりにおける技術的な要素について、専門的な視点から詳細に解説します。
工法・構造
富士住建の住宅のベースとなる工法は、日本の伝統的な木造軸組工法です。
この工法は、木材を使って組み立てることで、柔軟性や耐震性を持たせることが可能です。
富士住建では、木材や商品ごとに異なる構造を採用し、住まいに必要な特性を最適化しています。具体的には「檜4寸構造」「J-wood構造」「檜集成構造」「Fパネル構造」の4つのパターンがあり、それぞれが独自の特長を持っています。
檜4寸構造
富士住建の檜4寸構造は、樹齢60年の紀州ひのき(JAS認定)を使用した、高品質で耐久性のある構造です。
これらの木材は、「山職人」と呼ばれるプロの手によって育成され、精緻な作業を経て選び抜かれます。この構造は、伝統的な木造技術と現代の最新技術を組み合わせることにより、木材の自然な力を最大限に活用しています。
J-wood構造
J-wood構造では、ニュージーランド産のラジアーターパインを使ったLVL材(構造用積層材)を採用しています。
この木材は、環境に優しい循環型森林経営から調達され、堅固な金物構造との組み合わせにより、高い耐震性を実現しています。
また、シロアリ対策として、木材内部に専用の薬剤を加圧注入する方法を採用しており、シロアリによる食害にも強い住宅が完成します。
檜集成構造
オール国産檜を使用したこの構造は、日本の気候に最適化されたものです。
強度、耐久性、耐水性、そして耐蟻性に優れたJAS認定製品のみを使用しており、長期間にわたって安定した品質を提供します。檜ならではの特性により、湿気の多い日本の気候でも安定した快適さを提供します。
Fパネル構造
Fパネル構造は、木造軸組工法と木造枠組壁工法を融合させた新しい形の構造です。
この工法では、2×4工法を採用し、2×6以上の強度を持つ壁パネルを使用しています。
これにより、気密性や耐火性が強化され、自由な空間設計を可能にし、より広い空間を効率的に利用できます。
耐震性
富士住建の家は、耐震等級3相当の構造躯体を持ち、基礎部分から家全体にわたって強固な耐震設計が施されています。
さらに、制震ダンパーを標準装備しており、地震の揺れを吸収して住宅へのダメージを軽減するシステムが導入されています。
地震対策の基本は耐震にありますが、これは建物が揺れに耐える力を持つことに重点を置いています。
しかし、地震の繰り返しの揺れによって、建物は次第にダメージを受けていくため、富士住建では制震という手法も採用しています。
この技術は、ダンパーが地震の揺れを吸収し、住宅へのダメージを減少させ、耐震性能を長期間維持することを目的としています。
制震ダンパーには、鋼製と粘弾性の異なる性質を持つダンパーを組み合わせた複合ダンパーが使用されており、これにより、軽微な交通振動から大規模な地震の揺れまで対応することができます。
断熱性
富士住建では、高性能な断熱材を標準仕様に採用し、住宅の断熱性を高めることに注力しています。
これにより、温度差の少ない快適な室内環境が保たれ、エネルギー効率の向上にも寄与します。
高性能断熱材
健康や環境にも配慮したグラスウールを使用しており、優れた防湿性と断熱性を提供します。
また、この材料は「F☆☆☆☆」規格を満たしており、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを含んでいません。
全窓遮熱Low-Eペアガラス
すべての窓には、アルゴンガスが充填された遮熱Low-Eペアガラスを使用しています。
このガラスは、冬は室内の暖かい熱を逃さず、夏は外の熱を適切に遮断し、年中快適な室温を保ちます。
全窓断熱樹脂サッシ
すべての窓フレームに断熱性と気密性に優れた樹脂サッシを採用しており、冷暖房効率を高め、エネルギー消費の削減に貢献します。
これにより、家の中での結露問題も軽減され、カビやダニの発生を抑制します。
断熱玄関ドア
玄関ドアには70mm厚の断熱パネルが使用され、熱の出入りを防ぐ設計になっています。
さらに、採光部にはアルゴンガス入りのトリプルガラスが使われており、高い断熱性を維持します。
完全自由設計の家づくり
富士住建の最大の魅力の一つは、完全自由設計で家づくりができることです。
大手ハウスメーカーではパッケージ化されたプランを選ぶことが多い中、富士住建では、一から間取りやデザインを決めることができ、個々のライフスタイルに合わせた家を作ることが可能です。
また、関東近郊の狭小地や変形地など、特殊な土地での設計にも対応しており、土地の形状や制約に合わせて最適なプランを提供することができます。
100以上の標準装備
富士住建の家は、100以上の標準装備が標準仕様に含まれています。
これには、キッチン、バスルーム、トイレ、床材、照明、カーテンなど、家庭に必要な設備が盛り込まれており、追加費用を抑えることができます。
標準装備されている設備を一部紹介します。
システムキッチン | トクラス コ型 タカラスタンダード I型 クリナップ I型 |
---|---|
バスルーム | システムバス(トクラス or TOTO) 浴室テレビ 浴室換気暖房乾燥機 |
洗面台 | INAX or TOTO |
トイレ | INAX SATIS TOTO ネオレスト |
フローリング | 無垢フローリング 天然木複合フローリング |
玄関ドア・窓 | YKKAP InnoBestD50 スマートコントロールキー搭載 ワイヤレス子機付モニターホン センサーライトカメラ 防犯エコガラス 電動シャッター |
太陽光 | 太陽光発電システム パワーコンディショナ モニタ |
外壁 | ニチハ Fugeプレミアムシリーズ |
屋根 | 瓦 or コロニアルグラッサ アルミ雨樋 |
その他 | エアコン6帖用×5台 室内物干しユニット バリエーション豊富なカーテン・照明 無垢材の室内ドア・玄関収納 など |
一例として、浴室テレビやエアコン5台が標準装備されており、これらは一部の家庭にとっては過剰とも感じられるかもしれません。
そのため、不要な設備を外すことでコスト削減を考えることもできますが、設備の取り外しによって費用が削減されるわけではない点には注意が必要です。
保証やアフターサービス
富士住建の保証とアフターサービスの内容は、次のとおりです。
構造耐力上主要な部分 | 10年(提携保険会社による保証を有料で延長可能) |
雨水の侵入を防止する部分 | 10年(提携保険会社による保証を有料で延長可能) |
定期点検 | 1ヶ月目・6ヶ月目・1年目・2年目の計4回は無料(3年目以降の点検は有料) |
富士住建の保証は、法律で定められた最低限の内容となっています。
同価格帯のエースホームやユニバーサルホームも初期保証は10年ですが、有償のメンテナンスを受けることでエースホームは最長20年、ユニバーサルホームは最長30年まで延長可能です。
一方、富士住建では、延長はできるものの提携保険会社による保証になり、初期10年と同じ内容の保証が受けられるとは限りません。
保証やアフターサービスに関しては、ハウスメーカー選びの基準の一つになると思いますので、価格・品質・保証内容をすり合わせて慎重に検討しましょう。
富士住建の口コミ評判は?
富士住建の口コミには、どのような内容があるのでしょうか。良い口コミと悪い口コミを紹介しますので、参考にしてみてください。
良い口コミ
思っていたよりも断熱性や防音性も良く、装備の良さに満足しています。
富士住建の売りは標準仕様のお風呂、キッチン周り、トイレ、断熱ガラス、玄関収納、玄関ドア等の良さだと思います。
エアコンや太陽光が標準装備なのもありがたかったです。
僕の場合この辺りにこだわりがあったため、オププションが少なくて済み、トータルで安く買えたと思います。
大手のホームメーカーでも同等の装備である程度見積りはしましたが、僕の場合、結構価格差が出ました。
少なくとも初期の間取りについては営業の方が作るようなので、その担当の方の提案力と、ご自身の発想力次第で設計の出来は変わると思います。
また自由設計ではありますが、基本的に建材・床材、玄関ドア、お風呂、トイレ、キッチン、照明などほとんどの部分で、メーカーが指定されます。(指定メーカー以外をお願いすると高くなるようです)
そのため、特定のメーカーの中で選ばなければなりませんが、建て終わった今となっては悩まなくて済んで良かったとも思えます。
贅沢な装備の家を安く買えるので、コスパがよいと思います。
これから家を買う方は、色々なホームメーカーを沢山見て、じっくりと検討することをお勧めします。
富士住建さんは値引きを一切しないというのは知っていたのですが、それだけ自信があるのだなと感じました。
モデルハウスを作らないというのは、事前に実物を見られないデメリットもありますが、その分、お安く理想のマイホームが建てられると決断し、お世話になることに決めました。
住み始めて1年が経ちますが、快適で住みやすさ抜群です。
アフターもしっかりして見てくださるので安心しています。
特に、ポケットキーシステム玄関ドアや、玄関前と電気の人感センサー、電動シャッター、キッチンのカップボード、干し姫様が特にありがたく、重宝しています(他のハウスメーカーは調べていないので、同じように標準かもしれません)。
また、標準でお風呂にテレビがつくのですが、私は必要ないと思っていたものの、来訪者が来ると子どもたちが嬉しそうに自慢しています。
お風呂は1.5坪と決まっていますが、私の家はお風呂を2階にしたので、自動的に1坪になりました。
悪い口コミ
建物が出来上がるまでは、工事が遅れたこと以外は、営業担当も一生懸命動いてくれ満足していました。
費用と設備のバランスも他社に対して優位性があると思います。
一方で、以下の点は、その優位性に見合うか、見極めが必要です。
・アウトレット部材を使ってコストダウンしている疑いを持ってしまう。
→キズ、歪み、へこみなどがある部材を使っている可能性あり
・施工が雑
→室内ドアの建て付けが悪い、電動シャッターの設定が上手く出来ていない、サッシやフローリングのあちこちにキズがある、クロスの貼り方が雑、釘が斜めに打たれている、などなど
キズやへこみは、上の2つのどちらが原因か不明ですが、いずれにしても不具合が多いです。
状況を言えば補修出来る範囲で対応してくれますが、仕方なく対応している感が見え見えで、しかも、進行中の物件が優先され後回しにされて時間がかかります。
設備が決まっているから小さい家でもお風呂と風呂場だけ大きくなってしまうし、太陽光電池も蓄電池まではついていないので昼間誰もいない家に利益はほぼなく、7千円電気代はお得といわれていると押してくるけど、風呂の浴槽にお湯をはるのに300リットル~400リットルも使用するため水道代を考えるとマイナスに思える。
ちなみに風呂の浴槽のサイズを変えるとかお風呂場を小さくするということはできない。
あと営業と設計がきちんと通じ合っておらず、こちらの要望は一切聞いていただけなかった。
たとえばパントリーが欲しいといったのにシューズクロークしかなかったり営業に要望伝えた意味あるのかってくらいなにも要望が反映されていなかった。
あと見積もりがざっくりすぎて怖すぎる。
具体的な数字が書いてある書類は一切用意されていなかった。
数社まわったけどここが一番がっかりな会社だった。
部品の交換をお願いするためホームページのアフターサポートに書込みすると、すぐに見積を送りますとか電話してきてくれますが見積が届きません。
数ヶ月待ってこちらから確認の電話をすると、
当時対応した者は異動しましたとの回答。
また、別件でアフターサポートに電話すると、色々な担当をたらい回しにされ、○日に担当から連絡させますと言われてもその日に連絡なし。
富士住建に寄せられる口コミには、標準仕様で充実した設備を提供することに対する高評価が多く見られます。
一方で、アフターサポートの対応に課題を感じる声も少なくありません。それぞれの特徴について、具体的に解説します。
標準仕様に関するポジティブな口コミ
富士住建の大きな特徴である「標準フル装備の家」には、多くの高評価が寄せられています。標準装備として選べる設備は限定されていますが、その選定がしっかりしていることから、多くの顧客が満足している様子がうかがえます。以下は主な意見です。
- 「高機能な設備がそろっていて満足している」
- 高性能なキッチンやバスルーム、断熱性の高い窓などが標準仕様に含まれる点が好評です。
- 「選択肢が適度に絞られているため、迷わなくて済んだ」
- 多すぎる選択肢に悩むことがなく、スムーズに家づくりを進められる点が特に新築初心者に評価されています。
アフターサポートに関するネガティブな口コミ
一方で、アフターサポートの対応に不満を抱く声も見られます。特に以下のような意見が多く挙げられています。
- 「予定していた点検に担当者が来なかった」
- 点検が予定通りに実施されないケースがあり、顧客の信頼を損ねています。
- 「修理の連絡をしても返事が遅い」
- アフターサポートのレスポンスが遅く、問題解決までの時間がかかることが不満の要因となっています。
ハウスメーカー選びのポイントとして
どのハウスメーカーにも言えることですが、担当者の対応力や相性が家づくりの満足度に直結します。富士住建で不安を感じる場合は、以下の対応を検討するとよいでしょう。
- 担当者変更の相談
店舗や営業所に直接相談し、別の担当者に切り替えることで解決する場合があります。 - 他のハウスメーカーと比較検討
他社の情報を集めることで、富士住建の強みや自分に合ったポイントがより明確になります。
※引用:『みん評 富士住建の口コミ』
富士住建のショールーム一覧
富士住建は、無駄な経費を削減して適正価格で住まいを提供するため、住宅展示場へは出店していません。
その代わり、営業所ともなるショールームで標準仕様の設備や仕様を体感できます。
ショールームの詳細は、次のとおりです。
店舗名 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|
埼玉ショールーム | 埼玉県北足立郡伊奈町中央五丁目39 | 0120-22-1049 |
熊谷ショールーム | 埼玉県熊谷市桜町1-1-32 | 0120-61-2210 |
所沢ショールーム | 埼玉県所沢市美原町1-2923-1 | 0120-73-2210 |
川口ショールーム | 埼玉県川口市青木1-6-9 | 0120-80-2210 |
相模原ショールーム | 神奈川県相模原市中央区矢部2-17-21 | 0120-46-2210 |
鎌倉ショールーム | 神奈川県鎌倉市台3-6-11 | 0120-22-1056 |
小田原ショールーム | 神奈川県小田原市下堀39-1 | 0120-68-2210 |
流山ショールーム | 千葉県流山市南流山6-9-2 | 0120-56-2210 |
千葉ショールーム | 千葉県千葉市中央区寒川町2-201-2 | 0120-38-2210 |
船橋ショールーム | 千葉県船橋市滝台2-3-9 | 0120-40-2210 |
成田ショールーム | 千葉県成田市不動ヶ岡2027-16 | 0120-76-2210 |
世田谷ショールーム | 東京都世田谷区給田3-26-27 | 0120-22-1064 |
国分寺ショールーム | 東京都国分寺市西町5-31-1 | 0120-71-2210 |
佐野ショールーム | 栃木県佐野市高萩町454-4 | 0120-74-2210 |
宇都宮ショールーム | 栃木県宇都宮市西川田町931-2 | 0120-22-1036 |
小山ショールーム | 栃木県小山市駅南町2-16-1 | 0120-69-2210 |
水戸ショールーム | 茨城県水戸市河和田2-1800-1 | 0120-22-1029 |
つくばショールーム | 茨城県つくば市松代1-6-1 | 0120-06-2210 |
前橋ショールーム | 群馬県前橋市荒牧町1-22-5 | 0120-22-1043 |
高崎ショールーム | 群馬県高崎市上中居町504-1 | 0120-22-1060 |
富士住建に関するよくある質問
富士住建について、よくある疑問・質問をまとめました。
土地探しから手伝ってくれる?
富士住建は土地探しから手厚くサポートしてくれるハウスメーカーです。
ショールームでは専門スタッフが土地探しの相談に応じてくれるほか、不動産部門が前身の「SAZAIE株式会社」と連携し、顧客の希望に合った土地を提案します。
「完全自由設計」とありますが、本当に制約はないのでしょうか?
富士住建では「完全自由設計」を謳っていますが、建築基準法で定められた構造基準や一定の強度をクリアする必要があります。
また、標準仕様の設備や仕様はある程度ラインナップが決まっており、それ以外を選ぶとオプション扱いとなります。オプション費用を考慮しながら、自分の理想を叶える設計が可能です。
工期はどれくらいかかるの?
富士住建の住宅は、契約後の工期が約4ヶ月程度とされています。一般的な木造住宅の工期とほぼ同等です。
なお、ショールームでの相談から契約までに平均3〜4ヶ月を要するため、余裕を持ったスケジュールで準備を進めることが大切です。
リフォームも相談できる?
富士住建のリフォーム部門「フルまるリフォーム」が、グループ会社としてリフォーム事業を展開しています。
新築後のライフステージに応じた間取り変更や設備の更新など、幅広いリフォーム対応が可能で、富士住建以外で建てられた住宅も対応しています。
まとめ
富士住建は、標準仕様で多くの高性能設備を提供することに強みを持つハウスメーカーです。
仕入れ価格や利益率を抑え、無駄な費用を削減することで、高性能な住まいを手頃な価格で提供しています。
設備の充実度やコストパフォーマンスに魅力を感じる一方で、アフターサポートの課題や対応エリアの限定など、注意が必要な点もあります。
メリット
- 標準フル装備の充実度
- 完全自由設計によるオリジナリティのある家づくり
- コストパフォーマンスの高さ
デメリット
- アフターサポート対応にバラつきがある
- 関東近郊に限定された対応エリア
- 保証期間の短さと延長の制約
家づくりは一生に一度の大きな買い物です。
性能、価格、保証、アフターサポートを総合的に比較し、自分や家族に最適なハウスメーカーを選ぶことが重要です。他社も含めて情報収集を行い、慎重に検討してください。