ローコスト住宅で人気のハウスメーカーは?1000万円台で注文住宅は可能か?
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ローコスト住宅を検討している方の多くは、予算を1,000万円台(1,999万円以下)に抑えてマイホームを建てることを目指していることでしょう。
従来「坪単価50万円」と想定した場合、30坪の住宅であれば建築費は1,500万円程度になる計算です。この価格帯なら、一般的な予算内に収まるように感じられるかもしれません。
しかし、注文住宅では建築費以外にもさまざまな費用が発生するため、実際には1,000万円台の予算で枠が出ないケースもあります。
依頼する住宅会社によっては予算オーバーになることもあります、注意が必要です。
この記事では、以下のような内容を詳しく解説していきます。
- おすすめのローコストハウスメーカー
- ローコスト住宅が低価格を実現できる理由
- ローコスト住宅でよく見られる間取りの特徴
- 安全情報
- 土地代込みで1,000万円台の住宅は可能か?
上記について詳しくご紹介しますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。
ローコスト住宅でおすすめのハウスメーカー
まず、ローコスト住宅を検討する際に最も気になる「ハウスメーカー選び」についてご説明します。
ローコスト住宅として知名度が高い5社をピックアップし、各社の特徴や坪単価についてまとめました。
耐震性能や気密・断熱性についても、編集部による5段階評価を行ったので、せひ参考にしてください。
今回ご紹介する5社は知名度や坪単価を基準に選びましたが、他にもハウスメーカーはいくらでも存在します。少しでも理想的な安い家を建てたいと考える方には、複数のメーカーを比較することをおすすめします。
家を建てる地域や土地の形状などによっても建築費は異なるため、場合によっては他のメーカーのよりお得に家を建てられることもあります。
家づくりが成功するかどうかは、ハウスメーカー選びがすべてと言っても過言ではありませんので、たくさんのカタログを取り寄せ、自分の理想に近い会社を見つけましょう。
「LIFULL HOME’S」などの住宅ポータルサイトを利用すれば、予算別にカタログを取り寄せることも可能です。
特に1,000万円台から2,000万円台のカタログは充実しているため、ぜひ活用してみてください。
アキュラホーム
坪単価 | 55~75万円 |
構造・間取り | 木造軸組工法 |
耐震性能 | ★★★★☆ |
気密・断熱性能 | ★★★★☆ |
年間着工数 | 2,094棟(令和4年10月調べ) |
公式サイト | https://www.aqura.co.jp/ |
アキュラホームは、元大工職人だった社長が「品質の高い住宅を適正価格で提供したい」という理念のもとに考えられたメーカーです。
価格の安さに加え、耐久性や耐震性の高い住宅づくりをモットーとして、安心して住み続けられる家を提供しています。
2023年には「剛木造 超空間の家 FREE³(トリプルフリー)」という新商品も発表され、今後ますます注目を予想されています。
アキュラホームの強み
2022年11月には日本初の「純木造5階建てビル」を発表、さらに次回には「剛木造超空間の家 FREE³(トリプルフリー)」を発売開始しました。
これは、地震や光熱費、プランに対する不安を軽減する3つの保証を備えた安心設計で、多くの方に選ばれています。
アキュラホームの弱み
アキュラホームの弱点と言われているのが、建築エリアが限定されてしまうことです。
2023年6月時点で対応エリアは関東、東海、近畿、中国地方の一部に限定されており、九州や東北エリアには展示場や営業所はありません。
関東エリア | 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 茨城県 群馬県 栃木県 |
東海エリア | 愛知県 静岡県 岐阜県 三重県 |
近畿エリア | 大阪府 兵庫県 京都府 奈良県 |
中国エリア | 広島県 岡山県 |
→アキュラホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ
タマホーム
坪単価 | 40~55万円程度 |
構造・間取り | 木造軸組工法 |
耐震性能 | ★★★★☆ |
気密・断熱性能 | ★★★☆☆ |
年間着工数 | 12,324棟(令和3年6月調べ) |
公式サイト | http://www.tamahome.jp/ |
タマホームは、有名芸能人を起用したCMで「ローコスト住宅=タマホーム」と広く認知されています。
代表的な商品「大安心の家」は低価格ながらも高品質と評価されており、多くの方にサポートされています。
タマホームの強み
タマホームの強みは各地に営業所があり、日本全国どこでもタマホームの家を建てることができます。
「大安心の家」は標準仕様でも長期優良住宅の基準をクリアすることができ、耐震性や耐久性の面でも優れています。
タマホームの弱み
タマホームの弱みは、タマホームには「タマルール」と呼ばれる独自の基準が多い点です。
他社では普通にできることが、タマホームでは「できない」と言われてしまう場合もあります。
また営業社員1人が抱える顧客量が他社に比べて格段に多く、契約の見込みがないとすぐに見切りをつけられてしまい期待するようなサービスを受けられないことがあります。
→タマホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ
ユニバーサルホーム
坪単価 | 45~50万円程度 |
構造・間取り | 木造軸組工法 |
耐震性能 | ★★★☆☆ |
気密・断熱性能 | ★★★★☆ |
年間着工数 | 約1,900~2,000棟 |
公式サイト | https://www.universalhome.co.jp/ |
ユニバーサルホームは、フランチャイズ展開によって日本全国の地域で住宅を提供しています。
2021年度にはフランチャイズ加盟店が112社にのぼり、年間の上棟数も1,300棟を超える実績を持ちます。各加盟店が平均して年間10棟前後の契約を行っていることを意味しています。
ユニバーサルホームの坪単価は40~45万円ほどであり、他のローコスト住宅メーカーであるタマホームと同等の価格帯に位置しています。
しかも、フランチャイズ形式の住宅会社ですので、値引き交渉も各加盟店の裁量に委ねられている部分が大きく期待できます。
ユニバーサルホームの強み
ユニバーサルホームの大きな強みは、独自の「地熱床システム」や「ALC外壁材」を導入し、ローコストでありながら高性能な住宅づくりが可能な点です。
このシステムを活用することで、台風時などの床下浸水の心配がなく、また大地震にも注目される家を建てることができますます。
ユニバーサルホームの弱み
地熱床システムはユニバーサルホームが特許を取得している為、このシステムの障害やトラブルが発生した際の修理やリフォームはユニバーサルホームにしか依頼できません。
基礎構造に手を入れるような大規模なリフォームも他社では対応できない可能性が高いため、リフォーム時には必ずユニバーサルホームへ依頼しましょう。
→ユニバーサルホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ
レオハウス
坪単価 | 40~45万円程度 |
構造・間取り | 木造軸組工法、2×4工法 |
耐震性能 | ★★★☆☆ |
気密・断熱性能 | ★★★☆☆ |
年間着工数 | 約1,700~1,800棟 |
公式サイト | https://www.leohouse.jp/ |
レオハウスは、大手家電メーカーであるヤマダ電機のグループ会社「ヤマダホームズ」が展開する注文住宅ブランドです。
耐震性に優れた構造や高気密・高断熱仕様により、家族の理想を叶える高品質な住宅を提供しています。
レオハウスの強み
レオハウスの強みは、ヤマダ電機ならではグループの「スーパーフル装備パック」にあります。
このパックではテレビ、エアコン、冷蔵庫などの家電製品を含めた装備を一括で提供でき、新しい生活をスタートする為に必要な設備が備え付けられています。
また、多くのメーカーでオプション扱いとなる「制震ダンパー」が標準装備されており、地震に強い家を求める方には特におすすめのメーカーです。
レオハウスの弱み
2022年11月時点では、一部地域に営業所がなく、レオハウスの住宅を建てるのが難しい状況です。
以下の地域は営業所がありません。
コストパフォーマンスが高いローコスト住宅でありながら、建設可能エリアが限られている点は残念なポイントです。
→レオハウスの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ
アイフルホーム
坪単価 | 40~50万円程度 |
構造・間取り | 木造軸組工法 |
耐震性能 | ★★★☆☆ |
気密・断熱性能 | ★★★☆☆ |
年間着工数 | 約5,000棟 |
公式サイト | http://www.eyefulhome.jp/ |
アイフルホームは、住宅設備で知られるLIXIL(リクシル)が運営するフランチャイズ方式のローコスト住宅です。
日本全国に多くの加盟店を持つことで知られ、フランチャイズ系の住宅メーカーの中でも長い歴史を持つ老舗です。
アイフルホームの強み
アイフルホームの強みは、LIXILが母体であることにあります。
そのため、キッチンやバス、トイレなどの住宅設備を低価格で提供することができ、コストを抑えた住宅づくりが実現します。
加盟店があるため、日本各地でアイフルホームの住宅を建てることが可能で、地域包括安定した供給力を誇っています。
アイフルホームの弱み
しかし、フランチャイズ制のため、加盟店ごとに施工技術やアフターフォローにばらつきが生じることもあります。
ネットの口コミを見ても、アイフルホームの評価は分かれており、営業担当者や職人の対応に関しての悪い口コミが目立ちます。
そのため、アイフルホームで家づくりを検討される際は、施工店舗の口コミや評判も確認することをおすすめします。
→アイフルホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ
ローコスト住宅とは?坪単価と安さの理由
「ローコスト住宅」という言葉は、最近よく耳にする言葉ですが、具体的にどのような住宅を指すのでしょうか?
実は「ローコスト住宅」に関しては明確な定義が存在しないため、正確な意味を知っていない方も少なくありません。
一般的には、坪単価が30万円~49万円以下で建てられる住宅が「ローコスト住宅」として認識されています。
このような住宅がなぜ安く建てられるのか、その理由について以下で詳しく解説します。
ローコスト住宅の坪単価相場
以前、タマホームが「坪単価26.8万円」での住宅を大々的に宣伝していましたが、最近では具体的な坪単価を明確に公表している住宅会社はほとんどありません。
かつてのような「坪単価26.8万円」とずば抜けた低価格の住宅会社はありません。
ローコスト住宅を提供している代表的な5社の平均坪単価は、目安43~47万円程度です。
これを聞いて思ったより高いと感じる方もいるかもしれませんが、これが最新相場と言えます。
また、この坪単価よりさらに低価格な住宅を希望する場合は、間取りや設備がパッケージ化されている「規格住宅」も選択肢の一つとなります。
規格住宅に関しては、「規格住宅でおすすめのハウスメーカーは?」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
なぜローコスト住宅は価格が安いのか?
「ローコスト住宅」という名前から、「価格が安い分、品質が低いのでは?」と心配される方も多いかと思います。
以前、ハイグレード住宅と比較すれば品質や機能面では劣る部分もありますが、それは価格帯の違いによるものであり、ローコスト住宅が「住むのに問題がある品質」ということではありません。
以下に、ローコスト住宅のコスト削減の工夫をご紹介します。
コストカットの工夫 | 内容 |
---|---|
工場によるプレカット | 現場での作業負担を減らすため、柱などは工場でプレカット加工する |
大量買い付けで安く仕入れる | 柱材やキッチンお風呂などの設備類も大量に買い付けすることで仕入れコストを削減している |
人件費の削減 | 打ち合わせや現場の作業効率を高めることで、工期を短縮して人件費を削減している |
広告費をカット | SNSなどのインターネットを活用することで、宣伝広告費を大幅にカットしている |
自社で大量買い付けができない場合は、他のローコスト住宅会社と共同購入してコストダウンをしている会社もあります。
このように、各住宅会社はローコスト住宅の価格を考えるため、日々努力を重ねています。
デメリットはないのか?
ローコスト住宅を検討する際は、デメリットも事前に知っておくことが大切です。
ローコスト住宅のデメリットには、以下のような点が挙げられます。
- 建物の性能や設備のグレードが低い
- 標準仕様の項目や選択肢が少ない
- デザイン性が低い
- 保証やアフターが心配
以下、ローコスト住宅でよく見られるデメリットについて説明します。
建物の性能や設備のグレードが低い
ローコスト住宅の多くは、ハイグレードな住宅と比較すると、耐震性や断熱性が劣ることがあります。
しかし、それは「住むのに問題がある」ということではなく、住宅基準を満たしたものであるためまた、システムキッチンや浴室などの設備も、標準仕様が大手ハウスメーカーの注文住宅よりもグレードが低めに設定されている場合が多いです。
標準仕様や選択肢が少ない
ローコスト住宅は、住宅の標準仕様や選択肢が制限されていることが多く、オプションが発生しやすいという特徴があります。
例えば、和室を追加したい場合や開きドアを引き戸に変更したい場合もオプション扱いになり、追加費用が必要です。
安さの代わりに、選択肢や自由度が制限される点には留意する必要があります。
デザイン性が低い
ローコスト住宅は、建物の構造がシンプルで総二階建てになっていることが多く、外観デザインもシンプルなものが主流です。
総二階建てにすることで、柱の数も少なくできますし、屋根や基礎の面積を最小に抑えることができ、結果として建築費を大きく削減することができるからです。
実用性には問題ありませんが、デザイン性を重視したい方にはやや物足りない気がします。
保証やアフターサービスへの不安
ローコスト住宅の場合、保証期間がほぼの10年と設定されていることが多いです。
建物の構造部分には10年間保証が義務付けられていますが、これはほぼメーカー側としては最低限の保証期間です。
大手ハウスメーカーでは、長期保証(30年~50年)を提供しているため、10年保証では不安に感じる方も少ないかもしれません。
ローコスト住宅でよくある間取り例
ローコスト住宅で一般的に採用されている間取り例についてご紹介します。
各間取りにはそれぞれの特徴や工夫が、限定された予算でありながら最大限の住みやすさを引き出す工夫がされていますので、ぜひご参考ください。
予めご理解いただきたい点として、ローコスト住宅は「どこかで妥協が必要な住宅」であるということです。
どの部分で妥協するかは人それぞれ違いますので、たくさんの間取りパターンを比較し、自分のイメージに近い家を見つけることをおすすめします。
最初からイメージに合った住宅会社に依頼することで、多少の修正を加える場合でも、安く仕上げられる可能性が高くなります。
時間に余裕がある方は、さまざまなローコストハウスメーカーのカタログを取り寄せ、理想に近い間取りやオプションをチェックしましょう。
カタログは無料で閲覧できるため、事前にしっかりと下調べを行うことができ、ローコスト住宅で後悔しないコツです。
30坪の間取り例
1階面積 | 49.06㎡(14.84坪) |
2階面積 | 51.34㎡(15.53坪) |
延床面積 | 100.40㎡(30.37坪) |
間取り | 4LDK |
30坪程度の家で4LDKを実現したい場合、このような間取りがよく採用され、建築費も比較的抑えやすいのが特徴です。
1階に和室や主寝室を無理に配置すると、玄関や洗面所のスペースが狭くなり、使い勝手の悪い間取りになる場合があります。
また、30坪で2階に4部屋を配置するのは簡単ではないため、まずは階段の位置をしっかり決め、合わせて1階の配置を検討するのがポイントです。
35坪の間取り例
1階面積 | 61.27㎡(18.53坪) |
2階面積 | 55.772㎡(16.87坪) |
延床面積 | 117.04㎡(35.40坪) |
間取り | 3LDK |
この間取りでは、1階と2階がほぼ同じ形状で「総二階建て」の家となります。
玄関を中央に配置することで、1階に独立した部屋を設けやすい構造となっており、独立した和室や夫婦の主寝室を1階に配置する際に向いています。
また、LDK(リビングダイニングキッチン)と和室が一体化した間取りを希望する場合は、玄関を端に寄せて広めのLDKと和室を一体化することも可能です。
40坪の間取り例
1階面積 | 70.38㎡(21.29坪) |
2階面積 | 62.10㎡(18.78坪) |
延床面積 | 132.48㎡(40.07坪) |
間取り | 5LDK |
この40坪、5LDKの間取りの例は、広さの面積でも余裕があり、比較的大きな家と言います。
ただし、このサイズになると予算を1,000万円台(1,999万円以内)に収めるのは難しくなるため、建物本体価格を1,500万円以内に抑える必要があります。
そのため、坪単価が40万円を切るような住宅会社に相談することをおすすめします。
40坪の広さがあるため、窮屈さを感じる部分も少なく、階段の位置に配慮すれば、2階にウォークインクローゼットを設けることも可能です。
二世帯住宅の間取り例
延床面積 | 114.77㎡(34.72坪) |
1階 | 57.88m²(17.51坪) |
2階 | 56.89m²(17.21坪) |
完全分離型の二世帯住宅では、それぞれにキッチンや浴室が必要となるため、広さとしては35坪前後が限界となるケースが多いです。
1階の床面積も17坪ほどとなり、左右に分離するよりも上下に分離する間取りの方が、建物面積を抑えることが可能です。
ただし、間取りを見てわかるように、洗面所のトイレがかなり窮屈なので、実際の広さや問題を確認してから決めることをおすすめします。
図面上の数字だけで判断するのではなく、現地見学やモデルハウスでの確認が安心です。
平屋の間取り例
延床面積 | 113.44㎡(34.24坪) |
間取り | 4LDK |
平屋住宅は、基礎や屋根の面積が広くなるため、同じ広さの2階建て住宅に比べて坪単価が高くなる傾向があるため注意が必要です。
こちらの間取り例では、LDKが21.5帖と広く、主寝室は8帖にウォークインクローゼットも付属しています。
なお、2LDKなどの平屋と比べて部屋数が多い分、廊下のスペースが多くなり、無駄に感じる方もいるかもしれませんが、これは仕方のない点です。
3階建ての間取り例
延床面積 | 101.98㎡(30.8坪) |
間取り | 4LDK+ビルトインガレージ |
3階建ての住宅になると構造計算が必要になるため、坪単価が上がります。
そのため予算1,999万円以内に収めようと思えば、こちらの間取りのように30坪くらいの広さで考えておくのが現実的です。
この間取り例ではインナーガレージが設けられていますが、敷地に余裕がある場合は、ガレージ部分を和室に変更し、現在の和室を趣味の部屋にするなど、用途に合わせたアレンジが可能です。
2階にあるトイレが気になる場合には、防音対策して音が漏れないよう工夫をしましょう。
間取りを考える際の注意点
建築コストを少しでも抑えたい場合は、1階と2階の居住性が同じ「総二階建て」にすると良いでしょう。
同じ30坪の住宅でも、1階20坪・2階10坪のような構造にするより、総二階建てにすることで数十万円単位でコストを考えることができます。
また、1階と2階の水回りはほぼ同じ位置に配置するとコストカットに繋がります。
さらに、間取りを考える際に重要なのが「階段の位置」です。面積が大きく変わるため、廊下を極力減らし、居室を広く取ることで、効率の良い間取りが可能になります。
このような工夫をイメージしやすいよう、評判の良い住宅メーカーのカタログを多く取り寄せ、理想に近い間取りを参考にするのがおすすめです。
ローコスト住宅の安全性は?
「ローコスト住宅は地震の際に大丈夫なのだろうか…」といった不安な声をよく耳にします。
ローコスト住宅は、最低限の安全性や耐震性は確保されているものの、費用を抑えるために安全性や耐震性については大手ハウスメーカーの家に比べれば劣るのは事実です。
ここでは、ローコスト住宅の安全性や耐震性について詳しく解説いたします。
家の寿命や耐久性について
かつては「木造住宅の耐用年数は30年程度」とされていましたが、これは木造住宅の耐用年数が税法上22年と定められていたためです。
今の技術や建材で建てられたローコスト住宅は、適切なメンテナンスを行えば50年は安心して住み続けることが可能です。
ただし、大手ハウスメーカーの住宅に比べて高性能な外壁材などは使われていないことが多いため、定期的なメンテナンスが必須です。
そのため、メンテナンス費用はローコスト住宅の方がやや割高になる可能性がある点を考慮しましょう。
地震に対する強度(耐震性)について
「ローコスト住宅だから、地震に弱いわけではない」ということも重要なポイントです。
ローコスト住宅でも、多くの場合「耐震等級2」に対応しており、住宅会社によっては標準仕様で「耐震等級3」 の住宅も提供しています。
耐震等級の目安は以下の通りです。
等級 | 耐震強度 |
---|---|
耐震等級1 | 震度6強~7程度の地震でも倒壊しない |
耐震等級2 | 耐震等級1の1.25倍の耐震強度がある |
耐震等級3 | 震度6強~7程度の地震でも損傷を受けない、または軽い損傷のみで補修をすれば住み続けられる |
上記の基準からもわかるように、耐震等級2であってもかなり高い耐震性能が確保されています。
また、ローコスト住宅の多くは「ツーバイフォー工法」を採用していることが多く、この工法は「面」で建物を支える構造のため、地震に強いという特徴があります。
従来の木造軸組工法よりも耐震性に優れているため、安心して選択できる工法です。
壁の厚ささと騒音問題について
ローコスト住宅の中には「耐震性や断熱性を配慮しています」のような住宅もありますが、騒音対策までは行っていないことが多いです。
「外壁材」「壁の厚み」「断熱材」「窓」などのポイントに注意する必要があります。
以下は、騒音対策に有効な要素です。
箇所 | 内容 |
---|---|
外壁材 | サイディングだと窯業系が遮音性に優れている |
壁の厚み | 壁の厚みは105mm程度を。石膏ボードや遮音シートにこだわる |
断熱材 | 遮音性に優れたグラスウールやロックウール |
窓 | 窓はなるべく小さくすることで外からの音を軽減できる |
これらの対策はローコスト住宅でも十分に可能なものばかりです。
騒音に配慮した住宅を望む場合には、これらの点に対応できる業者を選ぶことが重要です。
断熱性や気密について
ローコスト住宅でも、適切な工法や材料を選べば高気密・高断熱な家を建てることが可能です。
断熱性や気密性に関するポイントは多岐にわたりますが、特に「構造」「断熱材」「窓」 「UA値」の4つの注目点です。
箇所 | 内容 |
---|---|
構造 | 木造軸組工法よりツーバイフォー工法の方が気密性は高い |
断熱材 | 使用する断熱材の種類や厚みに注目しておく |
窓サッシ | 最低でも半樹脂のペアガラス、理想はオール樹脂のペアガラス |
UA値 | UA値は断熱性能の数値、C値は気密性能の数値。どちらも数値が低いほど良い |
「構造」や「断熱材の種類」「窓サッシ」については、住宅会社の営業担当者もすぐに教えてくれるでしょう。
ただし、UA値やC値について即答できない担当者の場合、その会社は高気密・高断熱への対応に熱心ではない可能性が考えられます。
特に高気密・高断熱を求める場合は、UA値やC値を重要視している住宅会社を選ぶと良いでしょう。
できる限り家を安く建てるためのポイント
ローコスト住宅では、住宅会社がさまざまな工夫をしてコストを抑えているため、私たちがさらに節約を試みても建物部分での節約には限界があります。
建物以外の節約を心がけることがポイントとなります。
例えば、土地選びや外構工事に気を配ることで、家全体の建築費をさらに考えることが可能です。
お金がかからない土地を探す
マイホーム資金の中でも「土地代」は非常に大きな割合を占めます。
土地代を節約することができれば、総予算をかなり抑えられるでしょう。
ここでいう「お金がかからない土地」とは、水道や下水の引き込み工事が既に完了している分譲地などのことです。
分譲すれば、既に整地されているため追加工事が不要なことが多いですが、古家が残っている土地や保管であった土地の場合、追加費用がかかる点に注意が必要です。
古家がある場合には解体費用や境界測量が必要になり、畑や田んぼだった土地であれば水道・下水道の引き込み工事が必要です。
これらの追加工事費は最低限見積もっても50万円~100万円程度かかります。
建物の建築費から同じ額を節約するのは難しいですが、土地選びの工夫によってこの相当の費用を抑えるされること覚えておきましょう。
外構工事は最低限に抑える
外構工事では、玄関アプローチやカーポートといった必要最低限の箇所だけすることで予算を抑えられます。
外構の多くは、家が建ってからでもできる工事部分が多いため、金銭的に余裕ができた際に少しずつ整えていく方法も良いでしょう。
また、DIYがお好きな方であれば、業者に頼まず自分でできる外構工事も多くあります。
例えば、ステンレスフェンスで敷地を囲うだけでも業者に依頼すると30万円~50万円の見積りに対し、ホームセンターで材料を購入してDIYであれば、予算10万円でも十分対応できます。
施主支給OKの住宅会社に依頼する
「施主支給」とは、施主(家を建てる人)がエアコンや給湯器などの設備を自分で購入し、設置工事のみを建築会社に依頼する方法です。
インターネット通販もありますので、エアコンや照明器具を建築業者の見積価格よりも安く入手できる可能性が高くなっています。
施主支給をOKとしている住宅会社を選ぶことで、数万円から数十万円程度の節約が期待できます。
なお、設備の故障時に保証が受けられない可能性もありますので、事前に施主支給が可能かどうかを確認した業者を選ぶことが大切です。
また、実施主手当を断る業者も多いため、事前確認を怠らないようにしましょう。
土地込みで1000万円台の家を建てることは可能か?
新築のマイホームを建てる際に、土地探しから始める方も多くいらっしゃいます。
土地込み1000万円台の参考例①
まずは、土地代を含めて1,000万円台での建築を目指すため、タマホームの人気商品「大安心の家」より、さらに価格を抑えた「木麗な家」をモデルにして試算してみます。
「木麗な家」の建物にかかる費用を「建物工事費+付帯工事費+その他諸費用」とし、以下の見積りになります。
(※付帯工事費は建物工事費の20%、諸費用は建物工事費の10%として計算しています。)
項目 | 費用 |
---|---|
建物工事費(30坪×42万円) | 1,260万円 |
付帯工事費(建物工事費の20%) | 約250万円 |
諸費用(建物工事費の10%) | 約120万円 |
小計 | 1,630万円 |
税込合計(消費税含む) | 約1,793万円 |
この試算で残った土地購入費の予算は約200万円程度となります。
ここから仲介手数料や登記費用などの諸経費を差し引いて、実際に土地代として使えるのはおよそ150万円~170万円ほどです。
日本全国には100万円前後で購入できる土地も稀にありますが、現実的にはかなり難しい条件といえます。
土地込み1000万円台の参考例②
次に、さらにお手頃な「シフクノいえ」をモデルにした試算を行ってみましょう。
「シフクノいえ」は、タマホームが毎年限定販売する規格型住宅で、建物の広さは18坪程度です。
下水道接続工事などの付帯工事費や消費税も込みの価格で提供されているのが特徴です。
項目 | 費用 |
---|---|
建物工事費 | 1,149万円 |
付帯工事費 | 込み |
諸費用(建物工事費の10%) | 約120万円 |
税込合計 | 1,269万円 |
このモデルで試算すると、土地購入費として約730万円程度を確保できる計算になります。
ここから仲介や諸費用などを考えても、650~680万円程度の土地であれば、総額1,000万円台(1,999万円以内)で家を建てることが現実的に可能と言えます。
実際にはかなりのハードルが高い
上記の試算からもわかるように、土地込み1,000万円台で家を建てるのは相当な困難があることがわかります。
特に自由設計の注文住宅では予算が厳しいため、コストを抑えやすい「規格住宅」を選択肢に入れるのが現実的だと思います。
規格住宅については、「規格住宅でおすすめのハウスメーカーは?」について詳しく解説していますので、ぜひ一度ご確認いただき、予算内で家づくりの参考にしてください。
全国のローコスト対応ハウスメーカー一覧
東京
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
アイ工務店 東京支社 | 小平市上水南町2丁目23-26 | 042-313-9782 |
富士住建 世田谷ショールーム | 世田谷区給田3-26-27 | 0120-2210-64 |
サイエンスホーム 八王子展示場 | 八王子市川口町2534-7 | 042-659-1871 |
タマホーム 多摩支店 | 八王子市別所2丁目62番 | 0120-923-890 |
アイフルホーム 町田店 | 町田市中町1-25-9 | 042-720-1041 |
アイダ設計 西池袋店 | 板橋区南町12-10リバティー901F | 0120-993-670 |
レオハウス 江戸川展示場 | 江戸川区中央4-21総合住宅展示場ハウジングギャラリー江戸川内 | 0120-400-817 |
ユニバーサルホーム 武蔵野店 | 武蔵野市境1-3-14飯田ビル2号館 | 0120-803-259 |
クレバリーホーム 立川店 | 立川市泉町935-1ABCハウジングワールド立川展示場内 | 042-540-0504 |
アキュラホーム 練馬展示場 | 練馬区谷原5-28-30(練馬ICハウジングギャラリー内) | 03-5947-6022 |
ロイヤルハウス 調布店 | 調布市緑が丘1-37-67 | 03-3326-2210 |
アエラホーム 千代田店 | 千代田区九段南2-3-1 青葉第一ビル2階 | 03-3512-2320 |
横浜(神奈川)
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
アイ工務店 神奈川支社 | 横浜市都筑区中川1丁目4番1号 ハウスクエア横浜 情報館1階103 | 045-507-7455 |
富士住建 横浜ショールーム | 横浜市瀬谷区瀬谷1-13-9 | 0120-51-2210 |
サイエンスホーム 横浜店 | 横浜市都筑区川和町977-1 | 045-938-5370 |
タマホーム 横浜支店 | 横浜市西区西平沼町6-1 tvkハウジングプラザ横浜内 | 0120-923-520 |
アイフルホーム 横浜西店泉展示場 | 横浜市泉区上飯田町928-1 | 045-800-3015 |
アイダ設計 ハウスクエア横浜モデル店 | 横浜市都筑区中川1-4-1 ハウスクエア横浜 | 0120-933-935 |
レオハウス 相模原展示場 | 相模原市南区古淵6-3-9 相模原・古淵ハウジングステージ内 | 0120-400-791 |
ユニバーサルホーム 横浜平沼店 | 横浜市西区西平沼町6-1 tvkハウジングプラザ横浜内 | 045-317-7277 |
クレバリーホーム 秦野店 | 秦野市今泉1300-6 | 0463-72-7001 |
アキュラホーム 港北展示場 | 横浜市都筑区川向町989 | 045-476-8710 |
アエラホーム 相模原店 | 相模原市中央区由野台2-1-8 | 042-851-4800 |
千葉
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
アイ工務店 千葉中央支店 | 船橋市夏見1丁目3 | 047-409-8035 |
富士住建 千葉ショールーム | 千葉市中央区寒川町2-201-2 | 0120-38-2210 |
サイエンスホーム 木更津展示場 | 木更津市清川2丁目12番8 | 0438-97-7555 |
タマホーム 千葉支店 | 千葉市中央区村田町893-945 | 0120-923-570 |
アイフルホーム 船橋店 | 船橋市夏見台5-8-19 | 047-429-1041 |
アイダ設計 船橋店 | 船橋市上山町2丁目448 | 0120-995-782 |
レオハウス 木更津展示場 | 木更津市貝渕3-13-49 木更津住宅公園内 | 0120-400-442 |
ユニバーサルホーム 市原店 | 市原市青葉台1-5 | 0436-20-8841 |
クレバリーホーム 柏店 | 柏市柏3-8-8 | 04-7150-3300 |
アキュラホーム 柏の葉展示場 | 柏市新十余二15-2(住まいるパーク柏の葉内) | 0120-622073 |
ロイヤルハウス 木更津店 | 君津市泉175-12 | 0439-77-0237 |
アエラホーム 成田店 | 成田市並木町219-8 | 0476-20-0066 |
埼玉
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
アイ工務店 埼玉支店 | さいたま市緑区美園1丁目30-8 | 048-799-2266 |
富士住建 埼玉ショールーム | 北足立郡伊奈町中央五丁目39番地 | 0120-2210-49 |
サイエンスホーム さいたま展示場 | さいたま市緑区美園2-7-12 | 048-829-9783 |
タマホーム さいたま支店 | さいたま市緑区美園六丁目9番地7 | 0120-926-229 |
アイフルホーム 川越東店 | 川越市小仙波町2-25-2 | 049-223-8677 |
アイダ設計 本店営業部 | さいたま市大宮区桜木町2-286 | 0800-888-0120 |
レオハウス 大宮展示場 | さいたま市北区植竹町1-816-1 大宮北ハウジングステージ内 | 0120-400-820 |
ユニバーサルホーム 大宮店 | さいたま市北区植竹町1-816-1 大宮北ハウジングステージ会場内 | 048-669-8227 |
クレバリーホーム 新座朝霧店 | 新座市畑中3-9-10新座・朝霞ハウジングステージ内 | 048-424-4136 |
アキュラホーム 川越展示場 | 川越市新宿町5-13-62(川越ハウジングステージ内) | 049-248-5877 |
ロイヤルハウス 春日部店 | 春日部市谷原新田2043-6 | 048-795-5672 |
エースホーム 川越店 | 川越市霧ヶ関北3丁目1-30 | 049-232-5511 |
アエラホーム 大宮北店ショールーム | 上尾市原市3727-1 | 048-731-8384 |
名古屋(愛知)
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
アイ工務店 名古屋支店 | 名古屋市中区錦1丁目11番11号 名古屋インターシティ1階 | 052-228-858 |
サイエンスホーム 名古屋緑展示場 | 名古屋市緑区東神の倉 3-2502 | 052-893-6300 |
タマホーム 名古屋支店 | 名古屋市緑区大高町寅新田18番 | 0120-923-450 |
アイフルホーム 名古屋東店 | 名古屋市守山区下志段味字釼当先1017 | 052-739-0099 |
アイダ設計 守山モデル店 | 名古屋市守山区青山台624 | 0800-888-9799 |
レオハウス 豊橋展示場 | 豊橋市神野新田町字中島10番地ハウジングプラザ豊橋南内 | 0120-400-457 |
ユニバーサルホーム 豊田店 | 豊田市住吉町1-15-11 | 0565-42-4453 |
クレバリーホーム 名古屋プラザ店 | 名古屋市守山区原境町1002 | 052-773-4747 |
アキュラホーム 名古屋展示場 | 名古屋市北区猿投町2(黒川東中日ハウジングセンター内) | 052-910-0346 |
ロイヤルハウス 岡崎店 | 岡崎市赤渋町字蔵西18-1 | 0564-72-4848 |
エースホーム 三河店 | 安城市百石町1丁目6-3 暮らしのお店2F | 0566-71-2822 |
アエラホーム 一宮店 | 一宮市赤見3-11-2 | 0586-28-9211 |
大阪
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
アイ工務店 大阪支店 | 東大阪市鷹殿町23番地43号 | 072-975-5318 |
サイエンスホーム 阪神店 | 大阪市北区天神橋2-3-10 サンハイム南森町901 | 06-6766-4567 |
タマホーム 大阪支店 | 茨木市清水1丁目34番8号 | 0120-923-400 |
アイフルホーム 藤井寺店 | 羽曳野市伊賀3丁目18番2号 | 072-953-6577 |
アイダ設計 大阪天満店 | 大阪市北区浪花町2-25 | 0120-955-322 |
レオハウス OBPショールーム | 大阪市中央区城見1-3-7松下IMPビル2階 | 0120-400-847 |
ユニバーサルホーム 枚方店 | 交野市天野が原町2-20-14 | 072-380-7902 |
クレバリーホーム 泉佐野店 | 泉佐野市日根野7265 | 0120-50-9081 |
アキュラホーム 花博展示場 | 大阪市鶴見区焼野1丁目南5(花博記念公園ハウジングガーデン内) | 06-6914-3131 |
ロイヤルハウス 北摂店 | 豊中市桜の町3-6-7 | 06-4867-3000 |
福岡
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
アイ工務店 福岡支店 | 大野城市乙金3丁目21-22 | 092-580-8010 |
サイエンスホーム 福岡展示場 | 大野城市中央2丁目 5-20 | 092-915-1160 |
タマホーム 福岡支店 | 太宰府市大字向佐野1丁目12番7号 | 0120-923-030 |
アイフルホーム 宗像店 | 福津市津丸1136-1 | 0940-42-5887 |
アイダ設計 新宮モデル店 | 糟屋郡新宮町三代730-10 | 0800-8885-454 |
レオハウス 福岡東店 | 古賀市美明3-5-14 | 0120-400-400 |
ユニバーサルホーム 福岡西店 | 福岡市西区周船寺1-16-8 | 092-807-2778 |
クレバリーホーム 久留米店 | 久留米市国分町2028 | 0942-21-3120 |
ロイヤルハウス 小倉北店 | 北九州市小倉北区上到津2-3-9 | 093-581-5300 |
エースホーム 福岡東店 | 宮若市本城544-2サンコーポ6 1F103 | 0949-52-9001 |
アエラホーム 福岡東店 | 古賀市舞の里4-3-15 | 092-410-1133 |
北海道
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
サイエンスホーム 札幌北展示場 | 札幌市北区新琴似二条11丁目2-26 | 011-733-0830 |
タマホーム 札幌支店 | 札幌市手稲区新発寒五条1丁目1-1 | 0120-926-219 |
アイフルホーム 札幌中央店 | 札幌市中央区宮の森4条7丁目3番21号 | 011-633-0700 |
ユニバーサルホーム 札幌東店 | 札幌市厚別区厚別東五条8丁目 北海道マイホームセンター森林公園駅前会場内 | 011-807-3110 |
クレバリーホーム 環状通店 | 札幌市東区北18条東16-2-7 | 011-792-0301 |
ロイヤルハウス 音更店 | 帯広市西四条南37-1-4 | 0155-47-3000 |
その他の注意点、よくある質問
ローコスト住宅について、今回紹介しきれなかった点やインターネット上でよく質問されている内容をまとめました。
ローコスト住宅にもメーカー保証はあるのか?
ローコスト住宅にももちろんメーカー保証はつきます。
ローコスト住宅はコストを考えるために「材料費」「人件費」「宣伝費」「サービス内容」を削減していることが多く、その影響で保証期間も短く設定され、アフターサービスも大手ほど充実していますていない場合が一般的です。
とはいえ、会社ごとに保証やアフターサービスの内容は異なるため、業者選びの際にはこの点も確認しておくことが重要です。
ローコスト住宅と規格住宅の違いは?
「ローコスト住宅」と「規格住宅」の違いについては、明確な線引きはないもの、一般的な区別は次の通りです。
- ローコスト住宅:自由に間取りを決めることができる注文住宅であり、費用を抑えた家づくりが可能な住宅を買い物できます。
- 規格住宅:数種類の決まった間取りから選ぶことで、さらに低コストで建てられる住宅のことです。
ローコスト住宅はある程度自由な設計ができる点が魅力ですが、コストをより重視する場合は、間取りが事前に決められた規格住宅も選択肢に入れて良いでしょう。
ローコスト住宅で失敗や後悔する人の理由は?
「価格重視でローコスト住宅を建てたけど失敗した」という声が見られることがあります。
失敗したと感じる方の声には、次のような理由が多く挙げられています。
- LDKの広さを優先した結果、動線が悪い間取りになってしまった
- 夏は暑く、冬は寒いなど、室内の快適さに不満がある
- オプション追加で金額が高くなった
- 定期的なメンテナンスに費用がかかる
これらをすべて改善しようとすると、やはり建築費が高くなってしまいます。
ローコスト住宅で満足度を高めるには、「自分たちが何を一番優先したいのか」を明確にすることが重要です。
動線が良く暮らしやすい間取りを希望する場合、納得のいく間取りが見つかるまで妥協せず探す努力が必要です。
また、快適な温度で過ごしたい場合は、高気密・高断熱を重視するローコスト住宅会社を選ぶのが良いでしょう。
すべてをローコストで叶えるのは難しいため、優先順位をつけ、その点をしっかりとサポートできる住宅会社を探すことが大切です。
ローコスト住宅でも売却できるか?
「10年後や20年後にマイホームを売却することになった場合、ローコスト住宅でも買い手がつくのか?」と心配される方もいらっしゃいます。
この点については、かなり真剣に考える必要はありません。
現在売り出している中古住宅の多くには建築会社名が信頼されていないため、購入主側が家を建てた会社にあまりこだわらないと考えられるからです。
同じ築10年でも、大手ハウスメーカーはローコスト住宅よりも高い査定額になるのは当然ですが、買う人が納得すれば売却には問題ないでしょう。
「ローコスト住宅の家だから買主が見つからない」という事は少ないと考えられます。
まとめ
ローコスト住宅を選べば、1,000万円台でも自由設計の注文住宅を建てることが可能です。
およそ35坪程度までであれば予算内で建築できる可能性が高いですが、さらに大きな住宅を希望する場合は予算オーバーになってしまうことがあります。
また、二世帯住宅や3階建て住宅も1,000万円台で建てることは可能ですが、その場合は30坪程度で検討するようにしましょう。
土地から購入する場合は1,000万円台の予算で決めるのはかなり厳しいですが、建物価格を1,000万円前後に抑えた超ローコスト住宅(または規格住宅)であれば、土地代に500万円程度を充てることで実現できる可能性もあります。
ローコスト住宅であっても、すべてを理想通りにするのは難しいため、自分たちが重視するポイントを明確にし、その分野に強い住宅会社を選ぶことが重要です。
コストカットを行うため、様々なカタログを比較しながら、慎重に依頼する住宅会社を決めていきましょう。