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コラム

間取りアプリのおすすめは?iPadやMacでも使える無料ソフトを詳しく解説

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満足度の高いマイホームを建てるためには、暮らしやすい間取りを考えることが非常に重要です。

間取りの工夫によって、家事の効率や収納スペースの活用度が大きく変わり、日々の生活がより快適なものになります。

しかし、新築やリフォームは多くの方にとって初めての経験です。そのため、最適な間取りを考えるのは簡単なことではありません。慣れない図面作成や配置の検討に頭を悩ませる方も多いでしょう。

そこで活用をおすすめしたいのが「間取りアプリ」です。

この記事では、無料で使える間取りアプリやソフトを厳選して紹介します。

さらに、間取りアプリの選び方や使い方のコツ、後悔しない間取りを作るためのポイントについても詳しく解説します。これから新築やリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

間取りアプリを選ぶときのポイント

間取りアプリを使い始める前に、自分に合ったアプリを選ぶことが大切です。

ここでは、間取りアプリを選ぶ際に押さえておきたいポイントをいくつか解説します。

対応するOSやバージョンを確認

間取りアプリやソフトには、使用できるOSが限られているものもあります。そのため、まずは自分が使っているスマホやパソコンでアプリが動作するかを確認しましょう。

  • スマホ:iPhone/Androidのどちらに対応しているか
  • パソコン:Windows/Macのどちらに対応しているか

特に注意が必要なのは、最新のOSに対応しているかどうかです。

古いバージョンのOSにしか対応していないアプリや、更新が止まっているソフトはセキュリティ面でリスクがあります。

無料で使える範囲と有料機能の内容をチェック

多くの間取りアプリには無料版が用意されていますが、一部の機能は有料でないと使えない場合があります。例えば、以下のようなケースが挙げられます。

  • 無料版の制限例:作成した間取りを保存する機能が有料、インテリアの配置をシミュレーションできないなど。

日本製か海外製かを確認

間取りアプリには日本製と海外製のものがあり、それぞれ特徴があります。

海外製の場合、日本語に対応していないことも多いため、英語の操作画面に慣れていない方には難しく感じるかもしれません。

また、海外製のアプリでは和室の間取りを作成できないこともあるため、和室を含む住宅を計画している場合は特に注意が必要です。

平面図(2D)だけでなく3D表示に対応しているか

間取りアプリの中には、平面図(2D)だけでなく立体的(3D)に間取りを確認できるものもあります。

3D表示に対応しているアプリを使うと、間取りのイメージがより具体的になります。家具の配置や動線を立体的に確認できるため、実際の生活をリアルにイメージするのに役立つでしょう。

さらに、最近では「ウォークスルー機能」がついているアプリも登場しています。この機能を使うと、完成予定の家の中を歩いているかのような体験ができるため、住んだ後の生活をシミュレーションしやすくなります。

間取りを考える際には、カタログやアドバイザーの相談を活用するのも一つの方法ですが、自分の手で自由にレイアウトを試せる間取りアプリの活用はとてもおすすめです。

無料で使えるアプリでも高機能なものが増えているため、自分に合ったアプリを選び、ぜひ理想の住まい作りに役立ててください。

おすすめの間取りアプリ・ソフトランキング

間取りを作成する際には、機能性や操作性、口コミなどを参考にして、自分に合ったアプリやソフトを選ぶことが大切です。

この章では、筆者がおすすめする間取りアプリやソフトをランキング形式でご紹介します。前章で解説したアプリ選びのポイントを踏まえながら、理想の間取りを実現するツールを探してみてください。

スマホで使えるおすすめ間取りアプリ

まずはスマートフォンで手軽に利用できる間取りアプリをご紹介します。

外出先でも手軽に間取りを作成できるため、初めての方にもおすすめです。

1. ルームプランナー

ルームプランナーは、絵を描くように壁を設置して、直感的に間取りを作成できるアプリです。

完成した間取りは3Dで確認できるため、空間のイメージをリアルに体験できます。また、ソファやキッチンアイテムなどのおしゃれなインテリアを配置し、部屋全体をデザインできます。

画面のレイアウトがシンプルで、操作性が高い点も人気の理由です。

対応OSiOS/Android
料金無料/有料プランあり
有料プランの機能インテリアの追加など
3D機能
日本語対応

2. プランナー5d

プランナー5Dは、間取りの作成とインテリアの配置を楽しめる3D対応のアプリです。

また、サンプル図が豊富に用意されているため、アイデアが浮かばない場合でも参考になります。

間取り作成だけなら無料でできますが、設置できる家具は少なめ。

有料プランではすべての家具が設置できるようになるので、マイホーム完成後の生活をより具体的にイメージしたい人にはおすすめです。

対応OSiOS/Android
料金無料/有料プランあり
有料プランの機能すべてのインテリア開放など
3D機能
日本語対応

3. 再現間取りメーカー

再現間取りメーカーは、間取り図の作成に特化した完全無料のアプリです。

家具の種類は約30種類と少なめですが、間取り作成に必要な基本的な家具は揃っています。

SNSで間取りをシェアしたり広告を視聴することで、ロックされた機能を開放できます。ただし3D機能は搭載していないので、部屋を立体的に確認できないのが難点です。

対応OSiOS/Android
料金無料
有料プランの機能
3D機能×
日本語対応

4. magicplan

magicplanは、間取り作成だけでなく、部屋の写真を撮影することで簡単に間取り図を生成できるアプリです。

作成した間取りの大まかな見積もりを算出できるため、予算管理にも役立ちます。

対応OSiOS/Android
料金無料/有料プランあり
有料プランの機能3D機能・データ共有の開放など
3D機能
日本語対応

5. 間取りTouch+

間取りTouch+は、図形を動かす感覚で間取り図を自由に作成できるiOS専用のアプリです。

サンプルの間取りも収録されているため、間取りが思いつかないときに役立ちます。

操作に慣れるためのチュートリアルも用意されているので、一通り行えば簡単に間取りが作成できるでしょう。

対応OSiOS
料金無料
有料プランの機能
3D機能×
日本語対応

6. Live Home 3D

Live Home 3Dは、住まいのイメージをリアルに再現できるiOS専用の間取り作成アプリです。

このアプリは、平面図(2D)から立体図(3D)まで一から作成できるのが特徴で、床材や窓枠、小物などの細かな部分まで自由にカスタマイズできます。また、和風の外観や家具にも対応しており、日本特有の住宅スタイルを再現することが可能です。

ただし、無料版では作成した間取り図を印刷する際にウォーターマークが入ります。この制限を解除するには、有料プランへの加入が必要です。

対応OSiOS
料金無料/有料プランあり
有料プランの機能印刷機能・インテリアの追加など
3D機能
日本語対応

7. Home Design 3D

Home Design 3Dは、間取り図の作成やインテリアのシミュレーションに特化したアプリです。

部屋のサイズを設定してから、壁紙や建具、床材などの色を選び、家具を自由に配置できます。インテリアや内装のイメージを具体化する際に非常に役立つアプリです。

このアプリには3D機能が搭載されており、平面図ではわかりにくい部屋の立体的なイメージを確認できます。そのため、住まいの全体像をより詳細に把握できるのがメリットです。

無料版でも間取り図を作成できますが、保存機能は有料プランに限られます。有料プランに加入すれば、間取りの保存が可能になり、設置できるインテリアアイテムの種類も大幅に増えます。

対応OSiOS/Android
料金無料/有料プランあり
有料プランの機能データの保存・インテリアの追加など
3D機能
日本語対応

8. 間取り一図

間取り一図は、間取り図をとにかく手早く簡単に作成したい方におすすめのAndroid専用アプリです。

このアプリでは、生活に最低限必要な家具やアイテムが収録されています。種類は少ないものの、必要最低限のアイテムが揃っているため、不足を感じることはほとんどありません。

また、作成した間取り図をエクスポート・インポートできるので、データの保存や共有も簡単です。

3D機能は搭載されていないため、間取りを立体的に確認したい方には不向きですが、間取り作成を迅速に進めたい方や、シンプルなツールを探している方にはぴったりです。

対応OSAndroid
料金無料
有料プランの機能
3D機能×
日本語対応

パソコンで使えるおすすめ間取りソフト

スマートフォンだけでなく、パソコンで使える間取り作成ソフトも多く存在します。

パソコンならではの大画面を活用して、より詳細で精密な間取りを作成することが可能です。

以下では、おすすめの間取りソフトをご紹介します。それぞれの特長を参考に、自分に合ったソフトを見つけてください。

1. せっけい倶楽部

せっけい倶楽部は、パソコンで間取り作成ができる人気の高い無料ソフトです。

また、天井高などの細かい設定ができ、3D表示にも対応している点が特長です。

初めて使う場合、操作性に慣れるまで少し時間がかかることもありますが、わかりやすいチュートリアルが用意されているため、安心して使い始められます。

対応OSWindows
料金無料
3D表示
公式サイトhttps://www.houtec.co.jp/Club/

2. 3Dマイホームデザイナー

3Dマイホームデザイナーは、有料版の間取り作成ソフトの中でも評価が高いソフトです。

最大の特長は、「ウォークスルー機能」が搭載されている点です。この機能を利用することで、完成した住まいの中を実際に歩いているかのような体験ができます。

さらに、5万点以上の実在する家具やインテリアアイテムが収録されており、たたき台となる間取りサンプルも豊富に用意されています。日当たりや収納スペースのシミュレーションができるのも、有料版ならではの充実した機能です。

このソフトはハウスメーカーや工務店といったプロも利用しています。特に、「有料でも機能性を重視したい」「とことん間取りにこだわりたい」という方におすすめです。

対応OSWindows
料金有料
3D表示
公式サイトhttps://www.megasoft.co.jp/3d/

3. DreamPlanホームデザインソフト

DreamPlanホームデザインソフトは、間取りだけでなく、内装や外観のデザインまでリアルにシミュレーションできる多機能なソフトです。

このソフトは、WindowsとMac OSの両方に対応している点が特長です。

無料版をお試しで利用することができ、有料版に移行することでさらに高度な機能が解放されます(営利ライセンスと家庭用ライセンスが選択可能です)。

対応OSWindows/Mac OS
料金無料/有料版あり
3D表示
公式サイトhttps://www.nchsoftware.com/design/jp/index.html

4. Excel DE 間取り図

Excel DE 間取り図は、Microsoft Excelを活用して間取り図を作成できるフリーソフトです。普段からExcelを使用している方であれば、簡単に操作を習得できるのが魅力です。

作成した間取り図は、JPEG形式で保存できるため、データ共有もスムーズです。ただし、3D表示には対応していないため、平面図で十分という方に向いています。

対応OSWindows
料金無料
3D表示×
公式サイトhttp://www.kyotodefudosan.com/xls_madori/xls_madori.html

5. イエスマイハウス

イエスマイハウスは、直感的な操作性で初心者にも使いやすい間取りシミュレーターです。間取り図の作成だけでなく、ボタン一つで3D表示が可能なため、視覚的に完成形をイメージしやすい点が特長です。

無料で利用できるお試し版「イエスマイハウス2010」もありますが、より高度なリアル感を求める場合は有料版の「イエスマイハウス2010」や「イエスマイハウスPro3」を選択できます。

対応OSWindows
料金無料/有料版あり
3D表示
公式サイトhttp://www.yesmyhouse.jp/

ここまでご紹介した間取りアプリやソフトは、それぞれ特徴や機能が異なるため、用途や好みに応じて選ぶことが大切です。

新築やリフォームのポイントに関しては、以下のページで詳細を解説しています。

それぞれ人気の会社をランキング形式で紹介している他、選び方のコツなども初めての人でも分かりやすいようまとめています。ぜひあわせて参考にしてもらえばと思います。

間取りを考える際の基本と流れ

満足度の高い住まいを実現するためには、間取りの計画をしっかり立てることが重要です。

この章では、間取りを考える際の基本的なポイントと、スムーズに進めるための具体的な流れについて解説します。段階を踏んで進めることで、理想に近い間取りを効率よく作ることができるでしょう。

最初に優先順位を決めることが重要

間取りを考える際、最初に「なにを優先するか」を明確にすることが大切です。

家づくりを始めるとき、次のような希望やこだわりが思い浮かぶかもしれません。

  • 吹き抜けのあるリビングにしたい
  • アイランドキッチンを採用したい
  • 広い玄関にシューズクローゼットを設置したい
  • ストリップ階段を取り入れたい
  • 開放的なお風呂がいい
  • 個室はすべて6畳以上欲しい

これらの希望をすべて叶えることができれば理想的ですが、現実には限られた広さや予算の中で計画を進める必要があります。

希望の中でも優先順位が高いものから実現していくことで、結果的に満足度の高い住まいを作り上げることができます。

また、優先順位を事前に決めておけば、計画の途中で選択を迫られた場合でも迷わず進められるでしょう。

ハウスメーカーのカタログを参考にプランのたたき台を作る

「具体的な間取りのイメージが湧かない」という場合には、ハウスメーカーが発行するカタログを参考にして、たたき台となるプランを作成するのがおすすめです。

ハウスメーカーのカタログには、実際の建築実績やプロの経験をもとにした間取りが多数掲載されています。そのため、暮らしやすさや動線を考慮した間取りを学ぶことができ、プラン作りの大きなヒントになります。

カタログは、「LIFULL HOME’S」などの住宅情報ポータルサイトを利用すると無料で取り寄せることが可能です。気になるハウスメーカーや、自分の予算に合ったカタログを選び、取り寄せてみてください。

もし、「自分では間取りのイメージがまったくわかない」「どこから手をつければいいかわからない」と感じた場合には、専門家に相談するのも一つの方法です。

オンラインで無料相談ができるサービスも充実しており、例えば以下のようなプラットフォームを活用すると良いでしょう。

HOME4U 家づくりのとびら

  • NTTデータグループが運営するサービスです。
  • 専門のアドバイザーが無料でオンライン相談に応じてくれます。
  • 家族の希望や予算に合わせた具体的な家づくりプランを提案してもらえるため、初めての方でも安心して利用できます。

SUUMO リフォーム相談

  • リフォームを検討している場合には、「SUUMO」のリフォーム相談が便利です。
  • 不動産情報を数多く取り扱うポータルサイトが運営しており、実績豊富な相談先を紹介してもらえます。
  • 必要に応じてリフォーム会社の選定や提案も受けられます。

後悔しない間取りをつくるためのコツ

間取りを計画する際、優先順位をつけて進めることは基本ですが、理想や見た目だけにこだわりすぎると、後から「こうしておけばよかった…」と後悔するケースが少なくありません。

外壁や内装、設備はリフォームで変更可能な部分もありますが、間取りは簡単に変更できないため、慎重に計画することが重要です。

ここでは、後悔しない間取りをつくるための具体的なポイントをいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてください。

1. リビングとトイレを直接つなげない

出典:アールギャラリーでガレージ付注文住宅を建てる

間取りの失敗例としてよく挙げられるのが、リビング(LDK)とトイレを直接つなげてしまうケースです。この配置には以下のようなデメリットがあります。

  • 音やニオイが気になる
  • トイレから出た際に家族と目が合いやすい
  • 来客時に気まずい雰囲気になる

また、リビングのすぐ隣に洗面室や洗濯機がある場合も注意が必要です。

洗濯機の稼働音がくつろぎの時間を邪魔することがあるためです。

リビングは家族が長時間過ごす場所であり、トイレや洗面室はプライバシーが求められる空間です。この両方を快適に利用するためには、間に廊下を設置することをおすすめします。

快適な住まいを実現するために、この点は妥協せず検討しましょう。

2. 階段が急になりすぎないように注意する

出典:エコリフォーム

階段の位置や形状は暮らしやすさを大きく左右します。特に階段の勾配が急になりすぎないよう注意しましょう。

一般的なストレート階段は長さ270cm(一間半)ほどですが、リビングや他の部屋を広く取るために階段スペースが短縮されると、180cm(一間)の急な階段になることがあります。

急な階段は見た目以上に使いづらく、小さなお子さんや高齢者にとって転倒のリスクが高くなります。さらに、大型家具の搬入が難しくなるという実用面での問題も発生します。

お気に入りの間取りを実現しても、安全性を犠牲にしてしまうと、満足度は下がってしまいます。

3. 窓の位置を日当たりや風通しを考慮して決める

窓の配置は、外観のデザインや室内からの見え方を重視しがちですが、日当たりや風通しにも注意を払うことが大切です。

適切な日当たりが確保できないと、部屋が暗く感じられたり、逆に日差しが強すぎて室内が眩しすぎる場合があります。

さらに、窓が多いからといって必ずしも風通しが良いわけではありません。

季節や時間帯による光や風の変化を考慮するのは難しい部分でもあります。

そのため、ハウスメーカーや工務店の担当者に相談し、プロのアドバイスを参考にしながら、デザイン性と快適性を兼ね備えた窓配置を計画しましょう。

4. 寝室の真上に子ども部屋を配置しない

間取りでよくあるパターンとして、1階に夫婦の寝室、2階に子ども部屋を配置する例があります。しかし、これが快適な睡眠環境を妨げる原因になることがあります。

特に注意が必要なのは、子ども部屋が寝室の真上にある場合です。

子どもが小さいうちは問題が少なくても、成長するにつれて生活リズムが変化し、夜遅くまで部屋でテレビやゲームを楽しむようになることもあります。こうした生活音が親の寝室に響き、ぐっすり眠れない原因になることがあります。

これにより、お互いの生活リズムを尊重しながらストレスの少ない住まいを実現できます。

まとめ

間取りは一度決めると簡単には変更できないため、慎重に計画する必要があります。

特に、後悔しない間取りをつくるためには次のポイントを押さえることが重要です。

  1. リビングとトイレの配置に配慮する
  2. 階段の勾配が急にならないよう注意する
  3. 窓の位置を日当たりや風通しを考慮して決める
  4. 寝室の真上に子ども部屋を配置しない

また、ハウスメーカーやリフォーム業者に任せきりにせず、自分たちでも希望や優先順位を明確にしながら積極的に間取りを考えることが大切です。

具体的なアイデアが浮かばない場合は、ハウスメーカーのカタログを取り寄せたり、専門家に相談することを検討してください。

相談相手としては、客観的にアドバイスをくれるプロを選ぶと良いでしょう。強引な営業の心配もなく、自分たちのペースで計画を進められます。ぜひこれらのコツを取り入れて、理想の住まいを実現してください。